2015/02/16(月) - 13:04
欧州シクロクロスシーズンもいよいよ大詰め。スーパープレスティージュ最終戦でケヴィン・パウエルスが勝利し、苦しみながらも2位に入ったマテュー・ファンデルポールはシリーズランキングで総合優勝を達成した。
スーパープレスティージュ最終第8戦が開催されたのは、ベルギー西部のイギリス海峡に面した街ミッデルケルケ。ロンド・ファン・フラーンデレンのスタート地であるブルージュや、フランス国境ともほど近く、砂地獄として有名なコクサイデとは隣町の関係だ。
コースは芝が中心ながら細かい切り返しとアップダウンが連続し、高速区間は少なめ。ワウト・ファンアールト(ベルギー、ファストフートサービス)のホールショットによって1時間のエリート男子レースが始まった。
大きく差がつきにくいコースで先頭集団を形成するのはファンアールトや波に乗る20歳の世界王者マテュー・ファンデルポール(オランダ、BKCPパワープラス)、UCIワールドカップ総合優勝者ケヴィン・パウエルス(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)、トム・メーウセン(ベルギー、テレネット・フィデア)、ラルス・ファンデルハール(オランダ、ジャイアント・アルペシン)ら。メーウセンを先頭に、ラップタイム7分31秒で1周回を完了する。
やがてファンデルポールが先頭に立ちハイペースを刻んだことで先頭グループは割れたものの、中盤には再び上記の5名が先頭グループを作ってレースを展開していった。
途中ファンデルポールが引き離そうと試みるも、これまでのようにレースを決めるようなリードは奪えない。「今日がスーパーな日でないことは分かっていた。」と後に語るのはファンデルポール。5秒ほどの差を得ていた世界王者はレース後半に前転を喫して追いつかれると、以降は精彩を欠いてしまった。
すると勝ち星が欲しいファンアールトがアタックし、この動きにはパウエルスのみが対応する。ファンデルハールは遅れ、「彼らのアタックで勝利への意欲を一瞬忘れてしまった」というファンデルポールは何とか先頭2人を追い上げたものの、その間にパウエルスが渾身のアタック。若手2人を10秒引き離した状態で最終周回に突入した。
そしてラストラップをミスなく、飛ぶように駆け抜けたパウエルスは苦しい表情で追いかけるファンデルポールを9秒引き離してゴールへ。3勝目で今期のスーパープレスティージュシリーズをフィニッシュした。
「今日は2人の若手に勝つ必要があった」とパウエルスは振り返る。「ここ数年で彼らを負かすことは難しくなっていく。調子は良かったがレース中に何度をミスをしてしまった。でも僕は勝った。ファンデルポールが落車したことも大きかった」と加える。
「ミスした以降も調子自体は悪くなかった。最終周回は追い込んだ」。そうハンドルに顔を埋めて2位フィニッシュしたファンデルポールは言う。14ポイントを獲得したファンデルポールは、シリーズランキングで総計106ポイントを獲得し、2位のパウエルスに対し僅か1ポイント差で総合王者に輝いた。
今期3勝を挙げ、初めてスーパープレスティージュのタイトルを獲得したファンデルポール。13回という総合優勝経験を持つネイスを敬いながらも「シーズンイン前に立てた目標を達成できたので嬉しく思う」と語った。
スーパープレスティージュ2014-2015第8戦結果
text:So.Isobe
photo:CorVos
スーパープレスティージュ最終第8戦が開催されたのは、ベルギー西部のイギリス海峡に面した街ミッデルケルケ。ロンド・ファン・フラーンデレンのスタート地であるブルージュや、フランス国境ともほど近く、砂地獄として有名なコクサイデとは隣町の関係だ。
コースは芝が中心ながら細かい切り返しとアップダウンが連続し、高速区間は少なめ。ワウト・ファンアールト(ベルギー、ファストフートサービス)のホールショットによって1時間のエリート男子レースが始まった。
大きく差がつきにくいコースで先頭集団を形成するのはファンアールトや波に乗る20歳の世界王者マテュー・ファンデルポール(オランダ、BKCPパワープラス)、UCIワールドカップ総合優勝者ケヴィン・パウエルス(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)、トム・メーウセン(ベルギー、テレネット・フィデア)、ラルス・ファンデルハール(オランダ、ジャイアント・アルペシン)ら。メーウセンを先頭に、ラップタイム7分31秒で1周回を完了する。
