2013/06/09(日) - 05:37
6月8日、スイス南部のクイントで第77回ツール・ド・スイス(UCIワールドツアー)が開幕。8.1kmの個人タイムトライアルでキャメロン・マイヤー(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)がトップタイムを叩き出した。
ツール・ド・スイスの開幕を告げるのは8.1kmの平坦な個人タイムトライアル。実質的には顔見せ要素の強いプロローグだ。
暫定トップタイムをマークしたのは、これまでトラック競技のポイントレース、マディソン、団体追い抜きで合計6回世界チャンピオンに輝いている25歳のマイヤー。前半スタートのマイヤーが9分39秒の暫定トップタイムを維持する。ニキ・テルプストラ(オランダ、オメガファーマ・クイックステップ)やハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、IAMサイクリング)のタイムも僅かに届かない。
渓谷に沿った山間の街クイントに吹き付ける風は後半にかけて強さを増す。後半スタートのビッグネームは軒並みタイムを伸ばせないままゴールする。前年度の第1ステージ覇者ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング)は35秒遅れ。その他の総合優勝候補も40秒前後遅れてゴール。マイヤーのステージ優勝が決まった。
「風が味方したとは言え、こんなハイレベルのステージレースでリーダージャージを着ることを誇りに思う。後半に走った選手たちは、強い向かい風に苦しむことになった。自分のパフォーマンスには充分に満足しているよ」と、イエロージャージに袖を通したマイヤーは喜ぶ。トラックレースで磨いた高い短距離独走力を見せつけた。
地元スイスの期待を集めたファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・レオパード)は、後半スタートながら22秒遅れでゴール。距離が短いタイムトライアルは自分向きではなかったと話す。
「こんな距離の短いタイムトライアルは苦手なんだ。だから結果には満足している。最初の数キロは本当に向かい風が強くて、後ろに押し戻されているんじゃないかと思うほどだった。僕のツール・ド・スイスはこれで終了したようなもの。明日からはチームメイトのために走るよ」。カンチェラーラはロード世界選手権タイムトライアルに集中するためツール・ド・フランスを欠場する予定だ。
選手コメントはレース公式サイトより。
ツール・ド・スイス2013第1ステージ結果
1位 キャメロン・マイヤー(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) 9'39"
2位 ニキ・テルプストラ(オランダ、オメガファーマ・クイックステップ) +10"
3位 ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、IAMサイクリング) +14"
4位 アレックス・ラスムッセン(デンマーク、ガーミン・シャープ) +15"
5位 ゴルカ・ベルドゥーゴ(スペイン、エウスカルテル) +16"
6位 レト・ホルシュタイン(スイス、IAMサイクリング)
7位 ミヘル・コッホ(ドイツ、キャノンデールプロサイクリング) +18"
8位 ペーター・ベリトス(スロバキア、オメガファーマ・クイックステップ) +19"
9位 ライダー・ヘジダル(カナダ、ガーミン・シャープ)
10位 マッテーオ・トザット(イタリア、サクソ・ティンコフ)
16位 ファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・レオパード) +22"
40位 ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング) +35"
53位 ルイ・コスタ(ポルトガル、モビスター) +40"
66位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、レディオシャック・レオパード) +43"
70位 ロマン・クロイツィゲル(チェコ、サクソ・ティンコフ) +44"
73位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム) +45"
個人総合成績
1位 キャメロン・マイヤー(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) 9'40"
2位 ニキ・テルプストラ(オランダ、オメガファーマ・クイックステップ) +10"
3位 ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、IAMサイクリング) +14"
4位 アレックス・ラスムッセン(デンマーク、ガーミン・シャープ) +15"
5位 ゴルカ・ベルドゥーゴ(スペイン、エウスカルテル) +16"
6位 レト・ホルシュタイン(スイス、IAMサイクリング)
7位 ミヘル・コッホ(ドイツ、キャノンデールプロサイクリング) +18"
8位 ペーター・ベリトス(スロバキア、オメガファーマ・クイックステップ) +19"
9位 ライダー・ヘジダル(カナダ、ガーミン・シャープ)
10位 マッテーオ・トザット(イタリア、サクソ・ティンコフ)
ポイント賞
キャメロン・マイヤー(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)
チーム総合成績
オメガファーマ・クイックステップ
