2011/11/06(日) - 01:18
元F1レーサーで宇都宮ブリッツェンなどでサイクリストとして活動をする片山右京さんが、第4代自転車名人に選出された。片山氏は来季にUCIコンチネンタルチームを持つ構想も発表。
開催中のサイクルモードインターナショナル2011幕張会場で、第4代自転車名人が発表。それは元F1レーサーで、現在は宇都宮ブリッツェン、宇都宮ブリッツェンTeamUKYOでサイクリストとしての活動をしている片山右京さんだ。2週間前のジャパンカップ・クリテリウムに2年連続出場した姿も記憶に新しい。
自転車名人とは、NPO法人・自転車活用推進研究会(小林成基事務局長)が選出するもので、片山氏の経歴、チャレンジ精神と冒険心で挫折を乗り越え成果を挙げてきた姿が評価されたものだ。ちなみに初代名人は故・忌野清志郎さん、2代目は俳優・鶴見辰吾さん、3代目は経済評論家・勝間和代さんだ。
片山さんは「心の底から嬉しくなりました。いっぽうで自転車を取り巻く環境が激変しているこの時期に指名されることの、責任の重さを感じています」と心境を語る。
選出した小林氏は「自転車のあり方について世の中に伝えたいことを、今までの名人にしていただいた。今はまさに警察の方針が大きく変わっている時期。これを右京さんにアピールしてもらいたい」と期待をこめる。
続いて片山氏は「今、自転車をめぐる環境が大きく変わっている。みんなが共通認識を持たなければならないと思います。今日の発言が私の第1回目の活動です」と早くも活動開始だ。
チーム右京プロサイクリング構想を明かす
そしてもうひとつ、ビッグニュースが明かされた。UCIコンチネンタルチーム「チーム右京プロサイクリング」の構想が、記者会見で発表された。今はまだ準備中で、詳細は1月~2月頃に発表される見込みだ。現在のところ、ほかの国内コンチネンタルチームや実業団チームから選手が移籍する予定だ。
「自分がやってきたモータースポーツのドライバーが、必ずしも全体のお手本にはなっていない部分もある。自転車では文化をしっかり学び伝え、皆のお手本になれるようにありたい」と主旨を語る。
そして宇都宮ブリッツェンでの活動を通じて「チームの誰かのために人生をかけてペダルをこいでいる。精神的物理的に繊細なバランスの上で体を張っている。そしてプロだから結果を出さねばならない。とても全部ではないが、一部だけでもそれがわかった」と経験を語る。
気になる宇都宮ブリッツェンとの関係だが「良好な関係は続けたい。兄弟チームのようなときもあれば、敵チームと言える時もあるだろう」と語る。
ジャパンカップ後に発表されたキャノンデール・スペースゼロポイントとともに、来季の国内コンチネンタルチームがこれで2チーム増えることになった。
photo&text:Hideaki.TAKAGI
movie:Makoto.AYANO
開催中のサイクルモードインターナショナル2011幕張会場で、第4代自転車名人が発表。それは元F1レーサーで、現在は宇都宮ブリッツェン、宇都宮ブリッツェンTeamUKYOでサイクリストとしての活動をしている片山右京さんだ。2週間前のジャパンカップ・クリテリウムに2年連続出場した姿も記憶に新しい。
自転車名人とは、NPO法人・自転車活用推進研究会(小林成基事務局長)が選出するもので、片山氏の経歴、チャレンジ精神と冒険心で挫折を乗り越え成果を挙げてきた姿が評価されたものだ。ちなみに初代名人は故・忌野清志郎さん、2代目は俳優・鶴見辰吾さん、3代目は経済評論家・勝間和代さんだ。
片山さんは「心の底から嬉しくなりました。いっぽうで自転車を取り巻く環境が激変しているこの時期に指名されることの、責任の重さを感じています」と心境を語る。
選出した小林氏は「自転車のあり方について世の中に伝えたいことを、今までの名人にしていただいた。今はまさに警察の方針が大きく変わっている時期。これを右京さんにアピールしてもらいたい」と期待をこめる。
続いて片山氏は「今、自転車をめぐる環境が大きく変わっている。みんなが共通認識を持たなければならないと思います。今日の発言が私の第1回目の活動です」と早くも活動開始だ。
チーム右京プロサイクリング構想を明かす
そしてもうひとつ、ビッグニュースが明かされた。UCIコンチネンタルチーム「チーム右京プロサイクリング」の構想が、記者会見で発表された。今はまだ準備中で、詳細は1月~2月頃に発表される見込みだ。現在のところ、ほかの国内コンチネンタルチームや実業団チームから選手が移籍する予定だ。
「自分がやってきたモータースポーツのドライバーが、必ずしも全体のお手本にはなっていない部分もある。自転車では文化をしっかり学び伝え、皆のお手本になれるようにありたい」と主旨を語る。
そして宇都宮ブリッツェンでの活動を通じて「チームの誰かのために人生をかけてペダルをこいでいる。精神的物理的に繊細なバランスの上で体を張っている。そしてプロだから結果を出さねばならない。とても全部ではないが、一部だけでもそれがわかった」と経験を語る。
気になる宇都宮ブリッツェンとの関係だが「良好な関係は続けたい。兄弟チームのようなときもあれば、敵チームと言える時もあるだろう」と語る。
ジャパンカップ後に発表されたキャノンデール・スペースゼロポイントとともに、来季の国内コンチネンタルチームがこれで2チーム増えることになった。
photo&text:Hideaki.TAKAGI
movie:Makoto.AYANO
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