2014/02/22(土) - 11:05
1984年に世界で初めて商業的な成功を収めたクリップレスペダル"PP-65"を世に送り出したフレンチブランドのLOOK(ルック)から、カーボンブレードをスプリングとして採用したKeo Blade 2がリリースされた。前作のKeo Bladeから、全面的にブラッシュアップされペダリング効率が向上した。あわせて、ルックの2014モデルロードペダルを紹介していこう。
ルック Keo Blade 2
カーボンブレードをペダル固定用のスプリングとして採用した、Keo Bladeがフルモデルチェンジを果たし、”Keo Blade 2”として生まれ変わった。従来のクリップレスペダルが金属製のコイルスプリングを採用していたのに対して、カーボンブレードを採用するKeo Bladeは、軽量であると同時に、簡易な構造でトラブルのない強靭なモデルとして、多くのサイクリストの支持を得ていた。
Keo Blade 2となることで、踏力を受け止めるクリート接地面積が400平方ミリメートルから600平方ミリメートルへと1.5倍になり、ペダル幅を62㎜から64㎜へと拡大することで、より確実にライダーのパワーを伝えるようになった。拡大されたボディは高品質なインジェクテッドカーボンで成形されており、ペダルのたわみによるパワーロスを最小限に抑える努力がなされている。クリートとの接触面にはルックのロゴがレーザープリントされた高級感漂うステンレスプレートが配置され、フローティング時のフリクションを軽減する。
Keo Bladeシリーズのアイデンテティともいえるカーボンスプリングはよりワイドになり、ペダル中央に配置されることで、落車時の破損を防ぎ耐久性を向上させると共に、ペダル裏面の整流効果も発揮しエアロダイナミクスの向上も同時に実現するスマートなデザインを獲得した。更に前作では最大16Nmだったスプリングテンションも最大20Nmに向上。カヴェンディッシュらプロツアースプリンターの1,600ワットを超える大出力をもしっかり受け止める。
回転性能の要となるペダルアクスルも新開発され、ペダル外側に2個、内側に1個の合計3個のベアリングを配置することで、低回転性能と高耐久性を実現。スタックハイトも15㎜から13㎜へと減少することで、ペダリング効率を向上させた。アクスルの素材が異なるチタンモデルとクロモリモデルの2種類が販売される。重量も90g(片側 チタンモデル)と軽量で、前作から全ての点をブラッシュアップし正統進化を果たしたレーシングペダルだ。
Keo Blade 2
アクスル素材:チタン、クロモリ
カラー:ブラック
重量:90g (チタンアクスル、片側)、110g (クロモリアクスル、片側)
スプリングテンション:12Nm、16Nm、20Nm
価格:チタンアクスル: 35,000円(本体価格)、クロモリアクスル:20,000円(本体価格)
ルック Keo Power
心拍計メーカーとペダルメーカーのリーディングカンパニーである、ポラールとルックが共同開発した世界初のペダル内臓式パワーメーターが"Keo Power"だ。従前のパワーメーターは歪みを計測するセンサーの設置場所が、クランク内臓式とハブ内臓式の2方式が主流であった。各々、ギヤ板やクランク長、リアホイールを自由に変更できないといった制約があり、パワーメーターに興味がありつつも、機材にこだわりたいサイクリストにとっては悩みの種だったはずだ。
Keo Powerはそんな悩みを持つサイクリストたちへの福音となるモデル。ハブやクランクと比較すると、それほど機材選択に影響がないペダルにセンサーを内蔵することで、クランクやホイールといったパーツは好きなものを使用できる。左右のペダルから出力を計測することで、右足と左足のペダリングバランスの計測も可能。他のパワーメーターが非パワーメーターのパーツに比べると、重量増等のデメリットがあることも事実。しかしKeo Powerはペダルメーカーであるルックが製造することで、ペダルとしての機能もしっかりとレーシングスペックを保っているのも特長だ。
対応するサイクルコンピューターはポラールのCS600、CS500のみとなる。CS500では、パワー計測が、CS600ではパワー計測およびペダリングの左右バランスが計測できる。重量は信号の送受信を行うトランスミッターを含めたシステム合計重量で405g。対応クランク長は170㎜~177.5㎜と幅広く対応している。
Keo Power
カラー:ブラック
重量:170g(ペダル片側)、405g(ペア P5トランスミッター含む)
スプリングテンション:10Nm~18Nm
対応クランク長:170㎜、172.5㎜、175㎜、177.5㎜
価格:ケオパワー+P5トランスミッター:本体価格 未定、ケオパワー+P5トランスミッター+CS600+GPSセンサーセット:本体価格 未定
