2019/08/24(土) - 18:12
国内における市民レースの最高峰として、ホビーレーサーから絶大な人気を誇る「ツール・ド・おきなわ」。アマチュア最強を決める最長210kmの市民レースから、南国リゾートの沖縄を楽しみ尽くすサイクリング部門まで、国内最大級のサイクリングイベントを紹介しよう。
日本のロードレースシーズンを締めくくる大会として平成元年から開催されてきたツール・ド・おきなわが令和元年を迎えることに。最長210kmの市民レースとアジア、ヨーロッパ、日本のプロチームが参加するチャンピオンレース、沖縄を堪能するサイクリング部門からなる歴史あるサイクリングイベントである。
日本の誇る南国リゾート沖縄に国内外から多くのサイクリストが集まる2日間。その中でも数々の名勝負とドラマを生んできた注目のレースがチャンピオンレースだ。UCIアジアツアー1.2にカテゴライズされる国際レースは、国内外の選手にとって長かったシーズンの総決算として意味を持ち、各チーム総力をもって熱いバトルが展開される。
日本からは国内UCIコンチネンタル登録全9チームと国内大学1チーム、沖縄選抜チーム1チームの11チームが出場予定。そして海外からはドイツ・オランダ・イタリア・オーストラリア・タイ・台湾・アジア近隣国1チームの計7チームを招待予定としており、オリンピックイヤー前年最後の国内レースとしてハイレベルな戦いが見られること間違いないだろう。
その他、国際レースは世界のトップライダーが来日する女子国際100kmが開催される。これらはUCIレースではないものの、国内外から有力選手が参加するため、非常にレベルの高いレースが展開される。女子国際レースはスポーツエントリーで申し込み受付中だ。
そして、ツール・ド・おきなわといえば一般サイクリストも参加することが出来る市民レースだろう。距離別に210km、140km、100km、50kmという4クラスが用意されており、自らの走力に合わせて参加することが出来る。国内で開催される競技登録なしで参加できる市民レースの中で最高峰の大会であり、どのカテゴリーも過酷なサバイバルレースが展開される。
特に最長クラスである市民210kmはその距離、難易度からホビーレーサーの甲子園と呼ばれ、勝者は最強のアマチュアレーサーといっても過言ではない特別なレースである。この”おきなわ”をシーズン、更には自転車競技人生における目標に定める人も多いのではないだろうか。
そんな市民210kmは、昨年に引き続きyoutubeやFacebookなどで、その模様がライブストリーミング配信される。国際レースと同様に注目度の高いホビーレーサー最速を決める戦いをリアルタイムで視聴することが出来る
また、140km、100km、50kmの部に新たに全年齢参加型のオープンクラスが設定されることに。各カテゴリーで年齢の壁を越えたNo.1を決めるクラスが登場する。更に、140kmと100kmには40歳以上のマスターズクラスも設定されることになった。
青い海と青い空、おきなわグルメも楽しめるサイクリング部門
プロ選手にとってはシーズンの総決算となるチャンピオンレースや、勝利はもちろんのこと、完走するだけでも一定の名誉となる市民レースなど、レース部門ばかりフォーカスされがちなツール・ド・おきなわ。しかし、日本で唯一の南国でもある沖縄の魅力を自転車で堪能できるサイクリング部門も充実しているのがツール・ド・おきなわの魅力の一つ。1泊2日の336km本州一周サイクリングから、50kmほどのファミリーサイクリングまで、全部で6つのサイクリングコースが用意されている。
レース部門にも負けないほどの達成感を得られるのが沖縄本島を2日間かけて走る336kmのコース。1日目には自然豊かな沖縄北部のやんばる地域を駆け抜け、アップダウンを堪能。2日目には中部から南部へ南下していき、リゾート地や海岸沿いなど南国らしい雰囲気を楽しむ事が出来る。沖縄の魅力を心ゆくまで堪能できる2日間となるはずだ。
1日開催で最長の距離を走るのがやんばるセンチュリーライド。沖縄の北東部であり、レース部門の舞台となるやんばるの市町村(名護市、本部町、今帰仁村、大宜味村、国頭村、東村)を一日で走りきる。獲得標高は1,900mほどになるため、一筋縄ではいかない走りごたえのあるルート設定となっている。
中級者向けには沖縄本島の中部を100kmほど走るチャレンジサイクリングがおすすめ。大会メイン会場となる名護市の21世紀の森体育館をスタートし、宜野座村、金武町、恩納村といった市町村を駆け抜けていく。獲得標高は1,428mとなっており、幅広いレベルの人が楽しめる内容となっている。海岸線から見える美しい海は必見だ。
