2012/08/23(木) - 05:02
ウィングヒルズ白鳥リゾートを舞台に、8月11/12日の2日間に渡って行われた「2012 Summer vacation Avalanche in Winghills」。ダウンヒルやヒルクライムを楽しんだ夏のお祭りイベントの模様を紹介します。
8月11/12日に岐阜県郡上市白鳥町のウィングヒルズ白鳥リゾートで、「2012 Summer vacation Avalanche in Winghills」が行われた。アバランチェとはMTBのダウンヒルレースの一つで、一般的な単独で走るダウンヒルレースとは違い、選手は山頂から一斉スタートをする。砂煙を上げて選手が走る迫力あるシーンから、雪崩を意味する「アバランチェ」と名付けられた競技だ。
会場となったウィングヒルズ白鳥は、グリーンシーズンはMTBパークとしてJシリーズDHIやデポカップが開催され、アバランチェの会場としてもお馴染みの場所だ。今大会は2日間の日程で、1日目にはアバランンチェが。そして2日目にはジープロードをMTBで6kmヒルクライムする「ヒルクライムアバランチェ」が開催された。
アバランチェはゴールまでトップタイムを競うレースではあるものの、制限時間内にゴールをすればいいのでゆっくり走ることもできるファン系イベントの側面も持つ。コースはエキスパートから子供までもが走れるようルートが複数設定され、コースには「お助けマン」が走っていて、走り慣れていない人を助けてくれる。ダウンヒルというと危険と思われがちだが、アバランチェは子供と一緒に家族楽しめるレースイベントなのだ。
コースは標高1350mにあるウィングヒルズのゴンドラ山頂駅から少し下った場所がのスタート地点から、標高870mの山麓施設まで3.5kmの距離を下る。スタート位置を決める予選から行われ、子供も大人も一緒になって70名の参加者が一斉に走る迫力ある姿はまさしく「アバランチェ(雪崩)」そのものだ。
決勝は現全日本チャンプの清水一輝(AKI FACTORY TEAM)選手を元全日本チャンプの安達靖選手が下して優勝。安達選手は展示車を調整した急ごしらえのバイクでの勝利となり、引退後もまだまだ脚は鈍っていない事をアピールした。
家族で東京から参加した大川さん一家は「家族4人で参加して、ウィングヒルズは3年目になります。今年も怪我無く楽しく走れました」と語ってくれた。小学生の佳風君は幼稚園の頃から参加しているそうだ。
夜には地元のお祭である「白鳥踊り」の会場にてウェルカムパーティー行われた。焼きそば等の屋台が並び、バーベキューセットで肉を焼いたりと楽しい食事を楽しむことができた。餅まきから始まったお祭りは、めいほう「磨墨太鼓」や宝暦義民太鼓が披露され、演奏に聞き入り、夜遅くまで地元の人達と白鳥踊りを踊り続けた。
2日目に行われたのはゴンドラ山頂を目指す「ヒルクライムアバランチェ」。コースは山麓からダウンヒル体験コースを経由してジープ道を登る6km。激坂区間も含まれるかなりキツめのコースだ。
男女合わせて13人と少なかったものの、スタートした選手は一斉に山頂を目指す。快晴で暑い天気となって体力を奪う厳しいコンディションに。
トップ争いは佐藤謙治選手が先頭を走っていたものの、最後の簡易舗装の激坂区間で足を着いてしまう。そこを乗車して乗り切った足立磨砂幸選手が抜き、競り勝つ白熱した戦いが繰り広げられた。ゴールタイムは31:42.85。
最後の激坂区間を登りきると皆さん倒れ込む程に辛かったコースで、ゴール地点では「予想以上にキツいコースだった」との声が大変多く聞かれた。
最終走者の秋丸理恵さんは「思っているよりめっちゃしんどかったです」とコメントしてくれた。秋丸賢治さんは「とてもしんどかったです。でもゴールしたときの達成感は最高でした」と、キツいながらも満足気な感想を聞くことができた。
人それぞれの楽しみ方のあるアバランチェ。秋には開催30回目を記念して「マツダカップ 妙高 アバランチェ」が11月10・11日に新潟県妙高市の妙高杉ノ原スキー場にて行われる。300人の定員はすでに200名近くのエントリーがあるとのことで、興味をもったら是非参加してみてほしい。
ウィングヒルズ白鳥のイベント
またウィングヒルズ白鳥では、レンタルMTB完備で初心者でも楽しめるコースがあり、ダウンヒル体験コースはMTBビギナーから子供と一緒に走りたい家族におススメ。9月30日までがグリーンシーズンの営業となり、9月29日はJシリーズDHI大会と翌日9月30日はMTBレースやツーリングといったデポカップが開催される予定だ。観るも良し、もちろん走って良しのDH競技。今後ますますの発展を期待したい。
