2019/07/17(水) - 08:42
ミヤタ CRUISE オンロード系E-BIKEのベンチマーク
国内で最も早くSHIMANO STEPSを搭載したE-スポーツバイクを発表したミヤタ。MTBのRIDGE-RUNNER、そしてクロスバイクのCRUISEという2車種を用意し、オンロード/オフロード問わずE-スポーツバイクの持つポテンシャルを体験出来るラインアップを揃えている。
「自転車に乗る楽しさを体験できるものづくり」をコンセプトに開発されたCRUISE。より身近にスポーツバイクの楽しみを味わえる1台として、世界有数の歴史を持つミヤタサイクルのノウハウを結集した一台として送り出されている。
フレームおよびフォークは軽量なアルミ製とされ、スポーティーなライディングフィールに貢献。クロスバイクとして、初心者にも扱いやすいポジションを実現しつつ軽快な乗り味を損なわないよう、煮詰められたジオメトリーがCRUISEの真髄だ。
バイクコントロールの要ともなるディスクブレーキには安定した制動力に定評のあるシマノ DEOREグレードが採用され、あらゆるシチュエーションで信頼のおけるストッピングパワーを発揮する。軽いブレーキフィーリングは握力の小さな女性でも安心だ。
一方、変速系はALIVIOを採用する。チェーンなどの消耗品も安価かつ耐久性に優れるリア9速は、初心者でも大きな出力を発揮できるE-スポーツバイクとはベストマッチともいえるだろう。前後エンドはクイックリリースとされており、ホイールはシマノWH-RX010を採用する。ラフに扱ってもトラブルが起こりにくい堅実さとスポーツバイクらしい軽快な走りを両立している。
28mm幅のタイヤをアセンブルすることで、街中のちょっとした段差をものともしない走破性と長距離でも疲れづらい軽やかな走行感をバランスしている。街乗りからロングライドまで、幅広くカバーする1台として、ミヤタサイクルのノウハウをつぎ込んだ1台だ。
ユーティリティ面もしっかりと完備されているのがCRUISEの大きな特徴でもある。専用のスタンド台座やフェンダーマウントも用意されており、日々のライドで役立つ。更に特徴的なのが標準装備されている馬蹄錠が、バッテリーと共通のシリンダーを採用していること。一つの鍵で自転車を施錠し、バッテリーを取り外すことが出来るのはCRUISEならではの嬉しい配慮だ。
デイリーユースでの使い勝手とスポーティーな走行性能を一つの車体にまとめ上げたミヤタ CRUISE。E-スポーツバイク普及の旗手となるべく、先陣を切って投入されたパイオニアの実力は?
ミヤタ CRUISE インプレッション
品川:一言でいうと、もっともニュートラルな一台ですね。細かいところまで基本設計がしっかりしているからバランスが取れている。どんなレベルの人が乗っても走りやすくて、扱いやすいのがクルーズだと思います。
杏寿沙:ほんとにその通りで、イヤなところが無いんですよね。大抵はどこかはすごく良いけど、逆にここは少し気になる、というところが大なり小なりあるものですが、クルーズはマイナスに感じるところが無いですね。
品川:飛びぬけた特徴もない一方で、欠点も無いんですよね。剛性感は柔らかすぎず、決して硬すぎるわけでもない。エンド規格もクイックレリースを採用しているので、スルーアクスル仕様のバイクと比べると柔らかい印象があるはずなんですが、腰砕けで不安を感じるようなことがないんです。
杏寿沙:細かいことですが個人的な評価ポイントはグリップですね。今回のコースは結構路面が荒れているところが多くて手が痛くなったんですけど、クルーズのグリップはエルゴノミックで自然に負荷が分散されるような形なので、すごく握りやすかったですね。
しっかりとハンドルを握っていられるのは、下りでの安心感にも繋がります。小さいパーツですけれど、ロングライドではすごく効いてくるところだと思いますね。とくに、腕を突っ張りがちな初心者の方にはわかりやすいメリットだと思います。
品川:私は富士スカイラインの下りを走る時、やっぱりクイックリリースとディスクブレーキの組み合わせだと、スピードが速い場面だと少し不安感もあるかもしれないと思っていたのですが、全くそんなことが無くて、設計が優れているのだと思いました。
ハンドリングも自然に馴染む感じで、こちらが特徴を掴んで合わせてあげるような必要が全く無いんですよ。自然に乗っているだけで、自然とスムーズに走れてしまう。本当に乗りやすい自転車です。
杏寿沙:良い意味で自転車が主張しすぎないんですよね。でも、その凄さや楽しさがダイレクトに伝わってくるんですよ。余計なノイズやフィルターを通すことなくE-スポーツバイクの魅力がそのまま味わえる。どこにも引っかかる部分がないので、自転車に乗って楽しかったということを純粋に感じられますね。
品川:そうですね。その上、価格がとてもリーズナブル。20万円台という価格は、初めてのスポーツバイクを考えている人にとっても現実的な価格だと思います。更に言えば、最初からライトやロックも付属していて、余計なオプションを買う必要ないことを考えると、更にお値打ち感は強いですよね。どんなレベルの人にも優しくて、街乗りからロングライドまでこなせるマルチなE-スポーツバイクを探している人にオススメです。
ミヤタ CRUISE
サイズ | 43cm、46cm |
カラー | ピュアホワイトパール、クリアブラック |
フレーム | アルミニウム |
フロントフォーク | アルミニウム |
ドライブユニット | SHIMANO STEPS E8080 |
バッテリー | SHIMANO STEPS BT-E6010 418Wh(36V、 11.6Ah) |
タイヤ | ケンダ 700×28C |
重量 | 18.7kg |
価格 | 269,000円(税抜) |
提供:シマノ 制作:シクロワイアード編集部