こんにちは、リアルニュージーランドの丸田憲司です。今年もまたサイクリスト泣かせの、あの暑い夏が始まりますね。その前に南半球はニュージーランドから、爽やかな「グレープライド」の話題をどうぞ。

ワインの一大産地、ニュージーランドは南島のマルボロにて開催されるこのサイクルイベントは今年で5回目。収穫時期まっただなかのブドウ畑を抜け、大自然の中を縫うように走る101kmのこのコースは世界でも指折りの美しさ。そして対象は初級者からプロ・レーサーまでと言うから、定員は2500人にきっちり限定されていることにも頷けます。 そんな「グレープライド」の日本発着ツアー、通称、「ワインとロードバイクを楽しむ1週間」をコーディネイトしているのが僕たちリアルニュージーランド。美味しいワインはもちろんのこと、美味しいレストランや、バイクで走って気持ちの良いところをばっちりご案内いたします。

さらに、このツアーに欠かせないのが、大のワイン好きとしても知られる、スポーツナビゲーターの白戸太郎さん。今回のツアーでも、その軽快なトークに毎日楽しませてもらいました。

スポーツナビゲーターの白戸太郎さん。大のワイン好きスポーツナビゲーターの白戸太郎さん。大のワイン好き 抜けるような青い空。食事もおいしい!抜けるような青い空。食事もおいしい!


さて、約11時間の空の旅を終え、到着したグレープライダーの皆さまですが、全く疲れた様子が見受けられません。何故でしょう? ニュージーランド航空の直行便だから? それとも、すでに機内で飲んできたから?色んな理由があると思いますが、とりあえず本日の宿泊地へ向け出発!

宿泊地に到着後、近くのニュージーランド温泉で旅の疲れをとったら、さっそくワインナイト1日目を始めましょう。
「白、飲んだんで、赤、飲みますか?」 「あらら、すぐに空いちゃいますね~」
そんな感じで、初日からワインのボトルが飛ぶように空いていきます。この晩は、ワインとロードバイクをテーマに夜遅くまで盛り上がりました。いやぁ、本当に楽しかったです!

初日からワインのボトルが飛ぶように空いていきます。皆さん大丈夫ですか?初日からワインのボトルが飛ぶように空いていきます。皆さん大丈夫ですか?
さて翌日、専用車に乗って山を越え、谷を越え、牧場を抜けて、ついにやってきましたイベント開催地マルボロ。天気は最高です、さぁ走りに行きましょう!と、その前に白戸さんからニュージーランドを走る場合の注意点と、ライディングのアドバイスを受けましょう。やっぱり経験豊富なアドバイスは、とっても為になります!

白戸さんからライディングのアドバイスをいただきます白戸さんからライディングのアドバイスをいただきます スタート地点目指してゆっくり出発ですスタート地点目指してゆっくり出発です


一面のブドウ畑の中を皆でワイワイ、風が爽やかで本当に気持ちいい!
ブドウ畑を抜けると、1軒のワイナリーが。ここがグレープライドのスタート&ゴール地点、「Forrest Estate(フォレスト・エステート)」。今大会のメインスポンサーにもなっている、とっても有名なワイナリーです。 ここで明日のためのエントリーを済ませて、ちょっとまったり。明日はいよいよ本番、天気になーれ!

一面のブドウ畑の中を走りぬけます。気持ちイイ!一面のブドウ畑の中を走りぬけます。気持ちイイ!
イベント当日、どうやら思いが通じたようで、素晴らしい晴れ空が広がっております。でも、あまりにも良い天気過ぎて、朝はちょっと肌寒い!? 秋ですからね、こればっかりは仕方ありません。
さて会場のフォレスト・エステートに到着すると、人、人、人、盛り上がっています!一般の方に紛れて、トップの選手達も居ますが、本当に皆フレンドリー、でも走ったらすごいんでしょうね。

イベント会場を埋め尽くす参加者。数え切れませんイベント会場を埋め尽くす参加者。数え切れません 明らかに様子が異なるトップライダーチーム。メチャ速そう明らかに様子が異なるトップライダーチーム。メチャ速そう


日本代表グレープライダーの皆さん。健闘を祈ります。日本代表グレープライダーの皆さん。健闘を祈ります。
そんな少しユルい雰囲気に包まれて、我らが日本代表グレープライダーの皆さんも楽しそう。皆さん、楽しんで走ってきてください!

