2014/06/03(火) - 12:16
5月28日から6月1日までの5日間、カザフスタンの首都アスタナにてアジア選手権ロードが行われた。男子エリートでは宮澤崇史が4位、女子エリートでは萩原麻由子が11位となった。ダイジェストでレポートする。
2014年のアジア選手権の舞台となったのはカザフスタンの首都、アスタナ。1周15.7kmの周回コースがその舞台で、最初の2日間は個人タイムトライアル、次の3日間はロードレースというスケジュールで開催された。
初日の男子ジュニア個人タイムトライアル(30km)では草場啓吾(北桑田高校)が3位、女子エリートTTは與那嶺恵理(TEAM FORZA)が2位、女子ジュニアTTで梶原悠未(筑波大学坂戸高校)が2位に入った。2日目のU23男子TTは石橋学(鹿屋体育大学/ヴィーニファンティーニ・NIPPOデローザ)が7位、45kmを走る男子エリートTTではデミトリ・グルージェフ(カザフスタン)が優勝し、窪木一茂(和歌山県庁/チーム右京)は9位だった。
大会3日の男子ジュニアロード(125.6km)はカザフスタン4名がゴールまで逃げ切り、日本勢は松本祐典(明治大学)の5位を筆頭に6、7、9位に。女子ジュニアロードレース(78.5km)ではカザフ1名+梶原悠未&坂口聖香(日本体育大学/パナソニックレディース)の3人逃げが決まり、梶原が2位、坂口が3位。
4日目午前には男子U23ロード(172.7km)が行われ、アスタナコンチネンタルチーム所属のヴァディム・ガレイェフを筆頭にカザフスタン勢がワン・ツー・スリーでフィニッシュ。その後125.6kmで争われた女子エリートレースには日本から萩原麻由子(Wiggle Honda pro team)、金子広美(イナーメ・アイランド信濃山形)、與那嶺が参加した。逃げが発生しないままゴールスプリントに持ち込まれ、手前から仕掛けた與那嶺は失速しトップと同タイムの25位。萩原は11位、金子が17位に。
最終種目となった男子エリートロードレース(204.1km)には、日本から宮澤崇史(ヴィーニファンティーニ・NIPPOデローザ)、西谷泰治(愛三工業レーシング)、土井雪広(チーム右京)、盛一大(愛三工業レーシング)という4名が参加した。
レースは序盤からカザフスタン勢を中心とした激しいアタック合戦が続き、80kmほどでカザフスタン3名(全員チームアスタナ所属)と宮澤が集団から抜け出し集団は分断。西谷を含む追走グループがこれを追ったものの追いつかず、勝負は先頭4名に委ねられる。カザフスタン勢が代わる代わるアタックを仕掛け、抜け出したルスラン・トレヴァイェフとマキシム・イグリンスキーが先着。宮澤は4位でフィニッシュした。
優勝したトレヴァイェフは「イランと韓国、そして日本チームをマークしていた。強い横風で集団が崩壊し、まとまって走る事が非常に重要だったんだ。最後はチームメイト同士のスプリントだったが、全力で踏み込んだ。」とコメント。
また、「各国4人と少ないので、毎年アジア選手権はアタック合戦が続く厳しい展開になる。日本チームはスプリントのエースに西谷、展開に乗りながら各自判断し、より多くの選手を前に乗せるレースをする、という作戦。前半の日本チームは常に後手にまわらず、カザフスタンの動きをよく見て動けた。アジア選手権は常にアタックが続くキツイ展開だったが、皆で協調しながら戦うことが出来たと思う。」と宮澤はコメントしている。
ロードレース(5/30〜6/1開催)結果
男子エリートロードレース(204.1km)
女子エリートロードレース(125.6km)
1位 HSIAO Mei Yu(台湾) 3時間47分05秒
2位 DIAO Xiao Juan(香港)
3位 GU Sungeun(韓国)
11位 萩原麻由子(Wiggle Honda pro team)
17位 金子広美(イナーメ・アイランド信濃山形)
25位 與那嶺恵理(TEAM FORZA)
男子U23ロードレース(172.7km)
男子ジュニアロードレース(125.6km)
女子ジュニアロードレース(78.5km)
個人タイムトライアル(5/28〜5/29開催)結果
男子エリート個人タイムトライアル(45km)
女子エリート個人タイムトライアル(30km)
男子U23個人タイムトライアル(30km)
男子ジュニア個人タイムトライアル(30km)
女子ジュニア個人タイムトライアル(15km)
text:so.Isobe
photo:Kenji.Nakamura
2014年のアジア選手権の舞台となったのはカザフスタンの首都、アスタナ。1周15.7kmの周回コースがその舞台で、最初の2日間は個人タイムトライアル、次の3日間はロードレースというスケジュールで開催された。
