2013/12/21(土) - 09:38
12月7日(土)、ファンライドが企画する耐久レースイベント「TOKYOエンデューロ2013 Bay Stage」が開催され、千葉県の袖ヶ浦フォレスト・レースウェイには約1450名のライダーが集まった。4時間エンデューロの様子と共にぽかぽか陽気の絶好のコンディションとなった今大会をレポートする。
TOKYOエンデューロ2013 Bay Stageの舞台は千葉県袖ヶ浦市に位置するサーキット「袖ヶ浦フォレスト・レースウェイ」。東京都立川市にある昭和記念公園にてクリスマスエンデューロという大会名で開催されたころから数えると10年以上の歴史があり、袖ヶ浦に場所を移してからは4回目の開催となる。また、例年3月に埼玉県の彩湖で行われるTOKYOエンデューロRiver Stageとは兄弟イベントにあたる大会だ。
小高い山の頂上に位置する今大会のコースは1周2436mほどで、6つのストレートと10個コーナーで構成されている。5年前に完成したばかりとあって舗装状態が良くで、道幅も広いことから安全性は良好。多少のアップダウンはあるものの勾配は緩いため、レースデビューのビギナーから、普段では中々味わえない速度での高速走行を体感したい上級者まで様々なライダーが楽しめるサーキットだ。
千葉県中央部に位置するものの、東京湾アクアラインを使えば都心から1時間半ほどとアクセスしやすく、地元千葉県を中心に関東全域、中部地方からエントリーが集まった。また、電車でのアクセスは良好と言えないものの夏場に比べると軽装で済むことから、少数ながらJR久留里線などのローカル線に揺られて会場入りした参加者も。
今大会では8時15分~10時15分までの2時間SHORTエンデューロ、11時~15時までの4時間MIDDLEエンデューロ、さらに2時間+4時間LONGエンデューロという3つのエンデューロが設定された。MIDDLEのみの参加であれば朝はゆっくり会場入りすることが可能で、SHORTだけの参加であれば午後には帰宅の途につくことができるといったスケジューリングは当日入りや遠方から参加者には嬉しいところ。レースの疲労を考慮すれば土曜日に開催される点も参加しやすいポイントといえるだろう。
立川で行なわれていたころより悪天候になることが多く、一昨年は大雨見まわれ、昨年は強風による短縮を余儀なくされたTOKYOエンデューロだが、今年は文句なしの快晴に。早朝こそ冷え込んだものの、4時間エンデューロが始まる11時ごろには冬用ジャケットでは暑すぎるほどのポカポカ陽気となった。そして、大会ゲストライダーを先頭にローリングスタート形式でレースは始まり、約400チームが4時間後のゴール目指してスタートしていく。
大会ゲストライダーには一昨年と昨年に引き続きチームユーロップカーの新城幸也選手が参加し、一般参加者とコミュニケーションを取りながら、大小様々な集団のペースをコントロール。日本ナショナルチャンピオンジャージを身にまとい集団を牽引するシーンはツール・ド・フランスさながらで、”世界のユキヤ”と一緒に走ろうと時間を追うごとに大きなグルペットが形成されていった。そして練習方法やポジションなど、プレミアムなアドバイスを聞くことができた方もいた様だ。
加えて、地元千葉出身でモデルのRENさんは滝川ロランさんらと共にモデルチームとして大会を盛り上げた。大会サポートにはエキップアサダが付き、EQA U23所属の内野直也選手がトップ集団のコントロールを行い、ピットではメカニックサービスを実施していた。
レースは混乱や目立った事故も無く、序盤から順調に進む。マイペースでゆったり楽しんでいるチームと本気で走っているチームが多く半分ずつといった印象で、多数の強豪ホビーレーサーがオフシーズンのトレーニング代わりに参戦。ピットを見てみれば無線やストップウォッチを駆使してタイムを管理する本気なチームも。
その一方、マイペース派で目立ったのはクリスマスを意識したコスプレで走った参加者たち。ヘルメットの上からサンタ帽子をかぶったり、真っ赤なコスチュームでサンタクロースになりきってみたりと様々で、ファンライドの細沼編集長や大会スタッフのみなさんもクリスマスコスチュームに身を包んでいた。
