2012/04/17(火) - 13:19
3月25日に沖縄本島周辺で開催された「2012 ECOスピリットライド&ウォークin南城市」。その中から、一番距離の短いDコースのサポート役を務めた中村忍さんのレポートをお届けしよう。
「2012 ECOスピリットライド&ウォークin南城市」は、昨年まで別に行われていた、琉球王朝の聖地を巡るサイクリングイベントと、ウォーキングイベントを一つの大会としたもの。サイクリング部門は、160kmのセンチュリーコースから30kmのお気楽コースまで計4コースを準備した。
最短の30kmを走る「斎場御嶽・久高島めぐりコース」は、スタート後船に乗って久高島へと渡り、聖地を巡りながらサイクリングを楽しむゆる~いコース。このコースには、すでにおなじみ沖縄在住の「シクロワイアード沖縄現地特派員」を名乗る(笑)中村忍さんが大会スタッフとして参加し、その模様を伝えてくれた。それでは早速レポートに行ってみよう!
はいさぁ~い。自転車ジョーグーの皆さん。(ジョーグーは○○が好き(な人)という意味のうちなーぐちです)沖縄本島でサイクリングイベントがあると神出鬼没のシクロワイアード現地特派員、中村忍やいび~ん(です)。
さあ、3月も下旬ということで(レポートを書いているのは4月に入ってからという有様ですが・・・)、暖かくなって本格的なサイクリングシーズン到来!と言いたいところですが、この冬は全国的に雪が多く寒かったですねぇ~。ここ沖縄ではさすがに雪は降らずとも、12月から3ヶ月以上にわたって不安定な天候。加えて日照不足が続いていましたが、エコスピリッツに合わせたかのようにスカッとした青空が戻ってきました。皆さんの日頃の行いが良いからですね!
今年の大会にはライドとウォークの両部門に計1300名余りが参加しました。私は船で島を渡る「久高島コース」のサイクリングリーダーとなり、30名の参加者の皆さんと一緒に、琉球の創世神アマミキヨが天から降りてきて国づくりを始めたという琉球神話聖地の島・久高島と、世界遺産に登録されている斎場御嶽を巡ってきました。
前々日の金曜午後からワカリビーサー(名残りの寒波)がやってきて、カジバーバー(風がとっても強い様子)。予報は晴れマークでも、波高次第では島に行けない!なんていう最悪の事態も想定し、前日の最終打ち合わせでは代替案も出たほどでしたが、朝一番で船舶事務所に確認したところ通常運行とのことで、ほっと胸を撫で下ろしました。
160・80・50キロのスタートを見送り、9時にスタート。思った以上に隊列が間延びした上、分岐での誘導が無かった個所がありバタバタしてしまい、フェリーに乗り込んだのは出港間際というきわどさ・・・。自転車はフェリーに搭載スペースがないという事で施錠できる港の施設に保管してもらい、島ではレンタサイクルを利用しました。
出港して沖に出ると、波高く揺れもあり潮かぶりまくり・・・。自転車を港に置いていくというのは懸命な選択でした。今まで乗っていたお古のバイクで行こうとしたらリアブレーキがワイアーの不具合で作動せず、急遽3週間前に購入した新しいバイクのロードデビューとなる予定だったので、なおさらでした。よかった~。
私は久高島に行くのは1999年以来2回目。確か?そのときもレンタサイクルで回った記憶が・・・。レンタサイクルはいわゆる「ママチャリ」で、いつも乗っている愛車と勝手が違い悪戦苦闘。サドルの高さを上げようとしても錆び付いてビクともしないし(笑)。平坦で坂がない島なので、まあ、いいっか、とゆる~くママチャリ走りです。
島の方の案内で、「いかにも沖縄の離島」といった素晴らしい景観の中で2時間ほどサイクリングを楽しんだ後は、港でお待ちかねのお昼。サンニン(月桃)の葉に包まれた雰囲気のある美味しいお弁当でした。次に来るときは1泊したいな、と思い3時間余りの滞在で島を後にしました。
港からスタート地点のホテルまではゆるやかな上り。その途中で琉球開びゃく伝説にもあらわれる琉球王国最高の聖地、「斎場御嶽」に立ち寄りました。「斎場御嶽」は世界遺産に登録されてからは一大観光スポットになってしまい、週末や休日の日中はひっきりなしに(と言っていい位)車がやって来て駐車場待ちの車列がすごいです。
本来は男子禁制の場所であり、琉球の歴史上重要な場所という事で、もうちょっとそっとしておいてもいいのでは?と思ってしまいました。
その後はみな事故なども無く、無事ゴール。天候にも恵まれ、私の役目を果たす事ができ、まずは一安心です。しかしもっと事前に何度も打ち合わせや試走などをして、誘導員や看板の設置など細部にわたって周到な準備をすることが必要だと感じました。
今年は「全国サイクリング大会」が沖縄本島で9月に開催されます。めんそ~れコースの30kmから、ダイナミックコースの260kmまで、どんなレベルのサイクリストも絶対に満足できるイベントで、私もサポートの役を務めます。
全国から集まる自転車ジョーグーの皆さんに喜んでいただき、「やっぱり沖縄のサイクリングは最高やっさぁ~」と言っていただけるようサポートさせていただきます。
沖縄サイクリングへ、めんそ~れ。
ECOスピリットライド&ウォークin南城市 ダイジェストムービー 沖縄タイムス制作
text&photo:中村忍
edit:So.Isobe
「2012 ECOスピリットライド&ウォークin南城市」は、昨年まで別に行われていた、琉球王朝の聖地を巡るサイクリングイベントと、ウォーキングイベントを一つの大会としたもの。サイクリング部門は、160kmのセンチュリーコースから30kmのお気楽コースまで計4コースを準備した。
最短の30kmを走る「斎場御嶽・久高島めぐりコース」は、スタート後船に乗って久高島へと渡り、聖地を巡りながらサイクリングを楽しむゆる~いコース。このコースには、すでにおなじみ沖縄在住の「シクロワイアード沖縄現地特派員」を名乗る(笑)中村忍さんが大会スタッフとして参加し、その模様を伝えてくれた。それでは早速レポートに行ってみよう!
