2018/10/23(火) - 13:00
FRシリーズの売れ筋2モデルをインプレッション。上級モデル「FR1」と、エントリーグレードのカーボンフレームにシマノ105をフル装備した完成車価格25万円の「FR5」という2台に的を絞り、弱虫ペダルサイクリングチーム所属の選手たちにその使用感を聞いた。
FR FRD直系のピュアレーシングモデル、FR1(写真は2016年夏の海外発表会にて) photo:So.Isobe
最高級モデルのFR FRDに次ぐ直系の弟分がFR1だ。ラインアップとしてはセカンドグレードに位置しているのだが、FR FRDがフレーム価格60万円という雲の上の存在であるからして、フレーム価格29万円のこちらがレース投入を考えるのであれば現実的なトップモデルとなるだろう。
しかしセカンドグレードだからとその実力を侮ってはいけない。フレーム素材にはUHC Advancedカーボンに、F1マシンや航空宇宙産業で使われるテキストリームカーボンをミックスしている。テキストリームカーボンを使えるのは自転車界ではフェルトとジロ、ベル、そしてPRO(シマノ)のみ。バイクブランドではフェルトが唯一の存在だ。
フェルトはバイクブランドとしては唯一テキストリームカーボンを使用可能。FR1にも使用され、軽量化と剛性強化に貢献している photo:So.Isobe
FR1にはディスクブレーキも用意される。同じフレームを使う完成車「FR3」もラインアップ photo:So.Isobe
専用カラーのFR1を駆る弱虫ペダルサイクリングチーム。来季はディスクブレーキモデルを使用するという (c)弱虫ペダルサイクリングチーム
耐久性を考慮しているためフレーム重量は540サイズで実測900g(塗装・スモールパーツ込み)と超軽量と言うべきものではないが、その分安心してあらゆるフィールドに連れ出せる上、軽快かつ濃密なライドフィールを達成している。
そして何より、フェルトロードモデルの「1」という数字は、かつてフラッグシップにのみ与えられる栄光のナンバーだった。それはFRDが登場してもなお輝きを失うことなく、弱虫ペダルサイクリングチームのメインバイクとして活躍していることでも証明されている。
今回話を聞いたのは、国内Jフェミニンツアーを席巻し、アジア大会や直近の世界選手権にもFR1で参加した唐見実世子選手。レースでの使い勝手はもちろん、コースによって使い分けるエアロロードのAR FRDとの乗り分けについても聞いた。
FR1を掲げる唐見実世子選手(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Satoru.Kato
昨年からFR1を使用させて頂き、今年からAR FRDも供給して頂いたのでレースに合わせて乗り分けています。やっぱりFR1の良いところはオールラウンドに使える点ですね。それに「掛かり」が良くすぐスピードに乗せられるので、タイトなコーナーからの立ち上がりや、アップダウンが多いレースで武器になると感じています。
世界選手権でFR1を使用した唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Kei Tsujiハンドリングも全くクセがないため、コーナリングや集団での位置取りでもストレスを感じません。国内の女子レースは参加人数が少なくナーバスになることも少ないのですが、密集度の高い男子レースでは良いと思いますよ。今回の世界選手権はアップダウンが厳しいことはもちろん、男子レース並みに詰まった集団内でレースを進める必要があるため、そういう意味でもFR1を選んで使いました。
フレームセットで30万円を切る価格ですが、私にとってそのパフォーマンスは必要十二分なんです。それぞれ性格があって好みにもよりますが、私のようにある程度体重が軽くて、スピードを武器にするような走り方を好む方でしたらすごく良い相棒になるのではないでしょうか。FRDとの乗り比べをしたことはありませんが、とても優れたバイクだと思いますよ。
フェルト FR5。シマノ105をフル搭載した人気モデルだ photo:Makoto.AYANO
UHC ADVANCEDカーボンを使うエントリーグレードモデルのうち、シマノ105をフル搭載する人気コンプリートモデルがFR5だ。プライスタグは248,000円(税抜)とマーケットでの競争力も高く、プロロゴのサドルやチューブレスレディなど完成車パッケージ的にも抜かりはない。
エントリーグレードのカーボンフレームを使うFR5だが、フェルトのこだわりはここにも宿っている。フレーム重量は540サイズで実測940g(塗装・スモールパーツ込み)と、FR1に対して僅か40gの重量増に留められている。なおフロントフォークの重量増も20gだ。
