2014/09/23(火) - 09:44
ロード世界選手権2日目、雨のポンフェラーダで行なわれたジュニア女子個人タイムトライアルでオーストラリア勢が上位を席巻。日本から参戦した坂口聖香(日本体育大学)と梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校)はそれぞれ19位と39位だった。
トップタイムで優勝したメイシー・スチュアート(オーストラリア) photo:Tim de Waele
10秒差の2位に入ったペニーレ・マティーセン(デンマーク) photo:Tim de Waele
13秒差の3位に入ったアンナリーザ・ハル(オーストラリア) photo:Tim de Waele
2位ペニーレ・マティーセン(デンマーク)、優勝メイシー・スチュアート(オーストラリア)、3位アンナリーザ・ハル(オーストラリア) photo:Tim de Waeleポンフェラーダを発着する13.9kmコースの前半は平坦で、後半にかけて標高差100mの丘を越える。ロータリーを含むテクニカルな下りは雨に濡れた。
スタート前にローラー台でアップする坂口聖香(日本体育大学) photo:Sonoko Tanaka雨脚が強まる中、20分08秒(平均41.4km/h)のトップタイムで優勝したのは18歳のメイシー・スチュアート(オーストラリア)。「この勝利は驚きで、信じられない気持ち」と語るスチュアートは先月行なわれたジュニアトラック世界選手権のオムニアムと団体追い抜きで優勝しており、今年3つめの世界タイトル獲得となった。
リラックスしてローラー台でアップする梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校) photo:Sonoko Tanaka2位にはペニーレ・マティーセン(デンマーク)、3位にはアンナリーザ・ハル(オーストラリア)が入り、オーストラリア人選手がトップ4に3名を送り込む活躍。1995年に始まったジュニア女子個人タイムトライアルにおけるオーストラリア人チャンピオンは4人目だ。
スイス・エーグルにあるUCI(国際自転車競技連合)WCC(ワールドサイクリングセンター)での1ヶ月の合宿に参加し、そのままスペイン入りした坂口聖香(日本体育大学)は1分08秒差の19位。前年度の36位から大きく順位を上げた。初出場の梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校)は1分50秒差の39位でレースを終えている。
坂口聖香(日本体育大学)
「前半は落ち着いていいスピードで走れましたが、後半になって耐えることができなくて、ラストの登りで踏めなくなってしまいました。コーナーはすべてパーフェクトに、これ以上攻めたら滑るというラインギリギリでコントロールできました。そこは誰よりも自信があったし、雨でよかったと思います。タイムトライアルは単純に力の勝負ですが、ロードレースはいろんな要素が絡むので、うまく頭を使って、去年のようなミスもしないように、しっかりといいレースをしたいと思います。
梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校)
雨で視界が悪いなかでのレースでした。気を付けないといけないロータリーが多かったのですが、とくに大きなミスなく走れたので良かったです。これが今の自分の力、来年はもっともっと力を付けて臨みたいと思います。
1分08秒差の19位に入った坂口聖香(日本体育大学) photo:Sonoko Tanaka
1分50秒差の39位 梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校) photo:Sonoko Tanaka
ロード世界選手権2014タイムトライアル ジュニア女子
1位 メイシー・スチュアート(オーストラリア) 20'08"
2位 ペニーレ・マティーセン(デンマーク) +10"
3位 アンナリーザ・ハル(オーストラリア) +13"
4位 アレクサンドラ・マンリー(オーストラリア) +13"
5位 エマ・ホワイト(アメリカ) +26"
6位 グレタ・リシウー(フランス) +26"
7位 メリッサ・ローザー(イギリス) +27"
8位 アーフケ・ソエ(オランダ) +28"
9位 ダリア・ピクリク(ポーランド) +38"
10位 ダリア・エゴロワ(ロシア) +44"
19位 坂口聖香(日本体育大学) +1'08"
39位 梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校) +1'50"
text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele, Sonoko Tanaka
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スイス・エーグルにあるUCI(国際自転車競技連合)WCC(ワールドサイクリングセンター)での1ヶ月の合宿に参加し、そのままスペイン入りした坂口聖香(日本体育大学)は1分08秒差の19位。前年度の36位から大きく順位を上げた。初出場の梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校)は1分50秒差の39位でレースを終えている。
坂口聖香(日本体育大学)
「前半は落ち着いていいスピードで走れましたが、後半になって耐えることができなくて、ラストの登りで踏めなくなってしまいました。コーナーはすべてパーフェクトに、これ以上攻めたら滑るというラインギリギリでコントロールできました。そこは誰よりも自信があったし、雨でよかったと思います。タイムトライアルは単純に力の勝負ですが、ロードレースはいろんな要素が絡むので、うまく頭を使って、去年のようなミスもしないように、しっかりといいレースをしたいと思います。
梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校)
雨で視界が悪いなかでのレースでした。気を付けないといけないロータリーが多かったのですが、とくに大きなミスなく走れたので良かったです。これが今の自分の力、来年はもっともっと力を付けて臨みたいと思います。
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ロード世界選手権2014タイムトライアル ジュニア女子
1位 メイシー・スチュアート(オーストラリア) 20'08"
2位 ペニーレ・マティーセン(デンマーク) +10"
3位 アンナリーザ・ハル(オーストラリア) +13"
4位 アレクサンドラ・マンリー(オーストラリア) +13"
5位 エマ・ホワイト(アメリカ) +26"
6位 グレタ・リシウー(フランス) +26"
7位 メリッサ・ローザー(イギリス) +27"
8位 アーフケ・ソエ(オランダ) +28"
9位 ダリア・ピクリク(ポーランド) +38"
10位 ダリア・エゴロワ(ロシア) +44"
19位 坂口聖香(日本体育大学) +1'08"
39位 梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校) +1'50"
text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele, Sonoko Tanaka
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