2016/09/30(金) - 09:07
イベントで出会ったライダーとバイクを紹介する企画「あなたの自転車を見せてください」。今回、編集部員が訪れたのは、灼熱のつくばサーキットで行われる9時間エンデューロ「つくば9耐」。今回は華やかな女性編です。
山崎恵理子さん (なるしまフレンドMAX)スペシャライズド S-works Venge
ブルーとイエローが印象的なスペシャライズドのエアロロード、Vengeを駆るのはなるしまフレンドの山崎さん。最上級グレードのS-worksにカンパニョーロのBORA ONEを組み合わせているあたり、かなりの実走派であることが窺える貫禄のあるバイクでした。
どうしてこのバイクに?と尋ねてみると、なんと上司の方から破格で譲り受けることが出来たんだとか。しかも実はBORAも実業団で走るチームメートのお下がり、ボトルケージも譲り受けたものということで、「わらしべ自転車、なんて呼んでます(笑)」と山崎さん。
そんなバイクのお気に入りポイントはやっぱりカラー。「アバンギャルドな感じが好きで、なかなか被らないのが良いですね」とのこと。イエローのスパカズのバーテープはグリップも良く、カラーのマッチングもぴったり。猛暑のつくばでしたが、新しいホイールを思う存分味わえたので満足です!とのことでした。
西海持陽子さん(Rideops charlie)キャノンデール SuperSix EVO
西海持さんの愛車はステルスカラーにキャノンデールのアイコンであるグリーンが差されたSuperSix EVO。軽量バイクの世界を変えた名車だけあって、撮影のため持った瞬間「軽!」と思わず驚いてしまうほど。
実は自転車歴21年という大ベテランの西海持さん。自転車に乗り始めたころは、スローピングフレームもカーボンフレームももちろんなく、一時期は26インチバイクを乗っていたこともあるのだとか。700cでも乗れるフレームサイズが用意されている今はホイール選びも幅があって楽しいという。
ポジション出しのために、かなり前下がりのステムを使用するとともに、Qファクターを狭めることができるディズナのビンディングペダルを使用している。一方でサドルはかなりセットバックを大きくとっており、安心してコーナーリング出来るようなポジションに。
コンポーネントは9070系のデュラエースDi2。「電動コンポは力もいらないし、ブラケットも小さいので私にピッタリなんです、もう機械式には戻れません!」ということでした。
高野夏葉さん(AISTサイクリングチーム)トレック EMONDA S
ホワイトのトレック EMONDA Sに乗っている高野さんは、自転車に乗り始めて約1年。このつくばには、職場のみなさんと一緒にやってきたという。「暑いですけど、去年参加した鈴鹿のレースよりも距離が短くて、平坦なのでとても走りやすいです!」とつくばはお気に召された様子。
実はトライアスロンにも挑戦中とのことで、ホノルルトライアスロンへも出場予定なのだとか。そちらは半年前くらいから始めており、トライアスロン以外にもさまざまなところへ走りに行くのが楽しいとのことで、その積極的な姿勢に脱帽です。
自転車自体はノーマルの完成車のママとのことですが、「一踏みしただけで、スーっと進んでくれるのがとても気持ちいいんです」とのことで、あまり不満はないんだとか。シューズはLivでフレームとお揃いのホワイト。フィット感も抜群で、レースでもロングライドでもばっちりとのことでした。
高橋由美さん(BB団)ビアンキ Via Nirone
フレームはきれいなホワイト一色に塗られていますが、ステムやバーテープもホワイトにカラーコーディネートされています。さわやかな印象の自転車に仕上がっていたのですが、なんといっても自転車がとても美しい。レース会場だと「乗り込んでます!」みたいな自転車が多く、どこか汚れたり傷が入っていたりするバイクが多いですが、高橋さんのビアンキは「新品ですか?」と質問しそうになるほど、チェーンやスプロケもピカピカ。
なんと旦那さんがトラックもやるほどの自転車乗りとのことで、常に自転車をきれいにしてくれるんだとか。いつもこんなきれいな状態にしてもらえる自転車は幸せでしょう。旦那さんの愛が伝わってくる一台でした。
北村里美さん(スバルサイクリングチーム)スペシャライズド Amira
スバルサイクリングチームの北村さんの愛車はスペシャライズドの女性向けロードレーシングモデル、Amira。なんと富士ヒルクライムを80分ほどで完走し、5位に入賞したという実力の持ち主で、このつくばでも1時間弱を走ってきたとのこと。
自転車を始めたのはここ最近とのことですが、きっかけは「やるからには表彰台に乗りたいと思っていたんですよ」というほどのアスリート気質。他のスポーツを嗜まれていたのかと思いきや、意外にそういうわけでもないんだとか。
