2020/02/04(火) - 19:00
名古屋を拠点とする総合自転車部品代理店 株式会社FUKAYA(フカヤ)の展示会をレポート。ブライトン、シディ、スミス、IRCタイヤなど新モデルが続々と発表された。
自転車商社として100年以上の歴史を持つフカヤの2019モデル展示会が開催された。エディ・メルクスやブライトン、シディ、セッレイタリア、ミノウラ、スミスなど数多くのブランドを取り扱う総合商社の展示会から、注目の新プロダクツをフォトレポート。
株式会社FUKAYA(フカヤ)は数多くのブランドを取り扱う自転車関連ブランドの代理店。そんな同社のお膝元の名古屋、場所は吹上にある名古屋市中小企業振興会館で2020モデル展示会が開催された。ここからはブランドごとにトピックのある新製品を紹介しよう。
ブライトン Rider860 待望の上陸
サイクルコンピュータのブライトンからは待望のRider860が発売される。タッチパネルでカラースクリーンを搭載し、ナビの機能が大幅にグレードアップした。今までのモデルにもルートナビ機能があったが、高品質なオフラインマップデータOSM(オープンストリートマップ)を内蔵して、クルマのナビゲーションに近い機能で出発地点と経由地点、到着地を設定すればコンピュータ内でルートを計算してくれ、道を外れた際にはリルートする機能も備わっている。小さなスマホのようなイメージで、スマホとアプリで連動させなくても単体で使用することができる。サードパーティのアプリとの連動も強化されている。本体のみ36,000円、心拍・ケイデンスセンサー付属キットが45,000円(税抜)というプライスだ。
IRCが新FORMULA PROチューブレス&チューブレスレディタイヤを発表
IRCのチューブレスタイヤ、FORMULA PROシリーズが刷新され、5代目にあたる新モデル3種が登場する。米ぬかを配合したコンパウンドが新ポリマー配合により進化し「RBCC2」となったことで、グリップ力、転がり抵抗、耐摩耗性、耐候性が向上したことで3モデルすべてに採用されることに。オールラウンドモデルのTL RBCC、耐パンク性能や耐久性を重視したTL X-GUARD、そして軽量性を重視したチューブレスレディを採用したTLR S-LIGHTの3モデルが揃う。初採用のチューブレスレディについても同社の技術をフル投入し、トラブルが少なく信頼性の高いモデルに仕上がっているという。
またグラベルタイヤで好評のBOKENに650B(27.5インチ)サイズ用BOKEN PLUSが追加。センタースリック、サイドパターンによる抵抗の少ないトレッドデザインを採用し、太めのプロファイルによる豊富な空気量で乗り心地の良いオールロードタイヤとなっている。
SENA インターコムヘッドセット内蔵による無線トークシステム&ラジオ搭載のヘルメット
Bluetoothによるインターコムヘッドセット内蔵でヘルメット同士の無線接続と、シェルに内蔵されたスピーカーによりイヤホン無しでライド中に会話が可能なヘルメット「SENA」。耳の近くのシェル部に内蔵されたスピーカーから音声が聞こえるため耳をふさがず、外部の音も聞こえる安全性を両立。ラジオを内蔵しているので放送を聞きながらのライドも可能だ。韓国のIT企業の自転車好きの社長が開発した製品だという。ハンドル周辺に取り付けるボリュームスイッチなどもある。GPSアプリからのナビ音声や電話、音楽、フィットネスアプリからの心拍数や走行情報などを聞きながら走るということが可能になる「スマートヘルメット」だ。気になる重量はMサイズ:380g、Lサイズ:430g。
SIDIの軽量&60周年記念モデル SIXTY
SIDIは60周年記念モデルとしてSIXTY(シクスティ)を発表。アッパー素材とソールはハイエンドモデル仕様でシンプルさを追求し、トップモデルのSHOTより軽量を達成したモデル。さいたまクリテリウムではエガン・ベルナルがこれを履いて走った。
SMITHのヘルメット&アイウェア
ヘルメットブランドのスミスからはMTBヘルメット Convoy(コンボイ:14,000円=右)と、ロードモデルのSignal(シグナル、13,500円=奥)が登場。ともにMIPS搭載で手軽なプライスを実現、マットフィニッシュがほとんどのスミスにあってグロッシー(艶あり)フィニッシュで非常に注目度が高いモデル。
大ヒットのサングラス「Wildcat」はゴーグルにインスパイアされたレトロ風。日本独自のリクエストによりアジアフィットモデルが登場。Attack MTBとPivLock Reverbも好評だ。また、日本オリジナル企画による度付きに最適化されたアイウェア「Takefive Swith」は2重構造のレンズでサングラス機能とメガネ機能を一本で両立する。
Velotoze新レインシューズカバー、エアロソックス
Velotoze(ヴェロトーゼ)のエアロソックスは4,300円、ソックスと組み合わせてスネに使用するエアロレッグスリーブは3,700円のプライス。人気のレインシューズカバーは改良を加えペダリングフィールを向上。しかし底部は厚く丈夫に、履きやすさのために内部にパウダー処理が施される。
