2013/06/12(水) - 10:23
6月9日に秋田県大潟村ソーラースポーツラインで開催された全日本選手権タイムトライアル。「コースレコードを狙えると思っていた」と言う山本元喜(鹿屋体育大学)が男子U23レースで下位を1分以上引き離した。
片道15kmを往復する全長30kmで行なわれたU23。前年度覇者の椿大志(EQA U23)がメカトラで大きくタイムを失う中、山本元喜(鹿屋体育大学)が38分35秒のコースレコードで優勝した。2位には同じ鹿屋体育大学所属の橋本英也、3位には日本体育大学所属の倉林巧和が入っている。
ほぼ真っ平らに見えるソーラースポーツラインだが、山本は「タイムトライアルにしてはアップダウンが激しいコース。地形を読みながら走りました」と話す。厳密には数メートルの高低差があり、往路が下り基調、復路が登り基調だ。
「自分自身の力を出し切って勝つことが出来ました。前半抑えても後半に挽回出来るかどうか分からないので、前半から突っ込みました。前週の全日本学生TTで調子の良さを感じていたので、力を出すことが出来ればコースレコードは狙えると思っていました。風もほとんどなくて、タイムを狙うには好条件だった」と山本。
山本の平均スピードは46.63km/h。距離や気象コンディションが異なるため単純に比較しにくいが、男子エリートの優勝スピードよりも1km/h以上速い。2011年まで全長30kmで行なわれていたエリート男子の歴代優勝タイムと比較しても遜色ないタイムだ。
21kmで行なわれた男子ジュニアは、岡篤志(Cプロジェクト)がトップタイムで優勝。樋口峻明(横浜高校)が24秒差の2位に入り、U23で優勝した山本の弟・山本大喜(榛生昇陽高校)が28秒差の3位に。男子17優勝は、浅田顕監督率いるEQADSに所属する石上優大(横浜高校)。
ジュニア優勝の岡は「日本人選手の中ではタイムトライアルが得意な選手だと自分では思います。身長の関係でポジションを出すのに苦労しましたが、試行錯誤を繰り返した結果、上手く自分のポジションを見つけることができました」とコメント。
男子エリート優勝の大場政登志と男子ジュニア優勝の岡篤志。Cプロジェクトは2人の全日本チャンピオンを輩出することに成功した。
全日本選手権タイムトライアル2013結果
男子U23(30km)
1位 山本元喜(鹿屋体育大学) 38'35"(Ave.46.63km/h)
2位 橋本英也(鹿屋体育大学) +1'05"
3位 倉林巧和(日本体育大学) +1'16"
4位 小石祐馬(チームユーラシア-IRCタイヤ) +2'08"
5位 岡泰誠(筑波大学) +2'10"
6位 石橋学(鹿屋体育大学) +2'11"
男子ジュニア(21km)
1位 岡篤志(Cプロジェクト) 27'57"(Ave.45.06km/h)
2位 樋口峻明(横浜高校) +24"
3位 山本大喜(榛生昇陽高校) +28"
4位 安田京介(北桑田高校) +56"
5位 河津賢人(九州学院高校) +57"
6位 伊藤舜紀(ボンシャンス) +1'27"
男子U17(15km)
1位 石上優大(横浜高校) 20'41"(Ave.43.50km/h)
2位 安田開(北桑田高校) +10"
3位 川田竜也(浦和工業高校) +2'31"
text&photo:Kei Tsuji
片道15kmを往復する全長30kmで行なわれたU23。前年度覇者の椿大志(EQA U23)がメカトラで大きくタイムを失う中、山本元喜(鹿屋体育大学)が38分35秒のコースレコードで優勝した。2位には同じ鹿屋体育大学所属の橋本英也、3位には日本体育大学所属の倉林巧和が入っている。
ほぼ真っ平らに見えるソーラースポーツラインだが、山本は「タイムトライアルにしてはアップダウンが激しいコース。地形を読みながら走りました」と話す。厳密には数メートルの高低差があり、往路が下り基調、復路が登り基調だ。
「自分自身の力を出し切って勝つことが出来ました。前半抑えても後半に挽回出来るかどうか分からないので、前半から突っ込みました。前週の全日本学生TTで調子の良さを感じていたので、力を出すことが出来ればコースレコードは狙えると思っていました。風もほとんどなくて、タイムを狙うには好条件だった」と山本。
山本の平均スピードは46.63km/h。距離や気象コンディションが異なるため単純に比較しにくいが、男子エリートの優勝スピードよりも1km/h以上速い。2011年まで全長30kmで行なわれていたエリート男子の歴代優勝タイムと比較しても遜色ないタイムだ。
21kmで行なわれた男子ジュニアは、岡篤志(Cプロジェクト)がトップタイムで優勝。樋口峻明(横浜高校)が24秒差の2位に入り、U23で優勝した山本の弟・山本大喜(榛生昇陽高校)が28秒差の3位に。男子17優勝は、浅田顕監督率いるEQADSに所属する石上優大(横浜高校)。
ジュニア優勝の岡は「日本人選手の中ではタイムトライアルが得意な選手だと自分では思います。身長の関係でポジションを出すのに苦労しましたが、試行錯誤を繰り返した結果、上手く自分のポジションを見つけることができました」とコメント。
男子エリート優勝の大場政登志と男子ジュニア優勝の岡篤志。Cプロジェクトは2人の全日本チャンピオンを輩出することに成功した。
全日本選手権タイムトライアル2013結果
男子U23(30km)
1位 山本元喜(鹿屋体育大学) 38'35"(Ave.46.63km/h)
2位 橋本英也(鹿屋体育大学) +1'05"
3位 倉林巧和(日本体育大学) +1'16"
4位 小石祐馬(チームユーラシア-IRCタイヤ) +2'08"
5位 岡泰誠(筑波大学) +2'10"
6位 石橋学(鹿屋体育大学) +2'11"
男子ジュニア(21km)
1位 岡篤志(Cプロジェクト) 27'57"(Ave.45.06km/h)
2位 樋口峻明(横浜高校) +24"
3位 山本大喜(榛生昇陽高校) +28"
4位 安田京介(北桑田高校) +56"
5位 河津賢人(九州学院高校) +57"
6位 伊藤舜紀(ボンシャンス) +1'27"
男子U17(15km)
1位 石上優大(横浜高校) 20'41"(Ave.43.50km/h)
2位 安田開(北桑田高校) +10"
3位 川田竜也(浦和工業高校) +2'31"
text&photo:Kei Tsuji
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