2009/04/18(土) - 15:42
首都圏サイクリストのオアシスである多摩川サイクリングロードを利用するサイクリストたちに声掛けをし、ゴミ拾いとミーティングを行う「GRUPPO ACQUA TAMAサイクルミーティング ― 多摩川クリーン作戦に参加しよう!! ―」が4月12日に行われ、約80人のサイクリストたちが清掃活動を行った。
「GRUPPO ACQUA TAMA(グルッポ・アクアタマ)」が主宰するこの活動は、多摩川サイクリングロードを生活圏内にする東京・神奈川エリア在住、拠点のプロショップ、サイクリストたちに声掛けをして始まったイベントだ。
多摩川サイクリングロードは首都圏と郊外を結ぶため、練習のアプローチに、また自転車通勤・通学に使われ、近隣のサイクリストにとって欠かせないルートになっている。
ところが近年の自転車ブームの到来で、自転車ユーザーが増え、他の多摩川サイクリングロードの利用者との接触事故が急増しており、利用者からは、「自転車は危険」という見方が増えている。
多くのサイクリストの利用者にとっても深刻な問題で、今のまま事故が増え続ければ、サイクリングロードがスポーツ自転車通行禁止という事態にもなりかねない。
この問題を単なる他人事とせず、自分たちが走るフィールドを今一度利用状況について再認識をし、安全な走行を心がけ、他の利用者との理解・交流を深めていこうというのが、この会の趣旨でもある。
散歩している人の視点からスポーツ自転車の走行速度を感じる。そしてその感覚を理解したうえでサイクリングロードを走る際には細心の注意を払う。調布市の主催する「多摩川クリーン作戦」に、サイクリストとして参加し、清掃活動を行うことで普段活用しているサイクリングロードへのユーザー責任を果たし、愛着を深める。
また清掃活動の後には「サイクルミーティング」という場を設け、プロショップ代表からの一言、近隣住民の声、一般サイクリスト等から話を聞く事により、普段注意すべきことは何なのかを、改めて考えるきっかけにもなる。
以下、GRUPPO ACQUA TAMAメンバーによる参加レポートで会を振り返ってみよう。
2009年4月12日、多摩川サイクリングロードを利用しているサイクリストが集い、調布市主催の「多摩川クリーン作戦」に参加させていただき、多摩川沿いのゴミ拾いを行いました。
近年、自転車ブームが盛り上がりをみせ、多摩川サイクリングロードにも沢山のサイクリストを見かけるようになりました。
しかし、自転車の増加に伴い、接触、単独等の事故が増加しているのも事実です。
このイベントでは、日頃から多摩川CRを利用するクラブチームやサイクルショップのクラブ員、一般サイクリストに呼びかけて参加者を募り、歩きながらゴミを拾う中で、歩行者の立場を肌で感じて頂くことを目的として始まりました。
今回、GRUPPO ACQUA TAMAとして第2回目の開催となったゴミ拾いですが、80名以上のサイクリストの方々にご参加頂くことができました。
肌寒い早朝に、サイクリストたちが京王閣競輪場に続々と集合し、5つに班分けをして多摩川のゴミ拾いを開始しました。
カラフルなジャージに身を包んだサイクリストの大集団がCRを歩く姿はなんだか不思議な光景です。
初めのうちはタバコの吸殻・空き缶・ビニール袋等が目に付きましたが、草の茂った沼地に目をやると、そこは巨大なプラスチック・ポリバケツ・クーラーボックス・炊飯器・自転車のフレームやホイールetc…。
目を覆いたくなる程のゴミの山・山・山! 驚くような不法投棄のゴミばかりです。
しかしひとつひとつ皆で協力しながら回収していきました。約1時間の少ない時間の中でしたが、沢山のゴミを拾うことができました。集まったゴミは調布市の自治体の方にご協力を頂き、全て回収していただきました。
その後、参加者の皆さんにサイクリングロード利用に関するアンケートにご協力頂き、京王閣競輪場の会議室にてサイクルミーティングを行いました。
ここでは、日ごろ多摩川サイクリングロードを利用する中で感じること・また気をつけている点などを、ショップやチームの代表の方々、一般のサイクリストや、子供を持つ親の視点から、貴重な意見を話し合うことができました。
普段何気なく利用している多摩川サイクリングロードですが、今回のサイクルミーティングで、各々が自身の走行マナーについて見直すきっかけになれば幸いです。
また、チームに属していない一般のサイクリストや初心者の方にも多摩川CRの走行マナーを広く知って頂くことも重要だと実感しました。
この時期の多摩川周辺は、多くの自転者乗りや家族連れ、スポーツを楽しむ年配の方や、子供たちであふれています。
歩行者は自転車に注意し、また自転車は歩行者や他のサイクリストに譲り合う気持ちでスピードを落とし、事故のないように、お互いが気持ちよく利用できる多摩川サイクリングロードにしていけるといいですね。
休日の早朝にもかかわらず、ご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。
今回頂いた貴重なご意見を参考にし、サイクリストだけでなく多くのCR利用者に提唱していけるよう、今後もよりよいサイクルミーティングを続けていきたいと思います。
