2016/07/15(金) - 09:09
Made in Japanならではの高品質なプロダクトを展開するMKS(三ヶ島製作所)。クリートの保持機構を2つに分割し、着脱に要する力を従来の半分としたビンディングペダル「US-S」が登場した。シマノSPDと互換性を持つツーリングやダートライドにピッタリなペダルを紹介しよう。
MKS US-S
クリートをキャッチ、リリースするビンディングの後部が2分割構造とされている
シールドベアリングとブッシュベアリングを組み合わせることでボディの薄型化を図っている
「US-S」は、ルック社のKeOペダルと互換性のあるロードペダル「US-L」同様、左右に分割したビンディング機構を持つ、サイクリングに適したSPDペダル。この2分割式ビンディング機構の特徴は、ステップアウトに必要とする力を約50%低減を実現していること。ビンディングシューズに慣れていないビギナーでも無理がなく、信号待ち時に足を着く際にも不安が無い。
この分割機構は横方向に捻った時のみ動作するため、ペダリング時の引き足に対しては外れることが無い。もちろんバネの硬さを調整できるユーザーフレンドリーさも兼ね備えられている。ロングライド後半で疲れ切っている状態でもメリットになるはず。初心者はもちろん、キッズライダーや、自転車から降りることが多いツーリング派のユーザーなどの助けになってくれるだろう。
固定力も調節できるため、ビンディングの慣れ具合に合わせることができる
クリートを固定する機構が2分割が採用されており、ステップアウトが行い易くなっている
ケージは取り外すことが可能だ
Ezyモデル(左)と通常モデルという2種類がラインアップされている
MKS US-S ステップアウトだけでなくステップインの行いやすさにも配慮されており、ペダルが靴底で転がることを防ぐ樹脂製ケージや、クリートを適切な位置に誘導するガイドが設けられている。ケージは取り外すこともできるため、清掃やメンテナンスも簡単だ。
ボディはアルミダイキャスト製。MKSの70年という歴史で培われたノウハウをもとに耐衝撃、耐蝕性に強い素材を使うため信頼性は非常に高い。432gと重量こそあるものの、これはタフユースにも耐える長寿命を重視しているからだという。回転部分はMKSが誇る非常な滑らかなシールドベアリングと、ボディの薄型化を図るためブッシュベアリングを組み合わせた。
実際にUS-Sペダルを使用した第一印象は、想像以上にステップアウトが容易に行えるということ。筆者がシマノ製SPDペダルでクリートをリリースするときは意識的に力をかけているが、US-Sの場合は力をかけるまでもなくクリートがスルリとビンディングから外れるのだ。
これは2分割にされた機構の片方だけが動くからだ。一般的なSPD系ペダルは一体となっている機構を動かさなくてはいけないが、その半分なら必要とする力も半分となっているのだろう。
ビンディング機構の片方が動きクリートをリリースする
長距離サイクリングで体力を使い果たし、停車時にクリートが外せなく、あわや立ちゴケという経験をしたことがあるが、US-Sであればどんなに疲れていてもステップアウトは可能だと思わされた。加えて、このステップアウトの容易さは、足をペダルに固定することが怖いというビギナーでも受け入れやすいはずだ。
ビンディングペダルを使用するメリットの1つである「引き足」も行える。一方でバネの硬さを最弱にしていると、無意識に足をひねった時に外れてしまうということもある。ステップアウトのしやすさと、ペダリングスタイルに合わせてバネの硬さを調整するとよりUS-Sが使いやすくなるはずだ。ペダリングの効率をSPDペダルによって向上させることで、今までよりも遠くへ行くことが可能になるだろう。
ラインアップは通常モデルと、工具無しでクランクからペダルを外すことができるEzyモデルという2種類。重量は通常モデルが432g(ケージあり)、Ezyモデルが498g(ケージあり)。価格は通常モデルが8,000円(税抜)、Ezyモデルが12,200円(税抜)。クリートはMKSのオリジナル品もしくはシマノSM-SH51が推奨のこと。発売は7月20日より開始。
MKS US-S
本 体:ADC6(アルミ)
回転部:シールドベアリング、ブッシュベアリング
重 量:432g
付属品:オリジナル2つ穴クリートセット、ケージカバー、アーレンキー3種類
互換性:シマノSH-SM51
価 格:8,000円(税抜、通常モデル)、12,200円(税抜、Ezy)
発売日:7月20日
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この分割機構は横方向に捻った時のみ動作するため、ペダリング時の引き足に対しては外れることが無い。もちろんバネの硬さを調整できるユーザーフレンドリーさも兼ね備えられている。ロングライド後半で疲れ切っている状態でもメリットになるはず。初心者はもちろん、キッズライダーや、自転車から降りることが多いツーリング派のユーザーなどの助けになってくれるだろう。
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ボディはアルミダイキャスト製。MKSの70年という歴史で培われたノウハウをもとに耐衝撃、耐蝕性に強い素材を使うため信頼性は非常に高い。432gと重量こそあるものの、これはタフユースにも耐える長寿命を重視しているからだという。回転部分はMKSが誇る非常な滑らかなシールドベアリングと、ボディの薄型化を図るためブッシュベアリングを組み合わせた。
実際にUS-Sペダルを使用した第一印象は、想像以上にステップアウトが容易に行えるということ。筆者がシマノ製SPDペダルでクリートをリリースするときは意識的に力をかけているが、US-Sの場合は力をかけるまでもなくクリートがスルリとビンディングから外れるのだ。
これは2分割にされた機構の片方だけが動くからだ。一般的なSPD系ペダルは一体となっている機構を動かさなくてはいけないが、その半分なら必要とする力も半分となっているのだろう。
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長距離サイクリングで体力を使い果たし、停車時にクリートが外せなく、あわや立ちゴケという経験をしたことがあるが、US-Sであればどんなに疲れていてもステップアウトは可能だと思わされた。加えて、このステップアウトの容易さは、足をペダルに固定することが怖いというビギナーでも受け入れやすいはずだ。
ビンディングペダルを使用するメリットの1つである「引き足」も行える。一方でバネの硬さを最弱にしていると、無意識に足をひねった時に外れてしまうということもある。ステップアウトのしやすさと、ペダリングスタイルに合わせてバネの硬さを調整するとよりUS-Sが使いやすくなるはずだ。ペダリングの効率をSPDペダルによって向上させることで、今までよりも遠くへ行くことが可能になるだろう。
ラインアップは通常モデルと、工具無しでクランクからペダルを外すことができるEzyモデルという2種類。重量は通常モデルが432g(ケージあり)、Ezyモデルが498g(ケージあり)。価格は通常モデルが8,000円(税抜)、Ezyモデルが12,200円(税抜)。クリートはMKSのオリジナル品もしくはシマノSM-SH51が推奨のこと。発売は7月20日より開始。
MKS US-S
本 体:ADC6(アルミ)
回転部:シールドベアリング、ブッシュベアリング
重 量:432g
付属品:オリジナル2つ穴クリートセット、ケージカバー、アーレンキー3種類
互換性:シマノSH-SM51
価 格:8,000円(税抜、通常モデル)、12,200円(税抜、Ezy)
発売日:7月20日
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