2014/07/10(木) - 19:17
朝から降りしきる雨。天気予報も終日の雨。このツールで序盤のカギを握る危険なステージと言われていた第5ステージは、さらに危険になった。
ベルギーの街イーペルからヘント〜ウェヴェルヘムのゴール地点を通り、ルーベを経てアーレンベルグ(フランス語ではアランベール)へ。フランドル地方からパリ〜ルーベの中心地まで、パリ〜ルーベとは逆の進行方向で遡るコースだ。
9つのパヴェ区間のうち2区間、モン・サン・ペヴェルとオルシのパヴェをキャンセルするという情報が主催者ASOからメールで回ってきたのは、各チームや関係者がホテルをすでに発ってスタート地点に着く頃、正午を回ってから。ともに荒れたパヴェで危険を減らすための処置だ。
2つのパヴェの除外に賛同する選手、監督が多数だが、春のパリ〜ルーベと北のクラシック連戦・連敗のリベンジにモチベーションの高いセプ・ファンマルケ(ベルキン)は「すべてのセクションをそのままで!」と主催者公式アカウントにTweetで呼びかけた。悪条件を望む選手こそが、ステージを意欲的に狙うタフガイだ。
スタート地点では少し止みかけていた雨も、プロトンがイーペルの街を発つ13時半過ぎには本降りに。レインギアを着込んで走りだした選手たち。風も強く吹いていて、風景が似ていることもあり、さながらヘント〜ウェヴェルヘムのように見えた。とても7月のツールの光景ではない。
サバイバルゲームは舗装路や街中を走るときからすでに始まっていた。濡れた路面を、パヴェ用のクラシックなタイヤ、生ゴム系のトレッドで、しかも空気圧が4.5〜5.5という低圧では、グリップは普通のタイヤより著しく低下する。パヴェまでの舗装路の85kmで、落車の惨事は集団内で頻発していた。
クリス・フルーム(チームスカイ)が35kmで1回目の落車。濡れた路面にスリップし、昨日痛めた左半身の反対側、右半身を路面に打ち付ける。そして次は最初のパヴェ、カルフール・ド・ラルブルが数キロ先に迫った時にまた落車。2013年ツール覇者は今日2度め、24時間で3度目の落車で、それ以上進むことを諦めた。フルームだけじゃない、パヴェに入る前にバルベルデもヴァンガーデレンも落車している。
フルームは昨日のステージ序盤の落車で手首を痛めていたが、どうやらそのときの怪我が発表以上に深刻だったようだ。フルームはこのステージに臨む前、怪我についてはNo Serious Damageと表現していた。精密検査の結果でも、手首の骨は折れてはいないはずだった。いや、折れては居ないが、状況はずっと深刻だったようだ。
フルームはリタイア後に「ツールから去るのはがっかりだ。痛めた手首と過酷なコンディションで、バイクをコントロールするのはほぼ不可能だったよ」とツィートしている。走っている写真から見て取れるのは、手首のギプスのようなテーピング固定と、指もレバーがしっかりと握れていない状態であることがわかる。これでは落車が無くてもパヴェを走るのは無理だったかもしれない。
チームスカイはこの日、朝の時点ですでにフルームを諦め、リッチー・ポルトにリーダーを任せる「プランB」に切り替えていたという。すごい熱気で選手の通過を待つ最初のパヴェ、カルフール・ド・ラルブルでは、フルームのリタイア情報が入ると失望の声が挙がった。競技無線の、フルームに敬意を払いつつも淡々とした伝えかたが一層の虚しさで響いていた。
この日は悪天候を考慮してプレス陣にもコース走行禁止令が出された。コース外の迂回を使いながらポイントごとにアクセスしていく。状況を考えれば仕方ない。パヴェ区間は雨で水がたまり、泥が流れ、危険な状態だ。走れるラインはごく限られていて、パヴェの中央に選手が集中するため集団も長く伸び、分断しやすくなる。脇や端に走りやすそうなラインがあったとしても、いつ穴やくぼみがあるかわからない。普段はトラクターや、今でも馬車が通る道。馬糞もスリップの原因になる。
