2016/05/11(水) - 10:27
広大な北海道の大地を駆けるロードレースイベント「ニセコクラシック」。3年目となる今回は、アジア初のUCIグランフォンドシリーズのひとつとして開催される。世界から集まる脚自慢のライダーたちとともに競いあえるダイナミックな大会を紹介していこう。
ヒルクライム、クリテリウム、サーキットエンデューロ……。日本中で多くのレースイベントが開催されているが、自転車競技の真髄ともいえる「ロードレース」、特に公道を使用したラインレースは貴重な存在である。
その上、ホビーレーサーが参加できる有名な大会といえば、沖縄本島北部で行われる「ツール・ド・おきなわ」や、長野県木祖村で開催される「2days in 木祖村」など、片手で数えるほどしかない。。そのような状況の中、世界的に名高いスノーリゾートである北海道・ニセコエリアの公道を使用したロードレースとして2014年に初開催された「ニセコクラシック」は高い人気を獲得することとなった。
過去2年間、日本中から多くのロードレーサー達が集まったニセコクラシックだが、3年目を迎えるにあたり大きな飛躍を遂げることなった。「UCIグランフォンド・ワールドシリーズ」の1大会として認定されることとなったのだ。
「UCIグランフォンド・ワールドシリーズ」とは?
「UCIグランフォンド・ワールドシリーズ」とは、UCI(世界自転車競技連合)が認定する世界各国15大会からなるアマチュアレーサーのためのシリーズ戦だ。14戦の予選大会のいずれかで上位25%以内に入ること、もしくは3つの大会に出場することで、9月にオーストラリア・パースで開催されるグランフォンドの世界選手権「UCIグランフォンド・ワールドチャンピオンシップ」への出場権を与えられる。
「UCIグランフォンド・ワールドシリーズ」は、既にいくつかの大会が開催されている、ヨーロッパやアメリカ、アフリカ、オーストラリアでは非常に大きな知名度を誇るシリーズであり、アマチュアレーサーにとってはまさに世界最高峰のレースシリーズとなる。
アジア圏で初めて「UCIグランフォンド・ワールドシリーズ」への加入を果たしたことで、ステータスを大幅に高めたニセコクラシック。これまで通り日本中からホビーレーサーが集まることはもちろん、ワールドチャンピオンシップへの出場権を求めて、海外からの参戦者が増加することも予想される。
とはいえ、ニセコクラシック自体が大幅に変わるということはない。コースや、レース方式についてはこれまでとほぼ変わらず。ただ、表彰区分がUCIの規定に則った8つの年齢区分へと変更されることとなる。また、UCIグランフォンド・ワールドシリーズとして参加する場合、参加カテゴリについても制約が生まれる。
具体的には、19~49才の男子は140kmコースに、50才以上の男子および19以上の女子は70kmコースに参加しなければ世界大会への切符を手に入れることはできない。もちろんUCIグランフォンド・ワールドシリーズとしてではなく、ニセコクラシックを楽しむためにこの区分とは異なるカテゴリーに参加することは自由だ。
UCIグランフォンド・ワールドシリーズプロモーションムービー
風光明媚なニセコエリアを巡るコース
海外からも多くの人が訪れる、国内有数のリゾート地であるニセコエリアに描かれたコースは140kmと70kmの2つ。140kmコースのスタート/フィニッシュ地点は羊蹄山とニセコアンヌプリの間に挟まれた「グランヒラフスキー場」。スタートからアップダウンを繰り返し、北海道最高KOMであるニセコパノラマラインを越えた後、日本海まで一気に下降。レース後半もフィニッシュまでに三度のアップダウンを繰り返し、獲得標高は2362mを越える本格的な山岳コースとなっている。
一方の70kmコースは、長い間日本の一級河川のなかで最も水質が高いと評価されてきた尻別川沿いの蘭越町「ランラン公園」をスタート地点とする。140kmコースからニセコパノラマラインを省いたコースとなっており、獲得標高は1125mと、比較的走りやすい設定となっている。とはいえ、めまぐるしくアップダウンが現れるので、地力が問われることに違いはないだろう。
なお、多くの要望により、今年は足切りタイムを少々緩めに設定しているとのこと。さらに2箇所の脱水予防の補給所を設定し、参加者のみなさんを完全サポートしてくれる。
レースだけではない ニセコの旨味を凝縮した2日間のイベントへ
レースとしても更に魅力を増したニセコクラシックだが、今年は2日間へとイベント期間を拡大することで、選手に限らず楽しむことができるお祭りへと成長を遂げた。
レース前日となる7月9日にはメイン会場となるグランヒラフスキー場ウェルカムセンターをベースに、ニセコや自転車に関する様々な催しを行う。シェルボ奈良や、70kmコースに出場する栗村修氏といったゲストライダーによるトークショーや、国内外・大手メーカーによる体感・販売ブースやメカニックコーナーといった自転車に関する出展が行われる。
また、地元・北海道の食材を生かしたフードエリア、ニセコ地区の特産品販売に加えて、子供たちも大盛り上がりの遊具エリアなどが用意されるので、仲間や家族との旅行を兼ねて大会に参加するのも良いだろう。とくにフードに関しては、地元の「ニセコピザ」の全面的な協力により、バラエティー豊かな食事が用意される予定だ。他にもミュージシャンによるライブが行われたり、前夜の締めにはレースの安全祈願&ライダーへの応援として、花火が打ち上げられるとのことだ。
