2013/07/03(水) - 09:21
オリカ・グリーンエッジが2連勝。スピードマンを揃えるオーストラリアチームは、昨年の世界選手権チームタイムトライアルで優勝したオメガファーマ・クイックステップを0.75秒差で下した。前日にステージ優勝したサイモン・ゲランス(オーストラリア)がマイヨジョーヌを獲得している。
コルシカ島から休息日を挟まずにツールはフランス本土に移動。ツール1週目は、ピレネー山脈に向かって西進する日々が続く。第4ステージはコートダジュールの中心都市ニースを舞台にした25kmのチームタイムトライアル。各チーム9名の選手たちが隊列を組んでフラットコースを駆け抜けた。
前半スタートの中で速さが際立っていたのがオメガファーマ・クイックステップ。昨年の世界選手権チームタイムトライアルで優勝したベルギーチームのタイムは25分57秒。後続チームの走りを待つ。
オメガファーマ・クイックステップが13km地点の中間計測ポイントでマークしたタイムは13分16秒で、スカイプロサイクリングやオリカ・グリーンエッジ、サクソ・ティンコフの力をもってしてもこのタイムを塗り替えることが出来ない。
中間計測ポイントを5秒遅れで通過したスカイプロサイクリングは、後半にかけて追い上げを見せたものの、オメガファーマ・クイックステップには2秒届かず。中間計測ポイントで1秒遅れのサクソ・ティンコフは、後半に伸び悩んで8秒遅れに。
22チーム中18番目にスタートしたオリカ・グリーンエッジは、オメガファーマ・クイックステップから3秒遅れで中間計測ポイントを通過する。ブルーとグリーンのワンピースを着たオリカ・グリーンエッジは、海岸通プロムナード・デ・ザングレの直線路をハイペースで駆け抜け、25分56秒でゴール。オメガファーマ・クイックステップのタイムを0.75秒塗り替えた。
レディオシャック・レオパードをはじめ、後続チームはオリカ・グリーンエッジのタイムを塗り替えることが出来ず。ツールのチームタイムトライアル史上最も速い57.8km/hというスピードで25kmを駆け抜けたオリカ・グリーンエッジが優勝に輝いた。
2日連続オリカ・グリーンエッジがステージ優勝。しかも前日のステージ優勝者ゲランスの手元にマイヨジョーヌがやってきた。「夢が叶った。素晴らしいチームワークのおかげでステージ優勝とマイヨジョーヌを獲得。これ以上のものは望めないよ。勝利の秘訣は、全員が使命感を持って団結して闘ったこと」と、総合首位に立ったゲランス。
総合優勝候補の総合タイムを見ると、クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング)は3秒遅れ、アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソ・ティンコフ)は9秒遅れ、ライダー・ヘジダル(カナダ、ガーミン・シャープ)は17秒遅れ。タイムを稼ぐと思われたカデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)は26秒遅れで、ライバルたちからタイムを失っている。
また、第1ステージの落車で全身に傷を負い、左肩を脱臼したエドワード・キング(アメリカ、キャノンデールプロサイクリング)は、TTポジションを取れないためノーマルバイクで出走。スタート直後に隊列から遅れて32分32秒でゴールしたが、規定の「優勝タイム+25%」には7秒届かず、タイムオーバー扱いでレースを去った。
選手コメントはレース公式サイトより。
ツール・ド・フランス2013第4ステージ
1位 オリカ・グリーンエッジ 25'56"
2位 オメガファーマ・クイックステップ +01"
3位 スカイプロサイクリング +03"
4位 サクソ・ティンコフ +09"
5位 ロット・ベリソル +17"
6位 ガーミン・シャープ +17"
7位 モビスター +19"
8位 ランプレ・メリダ +25"
9位 BMCレーシングチーム +26"
10位 カチューシャ +28"
11位 レディオシャック・レオパード +29"
12位 ヴァカンソレイユ・DCM +33"
13位 キャノンデールプロサイクリング +34"
14位 ベルキンプロサイクリング +37"
15位 FDJ.fr +42"
16位 アスタナ +56"
17位 アージェードゥーゼル +1'04"
18位 ソジャサン +1'10"
19位 ユーロップカー +1'13"
20位 コフィディス +1'20"
21位 エウスカルテル・エウスカディ +1'24"
22位 アルゴス・シマノ +1'47"
個人総合成績 マイヨジョーヌ
1位 サイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) 12h47'24"
2位 ダリル・インピー(南アフリカ、オリカ・グリーンエッジ)
3位 ミハエル・アルバジーニ(スイス、オリカ・グリーンエッジ)
4位 ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ) +01"
5位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファーマ・クイックステップ)
6位 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、スカイプロサイクリング) +03"
7位 クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング)
8位 リッチー・ポルト(オーストラリア、スカイプロサイクリング)
9位 ニコラス・ロッシュ(アイルランド、サクソ・ティンコフ) +09"
10位 ロマン・クロイツィゲル(チェコ、サクソ・ティンコフ)
ポイント賞 マイヨヴェール
1位 ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング) 74pts
2位 マルセル・キッテル(ドイツ、アルゴス・シマノ) 57pts
3位 アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ) 48pts
山岳賞 マイヨブランアポワルージュ
1位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) 10pts
2位 サイモン・クラーク(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) 5pts
3位 ブレル・カドリ(フランス、アージェードゥーゼル) 5pts
新人賞 マイヨブラン
1位 ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ)12h47'25"
2位 アンドリュー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ) +16"
3位 ナイロ・クインターナ(コロンビア、モビスター) +19"
チーム総合成績
1位 オリカ・グリーンエッジ 37h30'20"
2位 スカイプロサイクリング +03"
