2016/09/15(木) - 09:51
イベントで出会ったライダーとバイクを紹介する企画「あなたの自転車を見せてください」。今回、編集部員が訪れたのは、灼熱のつくばサーキットで行われる9時間エンデューロ「つくば9耐」。まずは男性ライダー編から。
山下弘明さん (なるしまフレンドFIRE)BMC TMR01
BMCのエアロモデル、TMR01を駆るのはなるしまフレンドの山下さん。エアロダイナミクスを追求したフレームは平坦メインのつくばサーキットにピッタリの一台となっている。「もともとあんまり登りが得意じゃなかったので、平坦重視でいこうと思ってこのバイクを選びました。」
以前、ホイールはR-SYSを使用していたというが、最近カンパニョーロのBORA ULTRAへチェンジ。タイヤも最初は前後とも新型コルサにしていたというが、後輪がパンクしてしまってコンチネンタルのコンペティションに交換したんだとか。
ハンドルもエアロを重視して3TのAERONOVAを使用。また、リアディレイラーはカーボンドライジャパンのビッグプーリーケージに換装されていた。「楕円チェーンリングを使っていたこともあるのですが、その時よりも効果が体感できました」とビッグプーリーはかなりのお気に入りのよう。
レースについては、「入賞したいけど、まずはみんな無事に完走できれば。天気が天気なので(笑)」とのことでした。かなり暑い一日だったので、熱中症対策は重要な大会です。
吉岡勝彦さん( Rideops alpha)ピナレロ DOGMA F8
最近ご結婚されたという吉岡さん。ツールを制したピナレロのフラッグシップモデルであるDOGMA F8、しかも、ポールスミスエディションという希少なカラーのバイク。出産直後の奥さんに購入報告をしたところ、「え?」と驚かれたという(笑)
そんなフラッグシップモデルに組み合わせるのはゴキソのホイール。「こんなにいろいろな買い物を許してくれる妻の寛大さには頭が上がりません」と吉岡さん。でも最近購入したバーナーのビッグプーリーは未報告とのことで、そろそろ炎上しないかが心配。バーナーだけに。
細部までこだわりパーツが使われており、フロントの駆動系はローターの3D+にQ-RINGとBBの組み合わせ。チェーンもKMCのDLCモデルを使用している。ペダルはルックのKeo Bladeで、スプリングは20Nmという仕様。
スプリンターの吉岡さんのパワーを受け止めるべく、ハンドル周りは剛性の高いパーツが投入されており、特に目を引くのがPROのVibe Sprint。ボリュームたっぷりのステムで全く不安感がないのがとても気に入っているんだとか。
上村昌浩さん(Rest Station RIDERS)エディメルクス EMX-525
特徴的なフォルムが目を引くエディメルクスの名車、EMX-525を駆る上村さん。「あまり人と被りたくないので、ちょっとマイナーなブランドやパーツを選んじゃうんですよね」と語る愛車は確かに、特徴的なパーツがちりばめられた一台。
ホイールはレッドラベルのゴキソ、ローターのQ-RINGやガーミンのパワーメーターなどマニア垂涎のパーツが奢られているなか、やはりもっとも異彩を放っているのはサドル。骨盤を安定させる効果があるという突起を設けたシャークサドルの愛用者である上村さん。気になる仕様感だが、「脚もつらなくなりましたし、身体がぶれないという効果はあると思います。」とのこと。
また、アクションカメラを付けて走行されており、レースの動画も撮影されていたという。帰ったら動画を編集し、仲間と一緒に見るんだとか。そのためにハンドルにはレックマウントのマウントが設置され、ライトとサイコン、カメラが同時に装着できるようになっていた。
今尾大さん(Team M-1)サーベロ P5
サーベロのTTバイク、P5を駆る今尾さん。もともとトライアスリートで、こういったエンデューロにでるのは初めてなんだとか。「集団走行は気持ちいいですね!平坦の速度維持がこんなに楽してていいのかなと思うほどです」と今尾さん。
ロードバイクも持っているけれど、あまりグレードの高いバイクじゃないので、DHバーを外したトライアスロンバイクでやってきたという。気軽にDHバーを外すことができるのも電動コンポーネントのメリットの一つだろう。