雨量が多く、コース上の水たまりをチームカーが通過するたびに観客たちにも容赦なく泥水を浴びせかける状況だ。もっとも、大いにはしゃぐ観客たちはこの泥遊び・泥水浴びを楽しんでいるかのようだったが。
ニーバリ、コンタドール、バルベルデ、ミカル・クヴィアトコウスキーら総合狙いの選手たちは複数のチームメイトたちに守られながらチームでまとまって走る。リッチー・ポルトはさっそくゲラント・トーマスに引かれてクリア。しかしパヴェのコースは細く、それを何チーム分もできるほどのスペースがない。ステージ狙いの選手との走りが混在する、パリ・ルーベでは見慣れない光景だ。逃げ集団、各エース擁する長いメイン集団、その通過後は、パヴェに手を焼き、苦しみに満ちた表情をしている選手たちがバラバラと続く。
「パヴェは嫌い」と公言している新城幸也(ユーロップカー)は、トマ・ヴォクレールの近くにいながら前の選手とは少し間隔を空けて安全第一の走り。ユキヤがパヴェを走るのは2010年のツール以来のこと。しかしテクニック的に苦手な印象は受けなかった。
■安定した走りのマイヨジョーヌ ニーバリを守るアスタナのアシスト
先頭グループを形成して逃げていたトニー・ガロパン(ロット・ベリソル)もリエーベ・ヴェストラ(オランダ)も、後方からくるエースを迎えてアシストする役目にスウィッチした。終始安定した走りを見せたマイヨジョーヌのニーバリ。一方でコンタドールはリアスプロケットに草と泥をつまらせて変速不良を起こし、ニーバリからは遅れてしまった。
2007年のMTB世界選手権U23王者ヤコブ・フグルサングがニーバリをアシストし、堅い走りを続ける。後半合流したヴェストラはパリ〜ルーベの経験は無し。ニーバリもパリ〜ルーベ出場経験はないが、過去にMTBを経験しており、ロードにおけるハンドリングスキルに抜群の評価がある。ストラーデ・ビアンケのコースが取り入れられたジロ・デ・イタリアのステージを走っただけで、とくにパヴェの経験が無くとも不安の声は挙がらない。
ニーバリは母国イタリアのフランチェスコ・モゼールが過去2度勝ったときのパリ〜ルーベのビデオを観て走りのイメージトレーニングをしたという。3人は落ち着いた走りで他の総合狙いの選手を離すことに成功した。
■雨を望み、シクロクロススタイルで勝利したボーム
ニーバリたちを最後のパヴェセクターで振りきり、勝利したラルス・ボーム(ベルキン)。渾身のアタックは過去パリ〜ルーベで勝てなかったことで溜まった悔しさを一掃するかのよう。言うまでもなくシクロクロスのバックボーンが一日を支えた。
ボームは言う。「レースを決定づける動きがあったのはアスタナ勢3人、ニーバリ、ヴェストラ、フグルサングがペースアップしたとき。カンチェラーラとサガンは少し後方に離れていた。クヴィアトコウスキーはアスタナ3人に付いていたが、突然離れて(※)アスタナの3人が行ってしまった。そのとき僕も行かなくては!と思った。それがいい判断だった」。(※ クヴィアトコウスキーはそのときパンクしていた)
そして最後のパヴェ区間、1600mのセクター1でニーバリたちに対してアタックを成功させたボーム。
「勝利を確実にするために、どうしても最後のセクターでニーバリらを置き去りにしたかったんだ。ニーバリとフグルサングのふたりに対してなら、最後まで逃げ切る自信はあった。もっとタイム差を開けると思ったけどたった6秒差だったね。でも全力で行ったんだ」。
オランダのフレイメン出身のボームは、ロードレースと兼用して近年までシクロクロスも走った選手。雨になることを望み、過酷な状況になるほど自身に有利に働くことを知っていた。
