2012/07/14(土) - 15:31
3月11日の東日本大震災で甚大な被害を被った岩手県の陸前高田市内を舞台に、サイクルスポーツから元気を伝えるためのイベント、「ツール・ド・三陸 サイクリングチャレンジ2012 in りくぜんたかた」が9月9日に開催される。
かつて20年に渡って「南三陸サイクルロード・りくぜんたかた」が開催されていた地、岩手県の陸前高田市。2011年の3月11日に起こった東日本大震災で、大きな被害を受けたこの地を舞台とするサイクリングイベント、「ツール・ド・三陸 サイクリングチャレンジ2012 in りくぜんたかた」が開催されることが7月9日、都内にて発表された。
ツール・ド・三陸は陸前高田市内のコースを巡り、被災地へとサイクリストの元気を届けるとともに復興へのアピールと関心を持ってもらいたい、として今年初開催されることとなるサイクリングイベントだ。
「南三陸ロード」が行われていた実績をもつこの地を自転車イベントで盛り上げられないかとグッド・チャリズム宣言プロジェクトが提言し、イベント開催が決定された経緯を持つ。
記者発表会にはグッド・チャリズム宣言のリーダーを務める片山右京氏、イベント実行委員会の名誉会長を務める陸前高田市の戸羽太市長、そしてゲストライダーに任命されたモデルの日向涼子さんが駆けつけた。
戸羽市長は、「陸前高田は最も大きな被害を受けました。いまだ建物の処理なども進んでおらず、復興に向けてまだまだ大きな壁が多くあります。あの日から少し時が経ち、震災のことが忘れ去られつつあります。この大会に参加して頂き、現実を見て頂いてそれを広めてもらうことが風化を防ぐ上で重要です」
「陸前高田はもともとロードレースを行なっていた土地で自転車にはゆかりのある場所。震災で被害を受けた場所も多いですが、一方豊かな自然も多く残っています。応援だけでも大歓迎ですので、是非お越しいただきたいと思います」と述べ、同時に「奇跡の一本松」の保存に関する募金協力も呼びかけた。
片山右京さんと日向涼子さんは事前に現地を訪れて試走を重ね、自転車の目線から被災地を見てきた。
片山さんは、「自分の好きな自転車が、何か被災地の役に立てることがないかと思いこのイベントが実現しました。陸前高田は今の季節、とても緑が多く美しい場所が多くあります。試走の際には地元の方の前向きな姿に大きく感動しました。イベントとしては小規模ですが、来年以降も続けていくことでアピールし、何かを成し遂げることができると感じました」とコメントした。
今回初開催されるツール・ド・三陸は、陸前高田の豊かな自然と復興最中の被災地を感じることを趣旨とするサイクリングイベント。自転車はスポーツサイクルでなくとも参加が可能だ。
用意されるのは、37kmの「健脚コース」と、16kmの「ファミリーコース」。どちらもリアス式海岸に突き出たアップダウンに富む広田半島を走り抜けるため、どちらも距離以上の走りごたえが味わえるという。コースは津波の被害を大きく受けた地区も通過する。路面状態が著しく悪い区間も含まれるが、当日は養生をするなどし、コンディションの改善を目指すとのことだ。
前日となる8日(土)はボランティア活動や前夜祭の開催が予定されている。募集定員は健脚コースが300名、ファミリーコースは50名となっている。
そしてツール・ド・三陸のオフィシャルツアーはトップツアーが担当する。ホノルルセンチュリーライドを始め、数多くのイベント参加ツアーをアテンドしてきた同社だけにきっと充実したツアーになることだろう。
エントリー募集開始!8月10日まで
ツール・ド・三陸では、現在参加者を募集中だ。エントリーはスポーツエントリーに
ログインの後、大会エントリーページから申し込むことが出来る。募集期限は8月10日までだ。
今回行われるツール・ド・三陸は、大会規模としては大きくないものの、回を重ねていくごとに規模を拡大し、参加するサイクリストの目線から復興を実感してもらうことを目指していくという。復興途中の被災地を訪れ、その姿を目にすることで得られるものは少なくないはずだ。ぜひとも大会に参加して、元気を届けてみてはいかがだろうか。
