2016/03/10(木) - 09:06
大阪で3年ぶりに開催されたサイクルモードライド大阪2016。関西の魂ともいうべき太陽の塔が佇む万博記念公園へと会場も移され心機一転!女性を中心に17人が参加したシルベストサイクル監修の「サイクルモードRIDEへ自転車で行こう!ツアー」の参加レポートをお届けします。
朝8時に集合したのは自転車を始めたばかりという初級者からトライアスロンもこなす11年のベテランまで、スタッフも合わせると総勢23名の大所帯。女性の割合も多くて、女子特有のきゃぴきゃぴ感満載。最初のミーティングで山崎敏正統括店長から安全に走れるコツなどを伝授。
「手信号も大切だけれど、手元の操作に余裕がない時は積極的に『声』を出しましょう。『対向!(対向車)』、『歩行者!』と危険に気づいたらすぐに声を発してください」と集団走行が初めての人にとっては的確なアドバイス。
少し肌寒い中、2チームに分かれて梅田店を出発。前後にサポートライダーを配置し、信号はこまめにストップ。都度、全員が揃うまで安全な場所で待機するのを徹底している。
外国人観光客にも人気のスポットたる梅田スカイビルを抜けると、シルベストサイクルがよく利用する「フェンス道」へ。淀川堤防沿いに走るこの道路は淀川側からの車の進入がなく、また信号が無いため走りやすいのだ。
今回のコースは基本的に自動車の交通量が少ないルートを選び、スタッフも危ない箇所や交通量が多い場所など、コースの特徴を熟知しているため余裕を持ってサポートしてくれる。
たとえば、「この信号は早く変わりますから無理せずに行きましょう」や「トイレは大丈夫ですか?」と気遣いたっぷり。そして、全員が手信号はもちろんのこと、「車きます!」「対向車きます!」と声かけを徹底できていた様子を見ると、出発前に伝授してもらった安全に走れるコツはしっかりと活かされていたようだ。
淀川の絶景が目の前に広がる堤防沿い。有名店のパンも大好評
淀川河川公園から淀川の堤防沿いに出ると、開放感溢れる景色が目の前に広がる。流れがゆるやかで雄大な淀川は古来、京都と大阪間の水運が盛んに行われていた交通の要衝。最大1000艘もの船が行き来していたという。その大きさを目で見て肌で感じられる絶好の機会だ。
神崎川から「なにわ自転車道」に入るころには初級参加者たちも自転車走行に慣れてきて、スタッフと会話する人もちらほらと増えてきた。
特に「キリちゃん」こと、渕上記理子さんはまだ始めたばかりで手探り状態の参加者のレベルに合わせたイベントを案内したり、誰もが悩みがちなウエアの選び方をアドバイスしたり、自身が自転車を始めた頃の話をしたりとほっこりする場面も。
ぼちぼちお腹が空くちょうど良いタイミングで本ツアーのメインイベント(?)ブランジェリー「ル・シュクレクール」で休憩とおやつタイム。
出発前に「パン屋さんに寄る必要がある?」と男性陣を代表するような問い掛けをした山崎さん。「絶対ある!! これが目当て!」と女子全員に言われるほど、皆が待ち焦がれていた瞬間だ。全国的にも有名なパン屋なので今回は事前に人気のパンを予約。お店の前に自転車を駐輪すると他のお客さんの迷惑になるので少し離れたスペースの広い場所に駐輪。そういった配慮も見習いたいところ。
集団走行も完全マスター。無事にサイクルモード会場に到着
そんな絶品のパンをいただいて、お腹が少し満たされたところで出発すると、すぐに万博記念公園の看板が現れた。少し長めの坂を登れば建設中のエキスポシティの観覧車が見えてくる。公園をぐるりと回り万博公園東口駅に着けば、ついにサイクルモード会場に到着だ!
