5月29日(日)に、千葉県袖ケ浦フォレスト・サーキットで全日本9時間耐久サイクリングin袖ヶ浦が開催される。JCAが主催する好評の「つくば10耐」に続くエンデューロ大会として充実したイベントになりそうだ。

JCAはこれまで「つくば10耐」として真夏のエンデューロイベントの人気大会「全日本10時間耐久サイクリングinつくば」を8月に開催しているが、2011年は新しいサーキットを会場に、その名も「全日本9時間耐久サイクリングin袖ヶ浦」を追加開催する。
舞台は千葉県袖ケ浦フォレスト・レースウェイ。都心から車でわずか1時間の好立地を誇り、より多くのサイクリストに門扉を開いている。

本格サーキットコースを走れるのはこの大会の魅力のひとつ(写真は2010つくば10耐より)本格サーキットコースを走れるのはこの大会の魅力のひとつ(写真は2010つくば10耐より) photo:Makoto Ayano

サーキットコースマップサーキットコースマップ (c)2011 Japan Cycling Association真夏のイベントとして定着しているつくば10耐だが、「袖ヶ浦9耐」は初めてのイベント参加も多いエンデューロレースであっても走って気持ちの良い季節の5月末開催。半袖ジャージが一番ぴったりくる季節だ。

競技時間は9時間。8時にスタートして17時にゴールするスケジュールは、太陽の出ている時間をフルに使っての設定。気持ちよい日射しの下、参加者が全力でレースに打ち込める。

つくば大会ではモータースポーツのメッカ筑波サーキットが使用されていたが、この全日本9時間耐久サイクリングin袖ヶ浦の舞台となる袖ヶ浦フォレスト・レースウェイは2009年にオープンしたばかりの新しいサーキット。一周2.4kmに14のコーナー、最大勾配4.2%を含む、誰でも走れ、かつ地脚の差が出るコースだ。

チームで走る9時間耐久 ソロは4時間耐久

レース名にもなっている9時間耐久サイクリングは、3名〜6名のチームでのエントリーが必須となる。ソロで走りたい人のためには4時間耐久サイクリングが用意される。4時間の方はロードレーサーのみだが、9時間耐久サイクリングでは車種ごとにさまざまなカテゴリーが用意されている。全員がロードレーサー乗りででなくとも、クロスバイクやMTBなど所有するバイクで気軽に参加できる。男女混成チームも編成可能で、いつもの仲間とワイワイレースを楽しめるはずだ。ただし軽快車(ママチャリ)の使用は認められていないのでスポーツバイクでエントリーしよう。

参加カテゴリー表参加カテゴリー表

チーム走行のカギを握るのはもちろんチームワーク。ピット作業や補給など、チームメイト同士助け合ってゴールを目指すことになる。仲間のがんばりに応えるべく、自分も頑張る…。そんないい循環が生まれるのがエンデューロの魅力のひとつでもある。

参加するチーム員がみな平等に走れるよう、レースのルールも特別に定められている。ライダー1人の連続走行時間は50分までと決められており、また9時間の間に15回以上のライダー交代をしないといけないルールだ。事前に誰がどう走るか、戦略的な取り決めが必要になる。なお、4時間耐久ソロの参加者には走行時間やピットイン回数の規定は適用されない。

ピットワークでの連携が9時間を走り切るポイントだ(写真は2010つくば10耐より)ピットワークでの連携が9時間を走り切るポイントだ(写真は2010つくば10耐より) photo:Makoto Ayanoエントリーは公式サイトのページから。エントリーフィーはソロで10,000円、3名チームで39,000円、4名チームで48,000円、5名チームで55,000円、6名チームで60,000円となっている。

チームメイトとの絆が問われ、また深まる機会にもなる全日本9時間耐久サイクリングin袖ヶ浦。気のおけない仲間たちと集まって、楽しく苦しく初夏の日射しのもと長丁場を走り切ってみてはいかがだろうか。きっと仲間の数だけ喜びが倍増するはずだ。


チームでの参加だからこそ9時間を闘える!(写真は2010つくば10耐より)チームでの参加だからこそ9時間を闘える!(写真は2010つくば10耐より) photo:Makoto Ayano全日本9時間耐久サイクリングin袖ヶ浦
名称:2011全日本9時間耐久サイクリングin袖ヶ浦
日程:2011年5月29日(日)
会場:袖ヶ浦フォレスト・レースウェイ(千葉県袖ケ浦市)
主催:財団法人 日本サイクリング協会
内容:◆9時間耐久サイクリング…1チーム3人から6人(男女構成自由)の交代走行による、9時間の周回数を競うチームレース
◆4時間ソロ耐久サイクリング…1人で走行する、4時間の周回

※大会は震災の影響を鑑みて中止が決定しました。