2018/05/12(土) - 09:05
ゴルフ関連製品や電子部品などを取り扱う宝商が手がけるケミカルブランドがEVERS(エバーズ)だ。潤滑油や防錆剤などが揃うラインアップに、自転車用の親水性ガラスコーティングスプレーと、撥水性ガラス系コーティング剤の2種類が加わった。
今回紹介するエバーズのスプレー式コーティング剤は「自転車ガラスコーティング」という製品と「自転車スーパーコーティング」というガラス"系"の2種類。どちらも自転車のフレームやパーツ類に1枚の膜を張り、水垢や汚れを付着しにくくすることで、自転車の輝きを維持してくれるケミカルだ。
2つのコーティング剤の性能は似ているものの、ガラスコーティングとガラス"系"コーティングは異なるものであり、それぞれメリットが存在する。一般的にガラスコーティングとは空気中の水分との化学反応によって、ガラス被膜を形成する製品となり、一方ガラス"系"とはケイ素を含んだポリマーによる被膜を形成する製品のことを表しているといわれている。
自転車ガラスコーティング
「自転車ガラスコーティング」はガラス成分と還元水、噴射剤という3つの成分が配合されたケミカル。塗布したコーティング剤が、フレームの塗装表面に浸透、定着しガラス質と変わるという性能を備え、フレームにガラスのような輝きを与えてくれる。コーティング後は、フレームに付着したホコリ等は水で簡単に洗い流すことができるため、ライド後のメンテナンスも気軽に行えるようになるはずだ。
コーティングは親水性。フレームに付着した水分は、撥水性コーティングのように細かい水玉状にならず、フレームに沿ってそのまま流れていくという性質を持つ。コンパウンドが配合されていないため塗装に影響を与えにくいこともポイントだ。耐久性も高く、1度のコーティングで長い期間に渡る光沢を維持できる。
エバーズの「自転車ガラスコーティング」はクリア処理のフレーム、マット塗装のフレームどちらにも使用できることに加え、樹脂パーツや金属パーツ、ヘルメットにも使用することができる。容量は150ml。価格は1,800円(税抜)。
自転車スーパーコーティング
「自転車スーパーコーティング」はポリマーレジン、シリコーン化合物に加え石油系溶剤や界面活性剤、水、噴射剤が加えられたケミカルに仕上げられている。塗布したコーティング剤はガラス系ポリマーとポリマーレジンが結合することで、フレーム表面に艶が与えられ、光沢感を演出する。
このケミカルのコーティング剤は「自転車ガラスコーティング」とは異なり撥水性を備えている。塗布したフレームに付着した水分は水玉状になり、走行風などを受けて流される。コーティング剤としてはこちらのほうが馴染みある方のほうが多いだろう。こちらの製品でコーティングされたフレームに付着した汚れも、ガラスコーティングと同様に水でサッと洗い流すことができる。
スーパーコーティングもコンパウンドを使用しないためフレームに影響を与える心配は少ない。プラスチックや金属のパーツも白く変色させないため、自転車の様々なパーツに使用することができるという特徴も持つ。容量は220ml、価格は1,800円(税抜)。
編集部インプレッション
今回のコーティング剤を使用する前にまず行うのはバイクの清掃から。どちらのコーティング剤もフレームの塗装面に汚れが残っているとケミカル本来の性能を引き出せなくなるという可能性があるという。とはいえ、どのようなコーティング剤も事前のクリーニングは必要となるため、特別に手間がかかるというわけではない。
エバーズは汚れの頑固具合に応じて使い分ける3種類のクリーナーを用意しているため、それらを使ってマイバイクを綺麗にしてからコーティングを行っていく。ちなみにクリーナーは「丸洗いクリーナー」「メタルクリーナー」「スクラッチリムーバー」の3種類であり、スクラッチが最も強力な洗浄力を備えている。
丸洗いクリーナーはフレームからタイヤ、サドルまであらゆるものを洗浄できるマルチな洗剤。泡を吹き付けた所をサッと拭き取るだけで大半の汚れを落とすことができる優れものだ。水場が近くに無い時などに便利なタイプだが、フレームが汚れすぎていると泡立ちが悪くなり、ボタボタとクリーナーが垂れてしまうことには気をつけたい。
