2009/10/14(水) - 23:41
みなさんお久しぶりです、シクロマンSです。10月4日に行われたグランフォンド八ヶ岳に参加してきました。細身の隠れメタボ、シクロマンには厳しい山岳コース110km。果たして完走出来たのか、結果はいかに?!
まずはこのイベントが行われる1週間ほど前に遡ります。編集長から電話で「グランフォンド八ヶ岳、行く?」と聞かれたのが事の発端でした。相も変わらず乗り込み不足の私。編集部に行く時のわずかな距離を乗るだけの日々。だって誰かさんのせいで忙しくて乗れないんです!(本当)
そんな私がシクロワイアードや公式サイトに掲載されているコース断面図を改めて見てみますと…愕然としました。
「こんな恐ろしい山岳コースを走るとは……でも面白そう(←馬鹿)」
というわけで次の瞬間には
「行きます行きます!」
とうっかり言ってしまいました。
で、ドーンと飛んでイベント前日の土曜日、現地での受付に向かいます。実はこれのちょっと前に40km少々で地元のおいしいお店を楽しみながらグルメフォンドというものがあることも知り、ゼッケンを受け取る直前までこっちに行こうか迷いました。でもなぜか最後にはグランフォンドに決定。せっかく東京から行くわけですからね。勢い、大事です。
「そもそもダメだったら収容車に乗せてもらって帰ればいいし!ショートカットも出来そうだし!」
と編集長や同行のライターさんに走る前からセコい言い訳を吐きまくりながら、仕事もそこそこに宿泊先のコテージで早めの眠りについたのでした。しかし0時前後に寝るのって何ヶ月ぶり?!というくらい早く寝ましたよ。正味4時間強、たいへんよく眠れました。
そして翌朝、5時前に起床し一路会場へ。高地だけに寒い!防寒対策を万全にして出かけました。
スタートは取材と称して図々しくも一番最初の集団に混ぜていただき、ピナレロ社の社長であるファウスト・ピナレロさんや今中大介さん達と、自分にはちょっとキツめのペースで進んでいきました。しかも早速やってくるアップダウン。
「や、やっぱり、の、登りがキツいンだな…」
しかし前半は下りの方がずっと長いため、なんとかついていけました。それでも60kmあたりにあるエイドステーションに達する頃には自分のレベルを超えたペースのおかげで疲労がつのってきます。
「このままだと後半最後のドーンて登りでドーンて脚つくかも」
てなわけでアッサリ方針転換。マイペースに切り替え、置いていかれるのも構わず一人旅モードに突入しました。ここからは登りに入るとインナーロー入れっぱなし。ライフ読者さんは初心者の方も多いのでちょっとご説明しますと…
前のギアが小さいギアで、後ろのギアが大きいギア、これが一番ギアが軽い状態です。もうこれ以上軽いギアがないゆえに、この状況でキツい登りがやってくるともうどうしようもなく、あっと言う間にヘコたれます。変速レバーをプッシュしてもスカスカ言うのが虚しい…。
あ、ちなみに走る時はシクロマンのマスクはしていません。技術も体力もない私では「暑い、息苦しい、視界が狭い」の三拍子揃ったあのマスクを被ったまま走ることは出来ません。特に今回はコースがこんなですからね。
そうしてトボトボ走りつつどうにか持ちこたえ、後半の登り途中にある憩いの場、まきば公園までやって来ました。個人的にノホホンとした牧歌的な雰囲気がたまりませんでしたので、ちょっとご紹介。
ここを出てアップダウンを繰り返しながらいよいよ最後の登りへ。左折して坂に入ったところに「残り2km」という表示。あと2kmならもがき倒せる、かも。脚がガクガクプルプルしつつも最後の悪あがき。フォームも気にせず身体を左右に振ってグイグイ登ります。実際は全然スピード出てなかったんですけどね。その前までよりは速かった、というだけで。
そしてこの最後のもがきと言うかあがきと言うか、が効いて、何かの絞りカスのようになってゴール。ここでMCの絹代さんが、
「シクロワイアードの方が、一応、とりあえず、ゴールです!」
一応って〜、とりあえずって〜。でも実際その通り。疲れきって何か言う元気もありませんでした。
今回は7:00きっかりにスタートして13:30頃のゴールだったので、おおよそ6時間半くらいでの完走でした。どうにか堪えて脚つきもしませんでしたので、ヘタレな自分にしてはけっこう頑張ったかも!と思います。ちなみにトップの方はアンドレア・ピナレロさんだったそうです。4時間半くらい?とか。この難関コースをそのタイムで…速すぎます。
そのまま会場でグッタリしていると、グルメフォンドに参加されていた渡辺塗装の渡辺さんと偶然バッタリ。渡辺さんは我々編集部員が乗るエヴァディオ・シクロワイアード号の塗装を手がけてくださった方です。実は今回が初対面。渡辺さんが私を見つけて声をかけてくださいました。素晴らしいペイントをありがとうございます!
この後、地元のおばちゃん達が用意してくださったおにぎりや豚汁をガツガツ食べてから帰路へ。たいへん苦しくも楽しうございました。しかし翌日は全身筋肉痛で非常にダルく、仕事に集中出来ず…。仕事が遅い言い訳じゃありませんよ!こんな大変なコースにヘタレを連れて来ようって考える人が悪いんですからね、編集長!
