2013/09/13(金) - 21:10
コンポーネント・アクセサリーブランドとして、もはや一つのブランドとして確立して久しいボントレガー。2014年モデルのトピックスは、ヘルメットとサドルにフラッグシップモデルがそれぞれ登場したことだろう。いずれも既にツール・ド・フランスで投入されており、その性能は実証済みだ。
2013年のツール・ド・フランスでレディオシャック・レオパードの選手達がデビューに先駆けて使用し、注目を集めたのがボントレガーの新型ヘルメット「Velocis(ベロシス)」だ。従来のフラッグシップモデル「オラクル」から70g近く軽量化し、ボントレガー最軽量となる228g(Mサイズ)を達成するなど、ヘルメット専業ブランドの製品と比較して全く遜色が無くなった。
こなれたデザインをまといルックスを向上させたべロシスだが、構造的な完成度もまた高めており、より安全性にも配慮されている。内部の骨組みはカーボンでは無くアラミド繊維とコンポジット素材を採用することで、安全性を犠牲にすること無く軽量化を達成した。
更に快適性にも配慮されており、通気性の確保がもちろんのこと、額の形に良くフィットする抗菌仕様のソフトフォームインナーや、サイクリングキャップのカルチャーから影響を受けた、簡単取り付け可能なバイザーを備えている。フィッティングシステムはオラクルより継承している。
ハイエンドモデルであるベロシスの他、買い求めやすいプライスで人気の「Circuit(サーキット)」がモデルチェンジを果たしている。
12,600円(税込)とこなれた価格ながら安全性の高いインモールド複合素材スケルトン構造とし、通気性や使い勝手にもより配慮されている。同価格帯の中では非常に洗練されたデザインを有しており、人気が出そうなモデルだ。
せり上がったサドル後部形状や、曲線を帯びた断面形状が特徴のセラーノは、柔軟性が高く、かつ前傾姿勢を好む競技志向のライダーに向けたサドルだ。どことなくクラシックな形状を採用することでアグレッシブなポジションの際により大きなパワーを掛けることができる特徴を持ち、衝撃を吸収する軽量フォームの配置により、適切な骨格サポートと優れたクッション性を実現している。
オーバーサイズのカーボンレールを採用した「Serano RXL Carbon」と中空チタン製レールの「Serano RL」という2モデルが用意されており、どちらも骨盤幅に合わせて3種類のサドル幅が用意されている。Serano RXL Carbonは128mm幅のモデルで180gという超軽量。既にトップレベルの実戦でも使用されており、アンディ・シュレクは愛用者の一人だという。
そして左右に分かれた特徴的な形状を有するTTサドル「Hilo」には、新たにカーボンレール仕様の「Hilo XXX Carbon」が加わった。サドル幅を調整できるスピードダイヤルを廃して軽量化を狙ったモデルではあるものの、レールの固定部分を工夫することで局所的に体重がかかることを防ぎ、より高い柔軟性を手に入れている。
レールに加えてベースもカーボンファイバー強化シェルを採用しているため、190gというピュアレーシングサドルに匹敵する重量を達成しているのだ。ダイヤルでサドル幅を調整可能な「Hilo RXL Speed Dial」と中空チタンレールの「Hilo RXL」も引き続きラインナップされており、ニーズに合わせたより幅広いチョイスが可能となった。
トップレーサーからの信頼も厚いシューズ類に関しては、2014年モデルでの大きな変更点やモデルチェンジは無かった。しかし「RXL Road」など一部のモデルはラチェットがマイナーチェンジされ、より細かい調整が可能となっている。
また、参考出品ではあったものの、蛍光イエロー、蛍光レッド、そしてスカイブルーの「RXL Road」が展示されていた。一般発売は今のところ予定されていないとのことだが、蛍光カラーがブームとなっている昨今において、非常に注目のプロダクトだ。今後の展開に期待したい。