でも、レースで使えるバイクを、ということでショップでお勧めしてもらったのがこちらのAmiraとのこと。最初のバイクからかなり本気であることがバイクからも窺えます。そして、ホイールはカンパニョーロのBORA 35。
このレースがデビュー戦とのことで、「これまではアルミの鉄下駄ホイールだったんですが、脚力もついてきたので、軽いホイールを使ってもいいかなと。実際走ってみると、別物のように進みますね!」とのこと。新たな武器を手に入れた北村さんの今後の活躍に要注目だ。
神保佳奈さん(グランデパール )アンカー RL8
思わず声を掛けてしまった水玉が特徴的なグリーンのアンカー RL8の持ち主、神保さん。自転車歴は3年目で、今年は4時間の部に参加されていたとのこと。「普段は実はあんまり乗らないんですよね、会社の通勤でたまに使ったりするくらいで」と神保さん。
パーツにこだわっている部分はないですが、と前置きしつつも「水玉のデザインが大好きで、あとカラフルなのも好きなんです。なので、自分でシールを貼って水玉模様にしちゃいました。」とカスタマイズ魂を暑く語ってくれた神保さん。水玉の配置の間隔やバランスが絶妙に感じるのは、水玉好きの感性によるものなのでしょう。
フレーム以外にもバーテープを左右で色違いにしたり、白いブラケットフードに変えてみたりと、カスタマイズを楽しまれている神保さん。世界観が色濃く反映された、世界に一台の自転車としてオーラを持った、素敵な一台に仕上がっていました。
鶴田理紗さん(Pferdeherde)トレック LEXA SL
今年の春、自転車を始めたばかりという鶴田さんの愛車はトレックのアルミモデル、 LEXA SL。もちろんつくば9耐は初めてで、本格的な集団走行も初めてなんだとか。「暑かったけど、こんな沢山の人と一緒に走る経験ができて、楽しかったです」とのことだった。
今回はバイクを購入したPOWER KIDSのチームメートと共に9時間に参加していた鶴田さん。愛車を選んだ決め手はスタッフさんのおススメもあったとのことだが、なんといってもカラーリングだという。「一見、ホワイトの自転車なんですけど、アンデスっぽい模様がペイントされているのが決め手でした!」と語る鶴田さん、実はかなりの旅行好きで南米も大好きだという。
今はまだフラットペダルとスニーカーで走っているが、ビンディングペダルにステップアップを考えているところなんだとか。このレースでよりその気持ちが強くなったそうで、「帰ったらお店でいろいろ聞いてみます!」とのことでした。
text&photo:Naoki.YASUOKA
山崎恵理子さん (なるしまフレンドMAX)スペシャライズド S-works Venge
ブルーとイエローが印象的なスペシャライズドのエアロロード、Vengeを駆るのはなるしまフレンドの山崎さん。最上級グレードのS-worksにカンパニョーロのBORA ONEを組み合わせているあたり、かなりの実走派であることが窺える貫禄のあるバイクでした。
どうしてこのバイクに?と尋ねてみると、なんと上司の方から破格で譲り受けることが出来たんだとか。しかも実はBORAも実業団で走るチームメートのお下がり、ボトルケージも譲り受けたものということで、「わらしべ自転車、なんて呼んでます(笑)」と山崎さん。
そんなバイクのお気に入りポイントはやっぱりカラー。「アバンギャルドな感じが好きで、なかなか被らないのが良いですね」とのこと。イエローのスパカズのバーテープはグリップも良く、カラーのマッチングもぴったり。猛暑のつくばでしたが、新しいホイールを思う存分味わえたので満足です!とのことでした。
西海持陽子さん(Rideops charlie)キャノンデール SuperSix EVO
西海持さんの愛車はステルスカラーにキャノンデールのアイコンであるグリーンが差されたSuperSix EVO。軽量バイクの世界を変えた名車だけあって、撮影のため持った瞬間「軽!」と思わず驚いてしまうほど。
実は自転車歴21年という大ベテランの西海持さん。自転車に乗り始めたころは、スローピングフレームもカーボンフレームももちろんなく、一時期は26インチバイクを乗っていたこともあるのだとか。700cでも乗れるフレームサイズが用意されている今はホイール選びも幅があって楽しいという。
ポジション出しのために、かなり前下がりのステムを使用するとともに、Qファクターを狭めることができるディズナのビンディングペダルを使用している。一方でサドルはかなりセットバックを大きくとっており、安心してコーナーリング出来るようなポジションに。
コンポーネントは9070系のデュラエースDi2。「電動コンポは力もいらないし、ブラケットも小さいので私にピッタリなんです、もう機械式には戻れません!」ということでした。
高野夏葉さん(AISTサイクリングチーム)トレック EMONDA S