ヘッドチューブの下側ベアリング径はフレームサイズに合わせて3種類を用意している photo:Makoto.AYANO
ボトムブラケット規格はBB386。Fと比べてシェル幅を広げることで28cタイヤにも対応した photo:Makoto.AYANO
振動吸収性を狙う上で核となったシートステー。微妙な曲線を組み合わせたフォルムだ photo:Makoto.AYANO
チェーンステーは左右非対称。動力性能を追求した結果だ photo:Makoto.AYANO
もちろん剛性低下を招くフレーム内側のシワを生まない製造法「インサイドアウトテクノロジー」やMMC(モジュラー・モノコック・コンストラクション)、ヘッドチューブ下側のベアリング経を変更するサイズ専用設計、さらには一般的に製造数の5%しか行わない剛性検査を、製造した全てのカーボンフレームで行うなど、エントリーカーボンモデルとしてのFR5の価値は非常に高いと言える。
ちなみに、FR5のコンポーネントが全て105で揃えられているのは日本のオリジナルだ。本国アメリカで販売されるオリジナルのFR5はクランクやブレーキがダウングレードされているが、これは代理店を務めるライトウェイプロダクツジャパンの企業努力の賜物なんだとか。同じフレームにティアグラをセットしたFR6が218,000円(税抜)であることを考えると、3万円をプラスしてFR5を選んだほうが後々幸せになれるだろう。
コンポーネントはシマノ105で統一。本国版でコストカットされている部分をアップグレードしている photo:Makoto.AYANO
サドルはプロロゴのKappa RSと抜かりはない photo:Makoto.AYANO
FR5のインプレッションを担当したのは、弱虫ペダルサイクリングチームの前田公平、岩崎昌雲両選手。価格以上のパフォーマンスを秘める、価値ある一台の実力について聞いた。
― 今回はよろしくお願いします。お二人はFR1に乗って2シーズン目ですが、フェルトのバイクをどう感じていますか?
岩崎昌雲:「しなりが生み出す推進力はFR1よりも強く感じます。他社のハイエンドと比べても見劣りしない」 photo:Makoto.AYANO
前田:フェルトのバイクって、とても癖が無くて扱いやすいんですよね。登りのダンシング、コーナリング時のバイクの倒し込みなど全てにおいて不安が一切無いし、レースだと下りも速いし、登りもとにかくキツい。それでいて集団走行を行う状況下でも安心してバイクをコントロールできるのはFRならではかな、と。
岩崎:実は私の一番最初のバイクは昔のアルミエントリーモデルのF85だったんです。その後他ブランドのバイクに乗って、FのFRDにも乗りました。だから結構フェルト党なんですよ(笑)。先代FのFRDと、今使っているFR1を比べると、一番変わったのは安定感だと感じます。F FRDは軽いけれど挙動的には忙しかったのが、新しいFR1は全く不安なく走ってくれる。だからレースはもちろん、ロングライドで走る時に感じるストレスが軽減されました。
― 今回試したFR5はいかがでしたか?
前田:僕たちが乗っているFR1よりも走りのトゲっぽさがなくて、すごくマイルド。基本的にはレーサーバイクですが、振動吸収性が高いぶん少し舗装の荒れた林道を走るのにも向いているでしょうね。一発のダッシュだとFR1の方が速いですが、疲れも溜まりにくいのでロングライドに、あるいはツーリングに、と幅広い使い方ができるかな、と思います。
前田公平:「振動吸収に優れているので様々な場面で使えるバイク」 photo:Makoto.AYANO
岩崎:そうですね。特にフレーム後ろ側の振動吸収性がFR1よりも上がっているから荒れた場所でも跳ねないんです。むしろリアのしなりが生み出す推進力は剛性重視のFR1よりも強く感じますし、重量的には劣るでしょうが、他社のハイエンドモデルと比べても遜色ない走りだと思います。選手としてこのフレームを渡されても全く不満は出ないでしょうし、自分は出しません。
前田:FRってリアの柔らかさゆえに、レース中盤後半に向けて脚を残しやすいんですよね。硬すぎるバイクだと脚が無くなったらその場で即死!ということが起こりがちなんですが、そんなことがほとんどない。特にMTB上がりの自分としては2時間、3時間を越えてくるレースは正直辛いんですが、脚への跳ね返りが強すぎないFRなら助けてくれるんです。そしてそれは、このFR5にも共通だと思いますね。
― 完成車のパーツアッセンブルはどう見ますか?