初日の男子ジュニア個人タイムトライアル(30km)では草場啓吾(北桑田高校)が3位、女子エリートTTは與那嶺恵理(TEAM FORZA)が2位、女子ジュニアTTで梶原悠未(筑波大学坂戸高校)が2位に入った。2日目のU23男子TTは石橋学(鹿屋体育大学/ヴィーニファンティーニ・NIPPOデローザ)が7位、45kmを走る男子エリートTTではデミトリ・グルージェフ(カザフスタン)が優勝し、窪木一茂(和歌山県庁/チーム右京)は9位だった。
大会3日の男子ジュニアロード(125.6km)はカザフスタン4名がゴールまで逃げ切り、日本勢は松本祐典(明治大学)の5位を筆頭に6、7、9位に。女子ジュニアロードレース(78.5km)ではカザフ1名+梶原悠未&坂口聖香(日本体育大学/パナソニックレディース)の3人逃げが決まり、梶原が2位、坂口が3位。
4日目午前には男子U23ロード(172.7km)が行われ、アスタナコンチネンタルチーム所属のヴァディム・ガレイェフを筆頭にカザフスタン勢がワン・ツー・スリーでフィニッシュ。その後125.6kmで争われた女子エリートレースには日本から萩原麻由子(Wiggle Honda pro team)、金子広美(イナーメ・アイランド信濃山形)、與那嶺が参加した。逃げが発生しないままゴールスプリントに持ち込まれ、手前から仕掛けた與那嶺は失速しトップと同タイムの25位。萩原は11位、金子が17位に。
最終種目となった男子エリートロードレース(204.1km)には、日本から宮澤崇史(ヴィーニファンティーニ・NIPPOデローザ)、西谷泰治(愛三工業レーシング)、土井雪広(チーム右京)、盛一大(愛三工業レーシング)という4名が参加した。
レースは序盤からカザフスタン勢を中心とした激しいアタック合戦が続き、80kmほどでカザフスタン3名(全員チームアスタナ所属)と宮澤が集団から抜け出し集団は分断。西谷を含む追走グループがこれを追ったものの追いつかず、勝負は先頭4名に委ねられる。カザフスタン勢が代わる代わるアタックを仕掛け、抜け出したルスラン・トレヴァイェフとマキシム・イグリンスキーが先着。宮澤は4位でフィニッシュした。
優勝したトレヴァイェフは「イランと韓国、そして日本チームをマークしていた。強い横風で集団が崩壊し、まとまって走る事が非常に重要だったんだ。最後はチームメイト同士のスプリントだったが、全力で踏み込んだ。」とコメント。
また、「各国4人と少ないので、毎年アジア選手権はアタック合戦が続く厳しい展開になる。日本チームはスプリントのエースに西谷、展開に乗りながら各自判断し、より多くの選手を前に乗せるレースをする、という作戦。前半の日本チームは常に後手にまわらず、カザフスタンの動きをよく見て動けた。アジア選手権は常にアタックが続くキツイ展開だったが、皆で協調しながら戦うことが出来たと思う。」と宮澤はコメントしている。
ロードレース(5/30〜6/1開催)結果
男子エリートロードレース(204.1km)
1位 ルスラン・トレヴァイェフ(カザフスタン)
2位 マキシム・イグリンスキー(カザフスタン)
3位 デミトリ・グルージェフ(カザフスタン)
4位 宮澤崇史(ヴィーニファンティーニ・NIPPOデローザ)
8位 西谷泰治(愛三工業レーシング)
23位 土井雪広(チーム右京)
27位 盛一大(愛三工業レーシング)
2位 マキシム・イグリンスキー(カザフスタン)
3位 デミトリ・グルージェフ(カザフスタン)
4位 宮澤崇史(ヴィーニファンティーニ・NIPPOデローザ)
8位 西谷泰治(愛三工業レーシング)
23位 土井雪広(チーム右京)
27位 盛一大(愛三工業レーシング)
5時間09分19秒
5時間09分19秒
5時間09分31秒
5時間09分39秒
5時間12分00秒
5時間23分22秒
5時間23分25秒
5時間09分19秒
5時間09分31秒
5時間09分39秒
5時間12分00秒
5時間23分22秒
5時間23分25秒
女子エリートロードレース(125.6km)
1位 HSIAO Mei Yu(台湾) 3時間47分05秒
2位 DIAO Xiao Juan(香港)
3位 GU Sungeun(韓国)
11位 萩原麻由子(Wiggle Honda pro team)
17位 金子広美(イナーメ・アイランド信濃山形)
25位 與那嶺恵理(TEAM FORZA)
男子U23ロードレース(172.7km)
1位 GALEYEV Vadim(カザフスタン)
2位 ZEMLYAKOV Oleg(カザフスタン)
3位 AYAZBAYEV Maxat(カザフスタン)
9位 石橋学(鹿屋体育大学/ヴィーニファンティーニ・NIPPOデローザ)
30位 内野直也(EQA U23)
32位 黒枝士揮(VINI FANTINI NIPPO DE ROSA)
DNF 岡篤志(EQA U23)
2位 ZEMLYAKOV Oleg(カザフスタン)
3位 AYAZBAYEV Maxat(カザフスタン)
9位 石橋学(鹿屋体育大学/ヴィーニファンティーニ・NIPPOデローザ)