ホワイトのトレック EMONDA Sに乗っている高野さんは、自転車に乗り始めて約1年。このつくばには、職場のみなさんと一緒にやってきたという。「暑いですけど、去年参加した鈴鹿のレースよりも距離が短くて、平坦なのでとても走りやすいです!」とつくばはお気に召された様子。
実はトライアスロンにも挑戦中とのことで、ホノルルトライアスロンへも出場予定なのだとか。そちらは半年前くらいから始めており、トライアスロン以外にもさまざまなところへ走りに行くのが楽しいとのことで、その積極的な姿勢に脱帽です。
自転車自体はノーマルの完成車のママとのことですが、「一踏みしただけで、スーっと進んでくれるのがとても気持ちいいんです」とのことで、あまり不満はないんだとか。シューズはLivでフレームとお揃いのホワイト。フィット感も抜群で、レースでもロングライドでもばっちりとのことでした。
高橋由美さん(BB団)ビアンキ Via Nirone
フレームはきれいなホワイト一色に塗られていますが、ステムやバーテープもホワイトにカラーコーディネートされています。さわやかな印象の自転車に仕上がっていたのですが、なんといっても自転車がとても美しい。レース会場だと「乗り込んでます!」みたいな自転車が多く、どこか汚れたり傷が入っていたりするバイクが多いですが、高橋さんのビアンキは「新品ですか?」と質問しそうになるほど、チェーンやスプロケもピカピカ。
なんと旦那さんがトラックもやるほどの自転車乗りとのことで、常に自転車をきれいにしてくれるんだとか。いつもこんなきれいな状態にしてもらえる自転車は幸せでしょう。旦那さんの愛が伝わってくる一台でした。
北村里美さん(スバルサイクリングチーム)スペシャライズド Amira
スバルサイクリングチームの北村さんの愛車はスペシャライズドの女性向けロードレーシングモデル、Amira。なんと富士ヒルクライムを80分ほどで完走し、5位に入賞したという実力の持ち主で、このつくばでも1時間弱を走ってきたとのこと。
自転車を始めたのはここ最近とのことですが、きっかけは「やるからには表彰台に乗りたいと思っていたんですよ」というほどのアスリート気質。他のスポーツを嗜まれていたのかと思いきや、意外にそういうわけでもないんだとか。
でも、レースで使えるバイクを、ということでショップでお勧めしてもらったのがこちらのAmiraとのこと。最初のバイクからかなり本気であることがバイクからも窺えます。そして、ホイールはカンパニョーロのBORA 35。
このレースがデビュー戦とのことで、「これまではアルミの鉄下駄ホイールだったんですが、脚力もついてきたので、軽いホイールを使ってもいいかなと。実際走ってみると、別物のように進みますね!」とのこと。新たな武器を手に入れた北村さんの今後の活躍に要注目だ。
神保佳奈さん(グランデパール )アンカー RL8
思わず声を掛けてしまった水玉が特徴的なグリーンのアンカー RL8の持ち主、神保さん。自転車歴は3年目で、今年は4時間の部に参加されていたとのこと。「普段は実はあんまり乗らないんですよね、会社の通勤でたまに使ったりするくらいで」と神保さん。
パーツにこだわっている部分はないですが、と前置きしつつも「水玉のデザインが大好きで、あとカラフルなのも好きなんです。なので、自分でシールを貼って水玉模様にしちゃいました。」とカスタマイズ魂を暑く語ってくれた神保さん。水玉の配置の間隔やバランスが絶妙に感じるのは、水玉好きの感性によるものなのでしょう。
フレーム以外にもバーテープを左右で色違いにしたり、白いブラケットフードに変えてみたりと、カスタマイズを楽しまれている神保さん。世界観が色濃く反映された、世界に一台の自転車としてオーラを持った、素敵な一台に仕上がっていました。
鶴田理紗さん(Pferdeherde)トレック LEXA SL
今年の春、自転車を始めたばかりという鶴田さんの愛車はトレックのアルミモデル、 LEXA SL。もちろんつくば9耐は初めてで、本格的な集団走行も初めてなんだとか。「暑かったけど、こんな沢山の人と一緒に走る経験ができて、楽しかったです」とのことだった。
今回はバイクを購入したPOWER KIDSのチームメートと共に9時間に参加していた鶴田さん。愛車を選んだ決め手はスタッフさんのおススメもあったとのことだが、なんといってもカラーリングだという。「一見、ホワイトの自転車なんですけど、アンデスっぽい模様がペイントされているのが決め手でした!」と語る鶴田さん、実はかなりの旅行好きで南米も大好きだという。
今はまだフラットペダルとスニーカーで走っているが、ビンディングペダルにステップアップを考えているところなんだとか。このレースでよりその気持ちが強くなったそうで、「帰ったらお店でいろいろ聞いてみます!」とのことでした。
text&photo:Naoki.YASUOKA
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