前田:FR5の完成車スペックも良いですよ。元々のホイールも思ったよりずっと良かったですし。ただ車格を上げようとするならば交換対象に入るものでしょうし、僕ならアルミのカッチリとしたホイールを取り付けて、フレームのしなやかさを上手く活かしてあげたいかな。
「長距離を走った時にリアのしなやかさが助けてくれるはず」 photo:Makoto.AYANO
「それぞれのフレームサイズに合わせて乗り味を調整しているのが良く分かります」 photo:Makoto.AYANO
「かっちりとしたホイールを合わせれば、よりフレームのしなやかさが活きるはずです」 photo:Makoto.AYANO
岩崎:フレーム自体のクセがないから、どんなアッセンブルにも合うでしょうね。山岳用の軽量ホイール、エンデューロやクリテリウム用のディープリムとマッチングの悪いものは無いはず。
それと感心したのが、サイズに合わせて乗り味を変えていることです。以前乗っていたF FRDは470サイズとかなり小さめで、FR1は1サイズアップの510。ステムを長くシートピラーを出すレーサーポジションで調整していたんですが、FR1の510に乗り換えて特にヘッド周辺の剛性が強化されていることに気づきました(注1)。バイクを振った時やダウンヒル中、いろいろな場面でその効果を体感しているのですが、やっぱり体格に合ったサイズ選びが大切だな、と。レーサーだとつい小さいフレームを選びがちですが、フェルトにおいては少し違うと感じます。
前田:やっぱり、王道が最強ですよ。フレームのフォルムにしろ、変化球を投げてこないことにしろ、王道には王道たる理由がありますから(笑)。フェルトのバイクは何も冒険をしていないからパッと見は地味ですが、例えばシクロクロス(注2)でもこのFRに感じる安定感やハンドリングの良さがあるんです。改めて良いバイクだなと再確認できましたね。
注1:470サイズはヘッド下側ベアリング系が1-1/8、510サイズは1-1/4
注2:シクロクロス用バイクはフェルトF1X
FR1 リーズナブルかつ高性能、弱虫ペダルチームのメインバイク
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最高級モデルのFR FRDに次ぐ直系の弟分がFR1だ。ラインアップとしてはセカンドグレードに位置しているのだが、FR FRDがフレーム価格60万円という雲の上の存在であるからして、フレーム価格29万円のこちらがレース投入を考えるのであれば現実的なトップモデルとなるだろう。
しかしセカンドグレードだからとその実力を侮ってはいけない。フレーム素材にはUHC Advancedカーボンに、F1マシンや航空宇宙産業で使われるテキストリームカーボンをミックスしている。テキストリームカーボンを使えるのは自転車界ではフェルトとジロ、ベル、そしてPRO(シマノ)のみ。バイクブランドではフェルトが唯一の存在だ。
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耐久性を考慮しているためフレーム重量は540サイズで実測900g(塗装・スモールパーツ込み)と超軽量と言うべきものではないが、その分安心してあらゆるフィールドに連れ出せる上、軽快かつ濃密なライドフィールを達成している。
そして何より、フェルトロードモデルの「1」という数字は、かつてフラッグシップにのみ与えられる栄光のナンバーだった。それはFRDが登場してもなお輝きを失うことなく、弱虫ペダルサイクリングチームのメインバイクとして活躍していることでも証明されている。
今回話を聞いたのは、国内Jフェミニンツアーを席巻し、アジア大会や直近の世界選手権にもFR1で参加した唐見実世子選手。レースでの使い勝手はもちろん、コースによって使い分けるエアロロードのAR FRDとの乗り分けについても聞いた。
FR1 唐見実世子インプレッション
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フレームセットで30万円を切る価格ですが、私にとってそのパフォーマンスは必要十二分なんです。それぞれ性格があって好みにもよりますが、私のようにある程度体重が軽くて、スピードを武器にするような走り方を好む方でしたらすごく良い相棒になるのではないでしょうか。FRDとの乗り比べをしたことはありませんが、とても優れたバイクだと思いますよ。
FR5 上位グレード譲りの軽さを備えた価値あるエントリーカーボン完成車
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エントリーグレードのカーボンフレームを使うFR5だが、フェルトのこだわりはここにも宿っている。フレーム重量は540サイズで実測940g(塗装・スモールパーツ込み)と、FR1に対して僅か40gの重量増に留められている。なおフロントフォークの重量増も20gだ。
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ちなみに、FR5のコンポーネントが全て105で揃えられているのは日本のオリジナルだ。本国アメリカで販売されるオリジナルのFR5はクランクやブレーキがダウングレードされているが、これは代理店を務めるライトウェイプロダクツジャパンの企業努力の賜物なんだとか。同じフレームにティアグラをセットしたFR6が218,000円(税抜)であることを考えると、3万円をプラスしてFR5を選んだほうが後々幸せになれるだろう。
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FR5のインプレッションを担当したのは、弱虫ペダルサイクリングチームの前田公平、岩崎昌雲両選手。価格以上のパフォーマンスを秘める、価値ある一台の実力について聞いた。
FR5 前田公平、岩崎昌雲インプレッション
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前田:フェルトのバイクって、とても癖が無くて扱いやすいんですよね。登りのダンシング、コーナリング時のバイクの倒し込みなど全てにおいて不安が一切無いし、レースだと下りも速いし、登りもとにかくキツい。それでいて集団走行を行う状況下でも安心してバイクをコントロールできるのはFRならではかな、と。
岩崎:実は私の一番最初のバイクは昔のアルミエントリーモデルのF85だったんです。その後他ブランドのバイクに乗って、FのFRDにも乗りました。だから結構フェルト党なんですよ(笑)。先代FのFRDと、今使っているFR1を比べると、一番変わったのは安定感だと感じます。F FRDは軽いけれど挙動的には忙しかったのが、新しいFR1は全く不安なく走ってくれる。だからレースはもちろん、ロングライドで走る時に感じるストレスが軽減されました。
― 今回試したFR5はいかがでしたか?
