2014/10/03(金) - 09:09
シマノのビンディングペダル初心者向けシステム「SHIMANO CLICK'R(クリッカー)」。そのラインナップの中から、ビビッドなグリーンが映えるシューズ「SH-CT41」と踏面が大きく安心して漕げるペダル「PD-MT50」のインプレッションを行った。
ツール・ド・フランスで活躍するプロ選手達の足元を支えるロード用モデルから街乗りに適したモデルまで、幅広いラインナップを持つシマノのシューズラインナップ。今回インプレッションする"SH-CT41G"と"PD-MT50"は、ビンディングペダル初心者でも容易にクリートの着脱ができる「SHIMANO CLICK'R」シリーズのシューズとペダルだ。
「自転車を楽しむためのステップアップ」というコンセプトのもと作られているクリッカーシリーズ。そのため少ない力でシューズの脱着ができ、はじめての一足として選べる初心者向けの製品となっている。
今回テストしたシューズ「SH-CT41G」は、一般的なスニーカーと勘違いしてしまうほどのこなれたルックスが特徴。カラーもビビッドなグリーンをメインカラーにシマノのコーポレートカラーが差し色に使われていて、今までのシマノ製品とは一味違う、スポーツユースはもちろん街乗りにも馴染めそうなルックスだ。
手にとってみてもビンディングシューズと言うよりはスニーカーに近い印象が強く、特にタンや足首部分にはフカフカなクッションがついており、ソフトな履き心地に期待できる。インソールをシューズから抜いてみると、カカトから土踏まずにかけて肉厚になっていて、全体に渡って振動吸収材が装備されていた。
普段41サイズのロードシューズ、26cmのスニーカーを履いている筆者が41サイズを履いてみると、サイズはバッチリ。履き心地はロードシューズのタイトフィットな感じとは異なり、まったくもって普段履きのスニーカーに近い。シューレースや肉厚のタンのせいか締め付けてもソフトな肌当たりで、ゆとりがあるアッパーと爪先部分もあいまって、ストレスは一切感じなかった。
ソールは不自由なく歩けるほどの硬さだ。クリートも路面に当たらないほど埋め込まれており、歩いてる時にカチカチカチと音が鳴ってしまうこともない。ペダリングパワーを逃さない適度な硬さがありつつ、街中で歩くぶんには困らない絶妙なソールの硬度だ。
実際にペダルとシューズを固定して感じるのは、ペダルのキャッチには全くと言っていいほど力は必要ないということ。最初は本当にペダルと固定できているのか不安になるほど、スムーズにペダルとの固定ができ、もちろん、外すときも力はほとんど使わない。マルチリリースのクリートを使えば、足首を上やななめ上、横方向へ足をひねれば容易にペダルは外せるので安心できるはずだ。クリック感覚で使える、まさに「クリッカー」という名の通りだ。
ビンディングペダルに慣れた上級者では物足りなさを感じてしまう固定力だが、慣れないビギナーには最適だろう。ビンディングに慣れてきたら、ペダルについているボルトを締めることで固定力を高めることが可能だから、レベルに合わせて調節できる。
また、今回シューズとともに使った"PD-MT50"ペダルは踏面が大きく、発進時にクリートが固定されていなくても滑らない。クリート位置がわからない初心者でも安心して発進できる。
着脱を容易にしたビンディング初心者向けのシマノ クリッカーシステムのシューズとペダル。シューズ固定が怖い、通勤通学・街乗りに使いたいがSPDを使えるスタイリッシュな靴がないといった問題に答えてくれるだろう。さらに、調整幅が広いことで使えるユーザー層も広い製品群であると感じた。
シマノ SH-CT41
アッパー:シンセティックレザー+メッシュ
ラスト:パフォーマンスツアーラスト
ソール:グラスファイバーコンポジットナイロン/EVAミッドソール+ラバーソール
重量:676g(サイズ40)
サイズ:36~46
カラー:グリーン、ブラック
価格:8,500円(税抜)
シマノ PD-MT50
カラー:ブラック
重 量:498g
価 格:5,929円(税抜)
