2009/08/31(月) - 03:10
今年で100周年を迎えるジロ・デル・ヴェネト(UCI1.HC)が開催され、ロード世界選手権のイタリア代表入りを目指す現イタリアチャンピオンのフィリッポ・ポッツァート(イタリア、カチューシャ)が優勝を飾った。
イタリア北部のヴェネト州で毎年開催されているジロ・デル・ヴェネトは、今年で100年目、開催81回を迎える伝統の一戦。レースにはランプレやリクイガス、カチューシャのプロツアー3チームと、国内外のプロコンチネンタル/コンチネンタルチームが出場した。
レースは中盤に30名の先頭グループが形成され、その中からゴール15km手前の山岳で飛び出した4名が逃げ切った。最後はゴールスプリントでルーカ・パオリーニ(イタリア、アックア・エ・サポーネ)らを下したポッツァートが優勝。トリコローレ(イタリアチャンピオンジャージ)が両手を広げてゴールした。
3月のE3プライス・フラーンデレンで優勝を飾り、ロンド・ファン・フラーンデレン5位、パリ〜ルーベ2位のポッツァートは今シーズン4勝目。昨年ブエルタではマイヨオロを着用したが、今年はチーム自体が欠場。イタリア国内で調整を続けていた。
「ここ数ヶ月の集中したトレーニングが功を奏して、コンディションは上向きだ。ブエルタを欠場する代わりに、7日間のツアー・オブ・ブリテンに出場予定。まだ100%の状態ではないけど、これから更に国内で追い込んで(世界選手権までに)トップコンディションまでもっていきたい」。
ポッツァートはロード世界選手権イタリア代表入りが有力視されており、この日駆けつけたイタリア代表のフランコ・バッレリーニ監督に好調ぶりをアピールした。世界選手権3連覇を達成しているイタリアチームのエースを担うのは果たして誰か? 昨年の世界選でワンツー勝利を飾ったアレッサンドロ・バッランとダミアーノ・クネゴ(ともにランプレ)は目下ブエルタに出場中。バッレリーニ監督は9月14日に代表メンバーを発表する予定だ。
選手コメントはイタリア・ガゼッタ紙より。
ジロ・デル・ヴェネト2009結果
1位 フィリッポ・ポッツァート(イタリア、カチューシャ)4h33'50"
2位 カルロ・スコニャミッリオ(イタリア、バルロワールド)
3位 ルーカ・パオリーニ(イタリア、アックア・エ・サポーネ)
4位 アレッサンドロ・プローニ(イタリア、ISD)
5位 パヴェル・ブラット(ロシア、カチューシャ)
6位 ミゲル・ルビアーノシャベス(コロンビア、チェントリ・デッラ・カルツァトゥーラ)
7位 ヴァレリオ・アニョリ(イタリア、リクイガス)
8位 フランシスコホセ・ベントソ(スペイン、カルミオオロAスタイル)
9位 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ISD)
10位 マウリツィオ・ビオンド(イタリア、チェラミカ・フラミニア)
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
イタリア北部のヴェネト州で毎年開催されているジロ・デル・ヴェネトは、今年で100年目、開催81回を迎える伝統の一戦。レースにはランプレやリクイガス、カチューシャのプロツアー3チームと、国内外のプロコンチネンタル/コンチネンタルチームが出場した。
レースは中盤に30名の先頭グループが形成され、その中からゴール15km手前の山岳で飛び出した4名が逃げ切った。最後はゴールスプリントでルーカ・パオリーニ(イタリア、アックア・エ・サポーネ)らを下したポッツァートが優勝。トリコローレ(イタリアチャンピオンジャージ)が両手を広げてゴールした。
3月のE3プライス・フラーンデレンで優勝を飾り、ロンド・ファン・フラーンデレン5位、パリ〜ルーベ2位のポッツァートは今シーズン4勝目。昨年ブエルタではマイヨオロを着用したが、今年はチーム自体が欠場。イタリア国内で調整を続けていた。
「ここ数ヶ月の集中したトレーニングが功を奏して、コンディションは上向きだ。ブエルタを欠場する代わりに、7日間のツアー・オブ・ブリテンに出場予定。まだ100%の状態ではないけど、これから更に国内で追い込んで(世界選手権までに)トップコンディションまでもっていきたい」。
ポッツァートはロード世界選手権イタリア代表入りが有力視されており、この日駆けつけたイタリア代表のフランコ・バッレリーニ監督に好調ぶりをアピールした。世界選手権3連覇を達成しているイタリアチームのエースを担うのは果たして誰か? 昨年の世界選でワンツー勝利を飾ったアレッサンドロ・バッランとダミアーノ・クネゴ(ともにランプレ)は目下ブエルタに出場中。バッレリーニ監督は9月14日に代表メンバーを発表する予定だ。
選手コメントはイタリア・ガゼッタ紙より。
ジロ・デル・ヴェネト2009結果
1位 フィリッポ・ポッツァート(イタリア、カチューシャ)4h33'50"
2位 カルロ・スコニャミッリオ(イタリア、バルロワールド)
3位 ルーカ・パオリーニ(イタリア、アックア・エ・サポーネ)
4位 アレッサンドロ・プローニ(イタリア、ISD)
5位 パヴェル・ブラット(ロシア、カチューシャ)
6位 ミゲル・ルビアーノシャベス(コロンビア、チェントリ・デッラ・カルツァトゥーラ)
7位 ヴァレリオ・アニョリ(イタリア、リクイガス)
8位 フランシスコホセ・ベントソ(スペイン、カルミオオロAスタイル)
9位 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ISD)
10位 マウリツィオ・ビオンド(イタリア、チェラミカ・フラミニア)
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos