2014/06/22(日) - 10:19
消費増税を断行したにも関わらず、不発続きのアベノミクス”第3の矢”に日本中が失望を繰り返す中、今年もアルプスあづみのセンチュリーライドの時期がやってきた。毎年このイベントを誰よりも心待ちにしている男がいる。
前泊した私たち編集部4人がスタート会場の梓水苑駐車場に到着したのが午前4時半。まだ覚めきらない眼をこすりながら準備を始めた矢先に事件は起こった。取材用のバイクや撮影機材をハイエースから降ろしていた新人藤原が蒼冷めた表情で私に話しかけてきたのだ。「会長のシューズが見当たらないんですけど、先輩は知りませんか?」
知りませんか?と聞かれても、私はこの金曜日は別件で不在だったため積込み作業には関わっていない。確かに、通常であればメタボカメラ担当の私が会長のバイクや装備の点検と積込みを担当するのだが、この金曜日は不在の私に変わって藤原が積み込み担当になったらしい。つまり、会長シューズの行方は藤原にしか判らないはずだし、本人にもその自覚がある事は彼の蒼冷めた表情が物語っている。
会長がクルマで会社を出発すると言っていた時間が午前3時。あと2時間早くコトが発覚していれば手の打ちようもあったのだが…。ただ、今の私たちには過ぎた事を悔やんでいる余裕などない。たちまち早朝の取材現場は戦場に早変わりだ。編集部4人が手分けして知り合いや出展ブースさんやらを片っ端から駆けまわるも、今回に限ってシューズの展示が無い。
「皆さん、今日も一日安全運転で!」「はぁ~い!」
早朝の安曇野の空の下、参加者さんの列が続く
事件発覚から30分の時が流れ、私たちの中に諦めムードが漂い始めた頃、編集長が満面の笑みを浮かべながら戻ってきた。「お待たせ!大会本部担当の丸山さんからお借りできたよ!コースプロデューサーの雷太さんが大会事務局にまで事情を話してくれてさ。たまたま本部席にいた丸山さんが『今日は本部にカンヅメで走る予定はないから私のシューズで良ければどうぞ!』ってご自分が履いてたシューズを脱いで、快く貸して下さったんだよ。いやぁ!助かっちゃった!」
おぉぉぉ丸山さん!ありがとうございます!地獄で仏とはまさにこの事。丸山さんにお会いした事は無いけれど、間違いなく素晴らしい人格者である事は容易に想像が付くというもんである。こうして難局を切り抜けた私たちのもとに、頃合いを見計らったかのように1台の乗用車が滑り込んでくる。メタボ会長の登場だ。
1組のスタートも始まったがメタボ会長のシューズはない!
午前5時40分。先頭のS組のスタートが始まる。
「おはよ~!みんな揃ってるな!さぁ今日も1日張り切って行くぞぉ~!」事の顛末を知る由もなく、朝っぱらから上機嫌なメタボ会長のダミ声が会場駐車場に響く。幸せそうな笑顔でさっそく着替えに取り組むオヤジにそれとなく話しかけてみる。「会長、今日のイベントはこのシューズで走ってもらいたいんですけど…。」意を決して切り出した私に対して、拍子抜けするくらいあっさりした応えが返ってくる。
「ん?なんかのテストか?まぁ別に俺は構わんよ。それより俺のボトルにポカリ入れてくれたよな?」どうやら彼にとってはシューズが変わる事よりもボトルの中身のほうが遥かに重要な事らしい。オヤジの小さな事を気にしない性格が幸いした訳だが、過去を思い起こせば、ホイールの重量が780g増えていた事にも全く動じなかったくらいだから、シューズの変更など気に止めるはずもない。とにかく一件落着である。
シューズ探しから解放された編集長が撮影に勤しむ。
なんとか間に合ったメタボ会長がスタートラインに就く。
今日は新しいCWジャージのお披露目でもあります。
自転車天国・長野県の朝は清々しい。
薄曇りの好天に恵まれた安曇野の空の下、参加者さんが次々と木漏れ日の中に漕ぎ出して行く。いよいよ、私たちのアルプスあづみのセンチュリーライドの始まりだ。この日を心待ちにしていたメタボ会長もとびきりの笑顔を浮かべながら、3年連続のスタートを切る。週末のサイクリングでは多くても80kmがいっぱいいっぱいのオヤジが、1日で160kmを走破するのは後にも先にも1年でこの日だけしかない。
朝の木漏れ日に包まれるリンゴ畑の中をどこまでも伸びる1本道。颯爽と駆け抜ける私たちを安曇野の風情が優しく迎えてくれる。かつて知ったるコースにメタボ会長も余裕の表情だ。初参加となる安岡と藤原の二人も安曇野の美味しい空気を胸一杯に吸い込み、幸せそうな表情を浮かべている。本来であれば、シューズ事件の張本人、藤原だけは神妙な面持ちを保たなければならない筈なのだが、事件のことなどすっかり忘れて楽しくなっているようだ。
リンゴ畑の中を1本道が付きぬける。
安曇野の長閑な街並みに心が和らぐ。
もちろん、女性ライダーとのランデブーは忘れない。
「デカッ!」オヤジの脚廻りに並走する雷太さんも呆れる。
朝っぱらから理解不能なテンションマックス!
