今大会2度目の集団スプリントが繰り広げられたサントス・ツアー・ダウンアンダー第3ステージ。過去2年で区間6勝しているサム・ウェルスフォード(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ)がライバルたちを一蹴し、3年連続のステージ優勝を果たした。
UAEチームエミレーツXRGによるコークスクリューでの制圧から一夜明けたサントス・ツアー・ダウンアンダー第3ステージ。共に大会初登場であるヘンリー・ビーチからナーンに向かう140.8kmは、2つのカテゴリー山岳(1級と3級)が設定された丘陵ステージだ。しかしコース自体の難易度は高くないため、集団スプリントが予想された。

エンゾ・パレニ(フランス、グルパマFDJユナイテッド)ら3名が逃げ集団を形成した photo:CorVos
アクチュアルスタートと同時に飛び出したのは、エンゾ・パレニ(グルパマFDJユナイテッド)とバティスト・ヴェストロフール(ロット・アンテルマルシェ)という若いフランス人コンビ。そこに山岳賞ジャージを着るマルティン・ウーリエンスタッド(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)が3日連続で逃げに乗り、最初の1級山岳を先頭通過した。しかし3名のリードは3分に至らず、イネオス・グレナディアーズらが先導するメイン集団がタイトなコントロールを見せた。
そのまま終盤に逃げを捉えて集団スプリントへ、と思われていたレースだったが、単純なスプリントステージにしたくない選手たちが残り40km地点で仕掛ける。ピナレロQ36.5プロサイクリングに所属し、今大会はオーストラリアナショナルチームで出場するダミアン・ホーゾンの加速をキッカケに、4名の追走集団が形成された。後続はこの動きを許さず追走を吸収し、逃げとのタイム差は一気に縮まった。

プロトンはイネオス・グレナディアーズやヴィスマ・リースアバイクなどが牽引した photo:CorVos
終盤の3級山岳を越えると、ポイント加算の目的を終えたウーリエンスタッドが下がり、最後まで抗い続けたパレニもプロトンに吸収された。有力スプリンターたちが登りで遅れていくなか、第1ステージと同様、トルド・グドメスタ(ノルウェー、デカトロンCMA CGM)の先導で集団は最終ストレートへ。その背後からイネオス・グレナディアーズの隊列が一気に番手を上げた。
38歳のベテラン、ベン・スウィフト(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)のリードアウトから踏み込んだのはサム・ウェルスフォード(オーストラリア)。背後からトビアスルンド・アンドレースン(デンマーク、デカトロンCMA CGM)がスプリントで迫ったものの、ウェルスフォードのトップスピードには届かなかった。

圧巻のスプリントを披露し、3年連続の区間優勝を果たしたサム・ウェルスフォード(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos
2024年と25年にそれぞれ区間3勝を上げ、2年連続ポイント賞を獲得したウェルスフォードによる勝利。第1ステージは3位と勝利を逃したが、イネオス移籍後初勝利を、「嬉しくて言葉がない。本当にきついステージだった。集団後方で苦しい状況が続き、最後の登りでは限界だった。だが横でクフィアトコフスキが『焦るな、いずれたどり着く』と励まし続けてくれた。僕を信じてくれる仲間がいて、勝てたなんて最高の気分だ」と喜んだ。
総合トップ10に変動はなく、リーダージャージは前日勝者であるジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツXRG)のまま。翌日は大会を象徴するウィランガヒルが登場するステージの予定だったものの、最高気温43度との予報から森林火災の注意報が発令されたため、ウィランガヒルはコースから除外。ステージの距離も176kmから130.8kmへの短縮が発表された。

3年連続の区間優勝を果たしたサム・ウェルスフォード(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos
UAEチームエミレーツXRGによるコークスクリューでの制圧から一夜明けたサントス・ツアー・ダウンアンダー第3ステージ。共に大会初登場であるヘンリー・ビーチからナーンに向かう140.8kmは、2つのカテゴリー山岳(1級と3級)が設定された丘陵ステージだ。しかしコース自体の難易度は高くないため、集団スプリントが予想された。

