2010/04/16(金) - 13:47
4月10・11日に兵庫県たつの市菖蒲谷森林公園でJ3菖蒲谷大会が開催された。今年は例年に比べ各地でJ3大会が増えMTBレースが充実してきている。龍野MTB協会が主催した今大会を紹介しよう。
「地元たつの市でMTBレースを開催しよう」
J3菖蒲谷を開催した龍野MTB協会
MTBの公式戦Jシリーズは先立って4日に行われたJ3浜松で開幕している。同じくJ3となる「菖蒲谷エンデューロ&J3クロスカントリーは、龍野MTB協会が主催する大会だ。
龍野MTB協会とは、関西と中国地方の間にある「たつの市」を中心にレースイベントを開催するローカル団体。今年は15ものレースを企画・運営している。5年程前から活動していて、ここ菖蒲谷森林公園は自身のホームコースであり、現役XCライダーで今回レースクリエーターもつとめる小野良太さんらがコースの開拓・整備をしている。今回のJ3大会は、公式レース開催という一つの到達点にもなった。
たつの市は神戸から車で1時間 大阪から車で1時間半 岡山から車で1時間と、関西圏から抜群のアクセスを誇る。数少ない関西のXC専用設計の特設コースを使用するのも魅力だ。
10日は晴れの中、ショートダウンヒルと2時間エンデューロを開催した。ショートダウンヒルには09年度全日本DHチャンプで今季はTransition Racingに移籍した向原健司がゲストに参戦。キッズレースにも飛び入り参加して華麗なテクニックを披露した。
2時間エンデューロは斉藤亮(TEAM CORRATEC)と藤本弥之助(Fujimoto farm)がオープン参加して盛り上げた。余談だが元TEAM CORRATECの選手だった藤本選手は実家の農園の跡継ぎになったという。
両日にはキッズレースもあり、子供達の真剣なレースが繰り広げられた。
11日のJ3クロスカントリーは、雨のため4.8kmのコースを短縮し、エリートは3周回でおこなわれた。
コースレイアウトは公園内の3つの山を繋いで上り下りする。コースのほとんどがシングルトラックで、登りも下りもレースで遭遇するようなセクションが多いテクニックを要する実戦的なコースだ。
エリート参加の主要選手は、斉藤亮・門田基志(TEAM GIANT)・山田大五朗(福砂屋/FUJI)そして今季からワークス移籍の合田啓祐(TEAM SPECIALIZED)ら。1周目は門田が先行して斉藤らが続く。2周目に斉藤が先頭に門田、合田となる。
コースはぬかるみで、押す選手が多い。斉藤は下りのテクニックは不安定なものの、登りはXCスキーで国体優勝経験を持つ高い身体能力で激坂を登っている。また合田も同じ区間の登りも乗れるので、能力は高いのだろう。後続を引き離した斉藤が優勝。続いて2位門田、3位合田となった。
「振り返ってJ3菖蒲谷は小さい大会であったものの、MTBのトップライダーが参加して見応えのあるレースになり、初めてMTBレースに参加した人には魅力が伝えられた」と、小野さんは語ってくれました。
なお、エリート選手が激しく争うJ1大会は、4/25の愛媛県八幡浜大会から開催されるので、ファンの方はぜひ会場に足を運んで欲しい。
結果
エリート男子
1位 斉藤亮(TEAM CORRATEC)1:08:58.488
2位 門田基志(TEAM GIANT)+1:00.527
3位 合田啓祐(TEAM SPECIALIZED)+4:56.816
エキスパート男子
1位 棟保祐介(Sonic- Racing)0:50:43.314
2位 山田拓史(Suma Coast Side)+1:15.959
3位 上野亮(INFINITY/Ueno)+1:37.477
スポーツ男子
1位 萬谷和也(Fujimoto farm)0:52:09.670
2位 西尾滋記(焼鳥山鳥R)+1:24.921
3位 竹本颯太(Team BSC/K&b)+:02:11.484
エリート女子
1位 岩出愛未(club SY-nak) 1:05:42.279
2位 埜真賢美(Team クルーズ)+1:02.969
3位 西尾美子( 焼鳥山鳥R)+1:49.473
スポーツ女子
1位 正木知子(はとチーム)0:41:59.963