はいさぁ~い。自転車ジョーグーの皆さん。(ジョーグーは○○が好き(な人)という意味のうちなーぐちです)沖縄本島でサイクリングイベントがあると神出鬼没のシクロワイアード現地特派員、中村忍やいび~ん(です)。
さあ、3月も下旬ということで(レポートを書いているのは4月に入ってからという有様ですが・・・)、暖かくなって本格的なサイクリングシーズン到来!と言いたいところですが、この冬は全国的に雪が多く寒かったですねぇ~。ここ沖縄ではさすがに雪は降らずとも、12月から3ヶ月以上にわたって不安定な天候。加えて日照不足が続いていましたが、エコスピリッツに合わせたかのようにスカッとした青空が戻ってきました。皆さんの日頃の行いが良いからですね!
今年の大会にはライドとウォークの両部門に計1300名余りが参加しました。私は船で島を渡る「久高島コース」のサイクリングリーダーとなり、30名の参加者の皆さんと一緒に、琉球の創世神アマミキヨが天から降りてきて国づくりを始めたという琉球神話聖地の島・久高島と、世界遺産に登録されている斎場御嶽を巡ってきました。
前々日の金曜午後からワカリビーサー(名残りの寒波)がやってきて、カジバーバー(風がとっても強い様子)。予報は晴れマークでも、波高次第では島に行けない!なんていう最悪の事態も想定し、前日の最終打ち合わせでは代替案も出たほどでしたが、朝一番で船舶事務所に確認したところ通常運行とのことで、ほっと胸を撫で下ろしました。
160・80・50キロのスタートを見送り、9時にスタート。思った以上に隊列が間延びした上、分岐での誘導が無かった個所がありバタバタしてしまい、フェリーに乗り込んだのは出港間際というきわどさ・・・。自転車はフェリーに搭載スペースがないという事で施錠できる港の施設に保管してもらい、島ではレンタサイクルを利用しました。
出港して沖に出ると、波高く揺れもあり潮かぶりまくり・・・。自転車を港に置いていくというのは懸命な選択でした。今まで乗っていたお古のバイクで行こうとしたらリアブレーキがワイアーの不具合で作動せず、急遽3週間前に購入した新しいバイクのロードデビューとなる予定だったので、なおさらでした。よかった~。
私は久高島に行くのは1999年以来2回目。確か?そのときもレンタサイクルで回った記憶が・・・。レンタサイクルはいわゆる「ママチャリ」で、いつも乗っている愛車と勝手が違い悪戦苦闘。サドルの高さを上げようとしても錆び付いてビクともしないし(笑)。平坦で坂がない島なので、まあ、いいっか、とゆる~くママチャリ走りです。
島の方の案内で、「いかにも沖縄の離島」といった素晴らしい景観の中で2時間ほどサイクリングを楽しんだ後は、港でお待ちかねのお昼。サンニン(月桃)の葉に包まれた雰囲気のある美味しいお弁当でした。次に来るときは1泊したいな、と思い3時間余りの滞在で島を後にしました。
港からスタート地点のホテルまではゆるやかな上り。その途中で琉球開びゃく伝説にもあらわれる琉球王国最高の聖地、「斎場御嶽」に立ち寄りました。「斎場御嶽」は世界遺産に登録されてからは一大観光スポットになってしまい、週末や休日の日中はひっきりなしに(と言っていい位)車がやって来て駐車場待ちの車列がすごいです。
本来は男子禁制の場所であり、琉球の歴史上重要な場所という事で、もうちょっとそっとしておいてもいいのでは?と思ってしまいました。
その後はみな事故なども無く、無事ゴール。天候にも恵まれ、私の役目を果たす事ができ、まずは一安心です。しかしもっと事前に何度も打ち合わせや試走などをして、誘導員や看板の設置など細部にわたって周到な準備をすることが必要だと感じました。
今年は「全国サイクリング大会」が沖縄本島で9月に開催されます。めんそ~れコースの30kmから、ダイナミックコースの260kmまで、どんなレベルのサイクリストも絶対に満足できるイベントで、私もサポートの役を務めます。
全国から集まる自転車ジョーグーの皆さんに喜んでいただき、「やっぱり沖縄のサイクリングは最高やっさぁ~」と言っていただけるようサポートさせていただきます。
沖縄サイクリングへ、めんそ~れ。
ECOスピリットライド&ウォークin南城市 ダイジェストムービー 沖縄タイムス制作
text&photo:中村忍
edit:So.Isobe
Amazon.co.jp