そして、「普段は会場周辺をトレーニングコースとして走っている」という地元チームの内房レーシングチームや、千葉県のゆるキャラ「チーバくん」を全身に纏ったチームジャージを着るチームなど、地元から参戦したチームの姿が多かった。また千葉にゆかりのあるトライアスリートの細田雄一選手や山本淳一選手は一般エントリーで参戦し、プロの走りを披露した。
中盤以降、コース上では参加者同士が声を掛け合いながら集団がどんどんと形成されていく。疲労で下を向きながら走るライダーが増えてきたものの、MCを務めた飯島美和さんの積極的な注意喚起のお陰で目立った落車などはほとんど発生せずレースは終盤へ。
メイン集団は平坦基調のコースが故に人数を減らすことなく周回を重ねていく。毎周の様に飛び出しを図ろうとアタックするライダーがいるものの、メイン集団は冷静に対処。西日が次第に眩しくなってきたゴール15分前のピットクローズを前に多くのチームがライダーチェンジを行おうと一斉にピットに戻って来る。
役目を終えたライダーの皆さんは疲労困憊ながらも達成感に満ちた表情にあふれ、最終ライダーを送り出す大きな歓声やピットに入ること無く走り続けるライダーに対する鼓舞が多くのチームから聞こえてくる。
少し肌寒くなってきた午後4時にレースは終了。チームメイトのゴールをひと目見届けようとピットウォールは出番を終えたチームメイトや家族たちで覆い尽くされ、先頭集団はもちろんのこと、順位に関係なく多くの参加者がスプリントしながらゴールラインに駆け込んだ。そして新城選手は20人程の集団を牽引しながらゴール。
エンデューロレースの後はキッズライダーたちによるレースや、シャンパンファイト付きの表彰式、最後はサイン入りジャージやユーロップカーの選手供給品などが当たるじゃんけん大会で締めくくられた。
ビギナーから上級者まで様々なスキルのホビーレーサーが楽しめるファンライド主催のイベント。次回は3月15日(土)にホビーレーサーのトレーニングコースとしても使われる埼玉県の彩湖にて「TOKYOエンデューロ River Stage」の開催が予定されている。チームメイトや家族、職場の仲間と共に誘い合わせて参加してみてはいかがだろうか。
TOKYOエンデューロ2013 Bay Stageの舞台は千葉県袖ヶ浦市に位置するサーキット「袖ヶ浦フォレスト・レースウェイ」。東京都立川市にある昭和記念公園にてクリスマスエンデューロという大会名で開催されたころから数えると10年以上の歴史があり、袖ヶ浦に場所を移してからは4回目の開催となる。また、例年3月に埼玉県の彩湖で行われるTOKYOエンデューロRiver Stageとは兄弟イベントにあたる大会だ。
小高い山の頂上に位置する今大会のコースは1周2436mほどで、6つのストレートと10個コーナーで構成されている。5年前に完成したばかりとあって舗装状態が良くで、道幅も広いことから安全性は良好。多少のアップダウンはあるものの勾配は緩いため、レースデビューのビギナーから、普段では中々味わえない速度での高速走行を体感したい上級者まで様々なライダーが楽しめるサーキットだ。
千葉県中央部に位置するものの、東京湾アクアラインを使えば都心から1時間半ほどとアクセスしやすく、地元千葉県を中心に関東全域、中部地方からエントリーが集まった。また、電車でのアクセスは良好と言えないものの夏場に比べると軽装で済むことから、少数ながらJR久留里線などのローカル線に揺られて会場入りした参加者も。
今大会では8時15分~10時15分までの2時間SHORTエンデューロ、11時~15時までの4時間MIDDLEエンデューロ、さらに2時間+4時間LONGエンデューロという3つのエンデューロが設定された。MIDDLEのみの参加であれば朝はゆっくり会場入りすることが可能で、SHORTだけの参加であれば午後には帰宅の途につくことができるといったスケジューリングは当日入りや遠方から参加者には嬉しいところ。レースの疲労を考慮すれば土曜日に開催される点も参加しやすいポイントといえるだろう。
