2014/10/30(木) - 09:00
ヘルメットだけでなく、アパレルやアクセサリーなど豊富な製品をリリースするカブト。トップライダーからの要望を基に開発したというフルフィンガーグローブ「PRG-3」をインプレッションする。ストレスフリーな着用感が素手に近い感覚にさせるレース用グローブだ。
オーソドックスなレーシングモデルから、チェックやスウェードをあしらった街乗り用のグラフィカルなモデルまで、幅広いラインナップを持つカブトのグローブ。今回インプレッションする”PRG-3”は、シンプルな作りでダイレクトな握り心地を持たせたフルフィンガーグローブだ。
トップライダーの声をもとにダイレクト感を重視して開発したというレーシンググローブ、PRG-3。MTBクロスカントリー競技においては、手の感覚を大事にしたいという理由からXCでJシリーズ3連覇を達成した斉藤亮やU23全日本XCチャンピオン沢田時を始めとする数多くのライダーが実際に使用している。
甲側には伸縮性素材「COMFIT(コムフィット)」を使い、動作のストレスを軽減させている。親指から人差し指にかけては吸水速乾機能を持つ特殊素材「Mawus」を採用した大型のスウェットパッドエリアを持たせ、指股には適度な締め付け感と通気性を向上させたメッシュ素材を配した。
掌側には、薄くダイレクト感を確保しながら耐摩耗性に優れた新素材「AIR DIRECT」(エアダイレクト)を使用。特に親指部分のカットラインは握り感を追求した3Dカットラインが採用されている。各所に通気孔を空け、また握り部分にはリフレクト素材を混合した「ノンスリップシリコン」を配置。スリップを減少させ、夜間の手信号時などの視認性を高めている。
さて、実際に装着、使用してみたところグローブのフィット感にまず驚かされる。一見したところの細身の印象通り、手にピッタリとしたフィッティングの一方で、ブレーキングなどの動作をしてもゴワつきや突っ張っり感はなく、自然に手を動かせるためだ。これはコムフィット素材や立体裁断、縫製を行う3Dカットを採用しているためだろう。
装着時の心地よい装着感もこのグローブの魅力の1つだ。もちろん3Dカットやコムフィットを使い、快適性を高めていることが理由の一つにあげられる。加えて、手のひら部分、指部分の通気孔に加えて指股部分にメッシュ素材を使って実現した優れた通気性、高い軽量性も理由の一つだろう。特に、指股のメッシュが手のムレを防止して素手に近い感覚を生み出していると感じる。
今回はMTBではなくロードバイクで舗装路、未舗装路を走行してPRG-3を試して感じるのは、手のひらと指に配置されたグリッパーの効きが良い。特に、指のグリッパーはダート路面においてもシフターをしっかりと捉えていたという印象だ。また、パッド類は設けられていないため、ロードインフォメーションもしっかりと伝えてくる性格を持っている。
普段から使用している他社のハーフフィンガー、フルフィンガーグローブと比較すると、生地が薄く軽量、指部分の通気性に優れている、手首に着用感を感じないといった点から、素手に近い感覚が得られる。汗をかいてもグリップをしっかりと握りたい、シフトミスを減らしたい、落車して手をついた際の怪我を予防するという点から見ると、素手で乗車するよりも多くのメリットはあると感じられた。
立体感のあるドット柄を施したデザインでカラーはブラック、ブルー、レッド、ホワイトという4カラー。サイズはS、M、L、XLという4サイズ展開だが、ブラックとレッドのみXSサイズが、加えてブラックには2XLが用意される。
今回、手の長さ17.5cm、手の周長(人差し指と小指の付け根部分の周囲の長さ)21cm、手首周り17cmの編集部員が、S、Mサイズを試した。いずれもタイトフィットのため、ピッタリとした着用感で使用には問題なさそうな印象を受けた。一方で、Mサイズでは手首周りなど各部にゆとりが生まれたため、筆者と同じ手首周りの方でよりタイトなフィットを求める方はSサイズが最適だろう。
カブト PRG-3
カラー/サイズ:ブラック/XS,S,M,L,XL,2XL、レッド/XS,S,M,L,XL、ホワイト/S,M,L,XL、ブルー/S,M,L,XL
