ジャパンカップの公式サイトが8月7日付けで伝えたところによると、ケースデパーニュのジャパンカップ参戦が正式に決まった。ジャパンカップに出場するプロツアーチームは、サクソバンクとリクイガスに続く3チーム目。プロツアーチームの出場枠は残り1つだ。

グランツールで好成績を残すケースデパーニュグランツールで好成績を残すケースデパーニュ photo:Kei Tsuji2009年10月25日(日)に栃木県宇都宮市森林公園で開催される「JAPAN CUP CYCLE ROAD RACE(ジャパンカップ)」に、スペインのUCI(国際自転車競技連盟)プロツアーチーム、ケースデパーニュが参戦する。

フランス大手のケースデパーニュ銀行がスポンサーにつく同チームはグランツールからワンディクラシックまで幅広く活躍する強豪。エースは「インバティード(無敵)」の異名をもつオールラウンダーのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン)だ。

同チームは2005年にもイリュスバレアレス・ケスデパーニュとして来日。チーム名こそ変わったが2度目のジャパンカップ参戦となる。

ドーフィネ・リベレで総合優勝を飾ったアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、ケースデパーニュ)ドーフィネ・リベレで総合優勝を飾ったアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、ケースデパーニュ) photo:Cor Vos「オペラシオン・プエルト」への関与が疑われたバルベルデは、前哨戦ドーフィネ・リベレで総合優勝を飾りながらも、CONI(イタリア五輪委員会)によるイタリア国内での2年間のレース出場禁止処分によってツール・ド・フランスを欠場した。アップダウンの厳しいワンディクラシックを得意とし、スプリント力も抜群。仮にジャパンカップ出場すれば、間違いなく優勝候補の筆頭になるだろう。

他にもツールで2年連続ステージ優勝を飾ったルイスレオン・サンチェス(スペイン)や、2006年のツール・ド・フランス覇者オスカル・ペレイロ(スペイン)、バルベルデの良き相棒で山岳スペシャリストのホアキン・ロドリゲス(スペイン)ら強者が揃う。ジャパンカップ出場選手の発表はまだ先だ。

すでにサクソバンクとリクイガスのプロツアー2チームがジャパンカップ出場を決めており、残るプロツアーチーム枠は1つ。今年もハイレベルな闘いが見られそうだ。

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