2014/11/04(火) - 12:11
最終戦のJR大分駅前クリテリウムはエドワード・プラデス(マトリックスパワータグ)が優勝。3月から始まったJプロツアー全21戦の年間総合は、個人がホセ・ビセンテ(チーム右京)、チームは宇都宮ブリッツェンが優勝した。
最終戦は駅前クリテ
Jプロツアーの最終戦はJR大分駅南側至近の公園を周回する1周1.1kmのクリテリウム。朝から快晴の好天に恵まれ、食の祭典「おおいたマルシェ」などが開催されるメイン会場の周囲がコースのクリテリウムには多くの観戦客で埋め尽くされ、華やかな最終戦になった。
3日間のOITAサイクルフェス!!!2014の最終日、11月3日はJプロツアー第21戦最終戦の「おおいた いこいの道クリテリウム」。JR大分駅南側に面する一等地が会場だ。「区画整理工事が始まった10年前からここでクリテリウムをすることを考えていた」(実行委員会黒枝美樹氏)というほどの熱の入れようで大規模な大会は実現した。現場は大分市が行なった大分駅南土地区画整理事業でつくられた、大分いこいの道芝生広場をメイン会場とし、周辺の一般公道がレースコース。
P1 宇都宮ブリッツェンが完璧にコントロール
P1クラスタは予選2組・各35人以内、合計69名が午後からの決勝へ進出。30周33kmのレース。1周目から抜け出したのは小渡健悟(シエルヴォ奈良ミヤタ・メリダサイクリングチーム)。吸収後4周目に代わって飛び出したのは雨澤毅明(那須ブラーゼン)。雨澤は7周に渡って逃げ続けたが11周目に吸収される。ここまでメイン集団をコントロールするのは、前日にチーム総合優勝を決めた宇都宮ブリッツェン。8人全員がメイン集団の先頭で引き続ける。
しばらく集団は宇都宮ブリッツェン先頭で周回、17周目に木村圭佑(シマノレーシング)が単独アタックすると集団は活性化した。チーム右京の列車が先頭に立つとガルシア・リカルドと平井栄一がアタックして10周を逃げ続ける。その後はリカルドが単独になり逃げるが、ラスト3周でリカルドも宇都宮ブリッツェン率いるメイン集団に吸収される。ここから各チームゴールスプリントへ向けて態勢が整う。
マトリックスのプラデス弟が優勝
マトリックスパワータグの4人が宇都宮ブリッツェンとともに前に位置し、和田力(マトリックスパワータグ)も牽引に加わる。最終の直線、大久保陣(宇都宮ブリッツェン)の後方からエドワード・プラデス(マトリックスパワータグ)が抜け出し、鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)が追い込むが届かず、エドワード・プラデスが優勝。3位には兄のベンジャミン・プラデス(マトリックスパワータグ)が入った。優勝したエドワード・プラデスは、スペインのプロコンチネンタルチームのカハルーラルで来シーズン走ることが決まっている。
Jプロツアー総合はホセ・ビセンテ、宇都宮ブリッツェン
決まっていなかった年間個人成績は、ホセ・ビセンテ(チーム右京)が7位に入り、総合優勝を決めた。事前にチーム総合優勝を決めていた宇都宮ブリッツェン8人全員が一列で走る美しい光景、アタックした選手たちのスピードとコーナリング、そしてゴールへ向けた位置取りと圧倒的なスプリントなど見どころの多いクリテリウムに。全21戦のJプロツアーも、最終戦が魅せるレースの駅前クリテリウムで、かつこの2日間で年間総合が決まるという、盛り上がった大分連戦となった。
実業団ロードレースは残すところ11月8日(土)の幕張クリテリウムのみ。ここではEクラスタとFクラスタが行なわれ、僅差の戦いが続いているJエリートツアーのチーム総合が、そしてJフェミニンツアーの個人総合優勝がそれぞれ決まる。年間個人総合と団体総合の表彰式は同日の17:15~17:45に、「CYCLE MODE international 2014」(千葉・幕張)会場のメインステージにて行われる。
結果
P1クラスタ 33km
1位 エドワード・プラデス(マトリックスパワータグ)41分13秒
2位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)
3位 ベンジャミン・プラデス(マトリックスパワータグ)
4位 ロイック・デリアック(Team JBCF/KINAN AACA)
5位 畑中勇介(シマノレーシング)
6位 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)
7位 ホセ・ビセンテ(チーム右京)+01秒
8位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
9位 中村龍太郎(イナーメ信濃山形)
10位 入部正太朗(シマノレーシング)+04秒
Jプロツアー年間総合成績
個人総合
1位 ホセ・ビセンテ(チーム右京)10845点
2位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)10290点
3位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)9870点
4位 ガルシア・リカルド(チーム右京)8210点
5位 入部正太朗(シマノレーシング)7970点
6位 畑中勇介(シマノレーシング)7701点
U23優勝 堀孝明(宇都宮ブリッツェン)
チーム総合
1位 宇都宮ブリッツェン 35735点
2位 チーム右京 32580点
3位 シマノレーシング 22565点
4位 マトリックスパワータグ 21720点
5位 那須ブラーゼン 16775点
