2015/03/31(火) - 10:25
ツール・ド・ランカウイを走ったバイクを紹介するシリーズ第2弾。ユナイテッドヘルスケア、サウスイースト、ブルターニュ・セシェ、バルディアーニCSF、トレンガヌサイクリング、愛三工業レーシング、ヘンシャンサイクリングをピックアップ
ユナイテッドヘルスケア【ウィリエール CENTO1 SR】
アメリカのユナイテッドヘルスケアのメインバイクはウィリエールのCENTO1 SR。UCIプロコンチネンタルチームの多くがシマノ9070系デュラエースDi2を採用しているが、ユナイテッドヘルスケアは機械式9000系を使い続けている。昨シーズンまでガーミンのGPSを使用していたが、今シーズンからパワーメーターにはチームカラーである青いパイオニアのペダリングモニターを採用している。
サウスイースト【チポッリーニ RB1000】
イエローフルオ改めサウスイーストとして今シーズンを走るイタリアチームは引き続きチポッリーニのバイクに乗る。写真はアレッサンドロ・ペタッキ(イタリア)のRB1000。ネガティブな角度(17度)の長いステムによって、他の選手よりもずっとハンドルが遠く、サドルとの落差が大きいのが特徴だ。クランク長は175mm。ハンドル幅は標準より狭い40cm。ホイールはイタリアのURSUSだ。
ブルターニュ・セシェ【ルック 795ライト】
ツール・ド・フランス出場を決めているフランスのブルターニュ・セシェのバイクは、ZED2クランクセットとエアロステムをアッセンブルしたルック795で統一。ルックらしいプロチームカラーが目を引く。同モデルにはエアロブレーキ内蔵のエアロライトも存在するが、今回チームが持ち込んだのは全てノーマルキャリパーブレーキ採用の795ライトだった。コンポーネントはシマノ9070系デュラエースDi2で、アメリカンクラシックのホイールを使用。
バルディアーニCSF【チポッリーニ RB1000】
ジロ・デ・イタリア出場予定のイタリアのバルディアーニCSFは、サウスイーストと同じチポッリーニのRB1000(エアロロード)とRB800(軽量ロード)に乗る。チームカラーの蛍光グリーンに塗られたフレームはプロトンの中でも目立つ。コンポーネントはカンパニョーロのスーパーレコードで、選手全員がパワー2マックスのパワーメーターを使用。ホイールやステム、ハンドルはデダエレメンティで固められている。
トレンガヌサイクリング【ウィリエール ZERO.9】
マレーシアの人気チームであるトレンガヌサイクリングはスペシャライズドからウィリエールにスイッチ。フラッグシップモデルであるZERO.7(ゼロセッテ)の高剛性バージョンという位置付けのZERO.9(ゼロノーヴェ)を使用した。コンポーネントからホイールまでシマノ&PRO製品で、荒れた路面に合わせてヴィットリア・コルサSCの25mmタイヤをチョイス。写真はエーススプリンターであるアヌアル・マナンのバイクで、フロントは54x42T。
愛三工業レーシング【スコット ADDICT】
日本の愛三工業レーシングはスコットのADDICTとFOILを選手の好みによって乗り分ける。今季チームは使用コンポーネントをカンパニョーロからシマノにスイッチ。バイクだけでなく、ウェアやシューズ、ペダルもシマノに変更された。デュラエース9070Di2を主に使用し、デュラエースC35とC50ホイールを多用する。シートポストやサドル、ステム、ハンドル、ボトルケージは引き続きスコット系列のシンクロスだ。
ヘンシャンサイクリング【ルック 795ライト】
連日アタックしてレースを活性化させた中国のヘンシャンサイクリングはルックの795ライトを投入。バイクやパーツメーカーは混在しており、一部の選手はルック675やスペシャライズドのVENGEに乗った。シマノ・デュラエース9070系Di2にマビックホイール、スペシャライズドのタイヤ(一部マヴィックタイヤ)という組み合わせ。サイクルコンピューターのコードをフロントブレーキワイヤーやフォークに巻きつけているのがどこか懐かしい。