立川で行なわれていたころより悪天候になることが多く、一昨年は大雨見まわれ、昨年は強風による短縮を余儀なくされたTOKYOエンデューロだが、今年は文句なしの快晴に。早朝こそ冷え込んだものの、4時間エンデューロが始まる11時ごろには冬用ジャケットでは暑すぎるほどのポカポカ陽気となった。そして、大会ゲストライダーを先頭にローリングスタート形式でレースは始まり、約400チームが4時間後のゴール目指してスタートしていく。
大会ゲストライダーには一昨年と昨年に引き続きチームユーロップカーの新城幸也選手が参加し、一般参加者とコミュニケーションを取りながら、大小様々な集団のペースをコントロール。日本ナショナルチャンピオンジャージを身にまとい集団を牽引するシーンはツール・ド・フランスさながらで、”世界のユキヤ”と一緒に走ろうと時間を追うごとに大きなグルペットが形成されていった。そして練習方法やポジションなど、プレミアムなアドバイスを聞くことができた方もいた様だ。
加えて、地元千葉出身でモデルのRENさんは滝川ロランさんらと共にモデルチームとして大会を盛り上げた。大会サポートにはエキップアサダが付き、EQA U23所属の内野直也選手がトップ集団のコントロールを行い、ピットではメカニックサービスを実施していた。
レースは混乱や目立った事故も無く、序盤から順調に進む。マイペースでゆったり楽しんでいるチームと本気で走っているチームが多く半分ずつといった印象で、多数の強豪ホビーレーサーがオフシーズンのトレーニング代わりに参戦。ピットを見てみれば無線やストップウォッチを駆使してタイムを管理する本気なチームも。
その一方、マイペース派で目立ったのはクリスマスを意識したコスプレで走った参加者たち。ヘルメットの上からサンタ帽子をかぶったり、真っ赤なコスチュームでサンタクロースになりきってみたりと様々で、ファンライドの細沼編集長や大会スタッフのみなさんもクリスマスコスチュームに身を包んでいた。
そして、「普段は会場周辺をトレーニングコースとして走っている」という地元チームの内房レーシングチームや、千葉県のゆるキャラ「チーバくん」を全身に纏ったチームジャージを着るチームなど、地元から参戦したチームの姿が多かった。また千葉にゆかりのあるトライアスリートの細田雄一選手や山本淳一選手は一般エントリーで参戦し、プロの走りを披露した。
中盤以降、コース上では参加者同士が声を掛け合いながら集団がどんどんと形成されていく。疲労で下を向きながら走るライダーが増えてきたものの、MCを務めた飯島美和さんの積極的な注意喚起のお陰で目立った落車などはほとんど発生せずレースは終盤へ。
メイン集団は平坦基調のコースが故に人数を減らすことなく周回を重ねていく。毎周の様に飛び出しを図ろうとアタックするライダーがいるものの、メイン集団は冷静に対処。西日が次第に眩しくなってきたゴール15分前のピットクローズを前に多くのチームがライダーチェンジを行おうと一斉にピットに戻って来る。
役目を終えたライダーの皆さんは疲労困憊ながらも達成感に満ちた表情にあふれ、最終ライダーを送り出す大きな歓声やピットに入ること無く走り続けるライダーに対する鼓舞が多くのチームから聞こえてくる。
少し肌寒くなってきた午後4時にレースは終了。チームメイトのゴールをひと目見届けようとピットウォールは出番を終えたチームメイトや家族たちで覆い尽くされ、先頭集団はもちろんのこと、順位に関係なく多くの参加者がスプリントしながらゴールラインに駆け込んだ。そして新城選手は20人程の集団を牽引しながらゴール。
エンデューロレースの後はキッズライダーたちによるレースや、シャンパンファイト付きの表彰式、最後はサイン入りジャージやユーロップカーの選手供給品などが当たるじゃんけん大会で締めくくられた。
ビギナーから上級者まで様々なスキルのホビーレーサーが楽しめるファンライド主催のイベント。次回は3月15日(土)にホビーレーサーのトレーニングコースとしても使われる埼玉県の彩湖にて「TOKYOエンデューロ River Stage」の開催が予定されている。チームメイトや家族、職場の仲間と共に誘い合わせて参加してみてはいかがだろうか。
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