「お疲れ様でーす!」とつかの間の達成感を味わった後は、会場へと足を運び試乗や展示ブースを回らねば!と改めて気合いを入れ直す。サイクルキッチンでランチを済ませ、渕上さんによるビギナー向けセミナーを受講。その後、スタッフと一緒にサイクルモード会場を巡り、3年ぶりのサイクルモードを十分に楽しんだ一行。
帰りのコースは淀川を経由せず、車道中心のルートになったが、全員手信号も声かけもブレーキングもマスターし、安定感のある走りで帰路についた。今回のライドは女性中心ということもあり、ママさんライダーの姿も目立った。
普段はトライアスロンもこなすという松本真美さん(33)は「子供が大きくなり手がかからなくなったため参加できた。渡り鳥がとても可愛くてコースも分かりやすい。普段ももっと乗りたいけど、あんまり夢中になると家族が可愛そうなのでほどほどに乗ります」と笑顔に。
初級者でも程良いペースと気持ちのいいルートで無理なく走れた今回のツアー。女性同士会話しながらのライドや交流が一生の思い出になったようだ。
text&photo:Okada.Yukako
朝8時に集合したのは自転車を始めたばかりという初級者からトライアスロンもこなす11年のベテランまで、スタッフも合わせると総勢23名の大所帯。女性の割合も多くて、女子特有のきゃぴきゃぴ感満載。最初のミーティングで山崎敏正統括店長から安全に走れるコツなどを伝授。
「手信号も大切だけれど、手元の操作に余裕がない時は積極的に『声』を出しましょう。『対向!(対向車)』、『歩行者!』と危険に気づいたらすぐに声を発してください」と集団走行が初めての人にとっては的確なアドバイス。
少し肌寒い中、2チームに分かれて梅田店を出発。前後にサポートライダーを配置し、信号はこまめにストップ。都度、全員が揃うまで安全な場所で待機するのを徹底している。
外国人観光客にも人気のスポットたる梅田スカイビルを抜けると、シルベストサイクルがよく利用する「フェンス道」へ。淀川堤防沿いに走るこの道路は淀川側からの車の進入がなく、また信号が無いため走りやすいのだ。
今回のコースは基本的に自動車の交通量が少ないルートを選び、スタッフも危ない箇所や交通量が多い場所など、コースの特徴を熟知しているため余裕を持ってサポートしてくれる。
たとえば、「この信号は早く変わりますから無理せずに行きましょう」や「トイレは大丈夫ですか?」と気遣いたっぷり。そして、全員が手信号はもちろんのこと、「車きます!」「対向車きます!」と声かけを徹底できていた様子を見ると、出発前に伝授してもらった安全に走れるコツはしっかりと活かされていたようだ。
淀川の絶景が目の前に広がる堤防沿い。有名店のパンも大好評
淀川河川公園から淀川の堤防沿いに出ると、開放感溢れる景色が目の前に広がる。流れがゆるやかで雄大な淀川は古来、京都と大阪間の水運が盛んに行われていた交通の要衝。最大1000艘もの船が行き来していたという。その大きさを目で見て肌で感じられる絶好の機会だ。
神崎川から「なにわ自転車道」に入るころには初級参加者たちも自転車走行に慣れてきて、スタッフと会話する人もちらほらと増えてきた。
特に「キリちゃん」こと、渕上記理子さんはまだ始めたばかりで手探り状態の参加者のレベルに合わせたイベントを案内したり、誰もが悩みがちなウエアの選び方をアドバイスしたり、自身が自転車を始めた頃の話をしたりとほっこりする場面も。
ぼちぼちお腹が空くちょうど良いタイミングで本ツアーのメインイベント(?)ブランジェリー「ル・シュクレクール」で休憩とおやつタイム。
出発前に「パン屋さんに寄る必要がある?」と男性陣を代表するような問い掛けをした山崎さん。「絶対ある!! これが目当て!」と女子全員に言われるほど、皆が待ち焦がれていた瞬間だ。全国的にも有名なパン屋なので今回は事前に人気のパンを予約。お店の前に自転車を駐輪すると他のお客さんの迷惑になるので少し離れたスペースの広い場所に駐輪。そういった配慮も見習いたいところ。
集団走行も完全マスター。無事にサイクルモード会場に到着
そんな絶品のパンをいただいて、お腹が少し満たされたところで出発すると、すぐに万博記念公園の看板が現れた。少し長めの坂を登れば建設中のエキスポシティの観覧車が見えてくる。公園をぐるりと回り万博公園東口駅に着けば、ついにサイクルモード会場に到着だ!
「お疲れ様でーす!」とつかの間の達成感を味わった後は、会場へと足を運び試乗や展示ブースを回らねば!と改めて気合いを入れ直す。サイクルキッチンでランチを済ませ、渕上さんによるビギナー向けセミナーを受講。その後、スタッフと一緒にサイクルモード会場を巡り、3年ぶりのサイクルモードを十分に楽しんだ一行。
帰りのコースは淀川を経由せず、車道中心のルートになったが、全員手信号も声かけもブレーキングもマスターし、安定感のある走りで帰路についた。今回のライドは女性中心ということもあり、ママさんライダーの姿も目立った。
普段はトライアスロンもこなすという松本真美さん(33)は「子供が大きくなり手がかからなくなったため参加できた。渡り鳥がとても可愛くてコースも分かりやすい。普段ももっと乗りたいけど、あんまり夢中になると家族が可愛そうなのでほどほどに乗ります」と笑顔に。
初級者でも程良いペースと気持ちのいいルートで無理なく走れた今回のツアー。女性同士会話しながらのライドや交流が一生の思い出になったようだ。
text&photo:Okada.Yukako
Amazon.co.jp