スタートして40kmの手前までは気持ち良いフラットライド、良いバンチに乗れば、平均40km/h以上でプロさながらの気分で走れます。「そろそろ俺が引くぜ!おつかれさん」「よっしゃ、任せた!」そしてバンチの中でも、こんな感じの会話が交わされるのがニュージーランド。マナーの良さに驚かされます!とは言え、平均20km/h位からバンチはいくつもあるので、レベルに合ったバンチに入りましょうね。

スタートして40kmの手前までは気持ち良いフラットライドスタートして40kmの手前までは気持ち良いフラットライド ガンバレ!ガンバレ!ガンバレ!ガンバレ!


高速ライドを満喫したら、南島北端の港町、ピクトンへ。ここからがお待ちかね、世界有数の観光道路、クイーンシャーロット・ドライブです。眺めは最高、そしてコースはさほどきつくない良い感じの登りワインディング。出てくる言葉は、「気持ち良い!」の一言!

揃いのTシャツを着たボランティアの地元の女の子たち揃いのTシャツを着たボランティアの地元の女の子たち 何度か続く軽いアップダウンを超えると、最終チェックポイント。ここで僕が待ち構えていると、良い顔で皆さん、登ってきます。

「もう一息、頑張りましょう!」 開口一番、冷たいビールが飲みたい、と言われる方もいましたが、皆さん楽しんで走っています。こんな天気の下なら、間違いなく楽しいはずですね。

さてゴールに向かいましょう!ゴールラインではボランティアの地元の女の子たちが待っています。揃いのTシャツを着て、なんだか可愛いですね。



「ルネッサーンス!」 伯爵風ファッションに身を包んだサイクリストも居ます。でも、このカップルはバリバリのアドベンチャーレーサー、かなり速かったです。恐るべし。

伯爵風ファッションのカップル。中身はバリバリの実力者でした伯爵風ファッションのカップル。中身はバリバリの実力者でした ゴールしたこの瞬間がクセになりそうですゴールしたこの瞬間がクセになりそうです


続々とゴールする参加者で溢れています続々とゴールする参加者で溢れています この充実感に溢れる笑顔が最高ですねこの充実感に溢れる笑顔が最高ですね


おっと、そろそろ「100 Virgin Grape Crush(100・バージン・グレープ・クラッシュ)」の時間です。これはこのサイクルイベントの名物、選ばれし100人の女性サイクリスト達が、摘みたてのブドウの中に飛び込む、ちょっと素敵な企画。
「ヒュー、最高!」 「案外冷たくて気持ちいいわ!」と、皆さん楽しそうです。この日ばかりは僕も女性になってみたーい。

グレープライド名物のバージン・グレープ・クラッシュがこれだ!グレープライド名物のバージン・グレープ・クラッシュがこれだ! やりすぎ?でも、とっても気持ちよさそう!やりすぎ?でも、とっても気持ちよさそう!


最後の日本代表グレープライダーがゴールしたら、皆で記念撮影。野球少年のような爽やかな笑顔で、「ハイチーズ」。 「お疲れ様でした!」

皆さんお疲れ様でした。笑顔がとってもステキですね。皆さんお疲れ様でした。笑顔がとってもステキですね。
そして夜はもちろん、お洒落なレストランで打ち上げパーティーです。
この日も沢山のボトルが空きました。皆さん、さすがです!

グレープライドの思い出は一生の宝物になりそうですね。グレープライドの思い出は一生の宝物になりそうですね。
こんな「走って、笑って、飲んで、無いのは休肝日だけツアー」、皆さんも来年いかがですか?
白戸太郎さんとリアルニュージーランドが、皆さんをお待ちしております!



<編集部便り>

「グレープライド2009レポート」 いかがでしたか?
海外ツアーならではの開放感がとっても羨ましく思えるのは編集部だけでしょうか?

そして、いよいよ最もメジャーな海外サイクリングイベント、「ホノルルセンチュリーライド」の季節がやってきます。
昨年度も出場総数3120人中、なんと1500人を超える日本人が参加!まさにビッグイベントです。勿論、編集部も参加します。
是非、皆さんも検討してみてはいかがでしょう? 現地でお逢いできるのを楽しみにしています!
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