text:Kei Tsuji
ユナイテッドヘルスケア【ウィリエール CENTO1 SR】
アメリカのユナイテッドヘルスケアのメインバイクはウィリエールのCENTO1 SR。UCIプロコンチネンタルチームの多くがシマノ9070系デュラエースDi2を採用しているが、ユナイテッドヘルスケアは機械式9000系を使い続けている。昨シーズンまでガーミンのGPSを使用していたが、今シーズンからパワーメーターにはチームカラーである青いパイオニアのペダリングモニターを採用している。
サウスイースト【チポッリーニ RB1000】
イエローフルオ改めサウスイーストとして今シーズンを走るイタリアチームは引き続きチポッリーニのバイクに乗る。写真はアレッサンドロ・ペタッキ(イタリア)のRB1000。ネガティブな角度(17度)の長いステムによって、他の選手よりもずっとハンドルが遠く、サドルとの落差が大きいのが特徴だ。クランク長は175mm。ハンドル幅は標準より狭い40cm。ホイールはイタリアのURSUSだ。
ブルターニュ・セシェ【ルック 795ライト】
ツール・ド・フランス出場を決めているフランスのブルターニュ・セシェのバイクは、ZED2クランクセットとエアロステムをアッセンブルしたルック795で統一。ルックらしいプロチームカラーが目を引く。同モデルにはエアロブレーキ内蔵のエアロライトも存在するが、今回チームが持ち込んだのは全てノーマルキャリパーブレーキ採用の795ライトだった。コンポーネントはシマノ9070系デュラエースDi2で、アメリカンクラシックのホイールを使用。
バルディアーニCSF【チポッリーニ RB1000】
ジロ・デ・イタリア出場予定のイタリアのバルディアーニCSFは、サウスイーストと同じチポッリーニのRB1000(エアロロード)とRB800(軽量ロード)に乗る。チームカラーの蛍光グリーンに塗られたフレームはプロトンの中でも目立つ。コンポーネントはカンパニョーロのスーパーレコードで、選手全員がパワー2マックスのパワーメーターを使用。ホイールやステム、ハンドルはデダエレメンティで固められている。
トレンガヌサイクリング【ウィリエール ZERO.9】
マレーシアの人気チームであるトレンガヌサイクリングはスペシャライズドからウィリエールにスイッチ。フラッグシップモデルであるZERO.7(ゼロセッテ)の高剛性バージョンという位置付けのZERO.9(ゼロノーヴェ)を使用した。コンポーネントからホイールまでシマノ&PRO製品で、荒れた路面に合わせてヴィットリア・コルサSCの25mmタイヤをチョイス。写真はエーススプリンターであるアヌアル・マナンのバイクで、フロントは54x42T。
愛三工業レーシング【スコット ADDICT】
日本の愛三工業レーシングはスコットのADDICTとFOILを選手の好みによって乗り分ける。今季チームは使用コンポーネントをカンパニョーロからシマノにスイッチ。バイクだけでなく、ウェアやシューズ、ペダルもシマノに変更された。デュラエース9070Di2を主に使用し、デュラエースC35とC50ホイールを多用する。シートポストやサドル、ステム、ハンドル、ボトルケージは引き続きスコット系列のシンクロスだ。
ヘンシャンサイクリング【ルック 795ライト】
連日アタックしてレースを活性化させた中国のヘンシャンサイクリングはルックの795ライトを投入。バイクやパーツメーカーは混在しており、一部の選手はルック675やスペシャライズドのVENGEに乗った。シマノ・デュラエース9070系Di2にマビックホイール、スペシャライズドのタイヤ(一部マヴィックタイヤ)という組み合わせ。サイクルコンピューターのコードをフロントブレーキワイヤーやフォークに巻きつけているのがどこか懐かしい。
text:Kei Tsuji
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