スギノの楕円ギア CYCLOID SHC
スギノがプロデュースするロードバイク用の楕円ギアCYCLOID SHC。長く伸びた歯の上をチェーンが移動することで楕円ギアを越えた効果を発揮する「オーバルを凌駕する究極の高機能チェーンリング」という触れ込みだ。シマノのアウター50Tに対応した34T / 32Tがあり、50-32Tの組み合わせは数値上はフロントディレーラーのキャパシティを超えるが、変速時は34T相当の位置でチェーンが移動するためディレーラー機能および変速性能は低下しないという。
エディ・メルクス
フカヤの扱うベルギーのバイクブランド、エディ・メルクスはアージェードゥーゼルに供給される予定のエディ・メルクス525とクロモリフレームのグラベルロード「Hageland」(ハーグランド)」に注目だ。
あんこを使ったエナジーフード anpower(あんパワー)
京都の老舗和菓子屋・鼓月がプロデュースする、あんこを使ったエナジーフード「anpower(あんパワー)」。低分子ポリフェノール効果で血流改善によるウォーミングアップ効果があり、BCAAも配合。パフォーマンスアップをサポートする。ライド中に食べやすいパッケージも魅力で、トライアスリートの社長さんが企画した商品だそうだ。食べきりの40gパッケージ。もともとアスリートと相性の良いヘルシーなスウィーツのあんこはエナジーフードにも向いていそうだ。
キャットライクのヘルメット
昨年からフカヤでの取り扱いが始まったスペインの名門ヘルメットブランド、CATLIKE(キャットライク)。長らくトッププロチームに愛されてきた伝統のブランドで、ベンチレーションホールのデザインが特徴的なヘルメット。リーズナブルなプライスも嬉しい。
座面の幅が可変する BISADDLE(バイサドル)
セッレイタリアSP-01ブーストテクノスーパーフロー dallara
モータースポーツのダラーラ・アウトモビリとコラボした、セッレイタリアSP-01ブーストテクノスーパーフロー dallara
フルカーボンサドルが登場。58,000円のプライスがつく。
ACEPACK(エースパック)のバイクパッキング用バッグ
子供用自転車のヨツバサイクル スラムのオフロードコンポの代理店でもあるダートフリークがプロデュースする子供用自転車「ヨツバサイクル」を取り扱う。日本ブランドだけあってスペックとカタカナロゴがクール。
SHAKES ブレーキレバーのブラケットフードをカスタムプロデュースするSHAKESは次期モデルの試作品を見せてくれた。独特のラインパターンが特徴だ。
photo&text:Makoto.AYANO
自転車商社として100年以上の歴史を持つフカヤの2019モデル展示会が開催された。エディ・メルクスやブライトン、シディ、セッレイタリア、ミノウラ、スミスなど数多くのブランドを取り扱う総合商社の展示会から、注目の新プロダクツをフォトレポート。
株式会社FUKAYA(フカヤ)は数多くのブランドを取り扱う自転車関連ブランドの代理店。そんな同社のお膝元の名古屋、場所は吹上にある名古屋市中小企業振興会館で2020モデル展示会が開催された。ここからはブランドごとにトピックのある新製品を紹介しよう。
ブライトン Rider860 待望の上陸
サイクルコンピュータのブライトンからは待望のRider860が発売される。タッチパネルでカラースクリーンを搭載し、ナビの機能が大幅にグレードアップした。今までのモデルにもルートナビ機能があったが、高品質なオフラインマップデータOSM(オープンストリートマップ)を内蔵して、クルマのナビゲーションに近い機能で出発地点と経由地点、到着地を設定すればコンピュータ内でルートを計算してくれ、道を外れた際にはリルートする機能も備わっている。小さなスマホのようなイメージで、スマホとアプリで連動させなくても単体で使用することができる。サードパーティのアプリとの連動も強化されている。本体のみ36,000円、心拍・ケイデンスセンサー付属キットが45,000円(税抜)というプライスだ。
IRCが新FORMULA PROチューブレス&チューブレスレディタイヤを発表
IRCのチューブレスタイヤ、FORMULA PROシリーズが刷新され、5代目にあたる新モデル3種が登場する。米ぬかを配合したコンパウンドが新ポリマー配合により進化し「RBCC2」となったことで、グリップ力、転がり抵抗、耐摩耗性、耐候性が向上したことで3モデルすべてに採用されることに。オールラウンドモデルのTL RBCC、耐パンク性能や耐久性を重視したTL X-GUARD、そして軽量性を重視したチューブレスレディを採用したTLR S-LIGHTの3モデルが揃う。初採用のチューブレスレディについても同社の技術をフル投入し、トラブルが少なく信頼性の高いモデルに仕上がっているという。
またグラベルタイヤで好評のBOKENに650B(27.5インチ)サイズ用BOKEN PLUSが追加。センタースリック、サイドパターンによる抵抗の少ないトレッドデザインを採用し、太めのプロファイルによる豊富な空気量で乗り心地の良いオールロードタイヤとなっている。