前田:僕たちが乗っているFR1よりも走りのトゲっぽさがなくて、すごくマイルド。基本的にはレーサーバイクですが、振動吸収性が高いぶん少し舗装の荒れた林道を走るのにも向いているでしょうね。一発のダッシュだとFR1の方が速いですが、疲れも溜まりにくいのでロングライドに、あるいはツーリングに、と幅広い使い方ができるかな、と思います。
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岩崎:そうですね。特にフレーム後ろ側の振動吸収性がFR1よりも上がっているから荒れた場所でも跳ねないんです。むしろリアのしなりが生み出す推進力は剛性重視のFR1よりも強く感じますし、重量的には劣るでしょうが、他社のハイエンドモデルと比べても遜色ない走りだと思います。選手としてこのフレームを渡されても全く不満は出ないでしょうし、自分は出しません。
前田:FRってリアの柔らかさゆえに、レース中盤後半に向けて脚を残しやすいんですよね。硬すぎるバイクだと脚が無くなったらその場で即死!ということが起こりがちなんですが、そんなことがほとんどない。特にMTB上がりの自分としては2時間、3時間を越えてくるレースは正直辛いんですが、脚への跳ね返りが強すぎないFRなら助けてくれるんです。そしてそれは、このFR5にも共通だと思いますね。
― 完成車のパーツアッセンブルはどう見ますか?
前田:FR5の完成車スペックも良いですよ。元々のホイールも思ったよりずっと良かったですし。ただ車格を上げようとするならば交換対象に入るものでしょうし、僕ならアルミのカッチリとしたホイールを取り付けて、フレームのしなやかさを上手く活かしてあげたいかな。
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岩崎:フレーム自体のクセがないから、どんなアッセンブルにも合うでしょうね。山岳用の軽量ホイール、エンデューロやクリテリウム用のディープリムとマッチングの悪いものは無いはず。
それと感心したのが、サイズに合わせて乗り味を変えていることです。以前乗っていたF FRDは470サイズとかなり小さめで、FR1は1サイズアップの510。ステムを長くシートピラーを出すレーサーポジションで調整していたんですが、FR1の510に乗り換えて特にヘッド周辺の剛性が強化されていることに気づきました(注1)。バイクを振った時やダウンヒル中、いろいろな場面でその効果を体感しているのですが、やっぱり体格に合ったサイズ選びが大切だな、と。レーサーだとつい小さいフレームを選びがちですが、フェルトにおいては少し違うと感じます。
前田:やっぱり、王道が最強ですよ。フレームのフォルムにしろ、変化球を投げてこないことにしろ、王道には王道たる理由がありますから(笑)。フェルトのバイクは何も冒険をしていないからパッと見は地味ですが、例えばシクロクロス(注2)でもこのFRに感じる安定感やハンドリングの良さがあるんです。改めて良いバイクだなと再確認できましたね。
注1:470サイズはヘッド下側ベアリング系が1-1/8、510サイズは1-1/4
注2:シクロクロス用バイクはフェルトF1X
インプレッションライダープロフィール
提供:ライトウェイプロダクツジャパン
text:So.Isobe、photo:Makoto.AYANO
text:So.Isobe、photo:Makoto.AYANO