かつて20年に渡って「南三陸サイクルロード・りくぜんたかた」が開催されていた地、岩手県の陸前高田市。2011年の3月11日に起こった東日本大震災で、大きな被害を受けたこの地を舞台とするサイクリングイベント、「ツール・ド・三陸 サイクリングチャレンジ2012 in りくぜんたかた」が開催されることが7月9日、都内にて発表された。
ツール・ド・三陸は陸前高田市内のコースを巡り、被災地へとサイクリストの元気を届けるとともに復興へのアピールと関心を持ってもらいたい、として今年初開催されることとなるサイクリングイベントだ。
「南三陸ロード」が行われていた実績をもつこの地を自転車イベントで盛り上げられないかとグッド・チャリズム宣言プロジェクトが提言し、イベント開催が決定された経緯を持つ。
記者発表会にはグッド・チャリズム宣言のリーダーを務める片山右京氏、イベント実行委員会の名誉会長を務める陸前高田市の戸羽太市長、そしてゲストライダーに任命されたモデルの日向涼子さんが駆けつけた。
戸羽市長は、「陸前高田は最も大きな被害を受けました。いまだ建物の処理なども進んでおらず、復興に向けてまだまだ大きな壁が多くあります。あの日から少し時が経ち、震災のことが忘れ去られつつあります。この大会に参加して頂き、現実を見て頂いてそれを広めてもらうことが風化を防ぐ上で重要です」
「陸前高田はもともとロードレースを行なっていた土地で自転車にはゆかりのある場所。震災で被害を受けた場所も多いですが、一方豊かな自然も多く残っています。応援だけでも大歓迎ですので、是非お越しいただきたいと思います」と述べ、同時に「奇跡の一本松」の保存に関する募金協力も呼びかけた。
片山右京さんと日向涼子さんは事前に現地を訪れて試走を重ね、自転車の目線から被災地を見てきた。
片山さんは、「自分の好きな自転車が、何か被災地の役に立てることがないかと思いこのイベントが実現しました。陸前高田は今の季節、とても緑が多く美しい場所が多くあります。試走の際には地元の方の前向きな姿に大きく感動しました。イベントとしては小規模ですが、来年以降も続けていくことでアピールし、何かを成し遂げることができると感じました」とコメントした。
今回初開催されるツール・ド・三陸は、陸前高田の豊かな自然と復興最中の被災地を感じることを趣旨とするサイクリングイベント。自転車はスポーツサイクルでなくとも参加が可能だ。
用意されるのは、37kmの「健脚コース」と、16kmの「ファミリーコース」。どちらもリアス式海岸に突き出たアップダウンに富む広田半島を走り抜けるため、どちらも距離以上の走りごたえが味わえるという。コースは津波の被害を大きく受けた地区も通過する。路面状態が著しく悪い区間も含まれるが、当日は養生をするなどし、コンディションの改善を目指すとのことだ。
前日となる8日(土)はボランティア活動や前夜祭の開催が予定されている。募集定員は健脚コースが300名、ファミリーコースは50名となっている。
そしてツール・ド・三陸のオフィシャルツアーはトップツアーが担当する。ホノルルセンチュリーライドを始め、数多くのイベント参加ツアーをアテンドしてきた同社だけにきっと充実したツアーになることだろう。
エントリー募集開始!8月10日まで
ツール・ド・三陸では、現在参加者を募集中だ。エントリーはスポーツエントリーに
ログインの後、大会エントリーページから申し込むことが出来る。募集期限は8月10日までだ。
今回行われるツール・ド・三陸は、大会規模としては大きくないものの、回を重ねていくごとに規模を拡大し、参加するサイクリストの目線から復興を実感してもらうことを目指していくという。復興途中の被災地を訪れ、その姿を目にすることで得られるものは少なくないはずだ。ぜひとも大会に参加して、元気を届けてみてはいかがだろうか。
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