ホイールはBORA、タイヤは新型CORSAと隙のないアッセンブル。メットもジロのエアアタックを使用し、エアロダイナミクスを追求するところや、一本ベルクロのシューズにトライアスリートらしさが垣間見えました。
川端秀典さん(Rest Station RIDERS)サーベロ S5
シルバーがまぶしいMTN-キュベカのレプリカモデルで走った川端さん。購入に至った理由は、やっぱりこのカラーに一目ぼれしたから。以前、ジロデイタリアモデルのサーベロ RSにも乗っており、2台目のサーベロバイクになるという。
「RSはかなりしなやかだったけど、このバイクはレーシー。コーナーリングなどもスパッと切れ味鋭くて、乗ってて快感です」と川端さん。基本はノーマルのままだが、いくつか変更されているポイントも。
サドルはスペシャライズドのPOWER。BGフィットを受けており、ポジションもばっちり。シートピラーにはネームシールが貼付されていたり、リアブレーキにはブレーキランプが設置されていたり。エンヴィのリムにはホイールバランスをとるためのウェイトが貼り付けられていたが、カーボン柄のシールを貼って見た目にも気を使われていました。
山上進( P.!.N.K )コルナゴ V1-r
つくば9耐は2度目の出場となる山上さんの愛車はコルナゴのモノコックレーシングモデル、V1-r。「コルナゴ最軽量バイクとのことで、エアロモデルながら山でも使えるのがいいなと。フェラーリのロゴもカッコいいですから。」とバイクチョイスの理由を語る。
今日のレースのために、色々なパーツを新調されたという山上さん。コスミックカーボンのロゴをレッドに貼りかえ、タイヤもミシュランのニューモデルであるPOWERに。そして、チェーンリングはアブソリュートブラックの楕円リングへと交換。
「もともと、インナーリングにバロックギアを使っていたのですが、アウターも楕円にしたくなったのでアブソリュートブラックを付けてみました。でも、色々買った事は奥さんにはまだ言えてないんですよね(汗)」と山上さん。奥さんが笑って許してくれるのを信じています。
text&photo:Naoki.YASUOKA
山下弘明さん (なるしまフレンドFIRE)BMC TMR01
BMCのエアロモデル、TMR01を駆るのはなるしまフレンドの山下さん。エアロダイナミクスを追求したフレームは平坦メインのつくばサーキットにピッタリの一台となっている。「もともとあんまり登りが得意じゃなかったので、平坦重視でいこうと思ってこのバイクを選びました。」
以前、ホイールはR-SYSを使用していたというが、最近カンパニョーロのBORA ULTRAへチェンジ。タイヤも最初は前後とも新型コルサにしていたというが、後輪がパンクしてしまってコンチネンタルのコンペティションに交換したんだとか。
ハンドルもエアロを重視して3TのAERONOVAを使用。また、リアディレイラーはカーボンドライジャパンのビッグプーリーケージに換装されていた。「楕円チェーンリングを使っていたこともあるのですが、その時よりも効果が体感できました」とビッグプーリーはかなりのお気に入りのよう。
レースについては、「入賞したいけど、まずはみんな無事に完走できれば。天気が天気なので(笑)」とのことでした。かなり暑い一日だったので、熱中症対策は重要な大会です。
吉岡勝彦さん( Rideops alpha)ピナレロ DOGMA F8
最近ご結婚されたという吉岡さん。ツールを制したピナレロのフラッグシップモデルであるDOGMA F8、しかも、ポールスミスエディションという希少なカラーのバイク。出産直後の奥さんに購入報告をしたところ、「え?」と驚かれたという(笑)
そんなフラッグシップモデルに組み合わせるのはゴキソのホイール。「こんなにいろいろな買い物を許してくれる妻の寛大さには頭が上がりません」と吉岡さん。でも最近購入したバーナーのビッグプーリーは未報告とのことで、そろそろ炎上しないかが心配。バーナーだけに。
細部までこだわりパーツが使われており、フロントの駆動系はローターの3D+にQ-RINGとBBの組み合わせ。チェーンもKMCのDLCモデルを使用している。ペダルはルックのKeo Bladeで、スプリングは20Nmという仕様。