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
ツール・ド・スイスの開幕を告げるのは8.1kmの平坦な個人タイムトライアル。実質的には顔見せ要素の強いプロローグだ。
暫定トップタイムをマークしたのは、これまでトラック競技のポイントレース、マディソン、団体追い抜きで合計6回世界チャンピオンに輝いている25歳のマイヤー。前半スタートのマイヤーが9分39秒の暫定トップタイムを維持する。ニキ・テルプストラ(オランダ、オメガファーマ・クイックステップ)やハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、IAMサイクリング)のタイムも僅かに届かない。
渓谷に沿った山間の街クイントに吹き付ける風は後半にかけて強さを増す。後半スタートのビッグネームは軒並みタイムを伸ばせないままゴールする。前年度の第1ステージ覇者ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング)は35秒遅れ。その他の総合優勝候補も40秒前後遅れてゴール。マイヤーのステージ優勝が決まった。
「風が味方したとは言え、こんなハイレベルのステージレースでリーダージャージを着ることを誇りに思う。後半に走った選手たちは、強い向かい風に苦しむことになった。自分のパフォーマンスには充分に満足しているよ」と、イエロージャージに袖を通したマイヤーは喜ぶ。トラックレースで磨いた高い短距離独走力を見せつけた。
地元スイスの期待を集めたファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・レオパード)は、後半スタートながら22秒遅れでゴール。距離が短いタイムトライアルは自分向きではなかったと話す。
「こんな距離の短いタイムトライアルは苦手なんだ。だから結果には満足している。最初の数キロは本当に向かい風が強くて、後ろに押し戻されているんじゃないかと思うほどだった。僕のツール・ド・スイスはこれで終了したようなもの。明日からはチームメイトのために走るよ」。カンチェラーラはロード世界選手権タイムトライアルに集中するためツール・ド・フランスを欠場する予定だ。
選手コメントはレース公式サイトより。
ツール・ド・スイス2013第1ステージ結果
1位 キャメロン・マイヤー(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) 9'39"
2位 ニキ・テルプストラ(オランダ、オメガファーマ・クイックステップ) +10"
3位 ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、IAMサイクリング) +14"
4位 アレックス・ラスムッセン(デンマーク、ガーミン・シャープ) +15"
5位 ゴルカ・ベルドゥーゴ(スペイン、エウスカルテル) +16"
6位 レト・ホルシュタイン(スイス、IAMサイクリング)
7位 ミヘル・コッホ(ドイツ、キャノンデールプロサイクリング) +18"
8位 ペーター・ベリトス(スロバキア、オメガファーマ・クイックステップ) +19"
9位 ライダー・ヘジダル(カナダ、ガーミン・シャープ)
10位 マッテーオ・トザット(イタリア、サクソ・ティンコフ)
16位 ファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・レオパード) +22"
40位 ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング) +35"
53位 ルイ・コスタ(ポルトガル、モビスター) +40"
66位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、レディオシャック・レオパード) +43"
70位 ロマン・クロイツィゲル(チェコ、サクソ・ティンコフ) +44"
73位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム) +45"
個人総合成績
1位 キャメロン・マイヤー(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) 9'40"
2位 ニキ・テルプストラ(オランダ、オメガファーマ・クイックステップ) +10"
3位 ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、IAMサイクリング) +14"
4位 アレックス・ラスムッセン(デンマーク、ガーミン・シャープ) +15"
5位 ゴルカ・ベルドゥーゴ(スペイン、エウスカルテル) +16"
6位 レト・ホルシュタイン(スイス、IAMサイクリング)
7位 ミヘル・コッホ(ドイツ、キャノンデールプロサイクリング) +18"
8位 ペーター・ベリトス(スロバキア、オメガファーマ・クイックステップ) +19"
9位 ライダー・ヘジダル(カナダ、ガーミン・シャープ)
10位 マッテーオ・トザット(イタリア、サクソ・ティンコフ)
ポイント賞
キャメロン・マイヤー(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)
チーム総合成績
オメガファーマ・クイックステップ
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
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