来年は甘い言葉で誘惑して、メタボ会長を連れてこねば! と思いました。
まずはこのイベントが行われる1週間ほど前に遡ります。編集長から電話で「グランフォンド八ヶ岳、行く?」と聞かれたのが事の発端でした。相も変わらず乗り込み不足の私。編集部に行く時のわずかな距離を乗るだけの日々。だって誰かさんのせいで忙しくて乗れないんです!(本当)
そんな私がシクロワイアードや公式サイトに掲載されているコース断面図を改めて見てみますと…愕然としました。
「こんな恐ろしい山岳コースを走るとは……でも面白そう(←馬鹿)」
というわけで次の瞬間には
「行きます行きます!」
とうっかり言ってしまいました。
で、ドーンと飛んでイベント前日の土曜日、現地での受付に向かいます。実はこれのちょっと前に40km少々で地元のおいしいお店を楽しみながらグルメフォンドというものがあることも知り、ゼッケンを受け取る直前までこっちに行こうか迷いました。でもなぜか最後にはグランフォンドに決定。せっかく東京から行くわけですからね。勢い、大事です。
「そもそもダメだったら収容車に乗せてもらって帰ればいいし!ショートカットも出来そうだし!」
と編集長や同行のライターさんに走る前からセコい言い訳を吐きまくりながら、仕事もそこそこに宿泊先のコテージで早めの眠りについたのでした。しかし0時前後に寝るのって何ヶ月ぶり?!というくらい早く寝ましたよ。正味4時間強、たいへんよく眠れました。
そして翌朝、5時前に起床し一路会場へ。高地だけに寒い!防寒対策を万全にして出かけました。
スタートは取材と称して図々しくも一番最初の集団に混ぜていただき、ピナレロ社の社長であるファウスト・ピナレロさんや今中大介さん達と、自分にはちょっとキツめのペースで進んでいきました。しかも早速やってくるアップダウン。
「や、やっぱり、の、登りがキツいンだな…」
しかし前半は下りの方がずっと長いため、なんとかついていけました。それでも60kmあたりにあるエイドステーションに達する頃には自分のレベルを超えたペースのおかげで疲労がつのってきます。
「このままだと後半最後のドーンて登りでドーンて脚つくかも」
てなわけでアッサリ方針転換。マイペースに切り替え、置いていかれるのも構わず一人旅モードに突入しました。ここからは登りに入るとインナーロー入れっぱなし。ライフ読者さんは初心者の方も多いのでちょっとご説明しますと…
前のギアが小さいギアで、後ろのギアが大きいギア、これが一番ギアが軽い状態です。もうこれ以上軽いギアがないゆえに、この状況でキツい登りがやってくるともうどうしようもなく、あっと言う間にヘコたれます。変速レバーをプッシュしてもスカスカ言うのが虚しい…。
あ、ちなみに走る時はシクロマンのマスクはしていません。技術も体力もない私では「暑い、息苦しい、視界が狭い」の三拍子揃ったあのマスクを被ったまま走ることは出来ません。特に今回はコースがこんなですからね。
そうしてトボトボ走りつつどうにか持ちこたえ、後半の登り途中にある憩いの場、まきば公園までやって来ました。個人的にノホホンとした牧歌的な雰囲気がたまりませんでしたので、ちょっとご紹介。
ここを出てアップダウンを繰り返しながらいよいよ最後の登りへ。左折して坂に入ったところに「残り2km」という表示。あと2kmならもがき倒せる、かも。脚がガクガクプルプルしつつも最後の悪あがき。フォームも気にせず身体を左右に振ってグイグイ登ります。実際は全然スピード出てなかったんですけどね。その前までよりは速かった、というだけで。
そしてこの最後のもがきと言うかあがきと言うか、が効いて、何かの絞りカスのようになってゴール。ここでMCの絹代さんが、
「シクロワイアードの方が、一応、とりあえず、ゴールです!」
一応って〜、とりあえずって〜。でも実際その通り。疲れきって何か言う元気もありませんでした。
今回は7:00きっかりにスタートして13:30頃のゴールだったので、おおよそ6時間半くらいでの完走でした。どうにか堪えて脚つきもしませんでしたので、ヘタレな自分にしてはけっこう頑張ったかも!と思います。ちなみにトップの方はアンドレア・ピナレロさんだったそうです。4時間半くらい?とか。この難関コースをそのタイムで…速すぎます。
そのまま会場でグッタリしていると、グルメフォンドに参加されていた渡辺塗装の渡辺さんと偶然バッタリ。渡辺さんは我々編集部員が乗るエヴァディオ・シクロワイアード号の塗装を手がけてくださった方です。実は今回が初対面。渡辺さんが私を見つけて声をかけてくださいました。素晴らしいペイントをありがとうございます!
この後、地元のおばちゃん達が用意してくださったおにぎりや豚汁をガツガツ食べてから帰路へ。たいへん苦しくも楽しうございました。しかし翌日は全身筋肉痛で非常にダルく、仕事に集中出来ず…。仕事が遅い言い訳じゃありませんよ!こんな大変なコースにヘタレを連れて来ようって考える人が悪いんですからね、編集長!
来年は甘い言葉で誘惑して、メタボ会長を連れてこねば! と思いました。
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