ボームは言う「もしドライコンディションだったらもっと多くの選手がついてこれた。どのコーナーでもクラッシュがあった。誰もがハードに攻めてクラッシュしていた。パヴェの入り口には先頭に近いいいポジションで入らなければいけないのはそのため。何度もアタックした。集団の人数を減らすことが重要なんだ」。
「雨のパリ・ルーベはずっと夢見ていた。僕には過去のシクロクロス選手のキャリアがあるから、うまく走れると思っていた。今までの4度のパリ・ルーベ参戦では15位以内が3回。でも残念ながら勝利は叶わなかった。今日の僕は、石畳を、泥を走る時間を楽しんだ。まるで砂場で遊んでいる子供みたいだったね。右に行ったり左に避けたり、ビューティフルだね!」
好調だったセプ・ファンマルクとワン・ツー勝利を狙って意気込んでいたことを明かした。「今日はセプと一緒に勝つことをゴールに走ったんだ。一緒に走っている間、ふたりともうまく走れていて、調子が良かった。でもセプが悪いタイミングでパンクしたのに気づいた。彼は戻ってこれなかったのが残念でならないよ」。
■22分40秒遅れの175位、無傷でパヴェを生き残った新城幸也
トップのボームから22分40秒遅れの175位でパヴェステージを終えた新城幸也(ユーロップカー)。チームキャプテンのトマ・ヴォクレールに寄り添うようにして最後まで走り切った。
「チームは落車もパンクもなく全員がゴールできたので、良かった。パヴェ用のフレーム、ホイルやタイヤと完璧なマテリアルに助けられた。雨のパヴェはなかなか体験できることではないし、自分にとっては2010年のツール以来のパヴェ走行だったので、完走できてほっとしている。7月のフランスとは思えない天候で、寒かった。これからのステージ、天気が回復してくれることを願う」とコメント。
明日第6ステージも天気予報は終日「雨」。気温もまた低そうだ。
photo&text:Makoto.AYANO in FRANCE
ベルギーの街イーペルからヘント〜ウェヴェルヘムのゴール地点を通り、ルーベを経てアーレンベルグ(フランス語ではアランベール)へ。フランドル地方からパリ〜ルーベの中心地まで、パリ〜ルーベとは逆の進行方向で遡るコースだ。
9つのパヴェ区間のうち2区間、モン・サン・ペヴェルとオルシのパヴェをキャンセルするという情報が主催者ASOからメールで回ってきたのは、各チームや関係者がホテルをすでに発ってスタート地点に着く頃、正午を回ってから。ともに荒れたパヴェで危険を減らすための処置だ。
2つのパヴェの除外に賛同する選手、監督が多数だが、春のパリ〜ルーベと北のクラシック連戦・連敗のリベンジにモチベーションの高いセプ・ファンマルケ(ベルキン)は「すべてのセクションをそのままで!」と主催者公式アカウントにTweetで呼びかけた。悪条件を望む選手こそが、ステージを意欲的に狙うタフガイだ。
スタート地点では少し止みかけていた雨も、プロトンがイーペルの街を発つ13時半過ぎには本降りに。レインギアを着込んで走りだした選手たち。風も強く吹いていて、風景が似ていることもあり、さながらヘント〜ウェヴェルヘムのように見えた。とても7月のツールの光景ではない。
サバイバルゲームは舗装路や街中を走るときからすでに始まっていた。濡れた路面を、パヴェ用のクラシックなタイヤ、生ゴム系のトレッドで、しかも空気圧が4.5〜5.5という低圧では、グリップは普通のタイヤより著しく低下する。パヴェまでの舗装路の85kmで、落車の惨事は集団内で頻発していた。
クリス・フルーム(チームスカイ)が35kmで1回目の落車。濡れた路面にスリップし、昨日痛めた左半身の反対側、右半身を路面に打ち付ける。そして次は最初のパヴェ、カルフール・ド・ラルブルが数キロ先に迫った時にまた落車。2013年ツール覇者は今日2度め、24時間で3度目の落車で、それ以上進むことを諦めた。フルームだけじゃない、パヴェに入る前にバルベルデもヴァンガーデレンも落車している。
