北アルプスの雄大な景観と初秋の自然を満喫しながら、山紫水明の地を巡る自転車ツアーライドイベント、北アルプス山麓グランフォンドが9月8・9日に開催予定だ。大会の概要を紹介しよう。

北アルプス山麓グランフォンド2012北アルプス山麓グランフォンド2012 (c)北アルプス山麓グランフォンド実行委員会

アルプスあづみのセンチュリーライドなど、人気のロングライドイベントが開催されている地、長野県。安曇野や白馬といった信州一帯は、9月上旬には秋の気配となり、ロングライドには最適な時期・気候となる。

アルプスの間近に見える荒々しい山々の姿のほか、仁科三湖(青木湖・中綱湖・木崎湖)や里山風景、田園風景などの見事な景観を楽しみながらサイクリングを楽しむことのできるこの地で、来る9月に「北アルプス山麓グランフォンド」は開催される。

雄大な山々を見ながら走ることができる(写真はイメージ)雄大な山々を見ながら走ることができる(写真はイメージ) 9月初旬の信州はうっすらと秋の季節に9月初旬の信州はうっすらと秋の季節に (c)北アルプス山麓グランフォンド実行委員会


スタート/ゴールが設けられる会場は、MAVICのテストライドステーションが設置されたことでも話題の体験型スポーク宿泊施設「鹿島槍スポーツヴィレッジ」。青木湖など、雄大な自然の中心地にあるこのスポーツヴィレッジから3つのコースが用意され、脚力に合わせてチョイスすることができる。

清涼な空気をいっぱいに吸ってライディング(写真はイメージ)清涼な空気をいっぱいに吸ってライディング(写真はイメージ) このエリアはクルマも少なく、走りやすい(写真はイメージ)このエリアはクルマも少なく、走りやすい(写真はイメージ)


コースは約100kmを走り、獲得標高1500mのロングコースと、60kmのミドルコース、30kmを走るエンジョイコースから選べる。

エイドステーションでは自慢の郷土料理が振舞われるという(写真はイメージ)エイドステーションでは自慢の郷土料理が振舞われるという(写真はイメージ) 地元で精力的な活動をする元MTBプロライダー、鈴木雷太氏(BIKE RANCH)をアドバイザーとし、健脚ライダーはもちろん、カップルや家族にも充分に楽しみながら完走することのできるコース設定とされているという。エイドステーションでは自慢の郷土料理でのおもてなしが待っているとのこと。

大会前日となる8日(土)には希望者のみが参加できる地元イベント「三蔵呑み歩き」や「竃神社花火大会」に参加することもでき、夕方からはウェルカムイベントが催されるという。当日は、走らない同伴の方に向けた「コースを巡る体験・応援ツアー」なども行われるなど、ただ単にライドのみに特化しない誰にも嬉しいイベントとなっている。


<コース・イベント紹介>
ロングコース(約100km)
鹿島槍スポーツヴィレッジをスタートし、中綱湖、青木湖を目に楽しみながら北上し、白馬村で折り返し、唐花見湿原、日向山高原、大町温泉郷などを経由しながら約100kmを走破するのがこのロングコースだ。コースは全体的にアップダウンが続き、獲得標高は1500m。最大標高差は519mながら、20kmおきに5ヶ所のエイドステーションが用意されるので、脱ビギナーを目指す方にもオススメだ。



ミドルコース(約60km)
60kmを走るミドルコースは、前半と後半が100kmコースと同様で、中盤のアップダウン区間を取り除いた、獲得標高729mの比較的穏やかなコースプロフィールだ。中綱湖、青木湖、木崎湖など、代表的な湖を巡るコースとなり、途中3ヶ所のエイドステーションが設けられる。



エンジョイコース(約30km)
ビギナーやファミリーに最適なのが、30kmのエンジョイコース。青木湖を周回するルートが設定され、エイドステーションは2ヶ所。ゴールへと至る上りは372mの獲得標高があるものの、勾配も緩く一定なので、無理なく完走できるだろう。


コースを巡る応援・体験ツアー
同行の方で自転車に乗らない方向けに、グランフォンドを応援しながら楽しむツアーがこちら。エイドステーションの郷土料理を一緒に食べ、映画のロケ地に立ち寄り、北アルプス山麓の豊かな自然に触れる半日のツアーとなっている。
ちひろ美術館訪問や大町の市街地でのお土産やスイーツ試食など内容も魅力的で、美しい風景の中を駆け抜けるライダーを一緒に応援できる。基本的に100kmコースに合わせた移動となるとのことだ。


お酒好きが楽しめる ”三蔵呑み歩き(8日・土)イベント”
3つの蔵元を巡る「おおまち三蔵呑み歩きイベント」3つの蔵元を巡る「おおまち三蔵呑み歩きイベント」 (c)北アルプス山麓グランフォンド実行委員会北アルプスからの清流と冷涼な気候は酒米づくりに最適で、大町には3つの蔵元がある。そんな土地柄を活かしたイベントが「第5回北アルプス三蔵呑み歩き」だ。3つの酒蔵での利き酒を楽しめ、県内外から多くの参加者を集める人気のこの催しが、グランフォンドのオプショナルイベントとして加わった。

大吟醸・限定仕込みや、蔵元秘伝の漬物も振舞われ、まちを挙げておもなしされ、お酒が飲めない方でも楽しむことができるとのことだ。さらにはこの日の夜には、地元竈神社の花火大会も開催される。


申し込み受付中!7月31日まで
北アルプス山麓グランフォンドでは、現在エントリーを募集中だ。申し込みはスポーツエントリー内ページもしくは、大会サイト内ページ記載の方法でエントリーが出来る。

大町はお盆を過ぎるとめっきり秋の気配。この頃には都会では考えられないような涼しい夜風が吹いているという。ライドイベントに参加の際は、ぜひとも前日入りをして、風情ある初秋の2日間を過ごしてみてはいかがだろうか。

北アルプスの雄大な景観と初秋の自然を満喫しながら、山紫水明の地を巡る(写真はイメージ)北アルプスの雄大な景観と初秋の自然を満喫しながら、山紫水明の地を巡る(写真はイメージ)

北アルプス山麓グランフォンド2012大会概要
■日 程:2012年9月8日(土)受付、ウェルカムイベント、9月9日(日)ライド
■コース:ロングコース(約100km)、ミドルコース(約60km)、エンジョイコース(約30km)

9月8日(土)
12:00〜16:00 受付
13:00〜15:00 ウェルカムイベント
15:00〜 希望者のみ地元イベント「三蔵呑み歩き/¥1,000」「竃神社花火大会/無料」
※当日は鹿島槍スポーツヴィレッジ及び大町温泉郷と呑み歩きイベント会場との送迎バスを運行。

9月9日(日)
7:30 開会式
7:45 100kmコーススタート
8:30 60kmコーススタート
8:45 30kmコーススタート
16:30 クロージング

■参加料(3コースとも)
一般:6,000円、一般・当日受付:7,000円、小中学生:4,000円、小中学生・当日受付:5,000円
コースを巡る体験・応援ツアー:3,000円
レンタサイクル:3,500円
おおまち三蔵呑み歩きイベント参加:1,000円
■定員:1000名
■締切:7月31日


text:So.Isobe

編集部による100kmコース実走ガイド記事

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