text&photo:Akihiro.Nakao
8月11/12日に岐阜県郡上市白鳥町のウィングヒルズ白鳥リゾートで、「2012 Summer vacation Avalanche in Winghills」が行われた。アバランチェとはMTBのダウンヒルレースの一つで、一般的な単独で走るダウンヒルレースとは違い、選手は山頂から一斉スタートをする。砂煙を上げて選手が走る迫力あるシーンから、雪崩を意味する「アバランチェ」と名付けられた競技だ。
会場となったウィングヒルズ白鳥は、グリーンシーズンはMTBパークとしてJシリーズDHIやデポカップが開催され、アバランチェの会場としてもお馴染みの場所だ。今大会は2日間の日程で、1日目にはアバランンチェが。そして2日目にはジープロードをMTBで6kmヒルクライムする「ヒルクライムアバランチェ」が開催された。
アバランチェはゴールまでトップタイムを競うレースではあるものの、制限時間内にゴールをすればいいのでゆっくり走ることもできるファン系イベントの側面も持つ。コースはエキスパートから子供までもが走れるようルートが複数設定され、コースには「お助けマン」が走っていて、走り慣れていない人を助けてくれる。ダウンヒルというと危険と思われがちだが、アバランチェは子供と一緒に家族楽しめるレースイベントなのだ。
コースは標高1350mにあるウィングヒルズのゴンドラ山頂駅から少し下った場所がのスタート地点から、標高870mの山麓施設まで3.5kmの距離を下る。スタート位置を決める予選から行われ、子供も大人も一緒になって70名の参加者が一斉に走る迫力ある姿はまさしく「アバランチェ(雪崩)」そのものだ。
決勝は現全日本チャンプの清水一輝(AKI FACTORY TEAM)選手を元全日本チャンプの安達靖選手が下して優勝。安達選手は展示車を調整した急ごしらえのバイクでの勝利となり、引退後もまだまだ脚は鈍っていない事をアピールした。
家族で東京から参加した大川さん一家は「家族4人で参加して、ウィングヒルズは3年目になります。今年も怪我無く楽しく走れました」と語ってくれた。小学生の佳風君は幼稚園の頃から参加しているそうだ。
夜には地元のお祭である「白鳥踊り」の会場にてウェルカムパーティー行われた。焼きそば等の屋台が並び、バーベキューセットで肉を焼いたりと楽しい食事を楽しむことができた。餅まきから始まったお祭りは、めいほう「磨墨太鼓」や宝暦義民太鼓が披露され、演奏に聞き入り、夜遅くまで地元の人達と白鳥踊りを踊り続けた。
2日目に行われたのはゴンドラ山頂を目指す「ヒルクライムアバランチェ」。コースは山麓からダウンヒル体験コースを経由してジープ道を登る6km。激坂区間も含まれるかなりキツめのコースだ。
男女合わせて13人と少なかったものの、スタートした選手は一斉に山頂を目指す。快晴で暑い天気となって体力を奪う厳しいコンディションに。
トップ争いは佐藤謙治選手が先頭を走っていたものの、最後の簡易舗装の激坂区間で足を着いてしまう。そこを乗車して乗り切った足立磨砂幸選手が抜き、競り勝つ白熱した戦いが繰り広げられた。ゴールタイムは31:42.85。
最後の激坂区間を登りきると皆さん倒れ込む程に辛かったコースで、ゴール地点では「予想以上にキツいコースだった」との声が大変多く聞かれた。
最終走者の秋丸理恵さんは「思っているよりめっちゃしんどかったです」とコメントしてくれた。秋丸賢治さんは「とてもしんどかったです。でもゴールしたときの達成感は最高でした」と、キツいながらも満足気な感想を聞くことができた。
人それぞれの楽しみ方のあるアバランチェ。秋には開催30回目を記念して「マツダカップ 妙高 アバランチェ」が11月10・11日に新潟県妙高市の妙高杉ノ原スキー場にて行われる。300人の定員はすでに200名近くのエントリーがあるとのことで、興味をもったら是非参加してみてほしい。
ウィングヒルズ白鳥のイベント
またウィングヒルズ白鳥では、レンタルMTB完備で初心者でも楽しめるコースがあり、ダウンヒル体験コースはMTBビギナーから子供と一緒に走りたい家族におススメ。9月30日までがグリーンシーズンの営業となり、9月29日はJシリーズDHI大会と翌日9月30日はMTBレースやツーリングといったデポカップが開催される予定だ。観るも良し、もちろん走って良しのDH競技。今後ますますの発展を期待したい。
text&photo:Akihiro.Nakao
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