レース当日は、メイン会場ではレース実況や解説とともに、ステージイベントとしてパフォーマンスや音楽イベントを開催。感動のフィニッシュへと続くカウントダウンは盛り上がること間違いなし。選手たちのフィニッシュ後には、表彰式と同時に冷たいフリービールが用意されたふれあいパーティーを開催。ニセコの澄んだ空気と旨いビールを片手に激戦を駆け抜けてきた選手たちの熱い走りを讃えあおう。また、疲れた体を癒すために、アイセラピスト専門学校の協力によって、無料でマッサージを受けることもできる。
現在参加者を募集中! 申込は6月20日まで
ニセコクラシックは現在参加者を募集中だ。エントリー方法はスポーツエントリーもしくは、所定の用紙をFAX(0120-37-8434)する2通りとなる。
UCIグランフォンド・ワールドシリーズとしての同大会に参加するには、UCI加盟国のナショナル連盟ライセンス(日本ではJCFライセンス)が必要となるが、テンポラリー(一時的)ライセンス取得により参加することもできる。大会参加料にはテンポラリーライセンス料が含まれており、ライセンスを持っていない方も自動的に登録されるようになっているので安心だ。既にJCF登録を済ませている方は、特別割引が適用される。
また、前日には55kmと短めのコースでニセコ周辺をゆったり走る「羊蹄山ライド」も行われる。ガイドとサポートカーが帯同し、初心者でも安心して楽しめるライドとなる。申し込み方法などについては大会HP内の案内を参照されたい。
また、大会参加者向けに特別な宿泊やレンタカーのプランが用意される。詳細は下記URLにて。
http://nisekoclassic.com/accommodation/
https://www.nrh.co.jp/charge_v3/ja.shtml?id=RNS3D6GE6Z
Boardman Niseko Classic | UCI Gran Fondo World Series
第3回ニセコクラシック
主催:一般社団法人北海道イベンツ
主管:日本自転車競技連盟 北海道自転車競技連盟 ニセコクラシック実行委員会
開催地:北海道倶知安町、共和町、蘭越町、ニセコ町
日時:2016年7月9日、10日(以下、日程参照)
参加者区分:140kmオープンレース、70kmオープンレース、70kmレディースレース
表彰:各年齢カテゴリー別上位3位まで
参加料:140km…14,000円 70km…12,000円 ※JCF競技登録者は1,000円割引
定員:800人(予定)
申込期限:定員になり次第、締め切る。定員に達しない場合も6月20日 (月)に締め切る
申込方法:スポーツエントリー、またはFAX(0120-37-8434)
UCIグランフォンド・ワールドシリーズ 表彰カテゴリー
19 - 34歳
35 - 39歳
40 - 44歳
45 - 49歳
50 - 54歳
55 - 59歳
60 - 64歳
+65歳
(いずれも男/女に分かれる)
日程・タイムテーブル
■2016年 7月9日(土)
グランヒラフスキー場ウェルカムセンター
9:00〜15:00 受付・ライセンスコントロール・検車
9:00〜15:00 70km参加者自転車預り
15:00〜15:50 ライダーズミーティング
■2016年 7月10日(日)
・140kmコース/グランヒラフスキー場ウェルカムセンター会場
グランヒラフスキー場ウェルカムセンター集合
5:30〜6:00 集合
6:00〜6:30 選手召集・出走登録
6:30〜6:45 開会式
7:00〜 競技開始 (雨天決行)
〜12:00 競技終了(予定)
13:00頃 表彰式・アフターパーティ
・70kmコース/蘭越ランラン公園会場
グランヒラフスキー場ウェルカムセンター集合後、蘭越会場まで送迎バスを運行。
5:30〜 6:00 集合・送迎出発(予定)
6:40〜7:30 到着・自転車引き渡し
7:30〜8:00 選手召集・出走登録
8:00〜8:15 開会式
8:30〜 競技開始(雨天決行)
〜 競技終了12:00(予定)
13:00頃 表彰式・アフターパーティ
ヒルクライム、クリテリウム、サーキットエンデューロ……。日本中で多くのレースイベントが開催されているが、自転車競技の真髄ともいえる「ロードレース」、特に公道を使用したラインレースは貴重な存在である。
その上、ホビーレーサーが参加できる有名な大会といえば、沖縄本島北部で行われる「ツール・ド・おきなわ」や、長野県木祖村で開催される「2days in 木祖村」など、片手で数えるほどしかない。。そのような状況の中、世界的に名高いスノーリゾートである北海道・ニセコエリアの公道を使用したロードレースとして2014年に初開催された「ニセコクラシック」は高い人気を獲得することとなった。
過去2年間、日本中から多くのロードレーサー達が集まったニセコクラシックだが、3年目を迎えるにあたり大きな飛躍を遂げることなった。「UCIグランフォンド・ワールドシリーズ」の1大会として認定されることとなったのだ。
「UCIグランフォンド・ワールドシリーズ」とは?