ルック Keo 2 MAX
”Keo 2 MAX”はルッククリップレスペダルの主力となるロングセラーモデル。グラスファイバーボディを採用し、耐久性とコストパフォーマンスに優れる事が特徴のミドルグレードモデルだ。上位モデル譲りのステンレスプレートが埋め込まれた、大きなクリート接地面は、クリートのフローティング時のフリクションを低減しつつ耐久性とパワー伝達効率の向上を両立している。
オーバーサイズクロモリアクスルには、ペダル外側にニードルベアリング、内側に大型のシールドベアリングを配置することで、重量はそのままに強度を確保し、耐久性とねじれ剛性を向上。クランクとの勘合部のネジ長を2mm延長することで、別売りのQファクター調整リング使用時でも、十分なクランクへの差し込み長を持ち、高い安定性を確保。スプリングテンションは9~15Nmに調整が可能で、ロードレースからツーリングまで、幅広い用途に対応するスタンダードペダルだ。
ブラックに限定されがちなカーボンボディモデルと異なり、自由度の高いグラスファイバーボディは豊富なカラーバリエーションを持つ。2014年モデルはブラック、ホワイト、ホワイト×レッド、ブラック×アシッドの4カラーをそろえ、愛車のカラーコーディネートに役立つ1品となるだろう。
Keo 2 MAX
カラー:ブラック、ホワイト、ホワイト×レッド、ブラック×アシッド
重量:130g (クロモリアクスル、片側)
スプリングテンション:9Nm~15Nm
価格:13,000円(本体価格)
ルック Keo Classic 2
長い間ルックのエントリーグレードを担っていたKeo Classicがフルモデルチェンジ。ボディ形状に大幅な改良を加えて、リニューアルされた。クリート接地部分を改良し、低フリクションの素材とすることで、よりスムーズなフローティングを実現。クリップレスペダルに不慣れな初心者も違和感なく使用できる使い心地を実現した。重量も139gと上位モデルと遜色ない値をマークしている。
スプリングテンションも8Nm~12Nmと低めに設定されており、容易なステップイン/ステップアウトが可能。とっさに外しやすいため、初めてのクリップレスペダルとしても安心のモデルだ。カラーはブラック×グレーとホワイト×ブラックの2色展開。
Keo Classic 2
カラー:ブラック×グレー、ホワイト×ブラック
重量:139g (クロモリアクスル、片側)
スプリングテンション:8Nm~12Nm
価格:8,500円(本体価格)
取扱いはユーロスポーツインテグレーション
ルック Keo Blade 2
カーボンブレードをペダル固定用のスプリングとして採用した、Keo Bladeがフルモデルチェンジを果たし、”Keo Blade 2”として生まれ変わった。従来のクリップレスペダルが金属製のコイルスプリングを採用していたのに対して、カーボンブレードを採用するKeo Bladeは、軽量であると同時に、簡易な構造でトラブルのない強靭なモデルとして、多くのサイクリストの支持を得ていた。
Keo Blade 2となることで、踏力を受け止めるクリート接地面積が400平方ミリメートルから600平方ミリメートルへと1.5倍になり、ペダル幅を62㎜から64㎜へと拡大することで、より確実にライダーのパワーを伝えるようになった。拡大されたボディは高品質なインジェクテッドカーボンで成形されており、ペダルのたわみによるパワーロスを最小限に抑える努力がなされている。クリートとの接触面にはルックのロゴがレーザープリントされた高級感漂うステンレスプレートが配置され、フローティング時のフリクションを軽減する。
Keo Bladeシリーズのアイデンテティともいえるカーボンスプリングはよりワイドになり、ペダル中央に配置されることで、落車時の破損を防ぎ耐久性を向上させると共に、ペダル裏面の整流効果も発揮しエアロダイナミクスの向上も同時に実現するスマートなデザインを獲得した。更に前作では最大16Nmだったスプリングテンションも最大20Nmに向上。カヴェンディッシュらプロツアースプリンターの1,600ワットを超える大出力をもしっかり受け止める。
回転性能の要となるペダルアクスルも新開発され、ペダル外側に2個、内側に1個の合計3個のベアリングを配置することで、低回転性能と高耐久性を実現。スタックハイトも15㎜から13㎜へと減少することで、ペダリング効率を向上させた。アクスルの素材が異なるチタンモデルとクロモリモデルの2種類が販売される。重量も90g(片側 チタンモデル)と軽量で、前作から全ての点をブラッシュアップし正統進化を果たしたレーシングペダルだ。
Keo Blade 2
アクスル素材:チタン、クロモリ
カラー:ブラック
重量:90g (チタンアクスル、片側)、110g (クロモリアクスル、片側)
