2014/02/10(月) - 00:39
20cmを超える積雪に覆われたお台場海浜公園の砂浜。世界最高峰のシクロクロスレーサーであるケイティ・コンプトン(アメリカ、トレック・シクロクロスコレクティブ)のパワフルな走りに、会場の観客たちは感嘆の声を上げた。シクロクロス東京エリート女子のレースを振り返る。
2年連続でUCIワールドカップの総合優勝に輝いたコンプトンが来日した。1週間前の世界選手権では序盤のトラブルによって結果を残すことが出来なかったが、UCIワールドカップ7戦のうち5戦で優勝するという破竹の活躍。世界王者マリアンヌ・フォス(オランダ)と双璧を成すまさに世界のトップレーサーだ。
「林のセクションは泥が浮いてスリッピーで、砂のセクションは長くてパワーがいる。でも、ヨーロッパで砂のレースを散々経験しているので、どうやって砂を走ったらいいのか心得ている」。お台場海浜公園の周回コースについてそう語っていたコンプトン。スタート後すぐに飛び出したウェンディ・シムズ(カナダ、KONAシクロクロスチーム)をジワリと追い上げ、2周目で早くも先頭に立った。
「スタートしてすぐの砂浜で前の選手が下車したので少し出遅れたものの、自分のペースで走り続けた」と言うコンプトンが先頭で独走を開始する。後方では豊岡英子(パナソニックレディース)や宮内佐季子(Team CHAINRING)がそれぞれ単独で追いかける展開。
シーズンの目標である世界選に向けてコンディションを整えていたコンプトンの走りはズバ抜けていた。同時スタートのL2の選手たちを抜きながら後続を引き離す。6分15秒前後のラップタイムを刻みながら、フィニッシュラインまで独走した。
「沿道からの熱い応援に感謝。声援の大きさに驚いたし、こんな都会の中に砂や泥のコースがあることも驚き。本当に日本に来て良かったと思う」。コンプトンは初めての日本のレースを堪能した様子だ。
1分28秒差の2番手でフィニッシュしたのは、同じく世界選を走り終えたばかりの豊岡。「砂は水を含んでいたので走りやすかったけど、このコースは落ち着いて走らないとすぐにミスをしてしまう。右足を痛めてしまっているので踏ん張りが利かないポイントもあったものの、集中力を絶やさず走りきれたので良かった」と、自分の走りに及第点を与える。
豊岡がインタビューを受けるその横で、別のインタビューを受けるコンプトンを見て「ケイティは体幹も凄いし、踏んでいるギアが違う。それにテクニックも凄い。日本のみんなにケイティの走りを見てもらえて本当に嬉しかった。こんな機会は他に無いので」とも。
3位には、周回を重ねる毎にラップタイムを上げて行った全日本チャンピオンの宮内佐季子(Team CHAINRING)が入り、日本を代表するシクロクロスレーサーとして豊岡とともに表彰台に登った。
エリート男子やその他のカテゴリーのレポートは後ほどお伝えします。
エリート女子
1位 ケイティ・コンプトン(アメリカ、トレック・シクロクロスコレクティブ) 37'28"
2位 豊岡英子(日本、パナソニックレディース) +1'28"
3位 宮内佐季子(日本、Team CHAINRING) +1'54"
4位 ウェンディ・シムズ(カナダ、KONAシクロクロスチーム) +2'07"
5位 ライン・ベセット(カナダ、キャノンデールpbシクロクロスワールド.com)+3:55
6位 坂口聖香(日本、パナソニックレディース) +5:25
7位 坂口楓華(日本、パナソニックレディース) -1Lap
8位 今井美穂(日本、CycleClub.jp)
9位 武田和佳(日本、Team CHAINRING)
10位 相野田静香(日本、clubGROW)
text&photo:Kei Tsuji
2年連続でUCIワールドカップの総合優勝に輝いたコンプトンが来日した。1週間前の世界選手権では序盤のトラブルによって結果を残すことが出来なかったが、UCIワールドカップ7戦のうち5戦で優勝するという破竹の活躍。世界王者マリアンヌ・フォス(オランダ)と双璧を成すまさに世界のトップレーサーだ。
「林のセクションは泥が浮いてスリッピーで、砂のセクションは長くてパワーがいる。でも、ヨーロッパで砂のレースを散々経験しているので、どうやって砂を走ったらいいのか心得ている」。お台場海浜公園の周回コースについてそう語っていたコンプトン。スタート後すぐに飛び出したウェンディ・シムズ(カナダ、KONAシクロクロスチーム)をジワリと追い上げ、2周目で早くも先頭に立った。
「スタートしてすぐの砂浜で前の選手が下車したので少し出遅れたものの、自分のペースで走り続けた」と言うコンプトンが先頭で独走を開始する。後方では豊岡英子(パナソニックレディース)や宮内佐季子(Team CHAINRING)がそれぞれ単独で追いかける展開。
シーズンの目標である世界選に向けてコンディションを整えていたコンプトンの走りはズバ抜けていた。同時スタートのL2の選手たちを抜きながら後続を引き離す。6分15秒前後のラップタイムを刻みながら、フィニッシュラインまで独走した。
「沿道からの熱い応援に感謝。声援の大きさに驚いたし、こんな都会の中に砂や泥のコースがあることも驚き。本当に日本に来て良かったと思う」。コンプトンは初めての日本のレースを堪能した様子だ。
1分28秒差の2番手でフィニッシュしたのは、同じく世界選を走り終えたばかりの豊岡。「砂は水を含んでいたので走りやすかったけど、このコースは落ち着いて走らないとすぐにミスをしてしまう。右足を痛めてしまっているので踏ん張りが利かないポイントもあったものの、集中力を絶やさず走りきれたので良かった」と、自分の走りに及第点を与える。
豊岡がインタビューを受けるその横で、別のインタビューを受けるコンプトンを見て「ケイティは体幹も凄いし、踏んでいるギアが違う。それにテクニックも凄い。日本のみんなにケイティの走りを見てもらえて本当に嬉しかった。こんな機会は他に無いので」とも。
3位には、周回を重ねる毎にラップタイムを上げて行った全日本チャンピオンの宮内佐季子(Team CHAINRING)が入り、日本を代表するシクロクロスレーサーとして豊岡とともに表彰台に登った。
エリート男子やその他のカテゴリーのレポートは後ほどお伝えします。
エリート女子
1位 ケイティ・コンプトン(アメリカ、トレック・シクロクロスコレクティブ) 37'28"
2位 豊岡英子(日本、パナソニックレディース) +1'28"
3位 宮内佐季子(日本、Team CHAINRING) +1'54"
4位 ウェンディ・シムズ(カナダ、KONAシクロクロスチーム) +2'07"
5位 ライン・ベセット(カナダ、キャノンデールpbシクロクロスワールド.com)+3:55
6位 坂口聖香(日本、パナソニックレディース) +5:25
7位 坂口楓華(日本、パナソニックレディース) -1Lap
8位 今井美穂(日本、CycleClub.jp)
9位 武田和佳(日本、Team CHAINRING)
10位 相野田静香(日本、clubGROW)
text&photo:Kei Tsuji
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