バイクを綺麗にした後はいよいよコーティング作業に移る。今回はコンパウンドとワックスのような働きをするスクラッチリムーバーでもバイクを磨いているため、既に綺麗な状態でのコーティングとなる。施工方法は非常に容易で、「ガラスコーティング」「スーパーコーティング」どちらもスプレーを直接フレームに吹き付けるか、マイクロファイバーに一度吹き付けてから磨き上げるかという作業となる。
コーティング剤を直接吹きかけると周囲に飛び散ってしまうような心配もあったが、実際は狙った所のみに当たるのでその心配は杞憂に終わった。もし、万全を期す場合はマイクロファイバーに吹き付けての作業にすれば良いという選択肢もあるため、コーティングを施すという作業のハードルは低い。
実際の作業は塗るというより、コーティング剤を広げつつ磨いていくようなイメージ。どちらのコーティング剤も磨けば磨いただけフレームに輝きが生まれていく。そして、綺麗になればなるほど気分も上昇していくため、作業が非常に捗る。今回はクリアフィニッシュのバイクにこのコーティング剤を使用したが、施工後はフレームの輝きが際立つため、作業の満足度も高い。
水を吹きかけるテストも行ってみた。親水性のガラスコーティングと、撥水性のスーパーコーティングはどちらも水が綺麗に流れ落ちていくため、コーティング剤としての効果をきちんと発揮してくれているようだ。
コーティングを終えたバイクを部屋に飾っているだけで、施工前のバイクよりも強い存在感を放っているよう。「ガラスコーティング」と「スーパーコーティング」は、新車の汚れ付着防止策としてももちろんピッタリだが、作業性にも優れており容易に施工できるため長い期間一緒に走った自転車のお色直し用としても最適なケミカルだ。
エバーズ 自転車ガラスコーティング
用途:自転車フレーム、樹脂パーツ、金属パーツ
容量:150ml
価格:1,800円(税抜)
エバーズ 自転車スーパーコーティング
用途:自転車フレーム、樹脂パーツ、金属パーツ
容量:220ml
価格:1,800円(税抜)
今回紹介するエバーズのスプレー式コーティング剤は「自転車ガラスコーティング」という製品と「自転車スーパーコーティング」というガラス"系"の2種類。どちらも自転車のフレームやパーツ類に1枚の膜を張り、水垢や汚れを付着しにくくすることで、自転車の輝きを維持してくれるケミカルだ。
2つのコーティング剤の性能は似ているものの、ガラスコーティングとガラス"系"コーティングは異なるものであり、それぞれメリットが存在する。一般的にガラスコーティングとは空気中の水分との化学反応によって、ガラス被膜を形成する製品となり、一方ガラス"系"とはケイ素を含んだポリマーによる被膜を形成する製品のことを表しているといわれている。
自転車ガラスコーティング
「自転車ガラスコーティング」はガラス成分と還元水、噴射剤という3つの成分が配合されたケミカル。塗布したコーティング剤が、フレームの塗装表面に浸透、定着しガラス質と変わるという性能を備え、フレームにガラスのような輝きを与えてくれる。コーティング後は、フレームに付着したホコリ等は水で簡単に洗い流すことができるため、ライド後のメンテナンスも気軽に行えるようになるはずだ。
コーティングは親水性。フレームに付着した水分は、撥水性コーティングのように細かい水玉状にならず、フレームに沿ってそのまま流れていくという性質を持つ。コンパウンドが配合されていないため塗装に影響を与えにくいこともポイントだ。耐久性も高く、1度のコーティングで長い期間に渡る光沢を維持できる。
エバーズの「自転車ガラスコーティング」はクリア処理のフレーム、マット塗装のフレームどちらにも使用できることに加え、樹脂パーツや金属パーツ、ヘルメットにも使用することができる。容量は150ml。価格は1,800円(税抜)。
自転車スーパーコーティング