スプリングテンション:12Nm、16Nm、20Nm
価格:チタンアクスル: 35,000円(本体価格)、クロモリアクスル:20,000円(本体価格)
ルック Keo Power
心拍計メーカーとペダルメーカーのリーディングカンパニーである、ポラールとルックが共同開発した世界初のペダル内臓式パワーメーターが"Keo Power"だ。従前のパワーメーターは歪みを計測するセンサーの設置場所が、クランク内臓式とハブ内臓式の2方式が主流であった。各々、ギヤ板やクランク長、リアホイールを自由に変更できないといった制約があり、パワーメーターに興味がありつつも、機材にこだわりたいサイクリストにとっては悩みの種だったはずだ。
Keo Powerはそんな悩みを持つサイクリストたちへの福音となるモデル。ハブやクランクと比較すると、それほど機材選択に影響がないペダルにセンサーを内蔵することで、クランクやホイールといったパーツは好きなものを使用できる。左右のペダルから出力を計測することで、右足と左足のペダリングバランスの計測も可能。他のパワーメーターが非パワーメーターのパーツに比べると、重量増等のデメリットがあることも事実。しかしKeo Powerはペダルメーカーであるルックが製造することで、ペダルとしての機能もしっかりとレーシングスペックを保っているのも特長だ。
対応するサイクルコンピューターはポラールのCS600、CS500のみとなる。CS500では、パワー計測が、CS600ではパワー計測およびペダリングの左右バランスが計測できる。重量は信号の送受信を行うトランスミッターを含めたシステム合計重量で405g。対応クランク長は170㎜~177.5㎜と幅広く対応している。
Keo Power
カラー:ブラック
重量:170g(ペダル片側)、405g(ペア P5トランスミッター含む)
スプリングテンション:10Nm~18Nm
対応クランク長:170㎜、172.5㎜、175㎜、177.5㎜
価格:ケオパワー+P5トランスミッター:本体価格 未定、ケオパワー+P5トランスミッター+CS600+GPSセンサーセット:本体価格 未定
ルック Keo 2 MAX
”Keo 2 MAX”はルッククリップレスペダルの主力となるロングセラーモデル。グラスファイバーボディを採用し、耐久性とコストパフォーマンスに優れる事が特徴のミドルグレードモデルだ。上位モデル譲りのステンレスプレートが埋め込まれた、大きなクリート接地面は、クリートのフローティング時のフリクションを低減しつつ耐久性とパワー伝達効率の向上を両立している。
オーバーサイズクロモリアクスルには、ペダル外側にニードルベアリング、内側に大型のシールドベアリングを配置することで、重量はそのままに強度を確保し、耐久性とねじれ剛性を向上。クランクとの勘合部のネジ長を2mm延長することで、別売りのQファクター調整リング使用時でも、十分なクランクへの差し込み長を持ち、高い安定性を確保。スプリングテンションは9~15Nmに調整が可能で、ロードレースからツーリングまで、幅広い用途に対応するスタンダードペダルだ。
ブラックに限定されがちなカーボンボディモデルと異なり、自由度の高いグラスファイバーボディは豊富なカラーバリエーションを持つ。2014年モデルはブラック、ホワイト、ホワイト×レッド、ブラック×アシッドの4カラーをそろえ、愛車のカラーコーディネートに役立つ1品となるだろう。
Keo 2 MAX
カラー:ブラック、ホワイト、ホワイト×レッド、ブラック×アシッド
重量:130g (クロモリアクスル、片側)
スプリングテンション:9Nm~15Nm
価格:13,000円(本体価格)
ルック Keo Classic 2
長い間ルックのエントリーグレードを担っていたKeo Classicがフルモデルチェンジ。ボディ形状に大幅な改良を加えて、リニューアルされた。クリート接地部分を改良し、低フリクションの素材とすることで、よりスムーズなフローティングを実現。クリップレスペダルに不慣れな初心者も違和感なく使用できる使い心地を実現した。重量も139gと上位モデルと遜色ない値をマークしている。
スプリングテンションも8Nm~12Nmと低めに設定されており、容易なステップイン/ステップアウトが可能。とっさに外しやすいため、初めてのクリップレスペダルとしても安心のモデルだ。カラーはブラック×グレーとホワイト×ブラックの2色展開。
Keo Classic 2
カラー:ブラック×グレー、ホワイト×ブラック
重量:139g (クロモリアクスル、片側)
スプリングテンション:8Nm~12Nm
価格:8,500円(本体価格)
取扱いはユーロスポーツインテグレーション
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