2014/10/14(火) - 10:13
10月12日、ベルギーでBpost Bankトロフェーの開幕戦が開催。序盤から独走したスヴェン・ネイス(ベルギー、クレランAAドリンク)が後続を1分近く引き離して勝利し、シリーズ総合成績争いにおいて大きなリードを得た。
UCIワールドカップとスーパープレスティージュと並び、シクロクロスの三大シリーズの一つに数えられるBpostBankトロフェー。GvAトロフェー(ハゼット・ファン・アントウェルペン・トロフェー)として1987年に初開催された歴史あるシリーズ戦で、2012年から新スポンサーがついたことで現在の名称に変更された。
シリーズ8戦が行なわれ、2012年からは着順によるポイント制ではなくロードステージレース同様の総合タイム制が導入された。毎戦フィニッシュタイムを積算し、総合タイムでシリーズ総合成績が争われるのが特徴だ。中間スプリントでボーナスタイムが与えられるなど他の2シリーズとは一線を画している。
初戦が行なわれたのはベルギーのロンセ。全日本チャンピオンの竹之内悠(日本、ベランクラシックドルチーニ)はこのBpost Bankトロフェーでヨーロッパシーズンをスタートさせた。
スーパープレスティージュ初戦を制した19歳のマテュー・ファンデルポール(オランダ、BKCPパワープラス)が相変わらずの好調ぶりを見せ、爆発的に飛び出してしばらく先頭でレースをリードする。
2カ所のキャンバー担ぎ区間を含む草地&泥コース。先頭で突き進むファンデルポールに追いついたのは世界チャンピオンジャージを着るゼネク・スティバル(チェコ、オメガファーマ・クイックステップ)やスヴェン・ネイス(ベルギー、クレランAAドリンク)ら。2周目に入るとネイスがペースを上げてライバルたちを引き離し始めた。
これまで9回年間チャンピオンに輝いているネイスが独走。総合タイムが懸かっているため最後までペースを最後まで落とすことなく走り切り、ファンデルポールらを50秒引き離して勝利した。ボーナスタイムを獲得したネイスはファンデルポールから1分05秒の総合リードを得ている。
「強力なメンバーが集う中での勝利なので自分の走りを誇りに思う。スタートから全開で行くのは自分のスタイルではないけど、中間スプリントでの15秒のボーナスタイムを稼ぎたかった。後続が離れてからは追い込みすぎない程度にペースを保った。まさかここまでタイム差が開くとは思っていなかったよ。総合ランキングを狙っていく」と勝利したネイスは語っている(レース公式サイトより)。
「落ち着いて1周目の混乱を耐えて、レースが落ち着いてからしっかり自分のペースで。スタートから1周目は順調。6人ほどのパックに追いつくのに脚を使った。2周目後半からきつくなり、3周目で左脚がもうダメ。パックから遅れてからは追い込み過ぎないように走り続けた」とヨーロッパ初戦を振り返る竹之内は34位。
「正の連鎖に入るまでの我慢。毎レース少しずつ良くなるはず」。竹之内は11月の帰国までスーパープレスティージュやUCIワールドカップを中心にヨーロッパで12戦を走る予定だ(竹之内悠ブログより)。
BpostBankトロフェー2014-2015第1戦結果
1位 スヴェン・ネイス(ベルギー、クレランAAドリンク) 1h00'58"
2位 マテュー・ファンデルポール(オランダ、BKCPパワープラス) +50"
3位 クラース・ファントルノート(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス) +54"
4位 ケヴィン・パウエルス(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス) +1'04"
5位 ラルス・ファンデルハール(オランダ、ジャイアント・シマノ)
6位 トム・メーウセン(ベルギー、テレネット・フィデア) +1'40"
7位 ワウト・ファンアールト(ベルギー、ファストフートサービス) +1'49"
8位 ゼネク・スティバル(チェコ、オメガファーマ・クイックステップ) +1'59"
9位 タイス・ファンアメロンゲン(オランダ、テレネット・フィデア) +2'01"
10位 ジョエリ・アダムス(ベルギー、ファストフートサービス) +2'21"
34位 竹之内悠(日本、ベランクラシックドルチーニ)