また本島だけではなく、1泊2日で沖縄本島から北西にある離島、伊平屋島を巡るコースもある。名護を出発した後、今帰仁村の運天港からフェリーに乗り、伊平屋島へ。島を1周して帰ってくるコースとなっている。73kmほどのコースを1泊2日で周遊するため、初心者でも気軽に参加出来る難易度となっている。離島ならではの静かな海に心癒されることだろう。
レース部門の開催される日曜日には比較的イージーなサイクリングを開催。恩納村ファミリーサイクリングは名護市から恩納村にかけての美しい海岸線を往復する70kmほどのサイクリング。フラットなコースレイアウトとなっており、家族で楽しめるルート設定だ。
本部町からフェリーに乗り30分ほどの伊江島をサイクリングするコースもある。こちらは50km程度の距離となっており、子供でも走れる難易度になっている。島には標高172.2mのイイジマタッチューの名称で愛される城山が鎮座している。島の人々の応援を受けながらのどかな時間を過ごすことが出来るだろう。
現在申込受付中!人気種目は早めに申し込もう
ロードシーズンの締めくくりとなるツール・ド・おきなわ。今年もレース部門、サイクリング部門ともに人気となっている。既に申し込みが始まっており、キャンセル待ちとなっている種目も多く、他の種目も早々に埋まることが予想される。参加希望の人はは早めにエントリー済ませておいた方が良いだろう。
エントリーはスポーツエントリー(レース種目)、スポーツエントリー(サイクリング種目)や電話(0570-039-846)およびFAX(0120-37-8434)、Famiポート、沖縄県内のサイクルショップ、事務局窓口で受け付けている。詳しくは大会サイト内エントリーページを参照のこと。
なお沖縄までの航空機便と宿については、特別割引運賃の航空便と大会推薦のホテル(リゾートホテルからビジネスホテルまで各ランク別)や民宿などが案内され、割安に申し込むことができる。詳しくはオフィシャルツアーのページを参照してほしい。
第31回ツール・ド・おきなわ
開催日:2019年11月9日(土)~10日(日)
エントリー期間:~9月30日(日)17:00
種目:国際ロードレース(男子、女子)、市民ロードレース(210㎞、140km、100km、50km)、サイクリング部門(沖縄本島1周サイクリング、やんばるセンチュリーライド、チャレンジサイクリング、恩納村ファミリーサイクリング、伊平屋島サイクリング、伊江島ファミリーサイクリング)
主催:特定非営利活動法人 ツール・ド・おきなわ協会、北部広域市町村圏事務組合
日本のロードレースシーズンを締めくくる大会として平成元年から開催されてきたツール・ド・おきなわが令和元年を迎えることに。最長210kmの市民レースとアジア、ヨーロッパ、日本のプロチームが参加するチャンピオンレース、沖縄を堪能するサイクリング部門からなる歴史あるサイクリングイベントである。
日本の誇る南国リゾート沖縄に国内外から多くのサイクリストが集まる2日間。その中でも数々の名勝負とドラマを生んできた注目のレースがチャンピオンレースだ。UCIアジアツアー1.2にカテゴライズされる国際レースは、国内外の選手にとって長かったシーズンの総決算として意味を持ち、各チーム総力をもって熱いバトルが展開される。
日本からは国内UCIコンチネンタル登録全9チームと国内大学1チーム、沖縄選抜チーム1チームの11チームが出場予定。そして海外からはドイツ・オランダ・イタリア・オーストラリア・タイ・台湾・アジア近隣国1チームの計7チームを招待予定としており、オリンピックイヤー前年最後の国内レースとしてハイレベルな戦いが見られること間違いないだろう。
その他、国際レースは世界のトップライダーが来日する女子国際100kmが開催される。これらはUCIレースではないものの、国内外から有力選手が参加するため、非常にレベルの高いレースが展開される。女子国際レースはスポーツエントリーで申し込み受付中だ。
そして、ツール・ド・おきなわといえば一般サイクリストも参加することが出来る市民レースだろう。距離別に210km、140km、100km、50kmという4クラスが用意されており、自らの走力に合わせて参加することが出来る。国内で開催される競技登録なしで参加できる市民レースの中で最高峰の大会であり、どのカテゴリーも過酷なサバイバルレースが展開される。
特に最長クラスである市民210kmはその距離、難易度からホビーレーサーの甲子園と呼ばれ、勝者は最強のアマチュアレーサーといっても過言ではない特別なレースである。この”おきなわ”をシーズン、更には自転車競技人生における目標に定める人も多いのではないだろうか。
そんな市民210kmは、昨年に引き続きyoutubeやFacebookなどで、その模様がライブストリーミング配信される。国際レースと同様に注目度の高いホビーレーサー最速を決める戦いをリアルタイムで視聴することが出来る
