2013/10/04(金) - 04:29
東京国体は地元東京都が総合優勝で閉幕。ポイントレースは少年は山本大喜(奈良・榛生昇陽高)、成年は入部正太朗(奈良・シマノレーシング)の奈良県勢が優勝。エキシビションの女子チームスプリントでは日本記録達成。
東京国体が10月3日(木)に閉幕。2日(水)のトラック3日目と3日(木)のトラック4日目の結果をお届けしよう。
少年スプリント
予選の200mFTTがトップタイム11秒089の野上竜太(岡山・岡山工)が、決勝にいたるまですべてストレート勝ちで優勝。選抜大会、インターハイに続く勝利。野上一人が完全にワンランク上の力を持つことを見せた。なお野上は8月に1kmTTで1分04秒938のジュニア日本記録を出している。
1位 野上竜太(岡山・岡山工)
2位 後藤悠(岩手・紫波総合高)
3位 小早川令(福岡・祐誠高)
4位 加藤大輝(愛知・愛工大名電高)
5位 布居翼(若山・和歌山北高)
6位 下岡将也(三重・朝明高)
7位 久保田泰弘(山口・誠英高)
8位 濱田直之(兵庫・三田学園高)
成年スプリント
予選の200mFTTがトップタイム10秒927の橋本凌甫(東京・日本大)が、決勝にいたるまですべてストレート勝ちで優勝。開催地東京に貴重な2勝目をもたらした。
1位 橋本凌甫(東京・日本大)
2位 橋本瑠偉(佐賀・明治大)
3位 坂井洋(栃木・作新学院)
4位 宮本隼輔(山口・中央大)
5位 坂本佳哉(青森・日本大)
6位 堀僚介(大阪)
7位 栗田万生(石川・順天堂大)
8位 曽我圭佑(熊本・明治大)
少年ポイントレース
24km60周で行われた決勝、序盤は吉田慶(広島・山陽高)とインターハイ覇者の塩田航平(埼玉・栄北)らがレースを展開。中盤から山本大喜(奈良・榛生昇陽高)と冨尾大地(鹿児島・南大隅高)が逃げ続け得点を重ねる。このままゴールポイントを山本が取って優勝。山本はロードレースとあわせて国体2冠を達成。
1位 山本大喜(奈良・榛生昇陽高)26点
2位 冨尾大地(鹿児島・南大隅高)22点
3位 吉田慶(広島・山陽高)14点
4位 塩田航平(埼玉・栄北)14点
5位 岡本隼(和歌山・和歌山北高)10点
6位 荒井佑太(宮城・仙台商高)9点
7位 鎌足拓弥(岐阜・岐南工高)9点
8位 新城雄大(沖縄・八重山農林高)6点
成年ポイントレース
序盤に緑川竣一(福島・中央大)、野中竜馬(広島・シマノレーシング)、倉林巧和(群馬・日本体育大)、内間康平(沖縄・チームNIPPOデローザ)の4人の逃げに、入部正太朗(奈良・シマノレーシング)、橋本英也(岐阜・鹿屋体育大)、三浦康嵩(青森・早稲田大)が合流し7人の先頭集団に。7人は集団をラップ、さらにそこから入部と前園浩平(愛媛・立命館大)が抜け出してポイントを重ねる。この決定的な動きで入部はポイント首位に立ち優勝。
1位 入部正太朗(奈良・シマノレーシング)55点
2位 緑川竣一(福島・中央大)42点
3位 橋本英也(岐阜・鹿屋体育大)40点
4位 野中竜馬(広島・シマノレーシング)32点
5位 倉林巧和(群馬・日本体育大) 32点
6位 内間康平(沖縄・チームNIPPOデローザ)27点
7位 窪木一茂(和歌山・和歌山県教育庁・マトリックスパワータグ)17点
8位 片桐善也(新潟・日本大)10点
少年4km速度競走
序盤から真砂英作(香川・高松工芸高)と森口寛己(和歌山・和歌山北)の2人が逃げ続けて先頭責任を終盤までほかに取らせない。終盤にようやく原井博斗(福岡・祐誠高)が抜け出すが最終周回に真砂が抜け出し、追う原井を下して真砂が優勝。
1位 真砂英作(香川・高松工芸高)4分54秒948
2位 原井博斗(福岡・祐誠高)
3位 森口寛己(和歌山・和歌山北)
4位 八木健太(大阪・城東工科高)
5位 黒枝咲哉(大分・日出暘谷高)
6位 野崎祐一郎(宮崎・都城工高)
7位 山本修平(東京・昭和第一学園高)
8位 齋藤瞭汰(群馬・前橋工高)
成年4km速度競走
中盤までは先頭責任の取り合いで完了者は4人に。終盤で高士拓也(三重・中央大)が一気に加速して独走に持ち込み責任完了、ゴールまで独走して優勝。山本元喜(奈良・鹿屋体育大)は追い上げるが届かず2位に。高士は昨年に続いて連覇達成、4分39秒のハイペースのレースだった。
1位 高士拓也(三重・中央大)4分39秒683
2位 山本元喜(奈良・鹿屋体育大)
