2015/06/23(火) - 12:47
ピレネー山脈にほど近いスペイン北東部のパンプローナ郊外。ここで日本時間6月22日、キャニオンの2016モデルのプレスキャンプが、世界各国のジャーナリストを集めて開催された。その模様を現地からお届けする。
今回発表されたのは、キャニオンのオールラウンド軽量モデル「ULTIMATE CF SLX」の第4世代。キャニオンといえば、近年のレースシーンをもっとも熱くしているブランドのひとつだ。2013年、2014年とUCIチームランキング1位の最強チーム「モビスター」にバイクを供給し、2014年のジロ・デ・イタリアでナイロ・キンタナ(コロンビア)が総合優勝を果たした。
彼らの乗る高性能バイクが、最高の重量比剛性を実現した現行の第3世代のULTIMATE CF SLXだ。そんな中、生まれ変わった第4世代ULTIMATE CF SLXは、従来の軽さと剛性レベルを維持しながらも、空力性能を備えたまったく新しいモデルヘと進化を遂げた。
軽さと剛性という2つの要素に、エアロダイナミクスを追求した結果、各所のフレーム形状を刷新。ダウンチューブは、従来の四角断面から横幅をシェイプアップした「Dシェイプ」ダウンチューブへと変更。上下1-1/4インチ径のコラムを採用するヘッドチューブには、船首形状とアワーグラス形状により空力性能を高めることに成功。
一方で、第3世代の重量比剛性(STW)を最低目標値とし、トップチューブとシートステイの剛性は高めて、フレーム全体の剛性を確保。フレーム重量は前作よりも10g軽量化を果たした780gとなっている。
今回の発表会の前日までフランスで開催されていた「ルート・ドゥ・スッド」にナイロ・キンタナが参戦し、ツール・ド・フランスを前に新型モデルがお披露目となった。キンタナは4日間のレースを総合2位で終え、来たるツール・ド・フランスに向けてバイクと身体のコンディションは上々のようだ。
第4世代モデルの初の実戦投入についてキンタナ本人は、「軽さと剛性だけでなく、空力性能にも優れたバランスの良いモデルで、自分好み。ツールでは、ライバルたちとの実力も拮抗しているので、バイクのエアロダイナミクスの面でアドバンテージを稼げれば嬉しい」とコメントした。
プレスキャンプでは、第4世代ULTIMATEの開発に携わった首脳陣たちがその全容をプレゼンテーション。その後、キンタナはじめモビスターの選手たちと約60kmのテストライドを実施した。シクロワイアードでは、ツール・ド・フランス期間に合わせて、新型ULTIMATE CF SLXの詳報、キャニオン新工場の潜入レポート、モビスターチームの本拠地訪問など、順を追いながら特集コンテンツでレポートしていく予定だ。
キャニオン 第4世代新型ULTIMATE CF SLX
フレーム重量:780g
フォーク重量:295g
フレームセット重量:1130g
カラー:マットブラック、シルバー、チームモビスターカラー
サイズ:2XS、XS、S、M、L、XL、2XL
発売時期:8月末のユーロバイク期間中から受注開始(11月以降に発送開始予定)
価格:現行と同水準になる予定 ※参考:現行のULTIMATE CF SLX 9.0 完成車モデルは477,999円
第4世代新型ULTIMATE CF SLX 公式ページ
http://po.st/TheNewUltimate
text&photo:Kenji.Hashimoto
今回発表されたのは、キャニオンのオールラウンド軽量モデル「ULTIMATE CF SLX」の第4世代。キャニオンといえば、近年のレースシーンをもっとも熱くしているブランドのひとつだ。2013年、2014年とUCIチームランキング1位の最強チーム「モビスター」にバイクを供給し、2014年のジロ・デ・イタリアでナイロ・キンタナ(コロンビア)が総合優勝を果たした。
彼らの乗る高性能バイクが、最高の重量比剛性を実現した現行の第3世代のULTIMATE CF SLXだ。そんな中、生まれ変わった第4世代ULTIMATE CF SLXは、従来の軽さと剛性レベルを維持しながらも、空力性能を備えたまったく新しいモデルヘと進化を遂げた。
軽さと剛性という2つの要素に、エアロダイナミクスを追求した結果、各所のフレーム形状を刷新。ダウンチューブは、従来の四角断面から横幅をシェイプアップした「Dシェイプ」ダウンチューブへと変更。上下1-1/4インチ径のコラムを採用するヘッドチューブには、船首形状とアワーグラス形状により空力性能を高めることに成功。
一方で、第3世代の重量比剛性(STW)を最低目標値とし、トップチューブとシートステイの剛性は高めて、フレーム全体の剛性を確保。フレーム重量は前作よりも10g軽量化を果たした780gとなっている。
今回の発表会の前日までフランスで開催されていた「ルート・ドゥ・スッド」にナイロ・キンタナが参戦し、ツール・ド・フランスを前に新型モデルがお披露目となった。キンタナは4日間のレースを総合2位で終え、来たるツール・ド・フランスに向けてバイクと身体のコンディションは上々のようだ。
第4世代モデルの初の実戦投入についてキンタナ本人は、「軽さと剛性だけでなく、空力性能にも優れたバランスの良いモデルで、自分好み。ツールでは、ライバルたちとの実力も拮抗しているので、バイクのエアロダイナミクスの面でアドバンテージを稼げれば嬉しい」とコメントした。
プレスキャンプでは、第4世代ULTIMATEの開発に携わった首脳陣たちがその全容をプレゼンテーション。その後、キンタナはじめモビスターの選手たちと約60kmのテストライドを実施した。シクロワイアードでは、ツール・ド・フランス期間に合わせて、新型ULTIMATE CF SLXの詳報、キャニオン新工場の潜入レポート、モビスターチームの本拠地訪問など、順を追いながら特集コンテンツでレポートしていく予定だ。
キャニオン 第4世代新型ULTIMATE CF SLX
フレーム重量:780g
フォーク重量:295g
フレームセット重量:1130g
カラー:マットブラック、シルバー、チームモビスターカラー
サイズ:2XS、XS、S、M、L、XL、2XL
発売時期:8月末のユーロバイク期間中から受注開始(11月以降に発送開始予定)
価格:現行と同水準になる予定 ※参考:現行のULTIMATE CF SLX 9.0 完成車モデルは477,999円
第4世代新型ULTIMATE CF SLX 公式ページ
http://po.st/TheNewUltimate
text&photo:Kenji.Hashimoto
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