ツールで活躍した新型軽量ヘルメット・ベロシス
2013年のツール・ド・フランスでレディオシャック・レオパードの選手達がデビューに先駆けて使用し、注目を集めたのがボントレガーの新型ヘルメット「Velocis(ベロシス)」だ。従来のフラッグシップモデル「オラクル」から70g近く軽量化し、ボントレガー最軽量となる228g(Mサイズ)を達成するなど、ヘルメット専業ブランドの製品と比較して全く遜色が無くなった。
こなれたデザインをまといルックスを向上させたべロシスだが、構造的な完成度もまた高めており、より安全性にも配慮されている。内部の骨組みはカーボンでは無くアラミド繊維とコンポジット素材を採用することで、安全性を犠牲にすること無く軽量化を達成した。
更に快適性にも配慮されており、通気性の確保がもちろんのこと、額の形に良くフィットする抗菌仕様のソフトフォームインナーや、サイクリングキャップのカルチャーから影響を受けた、簡単取り付け可能なバイザーを備えている。フィッティングシステムはオラクルより継承している。
ハイエンドモデルであるベロシスの他、買い求めやすいプライスで人気の「Circuit(サーキット)」がモデルチェンジを果たしている。
12,600円(税込)とこなれた価格ながら安全性の高いインモールド複合素材スケルトン構造とし、通気性や使い勝手にもより配慮されている。同価格帯の中では非常に洗練されたデザインを有しており、人気が出そうなモデルだ。
サドルラインナップにハイエンドモデル2種類が登場
サドルではクラシックなスタイルのピュアレーシングモデル「Serano(セラーノ)」と、TT用ハイエンドサドル「Hilo XXX Carbon」という2モデルのデビューがトピックスだ。せり上がったサドル後部形状や、曲線を帯びた断面形状が特徴のセラーノは、柔軟性が高く、かつ前傾姿勢を好む競技志向のライダーに向けたサドルだ。どことなくクラシックな形状を採用することでアグレッシブなポジションの際により大きなパワーを掛けることができる特徴を持ち、衝撃を吸収する軽量フォームの配置により、適切な骨格サポートと優れたクッション性を実現している。
オーバーサイズのカーボンレールを採用した「Serano RXL Carbon」と中空チタン製レールの「Serano RL」という2モデルが用意されており、どちらも骨盤幅に合わせて3種類のサドル幅が用意されている。Serano RXL Carbonは128mm幅のモデルで180gという超軽量。既にトップレベルの実戦でも使用されており、アンディ・シュレクは愛用者の一人だという。
そして左右に分かれた特徴的な形状を有するTTサドル「Hilo」には、新たにカーボンレール仕様の「Hilo XXX Carbon」が加わった。サドル幅を調整できるスピードダイヤルを廃して軽量化を狙ったモデルではあるものの、レールの固定部分を工夫することで局所的に体重がかかることを防ぎ、より高い柔軟性を手に入れている。
レールに加えてベースもカーボンファイバー強化シェルを採用しているため、190gというピュアレーシングサドルに匹敵する重量を達成しているのだ。ダイヤルでサドル幅を調整可能な「Hilo RXL Speed Dial」と中空チタンレールの「Hilo RXL」も引き続きラインナップされており、ニーズに合わせたより幅広いチョイスが可能となった。
トップレーサーからの信頼も厚いシューズ類に関しては、2014年モデルでの大きな変更点やモデルチェンジは無かった。しかし「RXL Road」など一部のモデルはラチェットがマイナーチェンジされ、より細かい調整が可能となっている。
また、参考出品ではあったものの、蛍光イエロー、蛍光レッド、そしてスカイブルーの「RXL Road」が展示されていた。一般発売は今のところ予定されていないとのことだが、蛍光カラーがブームとなっている昨今において、非常に注目のプロダクトだ。今後の展開に期待したい。
提供:トレック・ジャパン 企画/制作:シクロワイアード