また、140km、100km、50kmの部に新たに全年齢参加型のオープンクラスが設定されることに。各カテゴリーで年齢の壁を越えたNo.1を決めるクラスが登場する。更に、140kmと100kmには40歳以上のマスターズクラスも設定されることになった。
青い海と青い空、おきなわグルメも楽しめるサイクリング部門
プロ選手にとってはシーズンの総決算となるチャンピオンレースや、勝利はもちろんのこと、完走するだけでも一定の名誉となる市民レースなど、レース部門ばかりフォーカスされがちなツール・ド・おきなわ。しかし、日本で唯一の南国でもある沖縄の魅力を自転車で堪能できるサイクリング部門も充実しているのがツール・ド・おきなわの魅力の一つ。1泊2日の336km本州一周サイクリングから、50kmほどのファミリーサイクリングまで、全部で6つのサイクリングコースが用意されている。
レース部門にも負けないほどの達成感を得られるのが沖縄本島を2日間かけて走る336kmのコース。1日目には自然豊かな沖縄北部のやんばる地域を駆け抜け、アップダウンを堪能。2日目には中部から南部へ南下していき、リゾート地や海岸沿いなど南国らしい雰囲気を楽しむ事が出来る。沖縄の魅力を心ゆくまで堪能できる2日間となるはずだ。
1日開催で最長の距離を走るのがやんばるセンチュリーライド。沖縄の北東部であり、レース部門の舞台となるやんばるの市町村(名護市、本部町、今帰仁村、大宜味村、国頭村、東村)を一日で走りきる。獲得標高は1,900mほどになるため、一筋縄ではいかない走りごたえのあるルート設定となっている。
中級者向けには沖縄本島の中部を100kmほど走るチャレンジサイクリングがおすすめ。大会メイン会場となる名護市の21世紀の森体育館をスタートし、宜野座村、金武町、恩納村といった市町村を駆け抜けていく。獲得標高は1,428mとなっており、幅広いレベルの人が楽しめる内容となっている。海岸線から見える美しい海は必見だ。
また本島だけではなく、1泊2日で沖縄本島から北西にある離島、伊平屋島を巡るコースもある。名護を出発した後、今帰仁村の運天港からフェリーに乗り、伊平屋島へ。島を1周して帰ってくるコースとなっている。73kmほどのコースを1泊2日で周遊するため、初心者でも気軽に参加出来る難易度となっている。離島ならではの静かな海に心癒されることだろう。
レース部門の開催される日曜日には比較的イージーなサイクリングを開催。恩納村ファミリーサイクリングは名護市から恩納村にかけての美しい海岸線を往復する70kmほどのサイクリング。フラットなコースレイアウトとなっており、家族で楽しめるルート設定だ。
本部町からフェリーに乗り30分ほどの伊江島をサイクリングするコースもある。こちらは50km程度の距離となっており、子供でも走れる難易度になっている。島には標高172.2mのイイジマタッチューの名称で愛される城山が鎮座している。島の人々の応援を受けながらのどかな時間を過ごすことが出来るだろう。
現在申込受付中!人気種目は早めに申し込もう
ロードシーズンの締めくくりとなるツール・ド・おきなわ。今年もレース部門、サイクリング部門ともに人気となっている。既に申し込みが始まっており、キャンセル待ちとなっている種目も多く、他の種目も早々に埋まることが予想される。参加希望の人はは早めにエントリー済ませておいた方が良いだろう。
エントリーはスポーツエントリー(レース種目)、スポーツエントリー(サイクリング種目)や電話(0570-039-846)およびFAX(0120-37-8434)、Famiポート、沖縄県内のサイクルショップ、事務局窓口で受け付けている。詳しくは大会サイト内エントリーページを参照のこと。
なお沖縄までの航空機便と宿については、特別割引運賃の航空便と大会推薦のホテル(リゾートホテルからビジネスホテルまで各ランク別)や民宿などが案内され、割安に申し込むことができる。詳しくはオフィシャルツアーのページを参照してほしい。
第31回ツール・ド・おきなわ
開催日:2019年11月9日(土)~10日(日)
エントリー期間:~9月30日(日)17:00
種目:国際ロードレース(男子、女子)、市民ロードレース(210㎞、140km、100km、50km)、サイクリング部門(沖縄本島1周サイクリング、やんばるセンチュリーライド、チャレンジサイクリング、恩納村ファミリーサイクリング、伊平屋島サイクリング、伊江島ファミリーサイクリング)
主催:特定非営利活動法人 ツール・ド・おきなわ協会、北部広域市町村圏事務組合
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