やがてファンデルポールが先頭に立ちハイペースを刻んだことで先頭グループは割れたものの、中盤には再び上記の5名が先頭グループを作ってレースを展開していった。
途中ファンデルポールが引き離そうと試みるも、これまでのようにレースを決めるようなリードは奪えない。「今日がスーパーな日でないことは分かっていた。」と後に語るのはファンデルポール。5秒ほどの差を得ていた世界王者はレース後半に前転を喫して追いつかれると、以降は精彩を欠いてしまった。
すると勝ち星が欲しいファンアールトがアタックし、この動きにはパウエルスのみが対応する。ファンデルハールは遅れ、「彼らのアタックで勝利への意欲を一瞬忘れてしまった」というファンデルポールは何とか先頭2人を追い上げたものの、その間にパウエルスが渾身のアタック。若手2人を10秒引き離した状態で最終周回に突入した。
そしてラストラップをミスなく、飛ぶように駆け抜けたパウエルスは苦しい表情で追いかけるファンデルポールを9秒引き離してゴールへ。3勝目で今期のスーパープレスティージュシリーズをフィニッシュした。
「今日は2人の若手に勝つ必要があった」とパウエルスは振り返る。「ここ数年で彼らを負かすことは難しくなっていく。調子は良かったがレース中に何度をミスをしてしまった。でも僕は勝った。ファンデルポールが落車したことも大きかった」と加える。
「ミスした以降も調子自体は悪くなかった。最終周回は追い込んだ」。そうハンドルに顔を埋めて2位フィニッシュしたファンデルポールは言う。14ポイントを獲得したファンデルポールは、シリーズランキングで総計106ポイントを獲得し、2位のパウエルスに対し僅か1ポイント差で総合王者に輝いた。
今期3勝を挙げ、初めてスーパープレスティージュのタイトルを獲得したファンデルポール。13回という総合優勝経験を持つネイスを敬いながらも「シーズンイン前に立てた目標を達成できたので嬉しく思う」と語った。
スーパープレスティージュ2014-2015第8戦結果
1位 ケヴィン・パウエルス(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)
2位 マテュー・ファンデルポール(オランダ、BKCPパワープラス)
3位 ワウト・ファンアールト(ベルギー、ファストフートサービス)
4位 ラルス・ファンデルハール(オランダ、ジャイアント・アルペシン)
5位 トム・メーウセン(ベルギー、テレネット・フィデア)
6位 イェンス・アダムス(ベルギー、ファストフートサービス)
7位 スヴェン・ネイス(ベルギー、クレランAAドリンク)
8位 クラース・ファントルノート(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)
9位 ヴィンセント・バエステンス(ベルギー、BKCPパワープラス)
10位 ティム・メルリエ(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)
2位 マテュー・ファンデルポール(オランダ、BKCPパワープラス)
3位 ワウト・ファンアールト(ベルギー、ファストフートサービス)
4位 ラルス・ファンデルハール(オランダ、ジャイアント・アルペシン)
5位 トム・メーウセン(ベルギー、テレネット・フィデア)
6位 イェンス・アダムス(ベルギー、ファストフートサービス)
7位 スヴェン・ネイス(ベルギー、クレランAAドリンク)
8位 クラース・ファントルノート(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)
9位 ヴィンセント・バエステンス(ベルギー、BKCPパワープラス)
10位 ティム・メルリエ(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)
1h05'17"
+09"
+17"
+30"
+59"
+1'41"
+1'51"
+1'59"
+2'11"
+2'19"
+09"
+17"
+30"
+59"
+1'41"
+1'51"
+1'59"
+2'11"
+2'19"
text:So.Isobe
photo:CorVos
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