30位 内野直也(EQA U23)
32位 黒枝士揮(VINI FANTINI NIPPO DE ROSA)
DNF 岡篤志(EQA U23)
4時間12分19秒
4時間12分21秒
4時間16分41秒
4時間19分13秒
4時間22分02秒
4時間22分50秒
4時間12分21秒
4時間16分41秒
4時間19分13秒
4時間22分02秒
4時間22分50秒
男子ジュニアロードレース(125.6km)
1位 SHTEIN Grigoriy(カザフスタン)
2位 GIDICH Yevgeniy(カザフスタン)
3位 VOLOSHIN Alexey(カザフスタン)
5位 松本祐典(明治大学)
6位 草場啓吾(北桑田高校)
7位 石上優大(横浜高校)
9位 孫崎大樹(北桑田高校)
2位 GIDICH Yevgeniy(カザフスタン)
3位 VOLOSHIN Alexey(カザフスタン)
5位 松本祐典(明治大学)
6位 草場啓吾(北桑田高校)
7位 石上優大(横浜高校)
9位 孫崎大樹(北桑田高校)
3時間12分06秒
3時間12分06秒
3時間12分06秒
3時間15分11秒
3時間15分11秒
3時間15分11秒
3時間19分09秒
3時間12分06秒
3時間12分06秒
3時間15分11秒
3時間15分11秒
3時間15分11秒
3時間19分09秒
女子ジュニアロードレース(78.5km)
1位 GENELEVA Nadezhda(カザフスタン)
2位 梶原悠未(筑波大学坂戸高校)
3位 坂口聖香(日本体育大学/パナソニックレディース)
4位 中井彩子(日向高校)
6位 伊藤真生(東北高校)
2位 梶原悠未(筑波大学坂戸高校)
3位 坂口聖香(日本体育大学/パナソニックレディース)
4位 中井彩子(日向高校)
6位 伊藤真生(東北高校)
2時間17分38秒
2時間17分38秒
2時間17分38秒
2時間20分06秒
2時間20分06秒
2時間17分38秒
2時間17分38秒
2時間20分06秒
2時間20分06秒
個人タイムトライアル(5/28〜5/29開催)結果
男子エリート個人タイムトライアル(45km)
1位 デミトリ・グルージェフ(カザフスタン)
2位 EUGEN Wacker(キルギス)
3位 CHOE Hyeongmin(韓国)
9位 窪木一茂(和歌山・和歌山県庁/チーム右京)
2位 EUGEN Wacker(キルギス)
3位 CHOE Hyeongmin(韓国)
9位 窪木一茂(和歌山・和歌山県庁/チーム右京)
1時間01分54秒33
1時間03分13秒53
1時間03分29秒04
1時間06分33秒03
1時間03分13秒53
1時間03分29秒04
1時間06分33秒03
女子エリート個人タイムトライアル(30km)
1位 NA Ahreum(韓国)
2位 與那嶺恵理(TEAM FORZA)
3位 TUVSHINJARGAL Enkhjargal(モンゴル)
2位 與那嶺恵理(TEAM FORZA)
3位 TUVSHINJARGAL Enkhjargal(モンゴル)
43分56秒84
44分14秒27
45分03秒02
44分14秒27
45分03秒02
男子U23個人タイムトライアル(30km)
1位 OKISHEV Viktor(カザフスタン)
2位 PARK Sanghoon(韓国)
3位 LEUNG Chun Wing(香港)
7位 石橋学(鹿屋体育大学/ヴィーニファンティーニ・NIPPOデローザ)
2位 PARK Sanghoon(韓国)
3位 LEUNG Chun Wing(香港)
7位 石橋学(鹿屋体育大学/ヴィーニファンティーニ・NIPPOデローザ)
42分20秒98
42分54秒54
43分43秒10
45分37秒21
42分54秒54
43分43秒10
45分37秒21
男子ジュニア個人タイムトライアル(30km)
1位 KIM Jihun(韓国)
2位 ZHUMAKAN Alisher(カザフスタン)
3位 草場啓吾(北桑田高校)
2位 ZHUMAKAN Alisher(カザフスタン)
3位 草場啓吾(北桑田高校)
41分54秒11
42分10秒83
43分29秒86
42分10秒83
43分29秒86
女子ジュニア個人タイムトライアル(15km)
1位 YURAITIS Yekaterina(カザフスタン)
2位 梶原悠未(筑波大学坂戸高校)
3位 KNEBELEVA Ekaterina(ウズベキスタン)
2位 梶原悠未(筑波大学坂戸高校)
3位 KNEBELEVA Ekaterina(ウズベキスタン)
22分19秒34
23分26秒42
24分18秒78
23分26秒42
24分18秒78
text:so.Isobe
photo:Kenji.Nakamura
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