REPORT : 佐久間絵里子(GRUPPO ACQUA TAMA)
「GRUPPO ACQUA TAMA(グルッポ・アクアタマ)」が主宰するこの活動は、多摩川サイクリングロードを生活圏内にする東京・神奈川エリア在住、拠点のプロショップ、サイクリストたちに声掛けをして始まったイベントだ。
多摩川サイクリングロードは首都圏と郊外を結ぶため、練習のアプローチに、また自転車通勤・通学に使われ、近隣のサイクリストにとって欠かせないルートになっている。
ところが近年の自転車ブームの到来で、自転車ユーザーが増え、他の多摩川サイクリングロードの利用者との接触事故が急増しており、利用者からは、「自転車は危険」という見方が増えている。
多くのサイクリストの利用者にとっても深刻な問題で、今のまま事故が増え続ければ、サイクリングロードがスポーツ自転車通行禁止という事態にもなりかねない。
この問題を単なる他人事とせず、自分たちが走るフィールドを今一度利用状況について再認識をし、安全な走行を心がけ、他の利用者との理解・交流を深めていこうというのが、この会の趣旨でもある。
散歩している人の視点からスポーツ自転車の走行速度を感じる。そしてその感覚を理解したうえでサイクリングロードを走る際には細心の注意を払う。調布市の主催する「多摩川クリーン作戦」に、サイクリストとして参加し、清掃活動を行うことで普段活用しているサイクリングロードへのユーザー責任を果たし、愛着を深める。
また清掃活動の後には「サイクルミーティング」という場を設け、プロショップ代表からの一言、近隣住民の声、一般サイクリスト等から話を聞く事により、普段注意すべきことは何なのかを、改めて考えるきっかけにもなる。
以下、GRUPPO ACQUA TAMAメンバーによる参加レポートで会を振り返ってみよう。
多摩川クリーン作戦に参加
2009年4月12日、多摩川サイクリングロードを利用しているサイクリストが集い、調布市主催の「多摩川クリーン作戦」に参加させていただき、多摩川沿いのゴミ拾いを行いました。
近年、自転車ブームが盛り上がりをみせ、多摩川サイクリングロードにも沢山のサイクリストを見かけるようになりました。
しかし、自転車の増加に伴い、接触、単独等の事故が増加しているのも事実です。
このイベントでは、日頃から多摩川CRを利用するクラブチームやサイクルショップのクラブ員、一般サイクリストに呼びかけて参加者を募り、歩きながらゴミを拾う中で、歩行者の立場を肌で感じて頂くことを目的として始まりました。
今回、GRUPPO ACQUA TAMAとして第2回目の開催となったゴミ拾いですが、80名以上のサイクリストの方々にご参加頂くことができました。
肌寒い早朝に、サイクリストたちが京王閣競輪場に続々と集合し、5つに班分けをして多摩川のゴミ拾いを開始しました。
カラフルなジャージに身を包んだサイクリストの大集団がCRを歩く姿はなんだか不思議な光景です。
初めのうちはタバコの吸殻・空き缶・ビニール袋等が目に付きましたが、草の茂った沼地に目をやると、そこは巨大なプラスチック・ポリバケツ・クーラーボックス・炊飯器・自転車のフレームやホイールetc…。
目を覆いたくなる程のゴミの山・山・山! 驚くような不法投棄のゴミばかりです。
しかしひとつひとつ皆で協力しながら回収していきました。約1時間の少ない時間の中でしたが、沢山のゴミを拾うことができました。集まったゴミは調布市の自治体の方にご協力を頂き、全て回収していただきました。
清掃後には意見交換会「サイクルミーティング」を開催
その後、参加者の皆さんにサイクリングロード利用に関するアンケートにご協力頂き、京王閣競輪場の会議室にてサイクルミーティングを行いました。
ここでは、日ごろ多摩川サイクリングロードを利用する中で感じること・また気をつけている点などを、ショップやチームの代表の方々、一般のサイクリストや、子供を持つ親の視点から、貴重な意見を話し合うことができました。
普段何気なく利用している多摩川サイクリングロードですが、今回のサイクルミーティングで、各々が自身の走行マナーについて見直すきっかけになれば幸いです。
また、チームに属していない一般のサイクリストや初心者の方にも多摩川CRの走行マナーを広く知って頂くことも重要だと実感しました。
この時期の多摩川周辺は、多くの自転者乗りや家族連れ、スポーツを楽しむ年配の方や、子供たちであふれています。
歩行者は自転車に注意し、また自転車は歩行者や他のサイクリストに譲り合う気持ちでスピードを落とし、事故のないように、お互いが気持ちよく利用できる多摩川サイクリングロードにしていけるといいですね。
休日の早朝にもかかわらず、ご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。
今回頂いた貴重なご意見を参考にし、サイクリストだけでなく多くのCR利用者に提唱していけるよう、今後もよりよいサイクルミーティングを続けていきたいと思います。
REPORT : 佐久間絵里子(GRUPPO ACQUA TAMA)