大会の模様はフォトギャラリーでご覧下さい。
photo&text:Akihitro.NAKANO
「地元たつの市でMTBレースを開催しよう」
J3菖蒲谷を開催した龍野MTB協会
MTBの公式戦Jシリーズは先立って4日に行われたJ3浜松で開幕している。同じくJ3となる「菖蒲谷エンデューロ&J3クロスカントリーは、龍野MTB協会が主催する大会だ。
龍野MTB協会とは、関西と中国地方の間にある「たつの市」を中心にレースイベントを開催するローカル団体。今年は15ものレースを企画・運営している。5年程前から活動していて、ここ菖蒲谷森林公園は自身のホームコースであり、現役XCライダーで今回レースクリエーターもつとめる小野良太さんらがコースの開拓・整備をしている。今回のJ3大会は、公式レース開催という一つの到達点にもなった。
たつの市は神戸から車で1時間 大阪から車で1時間半 岡山から車で1時間と、関西圏から抜群のアクセスを誇る。数少ない関西のXC専用設計の特設コースを使用するのも魅力だ。
10日は晴れの中、ショートダウンヒルと2時間エンデューロを開催した。ショートダウンヒルには09年度全日本DHチャンプで今季はTransition Racingに移籍した向原健司がゲストに参戦。キッズレースにも飛び入り参加して華麗なテクニックを披露した。
2時間エンデューロは斉藤亮(TEAM CORRATEC)と藤本弥之助(Fujimoto farm)がオープン参加して盛り上げた。余談だが元TEAM CORRATECの選手だった藤本選手は実家の農園の跡継ぎになったという。
両日にはキッズレースもあり、子供達の真剣なレースが繰り広げられた。
11日のJ3クロスカントリーは、雨のため4.8kmのコースを短縮し、エリートは3周回でおこなわれた。
コースレイアウトは公園内の3つの山を繋いで上り下りする。コースのほとんどがシングルトラックで、登りも下りもレースで遭遇するようなセクションが多いテクニックを要する実戦的なコースだ。
エリート参加の主要選手は、斉藤亮・門田基志(TEAM GIANT)・山田大五朗(福砂屋/FUJI)そして今季からワークス移籍の合田啓祐(TEAM SPECIALIZED)ら。1周目は門田が先行して斉藤らが続く。2周目に斉藤が先頭に門田、合田となる。
コースはぬかるみで、押す選手が多い。斉藤は下りのテクニックは不安定なものの、登りはXCスキーで国体優勝経験を持つ高い身体能力で激坂を登っている。また合田も同じ区間の登りも乗れるので、能力は高いのだろう。後続を引き離した斉藤が優勝。続いて2位門田、3位合田となった。
「振り返ってJ3菖蒲谷は小さい大会であったものの、MTBのトップライダーが参加して見応えのあるレースになり、初めてMTBレースに参加した人には魅力が伝えられた」と、小野さんは語ってくれました。
なお、エリート選手が激しく争うJ1大会は、4/25の愛媛県八幡浜大会から開催されるので、ファンの方はぜひ会場に足を運んで欲しい。
結果
エリート男子
1位 斉藤亮(TEAM CORRATEC)1:08:58.488
2位 門田基志(TEAM GIANT)+1:00.527
3位 合田啓祐(TEAM SPECIALIZED)+4:56.816
エキスパート男子
1位 棟保祐介(Sonic- Racing)0:50:43.314
2位 山田拓史(Suma Coast Side)+1:15.959
3位 上野亮(INFINITY/Ueno)+1:37.477
スポーツ男子
1位 萬谷和也(Fujimoto farm)0:52:09.670
2位 西尾滋記(焼鳥山鳥R)+1:24.921
3位 竹本颯太(Team BSC/K&b)+:02:11.484
エリート女子
1位 岩出愛未(club SY-nak) 1:05:42.279
2位 埜真賢美(Team クルーズ)+1:02.969
3位 西尾美子( 焼鳥山鳥R)+1:49.473
スポーツ女子
1位 正木知子(はとチーム)0:41:59.963
大会の模様はフォトギャラリーでご覧下さい。
photo&text:Akihitro.NAKANO
フォトギャラリー