フルームは昨日のステージ序盤の落車で手首を痛めていたが、どうやらそのときの怪我が発表以上に深刻だったようだ。フルームはこのステージに臨む前、怪我についてはNo Serious Damageと表現していた。精密検査の結果でも、手首の骨は折れてはいないはずだった。いや、折れては居ないが、状況はずっと深刻だったようだ。
フルームはリタイア後に「ツールから去るのはがっかりだ。痛めた手首と過酷なコンディションで、バイクをコントロールするのはほぼ不可能だったよ」とツィートしている。走っている写真から見て取れるのは、手首のギプスのようなテーピング固定と、指もレバーがしっかりと握れていない状態であることがわかる。これでは落車が無くてもパヴェを走るのは無理だったかもしれない。
チームスカイはこの日、朝の時点ですでにフルームを諦め、リッチー・ポルトにリーダーを任せる「プランB」に切り替えていたという。すごい熱気で選手の通過を待つ最初のパヴェ、カルフール・ド・ラルブルでは、フルームのリタイア情報が入ると失望の声が挙がった。競技無線の、フルームに敬意を払いつつも淡々とした伝えかたが一層の虚しさで響いていた。
この日は悪天候を考慮してプレス陣にもコース走行禁止令が出された。コース外の迂回を使いながらポイントごとにアクセスしていく。状況を考えれば仕方ない。パヴェ区間は雨で水がたまり、泥が流れ、危険な状態だ。走れるラインはごく限られていて、パヴェの中央に選手が集中するため集団も長く伸び、分断しやすくなる。脇や端に走りやすそうなラインがあったとしても、いつ穴やくぼみがあるかわからない。普段はトラクターや、今でも馬車が通る道。馬糞もスリップの原因になる。
雨量が多く、コース上の水たまりをチームカーが通過するたびに観客たちにも容赦なく泥水を浴びせかける状況だ。もっとも、大いにはしゃぐ観客たちはこの泥遊び・泥水浴びを楽しんでいるかのようだったが。
ニーバリ、コンタドール、バルベルデ、ミカル・クヴィアトコウスキーら総合狙いの選手たちは複数のチームメイトたちに守られながらチームでまとまって走る。リッチー・ポルトはさっそくゲラント・トーマスに引かれてクリア。しかしパヴェのコースは細く、それを何チーム分もできるほどのスペースがない。ステージ狙いの選手との走りが混在する、パリ・ルーベでは見慣れない光景だ。逃げ集団、各エース擁する長いメイン集団、その通過後は、パヴェに手を焼き、苦しみに満ちた表情をしている選手たちがバラバラと続く。
「パヴェは嫌い」と公言している新城幸也(ユーロップカー)は、トマ・ヴォクレールの近くにいながら前の選手とは少し間隔を空けて安全第一の走り。ユキヤがパヴェを走るのは2010年のツール以来のこと。しかしテクニック的に苦手な印象は受けなかった。
■安定した走りのマイヨジョーヌ ニーバリを守るアスタナのアシスト
先頭グループを形成して逃げていたトニー・ガロパン(ロット・ベリソル)もリエーベ・ヴェストラ(オランダ)も、後方からくるエースを迎えてアシストする役目にスウィッチした。終始安定した走りを見せたマイヨジョーヌのニーバリ。一方でコンタドールはリアスプロケットに草と泥をつまらせて変速不良を起こし、ニーバリからは遅れてしまった。
2007年のMTB世界選手権U23王者ヤコブ・フグルサングがニーバリをアシストし、堅い走りを続ける。後半合流したヴェストラはパリ〜ルーベの経験は無し。ニーバリもパリ〜ルーベ出場経験はないが、過去にMTBを経験しており、ロードにおけるハンドリングスキルに抜群の評価がある。ストラーデ・ビアンケのコースが取り入れられたジロ・デ・イタリアのステージを走っただけで、とくにパヴェの経験が無くとも不安の声は挙がらない。
