2013/08/27(火) - 01:22
USAプロチャレンジ(UCI2.HC)が8月26日に閉幕。最終日はコロラド州の州都デンバーを舞台にした市街地周回コースで行なわれ、ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング)が圧巻の4勝目を飾った。
「今日もミーティング通りに、逃げを行かせてからすぐにコントロールを始めました。ほぼ毎日、エース、ピーターサガンのために全力を尽くした。ピーテルがスプリントで勝つ瞬間というのは、直接見ることはなかったけれども…。いつも決まって、ゴールしてからみんなで喜びを分ち合った。ツアー・オブ・ユタが終わってからずっと体調が悪くて、どうなることかと思ったけど、終わってみれば充実した1週間だったな」。この日もサガンのために働いた増田成幸(キャノンデールプロサイクリング)は1週間を振り返った。
最終日はデンバーの14.5kmダウンタウン周回コースを8周する。クリストファー・ユールイェンセン(デンマーク、サクソ・ティンコフ)やベンジャミン・キング(アメリカ、レディオシャック・レオパード)ら7名が1周目で飛び出し、これをキャノンデールプロサイクリング率いるメイン集団が追走する展開。後半にかけてアルゴス・シマノやコロンビアといったスプリンターチームが協力した。
逃げグループの中からルーカス・ユーザー(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)が飛び出して独走したものの、最終周回に入って逃げは吸収。ゴールスプリントで先行したライアン・アンダーソン(カナダ、オプティム・ケリーベネフィット)を悠々と抜き去って、ポイント賞ジャージのサガンが勝利した。
7ステージ中4勝という抜群の成績を残したサガンは断トツでポイント賞トップに。サガンは今シーズン18勝目。勝利数ではカヴェンディッシュ(16勝)やキッテル(15勝)、フルーム(13勝)、グライペル(12勝)を大きく上回っている。
そして総合優勝のタイトルはティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム)の手に。「7月(不調のツール)の後モチベーションを取り戻すのは大変だったけど、地元レースのようなこの大会で勝ちたいと思うのは当然のこと。ようやくタイトルを手にすることが出来た」と胸を撫で下ろす。BMCレーシングチームはヴァンガーデレンとフランクの総合ワンツーを達成。総合3位にはツアー・オブ・ユタ覇者のトム・ダニエルソン(アメリカ、ガーミン・シャープ)が入った。
選手コメントはチーム公式サイトと各選手Twitterより。
USAプロチャレンジ2013第7ステージ結果
1位 ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング) 2h27'15"
2位 ライアン・アンダーソン(カナダ、オプティム・ケリーベネフィット)
3位 アレッサンドロ・バッツァーナ(イタリア、ユナイテッドヘルスケア)
4位 ルーカ・メスゲツ(スロベニア、アルゴス・シマノ)
5位 フレフ・ファンアフェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム)
6位 エドウィン・アビラ(コロンビア、コロンビア)
7位 タナー・プット(アメリカ、ボントレガーサイクリング)
8位 アンドレア・ペロン(イタリア、ノヴォノルディスク)
9位 フィリップ・ダイグナン(アイルランド、ユナイテッドヘルスケア)
10位 ミヒャエル・シェアー(スイス、BMCレーシングチーム)
87位 増田成幸(日本、キャノンデールプロサイクリング) +1'29"
92位 西薗良太(日本、チャンピオンシステム) +3'04"
個人総合成績
1位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム) 22h38'48"
2位 マティアス・フランク(スイス、BMCレーシングチーム) +1'30"
3位 トム・ダニエルソン(アメリカ、ガーミン・シャープ) +1'42"
4位 ハニエル・アセベドカーイェ(コロンビア、ジェイミス・ハーゲンズベルマン) +2'10"
5位 ラクラン・モートン(オーストラリア、ガーミン・シャープ) +2'34"
6位 グレゴリー・オバンドブレネス(コスタリカ、チャンピオンシステム) +3'25"
7位 ローソン・クラドック(アメリカ、ボントレガーサイクリング) +3'42"
8位 ジョージ・ベネット(ニュージーランド、レディオシャック・レオパード) +3'58"
9位 ロリー・スザーランド(オーストラリア、サクソ・ティンコフ) +4'11"
10位 フィリップ・ダイグナン(アイルランド、ユナイテッドヘルスケア) +4'12"
ポイント賞
ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング)
山岳賞
マシュー・クック(アメリカ、ジェイミス・ハーゲンズベルマン)
新人賞
ラクラン・モートン(オーストラリア、ガーミン・シャープ)
チーム総合成績
BMCレーシングチーム