「UCIグランフォンド・ワールドシリーズ」とは、UCI(世界自転車競技連合)が認定する世界各国15大会からなるアマチュアレーサーのためのシリーズ戦だ。14戦の予選大会のいずれかで上位25%以内に入ること、もしくは3つの大会に出場することで、9月にオーストラリア・パースで開催されるグランフォンドの世界選手権「UCIグランフォンド・ワールドチャンピオンシップ」への出場権を与えられる。
「UCIグランフォンド・ワールドシリーズ」は、既にいくつかの大会が開催されている、ヨーロッパやアメリカ、アフリカ、オーストラリアでは非常に大きな知名度を誇るシリーズであり、アマチュアレーサーにとってはまさに世界最高峰のレースシリーズとなる。
アジア圏で初めて「UCIグランフォンド・ワールドシリーズ」への加入を果たしたことで、ステータスを大幅に高めたニセコクラシック。これまで通り日本中からホビーレーサーが集まることはもちろん、ワールドチャンピオンシップへの出場権を求めて、海外からの参戦者が増加することも予想される。
とはいえ、ニセコクラシック自体が大幅に変わるということはない。コースや、レース方式についてはこれまでとほぼ変わらず。ただ、表彰区分がUCIの規定に則った8つの年齢区分へと変更されることとなる。また、UCIグランフォンド・ワールドシリーズとして参加する場合、参加カテゴリについても制約が生まれる。
具体的には、19~49才の男子は140kmコースに、50才以上の男子および19以上の女子は70kmコースに参加しなければ世界大会への切符を手に入れることはできない。もちろんUCIグランフォンド・ワールドシリーズとしてではなく、ニセコクラシックを楽しむためにこの区分とは異なるカテゴリーに参加することは自由だ。
UCIグランフォンド・ワールドシリーズプロモーションムービー
風光明媚なニセコエリアを巡るコース
海外からも多くの人が訪れる、国内有数のリゾート地であるニセコエリアに描かれたコースは140kmと70kmの2つ。140kmコースのスタート/フィニッシュ地点は羊蹄山とニセコアンヌプリの間に挟まれた「グランヒラフスキー場」。スタートからアップダウンを繰り返し、北海道最高KOMであるニセコパノラマラインを越えた後、日本海まで一気に下降。レース後半もフィニッシュまでに三度のアップダウンを繰り返し、獲得標高は2362mを越える本格的な山岳コースとなっている。
一方の70kmコースは、長い間日本の一級河川のなかで最も水質が高いと評価されてきた尻別川沿いの蘭越町「ランラン公園」をスタート地点とする。140kmコースからニセコパノラマラインを省いたコースとなっており、獲得標高は1125mと、比較的走りやすい設定となっている。とはいえ、めまぐるしくアップダウンが現れるので、地力が問われることに違いはないだろう。
なお、多くの要望により、今年は足切りタイムを少々緩めに設定しているとのこと。さらに2箇所の脱水予防の補給所を設定し、参加者のみなさんを完全サポートしてくれる。
レースだけではない ニセコの旨味を凝縮した2日間のイベントへ
レースとしても更に魅力を増したニセコクラシックだが、今年は2日間へとイベント期間を拡大することで、選手に限らず楽しむことができるお祭りへと成長を遂げた。
レース前日となる7月9日にはメイン会場となるグランヒラフスキー場ウェルカムセンターをベースに、ニセコや自転車に関する様々な催しを行う。シェルボ奈良や、70kmコースに出場する栗村修氏といったゲストライダーによるトークショーや、国内外・大手メーカーによる体感・販売ブースやメカニックコーナーといった自転車に関する出展が行われる。
また、地元・北海道の食材を生かしたフードエリア、ニセコ地区の特産品販売に加えて、子供たちも大盛り上がりの遊具エリアなどが用意されるので、仲間や家族との旅行を兼ねて大会に参加するのも良いだろう。とくにフードに関しては、地元の「ニセコピザ」の全面的な協力により、バラエティー豊かな食事が用意される予定だ。他にもミュージシャンによるライブが行われたり、前夜の締めにはレースの安全祈願&ライダーへの応援として、花火が打ち上げられるとのことだ。
