2019/09/17(火) - 19:32
岩手県盛岡郡雫石で開催されたGREAT EARTH みちのく岩手雫石銀河ライドを実走レポート。岩手山や八幡平を臨む風光明媚な一帯を走り抜けるピースフルでグルメなライド。前夜祭の模様からフルコース106kmに参加しての2日間をレポートします。
実は筆者にとっては久々のGREAT EARTH 取材。前回担当がいつだったかを遡れば、なんと2012年の、当時は「アースライド」の名で開催されていた宮崎ライドの実走取材以来だった。つまりなんと7年ぶり。しかしグレートアースはどのイベントもユルくていい感じの空気感なので、旧友に会いに行く感じで気負わずに行けるのがいい。
GREAT EARTH みちのく岩手雫石銀河ライドの開催場所は岩手県は雫石。東京からは遠いけど、今回は輪行して東北新幹線で向かう。盛岡でJR田沢湖線に乗り換えて、2輌編成の普通電車に揺られてコトコト向かう。盛岡駅ホームでは白戸太朗さんと乗り合わせた。よっ、久々(筆者とは同期なのです)。
田沢湖線は単線とはいえ雫石駅に停する新幹線も通るため、東京からのアクセスは最高なのだ(今回は手配の関係上、乗り換え便利用でした)。首都圏サイクリストにもとっても行きやすい大会だ。
土曜日の前夜は、グレートアース名物の前夜祭「銀河ナイト」。特別ゲストの重要無形文化財の山祇神楽(やまずみかぐら)の舞を見て、伝統芸能のパワーに感動。そしてメインイベントはおなじみ「椀子そばチャレンジ」。1分間で何杯食べられるかの早食い競争だ。男女2グループで争われたこのイベントを制したのは、なんと女性でした!
迎えた日曜の朝、関東にひたひたと台風15号が近づくなか、岩手県の天気予報は晴れ。昨年大会は雨にたたられて距離も短縮、とにかく寒いライドになった。しかし今回は晴れ確定。ただし台風前のフェーン現象によって真夏のような暑い一日になるのだった。
スタート前には皆でラジオ体操して体をほぐし、数ウェーブに分けて走り出していく。ロングコースで106km、ショートコースで84km。コースの多くは重複し、きつい部分をショートカットして短くしたのがショートコースだ。ロングに申し込んだ人も走っていて厳しくなれば申告してショートにするのもアリ。
スタートの雫石プリンスホテルの坂を下ったら、第一エイドまでがけっこうな長い上り。じつは第一エイドの網張温泉がコース上の最高標高地点となっているのだ。
勾配は緩めだが、長い長い上りの果てにたどり着いた第1エイド。高台からは岩手山、八幡平を見渡したいのだが、あいにくの霧と雲。雨が降る気配はないのだが、下界の雫石の街並みに向けて開けている地形のはずなのに、見晴らしが効かないのは残念だった。
登ってきたご褒美に用意されるのはマカロンナッツと岩手で育ったブドウたち。香ばしいザクザクの食感で補給食にぴったりなマカロンナッツでカロリーを補い、瑞々しいブドウで喉を潤す。まるまると実ったキャンベルとデラウェアの甘〜い糖分を堪能したら、ここからは折り返しての長い下り区間へ。
例年ならウィンドブレイカーを着込むという下りも、朝から高めの気温でその必要はまったくなし。長い一直線の道と、鬱蒼とした森の中を進めば、ほどなく小岩井農場の敷地エリアへと入っていく。道の両側に広がる牧場と、群れる牛さんたち。そして小岩井農場に入場したら、このエイド名物の牛丼をいただく。まだ朝の9時だというのに牛丼である。いや、きつい上りを走ってきたので、小腹は空いているからスタンバイOKですが...。
小岩井農場まきば園の散策エリアにこそ牛さんの姿は見当たらないが、いただくのは牛丼。つゆだくの牛丼はジューシーで美味しいこと。こんな調子でエイドごとに豪華でグルメな補給食が振る舞われるのがグレートアースなのである。
メインMCの白戸太朗さんに言わせれば、「グレートアースのエイドを飛ばすなんてもってのほか。エイドごとの提供物をすべて食べないと完走とは認めません」とのことです(笑)。