価 格:4,800円(本体価格)
オーソドックスなレーシングモデルから、チェックやスウェードをあしらった街乗り用のグラフィカルなモデルまで、幅広いラインナップを持つカブトのグローブ。今回インプレッションする”PRG-3”は、シンプルな作りでダイレクトな握り心地を持たせたフルフィンガーグローブだ。
トップライダーの声をもとにダイレクト感を重視して開発したというレーシンググローブ、PRG-3。MTBクロスカントリー競技においては、手の感覚を大事にしたいという理由からXCでJシリーズ3連覇を達成した斉藤亮やU23全日本XCチャンピオン沢田時を始めとする数多くのライダーが実際に使用している。
甲側には伸縮性素材「COMFIT(コムフィット)」を使い、動作のストレスを軽減させている。親指から人差し指にかけては吸水速乾機能を持つ特殊素材「Mawus」を採用した大型のスウェットパッドエリアを持たせ、指股には適度な締め付け感と通気性を向上させたメッシュ素材を配した。
掌側には、薄くダイレクト感を確保しながら耐摩耗性に優れた新素材「AIR DIRECT」(エアダイレクト)を使用。特に親指部分のカットラインは握り感を追求した3Dカットラインが採用されている。各所に通気孔を空け、また握り部分にはリフレクト素材を混合した「ノンスリップシリコン」を配置。スリップを減少させ、夜間の手信号時などの視認性を高めている。
さて、実際に装着、使用してみたところグローブのフィット感にまず驚かされる。一見したところの細身の印象通り、手にピッタリとしたフィッティングの一方で、ブレーキングなどの動作をしてもゴワつきや突っ張っり感はなく、自然に手を動かせるためだ。これはコムフィット素材や立体裁断、縫製を行う3Dカットを採用しているためだろう。
装着時の心地よい装着感もこのグローブの魅力の1つだ。もちろん3Dカットやコムフィットを使い、快適性を高めていることが理由の一つにあげられる。加えて、手のひら部分、指部分の通気孔に加えて指股部分にメッシュ素材を使って実現した優れた通気性、高い軽量性も理由の一つだろう。特に、指股のメッシュが手のムレを防止して素手に近い感覚を生み出していると感じる。
今回はMTBではなくロードバイクで舗装路、未舗装路を走行してPRG-3を試して感じるのは、手のひらと指に配置されたグリッパーの効きが良い。特に、指のグリッパーはダート路面においてもシフターをしっかりと捉えていたという印象だ。また、パッド類は設けられていないため、ロードインフォメーションもしっかりと伝えてくる性格を持っている。
普段から使用している他社のハーフフィンガー、フルフィンガーグローブと比較すると、生地が薄く軽量、指部分の通気性に優れている、手首に着用感を感じないといった点から、素手に近い感覚が得られる。汗をかいてもグリップをしっかりと握りたい、シフトミスを減らしたい、落車して手をついた際の怪我を予防するという点から見ると、素手で乗車するよりも多くのメリットはあると感じられた。
立体感のあるドット柄を施したデザインでカラーはブラック、ブルー、レッド、ホワイトという4カラー。サイズはS、M、L、XLという4サイズ展開だが、ブラックとレッドのみXSサイズが、加えてブラックには2XLが用意される。
今回、手の長さ17.5cm、手の周長(人差し指と小指の付け根部分の周囲の長さ)21cm、手首周り17cmの編集部員が、S、Mサイズを試した。いずれもタイトフィットのため、ピッタリとした着用感で使用には問題なさそうな印象を受けた。一方で、Mサイズでは手首周りなど各部にゆとりが生まれたため、筆者と同じ手首周りの方でよりタイトなフィットを求める方はSサイズが最適だろう。
カブト PRG-3
カラー/サイズ:ブラック/XS,S,M,L,XL,2XL、レッド/XS,S,M,L,XL、ホワイト/S,M,L,XL、ブルー/S,M,L,XL
価 格:4,800円(本体価格)
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