SENA インターコムヘッドセット内蔵による無線トークシステム&ラジオ搭載のヘルメット
Bluetoothによるインターコムヘッドセット内蔵でヘルメット同士の無線接続と、シェルに内蔵されたスピーカーによりイヤホン無しでライド中に会話が可能なヘルメット「SENA」。耳の近くのシェル部に内蔵されたスピーカーから音声が聞こえるため耳をふさがず、外部の音も聞こえる安全性を両立。ラジオを内蔵しているので放送を聞きながらのライドも可能だ。韓国のIT企業の自転車好きの社長が開発した製品だという。ハンドル周辺に取り付けるボリュームスイッチなどもある。GPSアプリからのナビ音声や電話、音楽、フィットネスアプリからの心拍数や走行情報などを聞きながら走るということが可能になる「スマートヘルメット」だ。気になる重量はMサイズ:380g、Lサイズ:430g。
SIDIの軽量&60周年記念モデル SIXTY
SIDIは60周年記念モデルとしてSIXTY(シクスティ)を発表。アッパー素材とソールはハイエンドモデル仕様でシンプルさを追求し、トップモデルのSHOTより軽量を達成したモデル。さいたまクリテリウムではエガン・ベルナルがこれを履いて走った。
SMITHのヘルメット&アイウェア
ヘルメットブランドのスミスからはMTBヘルメット Convoy(コンボイ:14,000円=右)と、ロードモデルのSignal(シグナル、13,500円=奥)が登場。ともにMIPS搭載で手軽なプライスを実現、マットフィニッシュがほとんどのスミスにあってグロッシー(艶あり)フィニッシュで非常に注目度が高いモデル。
大ヒットのサングラス「Wildcat」はゴーグルにインスパイアされたレトロ風。日本独自のリクエストによりアジアフィットモデルが登場。Attack MTBとPivLock Reverbも好評だ。また、日本オリジナル企画による度付きに最適化されたアイウェア「Takefive Swith」は2重構造のレンズでサングラス機能とメガネ機能を一本で両立する。
Velotoze新レインシューズカバー、エアロソックス
Velotoze(ヴェロトーゼ)のエアロソックスは4,300円、ソックスと組み合わせてスネに使用するエアロレッグスリーブは3,700円のプライス。人気のレインシューズカバーは改良を加えペダリングフィールを向上。しかし底部は厚く丈夫に、履きやすさのために内部にパウダー処理が施される。
スギノの楕円ギア CYCLOID SHC
スギノがプロデュースするロードバイク用の楕円ギアCYCLOID SHC。長く伸びた歯の上をチェーンが移動することで楕円ギアを越えた効果を発揮する「オーバルを凌駕する究極の高機能チェーンリング」という触れ込みだ。シマノのアウター50Tに対応した34T / 32Tがあり、50-32Tの組み合わせは数値上はフロントディレーラーのキャパシティを超えるが、変速時は34T相当の位置でチェーンが移動するためディレーラー機能および変速性能は低下しないという。
エディ・メルクス
フカヤの扱うベルギーのバイクブランド、エディ・メルクスはアージェードゥーゼルに供給される予定のエディ・メルクス525とクロモリフレームのグラベルロード「Hageland」(ハーグランド)」に注目だ。
あんこを使ったエナジーフード anpower(あんパワー)
京都の老舗和菓子屋・鼓月がプロデュースする、あんこを使ったエナジーフード「anpower(あんパワー)」。低分子ポリフェノール効果で血流改善によるウォーミングアップ効果があり、BCAAも配合。パフォーマンスアップをサポートする。ライド中に食べやすいパッケージも魅力で、トライアスリートの社長さんが企画した商品だそうだ。食べきりの40gパッケージ。もともとアスリートと相性の良いヘルシーなスウィーツのあんこはエナジーフードにも向いていそうだ。
キャットライクのヘルメット
昨年からフカヤでの取り扱いが始まったスペインの名門ヘルメットブランド、CATLIKE(キャットライク)。長らくトッププロチームに愛されてきた伝統のブランドで、ベンチレーションホールのデザインが特徴的なヘルメット。リーズナブルなプライスも嬉しい。
座面の幅が可変する BISADDLE(バイサドル)
セッレイタリアSP-01ブーストテクノスーパーフロー dallara
モータースポーツのダラーラ・アウトモビリとコラボした、セッレイタリアSP-01ブーストテクノスーパーフロー dallara
フルカーボンサドルが登場。58,000円のプライスがつく。
ACEPACK(エースパック)のバイクパッキング用バッグ
子供用自転車のヨツバサイクル スラムのオフロードコンポの代理店でもあるダートフリークがプロデュースする子供用自転車「ヨツバサイクル」を取り扱う。日本ブランドだけあってスペックとカタカナロゴがクール。
SHAKES ブレーキレバーのブラケットフードをカスタムプロデュースするSHAKESは次期モデルの試作品を見せてくれた。独特のラインパターンが特徴だ。
photo&text:Makoto.AYANO
リンク
Amazon.co.jp