ニーバリは母国イタリアのフランチェスコ・モゼールが過去2度勝ったときのパリ〜ルーベのビデオを観て走りのイメージトレーニングをしたという。3人は落ち着いた走りで他の総合狙いの選手を離すことに成功した。
■雨を望み、シクロクロススタイルで勝利したボーム
ニーバリたちを最後のパヴェセクターで振りきり、勝利したラルス・ボーム(ベルキン)。渾身のアタックは過去パリ〜ルーベで勝てなかったことで溜まった悔しさを一掃するかのよう。言うまでもなくシクロクロスのバックボーンが一日を支えた。
ボームは言う。「レースを決定づける動きがあったのはアスタナ勢3人、ニーバリ、ヴェストラ、フグルサングがペースアップしたとき。カンチェラーラとサガンは少し後方に離れていた。クヴィアトコウスキーはアスタナ3人に付いていたが、突然離れて(※)アスタナの3人が行ってしまった。そのとき僕も行かなくては!と思った。それがいい判断だった」。(※ クヴィアトコウスキーはそのときパンクしていた)
そして最後のパヴェ区間、1600mのセクター1でニーバリたちに対してアタックを成功させたボーム。
「勝利を確実にするために、どうしても最後のセクターでニーバリらを置き去りにしたかったんだ。ニーバリとフグルサングのふたりに対してなら、最後まで逃げ切る自信はあった。もっとタイム差を開けると思ったけどたった6秒差だったね。でも全力で行ったんだ」。
オランダのフレイメン出身のボームは、ロードレースと兼用して近年までシクロクロスも走った選手。雨になることを望み、過酷な状況になるほど自身に有利に働くことを知っていた。
ボームは言う「もしドライコンディションだったらもっと多くの選手がついてこれた。どのコーナーでもクラッシュがあった。誰もがハードに攻めてクラッシュしていた。パヴェの入り口には先頭に近いいいポジションで入らなければいけないのはそのため。何度もアタックした。集団の人数を減らすことが重要なんだ」。
「雨のパリ・ルーベはずっと夢見ていた。僕には過去のシクロクロス選手のキャリアがあるから、うまく走れると思っていた。今までの4度のパリ・ルーベ参戦では15位以内が3回。でも残念ながら勝利は叶わなかった。今日の僕は、石畳を、泥を走る時間を楽しんだ。まるで砂場で遊んでいる子供みたいだったね。右に行ったり左に避けたり、ビューティフルだね!」
好調だったセプ・ファンマルクとワン・ツー勝利を狙って意気込んでいたことを明かした。「今日はセプと一緒に勝つことをゴールに走ったんだ。一緒に走っている間、ふたりともうまく走れていて、調子が良かった。でもセプが悪いタイミングでパンクしたのに気づいた。彼は戻ってこれなかったのが残念でならないよ」。
■22分40秒遅れの175位、無傷でパヴェを生き残った新城幸也
トップのボームから22分40秒遅れの175位でパヴェステージを終えた新城幸也(ユーロップカー)。チームキャプテンのトマ・ヴォクレールに寄り添うようにして最後まで走り切った。
「チームは落車もパンクもなく全員がゴールできたので、良かった。パヴェ用のフレーム、ホイルやタイヤと完璧なマテリアルに助けられた。雨のパヴェはなかなか体験できることではないし、自分にとっては2010年のツール以来のパヴェ走行だったので、完走できてほっとしている。7月のフランスとは思えない天候で、寒かった。これからのステージ、天気が回復してくれることを願う」とコメント。
明日第6ステージも天気予報は終日「雨」。気温もまた低そうだ。
photo&text:Makoto.AYANO in FRANCE
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