後編へと続く。
photo&text:Makoto.AYANO
実は筆者にとっては久々のGREAT EARTH 取材。前回担当がいつだったかを遡れば、なんと2012年の、当時は「アースライド」の名で開催されていた宮崎ライドの実走取材以来だった。つまりなんと7年ぶり。しかしグレートアースはどのイベントもユルくていい感じの空気感なので、旧友に会いに行く感じで気負わずに行けるのがいい。
GREAT EARTH みちのく岩手雫石銀河ライドの開催場所は岩手県は雫石。東京からは遠いけど、今回は輪行して東北新幹線で向かう。盛岡でJR田沢湖線に乗り換えて、2輌編成の普通電車に揺られてコトコト向かう。盛岡駅ホームでは白戸太朗さんと乗り合わせた。よっ、久々(筆者とは同期なのです)。
田沢湖線は単線とはいえ雫石駅に停する新幹線も通るため、東京からのアクセスは最高なのだ(今回は手配の関係上、乗り換え便利用でした)。首都圏サイクリストにもとっても行きやすい大会だ。
土曜日の前夜は、グレートアース名物の前夜祭「銀河ナイト」。特別ゲストの重要無形文化財の山祇神楽(やまずみかぐら)の舞を見て、伝統芸能のパワーに感動。そしてメインイベントはおなじみ「椀子そばチャレンジ」。1分間で何杯食べられるかの早食い競争だ。男女2グループで争われたこのイベントを制したのは、なんと女性でした!
迎えた日曜の朝、関東にひたひたと台風15号が近づくなか、岩手県の天気予報は晴れ。昨年大会は雨にたたられて距離も短縮、とにかく寒いライドになった。しかし今回は晴れ確定。ただし台風前のフェーン現象によって真夏のような暑い一日になるのだった。
スタート前には皆でラジオ体操して体をほぐし、数ウェーブに分けて走り出していく。ロングコースで106km、ショートコースで84km。コースの多くは重複し、きつい部分をショートカットして短くしたのがショートコースだ。ロングに申し込んだ人も走っていて厳しくなれば申告してショートにするのもアリ。
スタートの雫石プリンスホテルの坂を下ったら、第一エイドまでがけっこうな長い上り。じつは第一エイドの網張温泉がコース上の最高標高地点となっているのだ。
勾配は緩めだが、長い長い上りの果てにたどり着いた第1エイド。高台からは岩手山、八幡平を見渡したいのだが、あいにくの霧と雲。雨が降る気配はないのだが、下界の雫石の街並みに向けて開けている地形のはずなのに、見晴らしが効かないのは残念だった。
登ってきたご褒美に用意されるのはマカロンナッツと岩手で育ったブドウたち。香ばしいザクザクの食感で補給食にぴったりなマカロンナッツでカロリーを補い、瑞々しいブドウで喉を潤す。まるまると実ったキャンベルとデラウェアの甘〜い糖分を堪能したら、ここからは折り返しての長い下り区間へ。
例年ならウィンドブレイカーを着込むという下りも、朝から高めの気温でその必要はまったくなし。長い一直線の道と、鬱蒼とした森の中を進めば、ほどなく小岩井農場の敷地エリアへと入っていく。道の両側に広がる牧場と、群れる牛さんたち。そして小岩井農場に入場したら、このエイド名物の牛丼をいただく。まだ朝の9時だというのに牛丼である。いや、きつい上りを走ってきたので、小腹は空いているからスタンバイOKですが...。
小岩井農場まきば園の散策エリアにこそ牛さんの姿は見当たらないが、いただくのは牛丼。つゆだくの牛丼はジューシーで美味しいこと。こんな調子でエイドごとに豪華でグルメな補給食が振る舞われるのがグレートアースなのである。
メインMCの白戸太朗さんに言わせれば、「グレートアースのエイドを飛ばすなんてもってのほか。エイドごとの提供物をすべて食べないと完走とは認めません」とのことです(笑)。
後編へと続く。
photo&text:Makoto.AYANO
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