スプリンターの吉岡さんのパワーを受け止めるべく、ハンドル周りは剛性の高いパーツが投入されており、特に目を引くのがPROのVibe Sprint。ボリュームたっぷりのステムで全く不安感がないのがとても気に入っているんだとか。
上村昌浩さん(Rest Station RIDERS)エディメルクス EMX-525
特徴的なフォルムが目を引くエディメルクスの名車、EMX-525を駆る上村さん。「あまり人と被りたくないので、ちょっとマイナーなブランドやパーツを選んじゃうんですよね」と語る愛車は確かに、特徴的なパーツがちりばめられた一台。
ホイールはレッドラベルのゴキソ、ローターのQ-RINGやガーミンのパワーメーターなどマニア垂涎のパーツが奢られているなか、やはりもっとも異彩を放っているのはサドル。骨盤を安定させる効果があるという突起を設けたシャークサドルの愛用者である上村さん。気になる仕様感だが、「脚もつらなくなりましたし、身体がぶれないという効果はあると思います。」とのこと。
また、アクションカメラを付けて走行されており、レースの動画も撮影されていたという。帰ったら動画を編集し、仲間と一緒に見るんだとか。そのためにハンドルにはレックマウントのマウントが設置され、ライトとサイコン、カメラが同時に装着できるようになっていた。
今尾大さん(Team M-1)サーベロ P5
サーベロのTTバイク、P5を駆る今尾さん。もともとトライアスリートで、こういったエンデューロにでるのは初めてなんだとか。「集団走行は気持ちいいですね!平坦の速度維持がこんなに楽してていいのかなと思うほどです」と今尾さん。
ロードバイクも持っているけれど、あまりグレードの高いバイクじゃないので、DHバーを外したトライアスロンバイクでやってきたという。気軽にDHバーを外すことができるのも電動コンポーネントのメリットの一つだろう。
ホイールはBORA、タイヤは新型CORSAと隙のないアッセンブル。メットもジロのエアアタックを使用し、エアロダイナミクスを追求するところや、一本ベルクロのシューズにトライアスリートらしさが垣間見えました。
川端秀典さん(Rest Station RIDERS)サーベロ S5
シルバーがまぶしいMTN-キュベカのレプリカモデルで走った川端さん。購入に至った理由は、やっぱりこのカラーに一目ぼれしたから。以前、ジロデイタリアモデルのサーベロ RSにも乗っており、2台目のサーベロバイクになるという。
「RSはかなりしなやかだったけど、このバイクはレーシー。コーナーリングなどもスパッと切れ味鋭くて、乗ってて快感です」と川端さん。基本はノーマルのままだが、いくつか変更されているポイントも。
サドルはスペシャライズドのPOWER。BGフィットを受けており、ポジションもばっちり。シートピラーにはネームシールが貼付されていたり、リアブレーキにはブレーキランプが設置されていたり。エンヴィのリムにはホイールバランスをとるためのウェイトが貼り付けられていたが、カーボン柄のシールを貼って見た目にも気を使われていました。
山上進( P.!.N.K )コルナゴ V1-r
つくば9耐は2度目の出場となる山上さんの愛車はコルナゴのモノコックレーシングモデル、V1-r。「コルナゴ最軽量バイクとのことで、エアロモデルながら山でも使えるのがいいなと。フェラーリのロゴもカッコいいですから。」とバイクチョイスの理由を語る。
今日のレースのために、色々なパーツを新調されたという山上さん。コスミックカーボンのロゴをレッドに貼りかえ、タイヤもミシュランのニューモデルであるPOWERに。そして、チェーンリングはアブソリュートブラックの楕円リングへと交換。
「もともと、インナーリングにバロックギアを使っていたのですが、アウターも楕円にしたくなったのでアブソリュートブラックを付けてみました。でも、色々買った事は奥さんにはまだ言えてないんですよね(汗)」と山上さん。奥さんが笑って許してくれるのを信じています。
text&photo:Naoki.YASUOKA
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