text:Gakuto.Fujiwara
photo:Makoto.AYANO So.Isobe
ツール・ド・フランスで活躍するプロ選手達の足元を支えるロード用モデルから街乗りに適したモデルまで、幅広いラインナップを持つシマノのシューズラインナップ。今回インプレッションする"SH-CT41G"と"PD-MT50"は、ビンディングペダル初心者でも容易にクリートの着脱ができる「SHIMANO CLICK'R」シリーズのシューズとペダルだ。
「自転車を楽しむためのステップアップ」というコンセプトのもと作られているクリッカーシリーズ。そのため少ない力でシューズの脱着ができ、はじめての一足として選べる初心者向けの製品となっている。
今回テストしたシューズ「SH-CT41G」は、一般的なスニーカーと勘違いしてしまうほどのこなれたルックスが特徴。カラーもビビッドなグリーンをメインカラーにシマノのコーポレートカラーが差し色に使われていて、今までのシマノ製品とは一味違う、スポーツユースはもちろん街乗りにも馴染めそうなルックスだ。
手にとってみてもビンディングシューズと言うよりはスニーカーに近い印象が強く、特にタンや足首部分にはフカフカなクッションがついており、ソフトな履き心地に期待できる。インソールをシューズから抜いてみると、カカトから土踏まずにかけて肉厚になっていて、全体に渡って振動吸収材が装備されていた。
普段41サイズのロードシューズ、26cmのスニーカーを履いている筆者が41サイズを履いてみると、サイズはバッチリ。履き心地はロードシューズのタイトフィットな感じとは異なり、まったくもって普段履きのスニーカーに近い。シューレースや肉厚のタンのせいか締め付けてもソフトな肌当たりで、ゆとりがあるアッパーと爪先部分もあいまって、ストレスは一切感じなかった。
ソールは不自由なく歩けるほどの硬さだ。クリートも路面に当たらないほど埋め込まれており、歩いてる時にカチカチカチと音が鳴ってしまうこともない。ペダリングパワーを逃さない適度な硬さがありつつ、街中で歩くぶんには困らない絶妙なソールの硬度だ。
実際にペダルとシューズを固定して感じるのは、ペダルのキャッチには全くと言っていいほど力は必要ないということ。最初は本当にペダルと固定できているのか不安になるほど、スムーズにペダルとの固定ができ、もちろん、外すときも力はほとんど使わない。マルチリリースのクリートを使えば、足首を上やななめ上、横方向へ足をひねれば容易にペダルは外せるので安心できるはずだ。クリック感覚で使える、まさに「クリッカー」という名の通りだ。
ビンディングペダルに慣れた上級者では物足りなさを感じてしまう固定力だが、慣れないビギナーには最適だろう。ビンディングに慣れてきたら、ペダルについているボルトを締めることで固定力を高めることが可能だから、レベルに合わせて調節できる。
また、今回シューズとともに使った"PD-MT50"ペダルは踏面が大きく、発進時にクリートが固定されていなくても滑らない。クリート位置がわからない初心者でも安心して発進できる。
着脱を容易にしたビンディング初心者向けのシマノ クリッカーシステムのシューズとペダル。シューズ固定が怖い、通勤通学・街乗りに使いたいがSPDを使えるスタイリッシュな靴がないといった問題に答えてくれるだろう。さらに、調整幅が広いことで使えるユーザー層も広い製品群であると感じた。
シマノ SH-CT41
アッパー:シンセティックレザー+メッシュ
ラスト:パフォーマンスツアーラスト
ソール:グラスファイバーコンポジットナイロン/EVAミッドソール+ラバーソール
重量:676g(サイズ40)
サイズ:36~46
カラー:グリーン、ブラック
価格:8,500円(税抜)
シマノ PD-MT50
カラー:ブラック
重 量:498g
価 格:5,929円(税抜)
text:Gakuto.Fujiwara
photo:Makoto.AYANO So.Isobe
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