3位 サクソ・ティンコフ +09"
text:Kei Tsuji
photo:A.S.O., Cor Vos
コルシカ島から休息日を挟まずにツールはフランス本土に移動。ツール1週目は、ピレネー山脈に向かって西進する日々が続く。第4ステージはコートダジュールの中心都市ニースを舞台にした25kmのチームタイムトライアル。各チーム9名の選手たちが隊列を組んでフラットコースを駆け抜けた。
前半スタートの中で速さが際立っていたのがオメガファーマ・クイックステップ。昨年の世界選手権チームタイムトライアルで優勝したベルギーチームのタイムは25分57秒。後続チームの走りを待つ。
オメガファーマ・クイックステップが13km地点の中間計測ポイントでマークしたタイムは13分16秒で、スカイプロサイクリングやオリカ・グリーンエッジ、サクソ・ティンコフの力をもってしてもこのタイムを塗り替えることが出来ない。
中間計測ポイントを5秒遅れで通過したスカイプロサイクリングは、後半にかけて追い上げを見せたものの、オメガファーマ・クイックステップには2秒届かず。中間計測ポイントで1秒遅れのサクソ・ティンコフは、後半に伸び悩んで8秒遅れに。
22チーム中18番目にスタートしたオリカ・グリーンエッジは、オメガファーマ・クイックステップから3秒遅れで中間計測ポイントを通過する。ブルーとグリーンのワンピースを着たオリカ・グリーンエッジは、海岸通プロムナード・デ・ザングレの直線路をハイペースで駆け抜け、25分56秒でゴール。オメガファーマ・クイックステップのタイムを0.75秒塗り替えた。
レディオシャック・レオパードをはじめ、後続チームはオリカ・グリーンエッジのタイムを塗り替えることが出来ず。ツールのチームタイムトライアル史上最も速い57.8km/hというスピードで25kmを駆け抜けたオリカ・グリーンエッジが優勝に輝いた。
2日連続オリカ・グリーンエッジがステージ優勝。しかも前日のステージ優勝者ゲランスの手元にマイヨジョーヌがやってきた。「夢が叶った。素晴らしいチームワークのおかげでステージ優勝とマイヨジョーヌを獲得。これ以上のものは望めないよ。勝利の秘訣は、全員が使命感を持って団結して闘ったこと」と、総合首位に立ったゲランス。
総合優勝候補の総合タイムを見ると、クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング)は3秒遅れ、アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソ・ティンコフ)は9秒遅れ、ライダー・ヘジダル(カナダ、ガーミン・シャープ)は17秒遅れ。タイムを稼ぐと思われたカデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)は26秒遅れで、ライバルたちからタイムを失っている。
また、第1ステージの落車で全身に傷を負い、左肩を脱臼したエドワード・キング(アメリカ、キャノンデールプロサイクリング)は、TTポジションを取れないためノーマルバイクで出走。スタート直後に隊列から遅れて32分32秒でゴールしたが、規定の「優勝タイム+25%」には7秒届かず、タイムオーバー扱いでレースを去った。
選手コメントはレース公式サイトより。
ツール・ド・フランス2013第4ステージ
1位 オリカ・グリーンエッジ 25'56"
2位 オメガファーマ・クイックステップ +01"
3位 スカイプロサイクリング +03"
4位 サクソ・ティンコフ +09"
5位 ロット・ベリソル +17"
6位 ガーミン・シャープ +17"
7位 モビスター +19"
8位 ランプレ・メリダ +25"
9位 BMCレーシングチーム +26"
10位 カチューシャ +28"
11位 レディオシャック・レオパード +29"
12位 ヴァカンソレイユ・DCM +33"
13位 キャノンデールプロサイクリング +34"
14位 ベルキンプロサイクリング +37"
15位 FDJ.fr +42"
16位 アスタナ +56"
17位 アージェードゥーゼル +1'04"
18位 ソジャサン +1'10"
19位 ユーロップカー +1'13"
20位 コフィディス +1'20"
21位 エウスカルテル・エウスカディ +1'24"
22位 アルゴス・シマノ +1'47"
個人総合成績 マイヨジョーヌ
1位 サイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) 12h47'24"
2位 ダリル・インピー(南アフリカ、オリカ・グリーンエッジ)
3位 ミハエル・アルバジーニ(スイス、オリカ・グリーンエッジ)
4位 ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ) +01"
5位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファーマ・クイックステップ)
6位 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、スカイプロサイクリング) +03"
7位 クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング)
8位 リッチー・ポルト(オーストラリア、スカイプロサイクリング)
9位 ニコラス・ロッシュ(アイルランド、サクソ・ティンコフ) +09"
10位 ロマン・クロイツィゲル(チェコ、サクソ・ティンコフ)
ポイント賞 マイヨヴェール
1位 ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング) 74pts
2位 マルセル・キッテル(ドイツ、アルゴス・シマノ) 57pts
3位 アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ) 48pts
山岳賞 マイヨブランアポワルージュ
1位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) 10pts
2位 サイモン・クラーク(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) 5pts
3位 ブレル・カドリ(フランス、アージェードゥーゼル) 5pts
新人賞 マイヨブラン
1位 ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ)12h47'25"
2位 アンドリュー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ) +16"
3位 ナイロ・クインターナ(コロンビア、モビスター) +19"
チーム総合成績
1位 オリカ・グリーンエッジ 37h30'20"
2位 スカイプロサイクリング +03"
3位 サクソ・ティンコフ +09"
text:Kei Tsuji
photo:A.S.O., Cor Vos
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