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
「今日もミーティング通りに、逃げを行かせてからすぐにコントロールを始めました。ほぼ毎日、エース、ピーターサガンのために全力を尽くした。ピーテルがスプリントで勝つ瞬間というのは、直接見ることはなかったけれども…。いつも決まって、ゴールしてからみんなで喜びを分ち合った。ツアー・オブ・ユタが終わってからずっと体調が悪くて、どうなることかと思ったけど、終わってみれば充実した1週間だったな」。この日もサガンのために働いた増田成幸(キャノンデールプロサイクリング)は1週間を振り返った。
最終日はデンバーの14.5kmダウンタウン周回コースを8周する。クリストファー・ユールイェンセン(デンマーク、サクソ・ティンコフ)やベンジャミン・キング(アメリカ、レディオシャック・レオパード)ら7名が1周目で飛び出し、これをキャノンデールプロサイクリング率いるメイン集団が追走する展開。後半にかけてアルゴス・シマノやコロンビアといったスプリンターチームが協力した。
逃げグループの中からルーカス・ユーザー(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)が飛び出して独走したものの、最終周回に入って逃げは吸収。ゴールスプリントで先行したライアン・アンダーソン(カナダ、オプティム・ケリーベネフィット)を悠々と抜き去って、ポイント賞ジャージのサガンが勝利した。
7ステージ中4勝という抜群の成績を残したサガンは断トツでポイント賞トップに。サガンは今シーズン18勝目。勝利数ではカヴェンディッシュ(16勝)やキッテル(15勝)、フルーム(13勝)、グライペル(12勝)を大きく上回っている。
そして総合優勝のタイトルはティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム)の手に。「7月(不調のツール)の後モチベーションを取り戻すのは大変だったけど、地元レースのようなこの大会で勝ちたいと思うのは当然のこと。ようやくタイトルを手にすることが出来た」と胸を撫で下ろす。BMCレーシングチームはヴァンガーデレンとフランクの総合ワンツーを達成。総合3位にはツアー・オブ・ユタ覇者のトム・ダニエルソン(アメリカ、ガーミン・シャープ)が入った。
選手コメントはチーム公式サイトと各選手Twitterより。
USAプロチャレンジ2013第7ステージ結果
1位 ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング) 2h27'15"
2位 ライアン・アンダーソン(カナダ、オプティム・ケリーベネフィット)
3位 アレッサンドロ・バッツァーナ(イタリア、ユナイテッドヘルスケア)
4位 ルーカ・メスゲツ(スロベニア、アルゴス・シマノ)
5位 フレフ・ファンアフェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム)
6位 エドウィン・アビラ(コロンビア、コロンビア)
7位 タナー・プット(アメリカ、ボントレガーサイクリング)
8位 アンドレア・ペロン(イタリア、ノヴォノルディスク)
9位 フィリップ・ダイグナン(アイルランド、ユナイテッドヘルスケア)
10位 ミヒャエル・シェアー(スイス、BMCレーシングチーム)
87位 増田成幸(日本、キャノンデールプロサイクリング) +1'29"
92位 西薗良太(日本、チャンピオンシステム) +3'04"
個人総合成績
1位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム) 22h38'48"
2位 マティアス・フランク(スイス、BMCレーシングチーム) +1'30"
3位 トム・ダニエルソン(アメリカ、ガーミン・シャープ) +1'42"
4位 ハニエル・アセベドカーイェ(コロンビア、ジェイミス・ハーゲンズベルマン) +2'10"
5位 ラクラン・モートン(オーストラリア、ガーミン・シャープ) +2'34"
6位 グレゴリー・オバンドブレネス(コスタリカ、チャンピオンシステム) +3'25"
7位 ローソン・クラドック(アメリカ、ボントレガーサイクリング) +3'42"
8位 ジョージ・ベネット(ニュージーランド、レディオシャック・レオパード) +3'58"
9位 ロリー・スザーランド(オーストラリア、サクソ・ティンコフ) +4'11"
10位 フィリップ・ダイグナン(アイルランド、ユナイテッドヘルスケア) +4'12"
ポイント賞
ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング)
山岳賞
マシュー・クック(アメリカ、ジェイミス・ハーゲンズベルマン)
新人賞
ラクラン・モートン(オーストラリア、ガーミン・シャープ)
チーム総合成績
BMCレーシングチーム
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
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