2014/08/28(木) - 12:01
トレックファクトリーレーシングの別府史之も駆けつけ、今年も大盛況で開催されたトレックワールド。トピックは何と言っても最軽量を謳うロードバイク「エモンダ」の登場だ。トレック本社からジョン・バーク社長も駆けつけた3日間の大展示会の模様をお伝えします。
「トレックワールド」とは、その名の通りトレックの世界を凝縮したディーラー&メディア向けの展示会だ。世界各国で毎年夏場に行なわれ、日本では国立京都国際会館にて4回目の開催となる。
ワンブランドの展示会としては国内最大級。3日間のスケジュールの中には新製品のセミナーやテストライドなどが詰め込まれている。各国を飛び回るジョン・バーク社長も会場に脚を運び、ショップ店員やジャーナリストたちと交流するとともに自らバイクに乗ってライドを楽しんだ。
トレックは基本的にモデルイヤーを設定しておらず、新製品の発表は準備が出来しだい、順次発表している。ディラーやジャーナリストたちは発表されたばかりのニューモデルの説明を受け、実際に試す。今年はそこにトレックファクトリーレーシングの別府史之も加わり、世界で闘うトップ選手との交流の場も設けられた。
例年ロードバイクとMTBの試乗車がまんべんなく用意されたが、今年は試乗エリアの大部分をロードバイクが占めた。それもそのはず、ディーラーにとってはリリースされたばかりのエモンダを試す絶好のチャンス。各モデルの試乗車が豊富に揃えられ、それらが一目散にテストコースに駆りだされて行く。エモンダに懸けるトレックの意気込みを感じさせた。
ツール・ド・フランスで正式デビューしたエモンダは、トレックのラインナップの中で「軽量ロード」にカテゴライズされる。「エアロロード」として位置づけられるマドンや「エンデュランスロード」のドマーネも継続。こうしてトレックが誇る三種の武器が揃った。
なお、プロ選手の中に愛用者も多いマドンは、カーボンモデルの7シリーズとアルミの2シリーズのみがラインナップに残る。今後は「エアロロード」として更なる進化の道を歩むと推測される。
ホイールサイズ論争が巻き起こっているMTBに関して、トレックはフレームサイズによってホイールサイズが決まる「スマートホイールサイズ」という考えを打ち出した。13.5”と15.5”の2サイズを650B(27.5インチ)、17.5”より大きなサイズを29er(29インチ)とすることでサイズ選択をシンプルなものに。マーリンとXカリバーが同システムを採用している。また、トレックの車種中で最も長い歴史をもつフューエルEXが27.5インチ化し、新たなサスペンションシステム「RE:aktiv(リアクティブ)」を搭載したことは6月にお伝えした通りだ。
ツーリングバイクやシティバイクもさらに充実。試乗した別府史之が「めちゃくちゃ面白い!」と興奮したファットバイクのファーリーシリーズも登場し、会場の注目を集めていた。
ボントレガーのアパレルやアクセサリーもますます充実したものに。中でも超軽量のインテグラルハンドルバーや、別府史之も愛用するBOAシステム搭載のシューズ「XXXロード」の登場は大きなトピック。進化するトレック独自のフィッティングシステムも見逃せないポイントだ。
次ページからはエモンダの開発経緯や詳細、インプレッションをお伝えして行きます。
京都で開催された国内最大級のワンブランド展示会「トレックワールド」
「トレックワールド」とは、その名の通りトレックの世界を凝縮したディーラー&メディア向けの展示会だ。世界各国で毎年夏場に行なわれ、日本では国立京都国際会館にて4回目の開催となる。
ワンブランドの展示会としては国内最大級。3日間のスケジュールの中には新製品のセミナーやテストライドなどが詰め込まれている。各国を飛び回るジョン・バーク社長も会場に脚を運び、ショップ店員やジャーナリストたちと交流するとともに自らバイクに乗ってライドを楽しんだ。
トレックは基本的にモデルイヤーを設定しておらず、新製品の発表は準備が出来しだい、順次発表している。ディラーやジャーナリストたちは発表されたばかりのニューモデルの説明を受け、実際に試す。今年はそこにトレックファクトリーレーシングの別府史之も加わり、世界で闘うトップ選手との交流の場も設けられた。
エモンダの他、最新バイクやアクセサリーが登場
例年ロードバイクとMTBの試乗車がまんべんなく用意されたが、今年は試乗エリアの大部分をロードバイクが占めた。それもそのはず、ディーラーにとってはリリースされたばかりのエモンダを試す絶好のチャンス。各モデルの試乗車が豊富に揃えられ、それらが一目散にテストコースに駆りだされて行く。エモンダに懸けるトレックの意気込みを感じさせた。
ツール・ド・フランスで正式デビューしたエモンダは、トレックのラインナップの中で「軽量ロード」にカテゴライズされる。「エアロロード」として位置づけられるマドンや「エンデュランスロード」のドマーネも継続。こうしてトレックが誇る三種の武器が揃った。
なお、プロ選手の中に愛用者も多いマドンは、カーボンモデルの7シリーズとアルミの2シリーズのみがラインナップに残る。今後は「エアロロード」として更なる進化の道を歩むと推測される。
ホイールサイズ論争が巻き起こっているMTBに関して、トレックはフレームサイズによってホイールサイズが決まる「スマートホイールサイズ」という考えを打ち出した。13.5”と15.5”の2サイズを650B(27.5インチ)、17.5”より大きなサイズを29er(29インチ)とすることでサイズ選択をシンプルなものに。マーリンとXカリバーが同システムを採用している。また、トレックの車種中で最も長い歴史をもつフューエルEXが27.5インチ化し、新たなサスペンションシステム「RE:aktiv(リアクティブ)」を搭載したことは6月にお伝えした通りだ。
ツーリングバイクやシティバイクもさらに充実。試乗した別府史之が「めちゃくちゃ面白い!」と興奮したファットバイクのファーリーシリーズも登場し、会場の注目を集めていた。
ボントレガーのアパレルやアクセサリーもますます充実したものに。中でも超軽量のインテグラルハンドルバーや、別府史之も愛用するBOAシステム搭載のシューズ「XXXロード」の登場は大きなトピック。進化するトレック独自のフィッティングシステムも見逃せないポイントだ。
次ページからはエモンダの開発経緯や詳細、インプレッションをお伝えして行きます。
提供:トレック・ジャパン photo/text:Kei Tsuji 制作:シクロワイアード