レース当日は、メイン会場ではレース実況や解説とともに、ステージイベントとしてパフォーマンスや音楽イベントを開催。感動のフィニッシュへと続くカウントダウンは盛り上がること間違いなし。選手たちのフィニッシュ後には、表彰式と同時に冷たいフリービールが用意されたふれあいパーティーを開催。ニセコの澄んだ空気と旨いビールを片手に激戦を駆け抜けてきた選手たちの熱い走りを讃えあおう。また、疲れた体を癒すために、アイセラピスト専門学校の協力によって、無料でマッサージを受けることもできる。
現在参加者を募集中! 申込は6月20日まで
ニセコクラシックは現在参加者を募集中だ。エントリー方法はスポーツエントリーもしくは、所定の用紙をFAX(0120-37-8434)する2通りとなる。
UCIグランフォンド・ワールドシリーズとしての同大会に参加するには、UCI加盟国のナショナル連盟ライセンス(日本ではJCFライセンス)が必要となるが、テンポラリー(一時的)ライセンス取得により参加することもできる。大会参加料にはテンポラリーライセンス料が含まれており、ライセンスを持っていない方も自動的に登録されるようになっているので安心だ。既にJCF登録を済ませている方は、特別割引が適用される。
また、前日には55kmと短めのコースでニセコ周辺をゆったり走る「羊蹄山ライド」も行われる。ガイドとサポートカーが帯同し、初心者でも安心して楽しめるライドとなる。申し込み方法などについては大会HP内の案内を参照されたい。
また、大会参加者向けに特別な宿泊やレンタカーのプランが用意される。詳細は下記URLにて。
http://nisekoclassic.com/accommodation/
https://www.nrh.co.jp/charge_v3/ja.shtml?id=RNS3D6GE6Z
Boardman Niseko Classic | UCI Gran Fondo World Series
第3回ニセコクラシック
主催:一般社団法人北海道イベンツ
主管:日本自転車競技連盟 北海道自転車競技連盟 ニセコクラシック実行委員会
開催地:北海道倶知安町、共和町、蘭越町、ニセコ町
日時:2016年7月9日、10日(以下、日程参照)
参加者区分:140kmオープンレース、70kmオープンレース、70kmレディースレース
表彰:各年齢カテゴリー別上位3位まで
参加料:140km…14,000円 70km…12,000円 ※JCF競技登録者は1,000円割引
定員:800人(予定)
申込期限:定員になり次第、締め切る。定員に達しない場合も6月20日 (月)に締め切る
申込方法:スポーツエントリー、またはFAX(0120-37-8434)
UCIグランフォンド・ワールドシリーズ 表彰カテゴリー
19 - 34歳
35 - 39歳
40 - 44歳
45 - 49歳
50 - 54歳
55 - 59歳
60 - 64歳
+65歳
(いずれも男/女に分かれる)
日程・タイムテーブル
■2016年 7月9日(土)
グランヒラフスキー場ウェルカムセンター
9:00〜15:00 受付・ライセンスコントロール・検車
9:00〜15:00 70km参加者自転車預り
15:00〜15:50 ライダーズミーティング
■2016年 7月10日(日)
・140kmコース/グランヒラフスキー場ウェルカムセンター会場
グランヒラフスキー場ウェルカムセンター集合
5:30〜6:00 集合
6:00〜6:30 選手召集・出走登録
6:30〜6:45 開会式
7:00〜 競技開始 (雨天決行)
〜12:00 競技終了(予定)
13:00頃 表彰式・アフターパーティ
・70kmコース/蘭越ランラン公園会場
グランヒラフスキー場ウェルカムセンター集合後、蘭越会場まで送迎バスを運行。
5:30〜 6:00 集合・送迎出発(予定)
6:40〜7:30 到着・自転車引き渡し
7:30〜8:00 選手召集・出走登録
8:00〜8:15 開会式
8:30〜 競技開始(雨天決行)
〜 競技終了12:00(予定)
13:00頃 表彰式・アフターパーティ
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