2013/09/19(木) - 15:36
世界チャンピオンのフィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシングチーム)のバイクをはじめ、ブエルタ・ア・エスパーニャを走った5チームをピックアップ。第二弾はBMC、カハルーラル、キャノンデール、コフィディス、エウスカルテル編だ。
BMCレーシングチーム <BMC teammachine SLR01 & Impec>
世界チャンピオンのフィリップ・ジルベール(ベルギー)は、レインボーカラーのBMC teammachine SLR01を駆って今シーズン初勝利を果たした。乗り味の好みに合わせてImpecを使用する選手も数名。ハンドルやステム、シートポストは3T製。トレンドとして、近年はバイク重量が軽く6.8kgを軽く下回り、フレームの振動吸収性が向上しているため、アルミ製のハンドルやステムを剛性重視で選ぶ選手が多い。なお、ジルベールのみスポンサー外のセレイタリア製サドルを使用。
カハルーラル <ビベロ Arc RS La Vuelta & EOS>
カハルーラルが乗るのは、ブルガリアの自転車メーカー、ビベロ。連日逃げたハビエル・アラメンディア(スペイン)らはブエルタバージョンのArc RSに乗り、エーススプリンターのフランチェスコ・ラスカ(イタリア)のみエアロロードという位置づけのEOSに乗る。EOSのチュービングは独特で、シートチューブとダウンチューブにはボトル下部を受ける台座が備わっている。コンポーネントはカンパニョーロで、クランク&チェーンリングはROTOR。ブレーキはTRPを採用している。
キャノンデールプロサイクリング <キャノンデール Supersix EVO>
メンバー全員が2014年カラーのキャノンデールSupersix EVOに乗るキャノンデールプロサイクリング。このブエルタからスラム・REDが11速化している。会陰部にできた嚢胞(のうほう)除去手術を5月に受けたイヴァン・バッソ(イタリア)は、極めて幅が狭いフィジークのカスタムサドルを使用した。メカニック曰く、このサドルがバッソの早期復帰に繋がったという。クランクはキャノンデールのSiSL2クランクにSRM、スラムのチェーンリングという組み合わせ。
コフィディス <ルック 695>
山岳賞を獲得したニコラ・エデ(フランス)を含め、コフィディスのメインバイクはルックの695。ブレーキ内蔵の進化バージョン695 AEROLIGHTは投入されなかった。コンポーネントは10速のシマノデュラエース7970系。クランクは695シリーズ専用品のZED2クランクではなく、SRM搭載のFSA K-FORCE。その他ハンドルやステム、シートポストもFSA製だ。ステージを問わずマヴィックのコスミックカーボンアルチメイトを多用。フランスチームだけにフランスメーカーを中心にしたアッセンブルだ。
エウスカウテル・エウスカディ <オルベア Orca>
ツールに引き続きマット塗装のオルベアOrcaに乗るエウスカルテル。サムエル・サンチェス(スペイン)はシーズン前半にかけて楕円チェーンリングを使用していたが、現在は真円のチェーンリングを使用。インナーリングはFSAの38T。サンチェスのみアリゲーターのiLINKブレーキケーブルを使用する。サンチェスはデュラエースのサテライトスイッチ愛用者。山岳ステージでは無地のライトウェイトホイールを使用した。バスクが生み出すバイクには誇らしげにバスクの旗のデザインが入る。
text&photo:Kei Tsuji
BMCレーシングチーム <BMC teammachine SLR01 & Impec>
世界チャンピオンのフィリップ・ジルベール(ベルギー)は、レインボーカラーのBMC teammachine SLR01を駆って今シーズン初勝利を果たした。乗り味の好みに合わせてImpecを使用する選手も数名。ハンドルやステム、シートポストは3T製。トレンドとして、近年はバイク重量が軽く6.8kgを軽く下回り、フレームの振動吸収性が向上しているため、アルミ製のハンドルやステムを剛性重視で選ぶ選手が多い。なお、ジルベールのみスポンサー外のセレイタリア製サドルを使用。
カハルーラル <ビベロ Arc RS La Vuelta & EOS>
カハルーラルが乗るのは、ブルガリアの自転車メーカー、ビベロ。連日逃げたハビエル・アラメンディア(スペイン)らはブエルタバージョンのArc RSに乗り、エーススプリンターのフランチェスコ・ラスカ(イタリア)のみエアロロードという位置づけのEOSに乗る。EOSのチュービングは独特で、シートチューブとダウンチューブにはボトル下部を受ける台座が備わっている。コンポーネントはカンパニョーロで、クランク&チェーンリングはROTOR。ブレーキはTRPを採用している。
キャノンデールプロサイクリング <キャノンデール Supersix EVO>
メンバー全員が2014年カラーのキャノンデールSupersix EVOに乗るキャノンデールプロサイクリング。このブエルタからスラム・REDが11速化している。会陰部にできた嚢胞(のうほう)除去手術を5月に受けたイヴァン・バッソ(イタリア)は、極めて幅が狭いフィジークのカスタムサドルを使用した。メカニック曰く、このサドルがバッソの早期復帰に繋がったという。クランクはキャノンデールのSiSL2クランクにSRM、スラムのチェーンリングという組み合わせ。
コフィディス <ルック 695>
山岳賞を獲得したニコラ・エデ(フランス)を含め、コフィディスのメインバイクはルックの695。ブレーキ内蔵の進化バージョン695 AEROLIGHTは投入されなかった。コンポーネントは10速のシマノデュラエース7970系。クランクは695シリーズ専用品のZED2クランクではなく、SRM搭載のFSA K-FORCE。その他ハンドルやステム、シートポストもFSA製だ。ステージを問わずマヴィックのコスミックカーボンアルチメイトを多用。フランスチームだけにフランスメーカーを中心にしたアッセンブルだ。
エウスカウテル・エウスカディ <オルベア Orca>
ツールに引き続きマット塗装のオルベアOrcaに乗るエウスカルテル。サムエル・サンチェス(スペイン)はシーズン前半にかけて楕円チェーンリングを使用していたが、現在は真円のチェーンリングを使用。インナーリングはFSAの38T。サンチェスのみアリゲーターのiLINKブレーキケーブルを使用する。サンチェスはデュラエースのサテライトスイッチ愛用者。山岳ステージでは無地のライトウェイトホイールを使用した。バスクが生み出すバイクには誇らしげにバスクの旗のデザインが入る。
text&photo:Kei Tsuji
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