2015/05/13(水) - 18:13
メリダのオールラウンドロードバイク「SCULTURA」がフルモデルチェンジ。フレーム+フォークで1,000gを下回る重量を実現しつつ、エアロダイナミクスや快適性を向上させ、全方位に進化を遂げた。また、軽量パーツで武装し完成車重量4.56kgを実現した刺激的な限定モデルの発売もアナウンスされている。
現在、特性別に3タイプがラインアップされるメリダのロードバイクラインアップの中にあって、オールラウンドモデルとして位置付けられているのが「SCULTURA(スクルトゥーラ)」である。「彫刻」を意味するイタリア語を車名に冠し、初代が2006年にデビューして以来世界各国のレースで勝利に貢献してきた。
特に2012年に登場した3代目は、山岳レースでのメインバイクとしてイタリアの老舗プロチームであるランプレ・メリダに選ばれてきた。
そして、4代目となる新型SCULTURAは今年の春のクラシックからプロトタイプが投入され、ジロ・デ・イタリア開幕にあわせて正式にデビューを果たした。その開発コンセプトは「軽量化と空力性能の向上」と至ってシンプル。
フレーム形状は一見すると従来モデルからの変化が少ない様に見えるが、CFD解析やモックアップを用いた風洞実験を繰り返し行うことによりエアロダイナミクスを向上。加えて、TTバイク「WARP TT」やエアロロード「REACTO」に採用される、翼断面の後半部分をカットしたチューブ形状「NACA Fastback」がダウンチューブやフォークブレードに取り入れられている。
空力性能に優れるフレームを構成するのは、最適に設計された400枚のカーボンプレプリグシート。これを熟練の職人が手作業でレイアップを行うことで、最薄部で0.7mmと軽量化を徹底しつつ、積層間のエアポケットやチューブ内面のしわを徹底的に排除し、強度と剛性を確保している。
ナノテクノロジーによるレジンを採用した「Nano Matrix Carbon」、最大限に拡幅されたBB386規格のBBシェルや、チューブ内にリブを設ける「ダブルチャンバーテクノロジー」などの独自技術とあわせて、プロのハイパワーにも対応しながらもフレーム+フォークのセット重量で1,000g以下を達成した。
先代でも好評であった高い振動吸収性も更に強化されている。食物繊維由来の「Bio Fiber Damping Compound」をカーボンレイアップの間に挿入し、シートポストは直径27.2mmに。ブレーキをBB裏取り付けタイプのダイレクトマウント式とすることでブレーキブリッジを廃し、シートステーの柔軟性を向上。結果、3代目と比較して30%高い快適性を実現している。
また、バイクの乗り味に大きく影響するジオメトリーが変更となったことも特徴で、チェーンステーは通常よりも5~10mm短い400mmに。高いフレーム剛性や下側1-1/4インチのテーパードヘッドチューブとあわせて、アグレッシブな加速感と安定感高いハンドリングフィールを実現。一方でタイヤクリアランスもしっかりと確保されており、昨今主流となっている25mm幅にも対応した。
ラインアップはより軽量な「CF5」と、ランプレ・メリダが使用する「CF4」の2種類で、54サイズのフレーム重量はそれぞれ730gと800gとなっている。また、CF5のフレームセットをベースに、厳選したメジャーブランドの軽量パーツで武装し、量産車としては世界最軽量となる4.56kgをマークした限定完成車「SCULTURA 9000 LTD」がラインアップされることが発表されている(国内発売未定)。国内販売モデルや価格、デリバリー開始時期などは後日発表される。国内取り扱いはミヤタサイクル。
現在、特性別に3タイプがラインアップされるメリダのロードバイクラインアップの中にあって、オールラウンドモデルとして位置付けられているのが「SCULTURA(スクルトゥーラ)」である。「彫刻」を意味するイタリア語を車名に冠し、初代が2006年にデビューして以来世界各国のレースで勝利に貢献してきた。
特に2012年に登場した3代目は、山岳レースでのメインバイクとしてイタリアの老舗プロチームであるランプレ・メリダに選ばれてきた。
そして、4代目となる新型SCULTURAは今年の春のクラシックからプロトタイプが投入され、ジロ・デ・イタリア開幕にあわせて正式にデビューを果たした。その開発コンセプトは「軽量化と空力性能の向上」と至ってシンプル。
フレーム形状は一見すると従来モデルからの変化が少ない様に見えるが、CFD解析やモックアップを用いた風洞実験を繰り返し行うことによりエアロダイナミクスを向上。加えて、TTバイク「WARP TT」やエアロロード「REACTO」に採用される、翼断面の後半部分をカットしたチューブ形状「NACA Fastback」がダウンチューブやフォークブレードに取り入れられている。
空力性能に優れるフレームを構成するのは、最適に設計された400枚のカーボンプレプリグシート。これを熟練の職人が手作業でレイアップを行うことで、最薄部で0.7mmと軽量化を徹底しつつ、積層間のエアポケットやチューブ内面のしわを徹底的に排除し、強度と剛性を確保している。
ナノテクノロジーによるレジンを採用した「Nano Matrix Carbon」、最大限に拡幅されたBB386規格のBBシェルや、チューブ内にリブを設ける「ダブルチャンバーテクノロジー」などの独自技術とあわせて、プロのハイパワーにも対応しながらもフレーム+フォークのセット重量で1,000g以下を達成した。
先代でも好評であった高い振動吸収性も更に強化されている。食物繊維由来の「Bio Fiber Damping Compound」をカーボンレイアップの間に挿入し、シートポストは直径27.2mmに。ブレーキをBB裏取り付けタイプのダイレクトマウント式とすることでブレーキブリッジを廃し、シートステーの柔軟性を向上。結果、3代目と比較して30%高い快適性を実現している。
また、バイクの乗り味に大きく影響するジオメトリーが変更となったことも特徴で、チェーンステーは通常よりも5~10mm短い400mmに。高いフレーム剛性や下側1-1/4インチのテーパードヘッドチューブとあわせて、アグレッシブな加速感と安定感高いハンドリングフィールを実現。一方でタイヤクリアランスもしっかりと確保されており、昨今主流となっている25mm幅にも対応した。
ラインアップはより軽量な「CF5」と、ランプレ・メリダが使用する「CF4」の2種類で、54サイズのフレーム重量はそれぞれ730gと800gとなっている。また、CF5のフレームセットをベースに、厳選したメジャーブランドの軽量パーツで武装し、量産車としては世界最軽量となる4.56kgをマークした限定完成車「SCULTURA 9000 LTD」がラインアップされることが発表されている(国内発売未定)。国内販売モデルや価格、デリバリー開始時期などは後日発表される。国内取り扱いはミヤタサイクル。
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