アクチュアルスタートと同時に飛び出したのは、エンゾ・パレニ(グルパマFDJユナイテッド)とバティスト・ヴェストロフール(ロット・アンテルマルシェ)という若いフランス人コンビ。そこに山岳賞ジャージを着るマルティン・ウーリエンスタッド(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)が3日連続で逃げに乗り、最初の1級山岳を先頭通過した。しかし3名のリードは3分に至らず、イネオス・グレナディアーズらが先導するメイン集団がタイトなコントロールを見せた。
そのまま終盤に逃げを捉えて集団スプリントへ、と思われていたレースだったが、単純なスプリントステージにしたくない選手たちが残り40km地点で仕掛ける。ピナレロQ36.5プロサイクリングに所属し、今大会はオーストラリアナショナルチームで出場するダミアン・ホーゾンの加速をキッカケに、4名の追走集団が形成された。後続はこの動きを許さず追走を吸収し、逃げとのタイム差は一気に縮まった。

終盤の3級山岳を越えると、ポイント加算の目的を終えたウーリエンスタッドが下がり、最後まで抗い続けたパレニもプロトンに吸収された。有力スプリンターたちが登りで遅れていくなか、第1ステージと同様、トルド・グドメスタ(ノルウェー、デカトロンCMA CGM)の先導で集団は最終ストレートへ。その背後からイネオス・グレナディアーズの隊列が一気に番手を上げた。
38歳のベテラン、ベン・スウィフト(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)のリードアウトから踏み込んだのはサム・ウェルスフォード(オーストラリア)。背後からトビアスルンド・アンドレースン(デンマーク、デカトロンCMA CGM)がスプリントで迫ったものの、ウェルスフォードのトップスピードには届かなかった。

2024年と25年にそれぞれ区間3勝を上げ、2年連続ポイント賞を獲得したウェルスフォードによる勝利。第1ステージは3位と勝利を逃したが、イネオス移籍後初勝利を、「嬉しくて言葉がない。本当にきついステージだった。集団後方で苦しい状況が続き、最後の登りでは限界だった。だが横でクフィアトコフスキが『焦るな、いずれたどり着く』と励まし続けてくれた。僕を信じてくれる仲間がいて、勝てたなんて最高の気分だ」と喜んだ。
総合トップ10に変動はなく、リーダージャージは前日勝者であるジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツXRG)のまま。翌日は大会を象徴するウィランガヒルが登場するステージの予定だったものの、最高気温43度との予報から森林火災の注意報が発令されたため、ウィランガヒルはコースから除外。ステージの距離も176kmから130.8kmへの短縮が発表された。

サントス・ツアー・ダウンアンダー2026第3ステージ結果
| 1位 | サム・ウェルスフォード(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ) | 3:26:43 |
| 2位 | トビアスルンド・アンドレースン(デンマーク、デカトロンCMA CGM) | |
| 3位 | ルイス・ボウワー(ニュージーランド、グルパマFDJユナイテッド) | |
| 4位 | ジェイク・スチュワート(イギリス、NSNサイクリングチーム) | |
| 5位 | アーロン・ゲイト(ニュージーランド、XDSアスタナ) | |
| 6位 | ジャック・エルジェン(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
| 7位 | フィン・フィッシャーブラック(ニュージーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
| 8位 | マシュー・フォックス(オーストラリア、ロット・アンテルマルシェ) | |
| 9位 | アントン・チャーム(デンマーク、ウノエックス・モビリティ) | |
| 10位 | イェンセン・プロウライト(オーストラリア、アルペシン・プレミアテック) |
個人総合成績
| 1位 | ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツXRG) | 9:50:16 |
| 2位 | ジョナタン・ナルバエス(エクアドル、UAEチームエミレーツXRG) | +0:06 |
| 3位 | マウロ・シュミット(スイス、ジェイコ・アルウラー) | +1:05 |
| 4位 | ハリー・スウェニー(オーストラリア、EFエデュケーション・イージーポスト) | +1:12 |
| 5位 | マルコ・ブレンナー(ドイツ、チューダープロサイクリング) | +1:14 |
| 6位 | アンドレアス・クロン(デンマーク、ウノエックス・モビリティ) | +1:16 |
| 7位 | マイケル・レオナード(カナダ、EFエデュケーション・イージーポスト) | +1:22 |
| 8位 | アンドレア・ラッカーニ(イタリア、スーダル・クイックステップ) | |
| 9位 | アダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツXRG) | +1:23 |
| 10位 | アントン・チャーム(デンマーク、ウノエックス・モビリティ) |
その他の特別賞
| ポイント賞 | トビアスルンド・アンドレースン(デンマーク、デカトロンCMA CGM) |
| 山岳賞 | マルティン・ウーリエンスタッド(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) |
| ヤングライダー賞 | マイケル・レオナード(カナダ、EFエデュケーション・イージーポスト) |
| チーム総合成績 | UAEチームエミレーツXRG |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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