2014/02/18(火) - 16:18
昨季から国内のXCOにも挑戦をはじめたダウンヒルの女王、末政実緒(ダートフリーク)が、今シーズンスロベニアの工具メーカーであるユニオールのファクトリーチームに所属し、XCOワールドカップへの参戦をすることが発表された。
この動きはチーム移籍という事ではなく、末政選手が所属するダートフリークがユニオールツールズの国内代理店となった事から決まった話だという。
ダートフリークのチーム広報談「UNIOR Tools Team(スロベニア)は弊社が2014年から取扱いを開始したUNIOR(ユニオール)という会社のチームです。ユニオールはスロベニアでは大きな会社で、一般工具から自動車部品まで生産する傍ら、リゾートホテルの経営、バイクパークまで持っているそうです。現在の体制ではXCOチームは女子のみで、ターニャというライダーがWCシリーズチャンピオンを獲得。末政選手の事も知っているそうで、一緒に走れることを楽しみにしていると聞いています。
話があったのは先月で、最初はDHIでの参戦という話しだったのですが、今年はWCではDHIに出場する予定が無い事を伝えると、それではXCOで!という返事がありました。先方はとにかくチームポイントが欲しい、との事でしたのでウチの構想とも合致したので話を進めました。」
今期の末政は国内ではダートフリーク/サラセンとしてDHI、ダートフリーク/ライテックとしてXCO、そしてワールドカップではユニオールツールズの一員としてXCOを走る事となる。
ダウンヒルの女王からクロカンの挑戦者へ、末政選手に話を聞いた。
ー長年、ワールドカップのDHIを戦ってきた末政選手ですが、来期はXCOで挑戦しますね
「私が所属するダートフリークがユニオールの製品を扱う事になって話が進んだのですが、以前から現地では顔見知りのような関係でした。ユニオール側の考えと、私達チームの考えがうまく一致していたのでスムーズに決まりましたね」
ーDHIからXCOへ、競技種目を変更するような形になりますが
「去年からXCOに取り組んできましたよね。いざ始めてみると、さらに突き進みたくなると言うか、興味がたくさん湧いてくるような部分がありました。DHIの時からワールドカップの現場を見てきましたが、現地のサポートをしっかり受けれる体制で走れるというのは、本当に幸せな事だと思うんです。今回、そんなチャンスを頂ける話を聞いた時に、これはやってみたいと思いました。」
ー機材やジャージなどは国内外で変えていくんでしょうか?
「ユニオールからは国内で使っている機材、ジャージ等はそのまま持ち込んでくれたら良いよ、という話になっています。ですので基本的に使うバイクはライテックですね。」
ー具体的にはワールドカップには何戦ぐらいの参加を予定していますか?また国内での活動は?
「今のところ4戦に出場しようかな、という計画です。あとは国内のレース、これはスケジュールの許す限りDHI,XCO共に参戦します。今年はアジア選手権大会、アジア大会もありますし、もちろん世界戦も、そこは代表に選ばれるような走りをしたいと思っています。」
ー小田島梨絵(旧姓片山)さんとは海外を共に戦ってきた盟友でもあると思いますが、XCOへの挑戦について、話はされましたか?
「彼女も忙しいと思うんですが、普段からメールでのやりとりをしています。トレーニングのヒント等も教えてもらったり。応援してくれていると思います(笑)」
ーXCO競技はオリンピック種目でもあります。その辺りを視野に入れての活動なのでしょうか?
「私は海外の厳しさ、レベルの高さ、五輪に挑戦する人達の努力と苦悩をずっと見てきました。ワールドカップではまだ走った事のない種目になりますので、通用するかどうか、まさしく一からの挑戦になります。そんな簡単にオリンピックなんていう考えには至りませんね。ずっと先には、もしかしたらそういう目標が待っているのかもしれませんが、今は正直それどころではないっていう感じですね。DHIがそうだったように、挑戦者としてXCOに取り組んでいこうと思っています。」
photo&text:Hiroyuki.NAKAGAWA/SLm
この動きはチーム移籍という事ではなく、末政選手が所属するダートフリークがユニオールツールズの国内代理店となった事から決まった話だという。
ダートフリークのチーム広報談「UNIOR Tools Team(スロベニア)は弊社が2014年から取扱いを開始したUNIOR(ユニオール)という会社のチームです。ユニオールはスロベニアでは大きな会社で、一般工具から自動車部品まで生産する傍ら、リゾートホテルの経営、バイクパークまで持っているそうです。現在の体制ではXCOチームは女子のみで、ターニャというライダーがWCシリーズチャンピオンを獲得。末政選手の事も知っているそうで、一緒に走れることを楽しみにしていると聞いています。
話があったのは先月で、最初はDHIでの参戦という話しだったのですが、今年はWCではDHIに出場する予定が無い事を伝えると、それではXCOで!という返事がありました。先方はとにかくチームポイントが欲しい、との事でしたのでウチの構想とも合致したので話を進めました。」
今期の末政は国内ではダートフリーク/サラセンとしてDHI、ダートフリーク/ライテックとしてXCO、そしてワールドカップではユニオールツールズの一員としてXCOを走る事となる。
ダウンヒルの女王からクロカンの挑戦者へ、末政選手に話を聞いた。
ー長年、ワールドカップのDHIを戦ってきた末政選手ですが、来期はXCOで挑戦しますね
「私が所属するダートフリークがユニオールの製品を扱う事になって話が進んだのですが、以前から現地では顔見知りのような関係でした。ユニオール側の考えと、私達チームの考えがうまく一致していたのでスムーズに決まりましたね」
ーDHIからXCOへ、競技種目を変更するような形になりますが
「去年からXCOに取り組んできましたよね。いざ始めてみると、さらに突き進みたくなると言うか、興味がたくさん湧いてくるような部分がありました。DHIの時からワールドカップの現場を見てきましたが、現地のサポートをしっかり受けれる体制で走れるというのは、本当に幸せな事だと思うんです。今回、そんなチャンスを頂ける話を聞いた時に、これはやってみたいと思いました。」
ー機材やジャージなどは国内外で変えていくんでしょうか?
「ユニオールからは国内で使っている機材、ジャージ等はそのまま持ち込んでくれたら良いよ、という話になっています。ですので基本的に使うバイクはライテックですね。」
ー具体的にはワールドカップには何戦ぐらいの参加を予定していますか?また国内での活動は?
「今のところ4戦に出場しようかな、という計画です。あとは国内のレース、これはスケジュールの許す限りDHI,XCO共に参戦します。今年はアジア選手権大会、アジア大会もありますし、もちろん世界戦も、そこは代表に選ばれるような走りをしたいと思っています。」
ー小田島梨絵(旧姓片山)さんとは海外を共に戦ってきた盟友でもあると思いますが、XCOへの挑戦について、話はされましたか?
「彼女も忙しいと思うんですが、普段からメールでのやりとりをしています。トレーニングのヒント等も教えてもらったり。応援してくれていると思います(笑)」
ーXCO競技はオリンピック種目でもあります。その辺りを視野に入れての活動なのでしょうか?
「私は海外の厳しさ、レベルの高さ、五輪に挑戦する人達の努力と苦悩をずっと見てきました。ワールドカップではまだ走った事のない種目になりますので、通用するかどうか、まさしく一からの挑戦になります。そんな簡単にオリンピックなんていう考えには至りませんね。ずっと先には、もしかしたらそういう目標が待っているのかもしれませんが、今は正直それどころではないっていう感じですね。DHIがそうだったように、挑戦者としてXCOに取り組んでいこうと思っています。」
photo&text:Hiroyuki.NAKAGAWA/SLm
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