3位 西沢倭義(京都府・明治大)
4位 向川尚樹(大阪・マトリックスパワータグ)
5位 池部壮太(大分・マトリックスパワータグ)
6位 近谷涼(富山・日本大)
7位 渡邊翔太郎(岐阜・朝日大)
8位 和田力(和歌山・日本大)
少年ケイリン
決勝は小山兼司(福岡・祐誠高)がスタートから先行、ペーサー離脱後も先行を続けて圧巻の優勝。
1位 小山兼司(福岡・祐誠高)
2位 藤森駿介(熊本・九州学院高)
3位 千田拓磨(石川・内灘高)
4位 川口雄太(徳島・徳島商高)
5位 鈴木陸来(静岡・浜松学院高)
6位 三浦元緋(岩手・盛岡農高)
7位 照屋将貴(沖縄・北中城高)
8位 小松誠悟(栃木・作新学院高)
成年ケイリン
池野健太(兵庫・中央大)がペーサー後ろにつき、離脱後は先行、高橋築(東京・日本大)が前に入り高橋先行で第4コーナーへ。ここから池野が追い上げてかわし優勝。学生王者の末木浩二(山梨・日本大)は後方のまま6着に。
1位 池野健太(兵庫・中央大)
2位 高橋築(東京・日本大)
3位 丸田直(神奈川)
4位 田尾駿介(高知・明治大)
5位 奥村諭志(岡山・鹿屋体育大)
6位 末木浩二(山梨・日本大)
7位 植原琢也(埼玉・法政大)
8位 山地大介(香川)
女子チームスプリント
国体自転車競技で女子種目はまだ正式種目ではない。オリンピックにもある女子種目の近い将来の正式種目化に向けて、今大会ではエキシビションレースとして、チームスプリント、500mTT、ケイリンが行われた。
チームスプリントでは日本競輪学校Aチーム(小林優香・石井貴子)が56秒333(400mx2)の日本記録を樹立。今までの記録は昨年の都道府県大会にて同じ立川競輪場で鹿児島県(前田佳代乃、塚越さくら) が出した57秒730。
総合成績
成年ケイリンで2位に入った東京が、前日までの得点をさらに伸ばして優勝。2位には同点で奈良県と和歌山県が入った。開催地の優勝は昨年の岐阜に続いて2年連続。しかし地元だから有利なことは何もない。すべては開催年へ向けた強化努力の結果だ。
1位 東京都 60点
2位 奈良県、和歌山県 56点
4位 岐阜県 52点
5位 岡山県 51点
6位 青森県 42点
7位 福島県 41点
8位 福岡県 40点
photo&text:高木秀彰
東京国体が10月3日(木)に閉幕。2日(水)のトラック3日目と3日(木)のトラック4日目の結果をお届けしよう。
少年スプリント
予選の200mFTTがトップタイム11秒089の野上竜太(岡山・岡山工)が、決勝にいたるまですべてストレート勝ちで優勝。選抜大会、インターハイに続く勝利。野上一人が完全にワンランク上の力を持つことを見せた。なお野上は8月に1kmTTで1分04秒938のジュニア日本記録を出している。
1位 野上竜太(岡山・岡山工)
2位 後藤悠(岩手・紫波総合高)
3位 小早川令(福岡・祐誠高)
4位 加藤大輝(愛知・愛工大名電高)
5位 布居翼(若山・和歌山北高)
6位 下岡将也(三重・朝明高)
7位 久保田泰弘(山口・誠英高)
8位 濱田直之(兵庫・三田学園高)
成年スプリント
予選の200mFTTがトップタイム10秒927の橋本凌甫(東京・日本大)が、決勝にいたるまですべてストレート勝ちで優勝。開催地東京に貴重な2勝目をもたらした。
1位 橋本凌甫(東京・日本大)
2位 橋本瑠偉(佐賀・明治大)
3位 坂井洋(栃木・作新学院)
4位 宮本隼輔(山口・中央大)
5位 坂本佳哉(青森・日本大)
6位 堀僚介(大阪)
7位 栗田万生(石川・順天堂大)
8位 曽我圭佑(熊本・明治大)
少年ポイントレース
24km60周で行われた決勝、序盤は吉田慶(広島・山陽高)とインターハイ覇者の塩田航平(埼玉・栄北)らがレースを展開。中盤から山本大喜(奈良・榛生昇陽高)と冨尾大地(鹿児島・南大隅高)が逃げ続け得点を重ねる。このままゴールポイントを山本が取って優勝。山本はロードレースとあわせて国体2冠を達成。
1位 山本大喜(奈良・榛生昇陽高)26点
2位 冨尾大地(鹿児島・南大隅高)22点
3位 吉田慶(広島・山陽高)14点
4位 塩田航平(埼玉・栄北)14点
5位 岡本隼(和歌山・和歌山北高)10点
6位 荒井佑太(宮城・仙台商高)9点
7位 鎌足拓弥(岐阜・岐南工高)9点
8位 新城雄大(沖縄・八重山農林高)6点
成年ポイントレース