6位 クロップス×チャンピオンシステム 13438点
photo&text:高木秀彰
最終戦は駅前クリテ
Jプロツアーの最終戦はJR大分駅南側至近の公園を周回する1周1.1kmのクリテリウム。朝から快晴の好天に恵まれ、食の祭典「おおいたマルシェ」などが開催されるメイン会場の周囲がコースのクリテリウムには多くの観戦客で埋め尽くされ、華やかな最終戦になった。
3日間のOITAサイクルフェス!!!2014の最終日、11月3日はJプロツアー第21戦最終戦の「おおいた いこいの道クリテリウム」。JR大分駅南側に面する一等地が会場だ。「区画整理工事が始まった10年前からここでクリテリウムをすることを考えていた」(実行委員会黒枝美樹氏)というほどの熱の入れようで大規模な大会は実現した。現場は大分市が行なった大分駅南土地区画整理事業でつくられた、大分いこいの道芝生広場をメイン会場とし、周辺の一般公道がレースコース。
P1 宇都宮ブリッツェンが完璧にコントロール
P1クラスタは予選2組・各35人以内、合計69名が午後からの決勝へ進出。30周33kmのレース。1周目から抜け出したのは小渡健悟(シエルヴォ奈良ミヤタ・メリダサイクリングチーム)。吸収後4周目に代わって飛び出したのは雨澤毅明(那須ブラーゼン)。雨澤は7周に渡って逃げ続けたが11周目に吸収される。ここまでメイン集団をコントロールするのは、前日にチーム総合優勝を決めた宇都宮ブリッツェン。8人全員がメイン集団の先頭で引き続ける。
しばらく集団は宇都宮ブリッツェン先頭で周回、17周目に木村圭佑(シマノレーシング)が単独アタックすると集団は活性化した。チーム右京の列車が先頭に立つとガルシア・リカルドと平井栄一がアタックして10周を逃げ続ける。その後はリカルドが単独になり逃げるが、ラスト3周でリカルドも宇都宮ブリッツェン率いるメイン集団に吸収される。ここから各チームゴールスプリントへ向けて態勢が整う。
マトリックスのプラデス弟が優勝
マトリックスパワータグの4人が宇都宮ブリッツェンとともに前に位置し、和田力(マトリックスパワータグ)も牽引に加わる。最終の直線、大久保陣(宇都宮ブリッツェン)の後方からエドワード・プラデス(マトリックスパワータグ)が抜け出し、鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)が追い込むが届かず、エドワード・プラデスが優勝。3位には兄のベンジャミン・プラデス(マトリックスパワータグ)が入った。優勝したエドワード・プラデスは、スペインのプロコンチネンタルチームのカハルーラルで来シーズン走ることが決まっている。
Jプロツアー総合はホセ・ビセンテ、宇都宮ブリッツェン
決まっていなかった年間個人成績は、ホセ・ビセンテ(チーム右京)が7位に入り、総合優勝を決めた。事前にチーム総合優勝を決めていた宇都宮ブリッツェン8人全員が一列で走る美しい光景、アタックした選手たちのスピードとコーナリング、そしてゴールへ向けた位置取りと圧倒的なスプリントなど見どころの多いクリテリウムに。全21戦のJプロツアーも、最終戦が魅せるレースの駅前クリテリウムで、かつこの2日間で年間総合が決まるという、盛り上がった大分連戦となった。
実業団ロードレースは残すところ11月8日(土)の幕張クリテリウムのみ。ここではEクラスタとFクラスタが行なわれ、僅差の戦いが続いているJエリートツアーのチーム総合が、そしてJフェミニンツアーの個人総合優勝がそれぞれ決まる。年間個人総合と団体総合の表彰式は同日の17:15~17:45に、「CYCLE MODE international 2014」(千葉・幕張)会場のメインステージにて行われる。
結果
P1クラスタ 33km
1位 エドワード・プラデス(マトリックスパワータグ)41分13秒
2位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)
3位 ベンジャミン・プラデス(マトリックスパワータグ)
4位 ロイック・デリアック(Team JBCF/KINAN AACA)
5位 畑中勇介(シマノレーシング)
6位 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)
7位 ホセ・ビセンテ(チーム右京)+01秒
8位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
9位 中村龍太郎(イナーメ信濃山形)
10位 入部正太朗(シマノレーシング)+04秒
Jプロツアー年間総合成績
個人総合
1位 ホセ・ビセンテ(チーム右京)10845点
2位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)10290点
3位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)9870点
4位 ガルシア・リカルド(チーム右京)8210点
5位 入部正太朗(シマノレーシング)7970点
6位 畑中勇介(シマノレーシング)7701点
U23優勝 堀孝明(宇都宮ブリッツェン)
チーム総合
1位 宇都宮ブリッツェン 35735点
2位 チーム右京 32580点
3位 シマノレーシング 22565点
4位 マトリックスパワータグ 21720点
5位 那須ブラーゼン 16775点
6位 クロップス×チャンピオンシステム 13438点
photo&text:高木秀彰
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