「自転車スーパーコーティング」はポリマーレジン、シリコーン化合物に加え石油系溶剤や界面活性剤、水、噴射剤が加えられたケミカルに仕上げられている。塗布したコーティング剤はガラス系ポリマーとポリマーレジンが結合することで、フレーム表面に艶が与えられ、光沢感を演出する。
このケミカルのコーティング剤は「自転車ガラスコーティング」とは異なり撥水性を備えている。塗布したフレームに付着した水分は水玉状になり、走行風などを受けて流される。コーティング剤としてはこちらのほうが馴染みある方のほうが多いだろう。こちらの製品でコーティングされたフレームに付着した汚れも、ガラスコーティングと同様に水でサッと洗い流すことができる。
スーパーコーティングもコンパウンドを使用しないためフレームに影響を与える心配は少ない。プラスチックや金属のパーツも白く変色させないため、自転車の様々なパーツに使用することができるという特徴も持つ。容量は220ml、価格は1,800円(税抜)。
編集部インプレッション
今回のコーティング剤を使用する前にまず行うのはバイクの清掃から。どちらのコーティング剤もフレームの塗装面に汚れが残っているとケミカル本来の性能を引き出せなくなるという可能性があるという。とはいえ、どのようなコーティング剤も事前のクリーニングは必要となるため、特別に手間がかかるというわけではない。
エバーズは汚れの頑固具合に応じて使い分ける3種類のクリーナーを用意しているため、それらを使ってマイバイクを綺麗にしてからコーティングを行っていく。ちなみにクリーナーは「丸洗いクリーナー」「メタルクリーナー」「スクラッチリムーバー」の3種類であり、スクラッチが最も強力な洗浄力を備えている。
丸洗いクリーナーはフレームからタイヤ、サドルまであらゆるものを洗浄できるマルチな洗剤。泡を吹き付けた所をサッと拭き取るだけで大半の汚れを落とすことができる優れものだ。水場が近くに無い時などに便利なタイプだが、フレームが汚れすぎていると泡立ちが悪くなり、ボタボタとクリーナーが垂れてしまうことには気をつけたい。
バイクを綺麗にした後はいよいよコーティング作業に移る。今回はコンパウンドとワックスのような働きをするスクラッチリムーバーでもバイクを磨いているため、既に綺麗な状態でのコーティングとなる。施工方法は非常に容易で、「ガラスコーティング」「スーパーコーティング」どちらもスプレーを直接フレームに吹き付けるか、マイクロファイバーに一度吹き付けてから磨き上げるかという作業となる。
コーティング剤を直接吹きかけると周囲に飛び散ってしまうような心配もあったが、実際は狙った所のみに当たるのでその心配は杞憂に終わった。もし、万全を期す場合はマイクロファイバーに吹き付けての作業にすれば良いという選択肢もあるため、コーティングを施すという作業のハードルは低い。
実際の作業は塗るというより、コーティング剤を広げつつ磨いていくようなイメージ。どちらのコーティング剤も磨けば磨いただけフレームに輝きが生まれていく。そして、綺麗になればなるほど気分も上昇していくため、作業が非常に捗る。今回はクリアフィニッシュのバイクにこのコーティング剤を使用したが、施工後はフレームの輝きが際立つため、作業の満足度も高い。
水を吹きかけるテストも行ってみた。親水性のガラスコーティングと、撥水性のスーパーコーティングはどちらも水が綺麗に流れ落ちていくため、コーティング剤としての効果をきちんと発揮してくれているようだ。
コーティングを終えたバイクを部屋に飾っているだけで、施工前のバイクよりも強い存在感を放っているよう。「ガラスコーティング」と「スーパーコーティング」は、新車の汚れ付着防止策としてももちろんピッタリだが、作業性にも優れており容易に施工できるため長い期間一緒に走った自転車のお色直し用としても最適なケミカルだ。
エバーズ 自転車ガラスコーティング
用途:自転車フレーム、樹脂パーツ、金属パーツ
容量:150ml
価格:1,800円(税抜)
エバーズ 自転車スーパーコーティング
用途:自転車フレーム、樹脂パーツ、金属パーツ
容量:220ml
価格:1,800円(税抜)
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