序盤に緑川竣一(福島・中央大)、野中竜馬(広島・シマノレーシング)、倉林巧和(群馬・日本体育大)、内間康平(沖縄・チームNIPPOデローザ)の4人の逃げに、入部正太朗(奈良・シマノレーシング)、橋本英也(岐阜・鹿屋体育大)、三浦康嵩(青森・早稲田大)が合流し7人の先頭集団に。7人は集団をラップ、さらにそこから入部と前園浩平(愛媛・立命館大)が抜け出してポイントを重ねる。この決定的な動きで入部はポイント首位に立ち優勝。
1位 入部正太朗(奈良・シマノレーシング)55点
2位 緑川竣一(福島・中央大)42点
3位 橋本英也(岐阜・鹿屋体育大)40点
4位 野中竜馬(広島・シマノレーシング)32点
5位 倉林巧和(群馬・日本体育大) 32点
6位 内間康平(沖縄・チームNIPPOデローザ)27点
7位 窪木一茂(和歌山・和歌山県教育庁・マトリックスパワータグ)17点
8位 片桐善也(新潟・日本大)10点
少年4km速度競走
序盤から真砂英作(香川・高松工芸高)と森口寛己(和歌山・和歌山北)の2人が逃げ続けて先頭責任を終盤までほかに取らせない。終盤にようやく原井博斗(福岡・祐誠高)が抜け出すが最終周回に真砂が抜け出し、追う原井を下して真砂が優勝。
1位 真砂英作(香川・高松工芸高)4分54秒948
2位 原井博斗(福岡・祐誠高)
3位 森口寛己(和歌山・和歌山北)
4位 八木健太(大阪・城東工科高)
5位 黒枝咲哉(大分・日出暘谷高)
6位 野崎祐一郎(宮崎・都城工高)
7位 山本修平(東京・昭和第一学園高)
8位 齋藤瞭汰(群馬・前橋工高)
成年4km速度競走
中盤までは先頭責任の取り合いで完了者は4人に。終盤で高士拓也(三重・中央大)が一気に加速して独走に持ち込み責任完了、ゴールまで独走して優勝。山本元喜(奈良・鹿屋体育大)は追い上げるが届かず2位に。高士は昨年に続いて連覇達成、4分39秒のハイペースのレースだった。
1位 高士拓也(三重・中央大)4分39秒683
2位 山本元喜(奈良・鹿屋体育大)
3位 西沢倭義(京都府・明治大)
4位 向川尚樹(大阪・マトリックスパワータグ)
5位 池部壮太(大分・マトリックスパワータグ)
6位 近谷涼(富山・日本大)
7位 渡邊翔太郎(岐阜・朝日大)
8位 和田力(和歌山・日本大)
少年ケイリン
決勝は小山兼司(福岡・祐誠高)がスタートから先行、ペーサー離脱後も先行を続けて圧巻の優勝。
1位 小山兼司(福岡・祐誠高)
2位 藤森駿介(熊本・九州学院高)
3位 千田拓磨(石川・内灘高)
4位 川口雄太(徳島・徳島商高)
5位 鈴木陸来(静岡・浜松学院高)
6位 三浦元緋(岩手・盛岡農高)
7位 照屋将貴(沖縄・北中城高)
8位 小松誠悟(栃木・作新学院高)
成年ケイリン
池野健太(兵庫・中央大)がペーサー後ろにつき、離脱後は先行、高橋築(東京・日本大)が前に入り高橋先行で第4コーナーへ。ここから池野が追い上げてかわし優勝。学生王者の末木浩二(山梨・日本大)は後方のまま6着に。
1位 池野健太(兵庫・中央大)
2位 高橋築(東京・日本大)
3位 丸田直(神奈川)
4位 田尾駿介(高知・明治大)
5位 奥村諭志(岡山・鹿屋体育大)
6位 末木浩二(山梨・日本大)
7位 植原琢也(埼玉・法政大)
8位 山地大介(香川)
女子チームスプリント
国体自転車競技で女子種目はまだ正式種目ではない。オリンピックにもある女子種目の近い将来の正式種目化に向けて、今大会ではエキシビションレースとして、チームスプリント、500mTT、ケイリンが行われた。
チームスプリントでは日本競輪学校Aチーム(小林優香・石井貴子)が56秒333(400mx2)の日本記録を樹立。今までの記録は昨年の都道府県大会にて同じ立川競輪場で鹿児島県(前田佳代乃、塚越さくら) が出した57秒730。
総合成績
成年ケイリンで2位に入った東京が、前日までの得点をさらに伸ばして優勝。2位には同点で奈良県と和歌山県が入った。開催地の優勝は昨年の岐阜に続いて2年連続。しかし地元だから有利なことは何もない。すべては開催年へ向けた強化努力の結果だ。
1位 東京都 60点
2位 奈良県、和歌山県 56点
4位 岐阜県 52点
5位 岡山県 51点
6位 青森県 42点
7位 福島県 41点
8位 福岡県 40点
photo&text:高木秀彰
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