text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele
UCIワールドカップとスーパープレスティージュと並び、シクロクロスの三大シリーズの一つに数えられるBpostBankトロフェー。GvAトロフェー(ハゼット・ファン・アントウェルペン・トロフェー)として1987年に初開催された歴史あるシリーズ戦で、2012年から新スポンサーがついたことで現在の名称に変更された。
シリーズ8戦が行なわれ、2012年からは着順によるポイント制ではなくロードステージレース同様の総合タイム制が導入された。毎戦フィニッシュタイムを積算し、総合タイムでシリーズ総合成績が争われるのが特徴だ。中間スプリントでボーナスタイムが与えられるなど他の2シリーズとは一線を画している。
初戦が行なわれたのはベルギーのロンセ。全日本チャンピオンの竹之内悠(日本、ベランクラシックドルチーニ)はこのBpost Bankトロフェーでヨーロッパシーズンをスタートさせた。
スーパープレスティージュ初戦を制した19歳のマテュー・ファンデルポール(オランダ、BKCPパワープラス)が相変わらずの好調ぶりを見せ、爆発的に飛び出してしばらく先頭でレースをリードする。
2カ所のキャンバー担ぎ区間を含む草地&泥コース。先頭で突き進むファンデルポールに追いついたのは世界チャンピオンジャージを着るゼネク・スティバル(チェコ、オメガファーマ・クイックステップ)やスヴェン・ネイス(ベルギー、クレランAAドリンク)ら。2周目に入るとネイスがペースを上げてライバルたちを引き離し始めた。
これまで9回年間チャンピオンに輝いているネイスが独走。総合タイムが懸かっているため最後までペースを最後まで落とすことなく走り切り、ファンデルポールらを50秒引き離して勝利した。ボーナスタイムを獲得したネイスはファンデルポールから1分05秒の総合リードを得ている。
「強力なメンバーが集う中での勝利なので自分の走りを誇りに思う。スタートから全開で行くのは自分のスタイルではないけど、中間スプリントでの15秒のボーナスタイムを稼ぎたかった。後続が離れてからは追い込みすぎない程度にペースを保った。まさかここまでタイム差が開くとは思っていなかったよ。総合ランキングを狙っていく」と勝利したネイスは語っている(レース公式サイトより)。
「落ち着いて1周目の混乱を耐えて、レースが落ち着いてからしっかり自分のペースで。スタートから1周目は順調。6人ほどのパックに追いつくのに脚を使った。2周目後半からきつくなり、3周目で左脚がもうダメ。パックから遅れてからは追い込み過ぎないように走り続けた」とヨーロッパ初戦を振り返る竹之内は34位。
「正の連鎖に入るまでの我慢。毎レース少しずつ良くなるはず」。竹之内は11月の帰国までスーパープレスティージュやUCIワールドカップを中心にヨーロッパで12戦を走る予定だ(竹之内悠ブログより)。
BpostBankトロフェー2014-2015第1戦結果
1位 スヴェン・ネイス(ベルギー、クレランAAドリンク) 1h00'58"
2位 マテュー・ファンデルポール(オランダ、BKCPパワープラス) +50"
3位 クラース・ファントルノート(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス) +54"
4位 ケヴィン・パウエルス(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス) +1'04"
5位 ラルス・ファンデルハール(オランダ、ジャイアント・シマノ)
6位 トム・メーウセン(ベルギー、テレネット・フィデア) +1'40"
7位 ワウト・ファンアールト(ベルギー、ファストフートサービス) +1'49"
8位 ゼネク・スティバル(チェコ、オメガファーマ・クイックステップ) +1'59"
9位 タイス・ファンアメロンゲン(オランダ、テレネット・フィデア) +2'01"
10位 ジョエリ・アダムス(ベルギー、ファストフートサービス) +2'21"
34位 竹之内悠(日本、ベランクラシックドルチーニ)
text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele
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