穂高エイドで記念撮影。メタボ会長の知名度は侮れない。
爽やかな気分のまま”穂高エイド”に立ち寄り、その後も続く交通量の少ない平坦基調の平野部を駆け抜けた私たちは、新緑溢れる”国営アルプスあづみの公園・大町エイド”に滑り込む。このエイドこそは私が楽しみにしているポイントのひとつでもあり、豊かな自然の中で地産の食を味わえる最高のエイドなのだ。もちろんオヤジも速やかに順番待ちの列に混じり今や遅しとオニギリを凝視している姿が微笑ましい。
「いやぁ~!やっぱここのネギ味噌オニギリは最高に美味いな!これを食うために来てるようなモンかもな!ってゆうか今年の大町エイドは随分と充実してねえか?ちょっと油断してると食い切れないボリュームだよ。これじゃ嬉しい悲鳴だぜ!」抜群の笑顔で一方的に感想を捲し立てながら、次なる”おざんざ”の列にエントリーしているメタボ会長。その姿はとても幸せそうである。
これを世間一般では不正行為と呼びます。
充実の大町エイド。オニギリを求めて列が伸びる。
「この味噌オニギリのために来てるようなもんだもんね!」
「今年は地産のオザンザもありまっせ!」
オヤジのこの人気っぷりが私たちには理解できない。
「おにぎりサイコ~!」やっぱりお目当てはコレ!
確かに、ネギ味噌オニギリだけでも十分なところに、納豆酵素をつなぎに用いた”おざんざ”やワラビ餅まで、年を重ねる度に大町エイドの”おもてなし”が充実してきている事は間違いない。AACRに参加するからには”大町エイド”だけは何があっても外してはならないポイントだ。
「いやぁ~、食った食った!長野のシャリはやっぱり最高だったぜ!もう十分満足したからここで止めてもイイくらいだな!でも、君達も取材があるから止める訳にはイカンだろうから、この先も付き合ってあげるとするか。」こんな嫌味とともに大町エイドを後にした私たち。大町エイドのおもてなしを腹一杯に詰め込んだ私たちの心は軽いが身体は重い。
籠川沿いの緩斜面を進む。キツくはないが楽でもない。
安岡にパンク発生!新人だけに仕方ありません。
固定出力走法のオヤジと苦しそうなヘタレ藤原が行く。
籠川大橋からの眺望はオススメポイントのひとつです。
編集長もちゃんと仕事をこなしています。
はるか彼方の後立山連峰をバックにお約束の記念撮影。
途中、安岡がリム打ちパンクに見舞われる。本来はあってはならない初歩的なミスではあるが、新人だけに責める訳にもいかない。これは特に乗車撮影時に起こりやすい事例で、ファインダーに気を取られて路面への注意が散漫なっていた証拠だ。異物による貫通パンクはある意味仕方ないが、リム打ちパンクはいただけない。実際、取材時のパンクは業務に支障をきたしかねないだけに、彼が経験を積んで行くのを願うしかない。
籠川沿いの緩斜面を無難にこなし、大町温泉郷エイドでは素敵な地元熟女の皆さんによる手作りのお漬物を頂き、大町街道”三日町北”交差点先のトンネルを通過するといよいよ最初の難所が始まる。ここは昨年の大会でメタボ会長が大失速を披露した因縁の登坂路4kmだ。
因縁の登坂路4kmが始まる。藤原君?そのサムアップはなに?
お漬物で賑わいを見せる大町温泉郷エイド。
固定出力走法で確実に登坂をこなすメタボ会長。
新緑の香りを楽しみながら登坂は続く。
ただ、3度目ともなると本人も心得たもので、一定ペースを保ちながら淡々とこなして行く。無論、日本一登れない男のペースは遅く、後続の参加者さんに次々とパスされるも、今年のメタボ会長は動じることはない。これまでの彼であれば、抜かれた相手に合わせてペースアップを試みた結果、たちまち失速して疲労倍増の挙句に、「ダメだぁ~!休憩させてくれ~!」と弱音を吐くのがお約束のパターンだったのだが…。
途中、抜いて行く何人かの参加者さんから「会長、押しましょうか?」とか「10秒ルール手伝いましょうか?」などのお声掛けを頂くも、「ありがとう!でもまだ大丈夫!君たちも無理はイカンぞぉ~!」と笑顔で答える余力すら見せている。こうして、昨年よりは3℃ほど低い気温にも助けられ、心拍計を頼りにあっさり乗りきってしまった。
「藤原君?君は本当に取材をする気があるんですよね?」
走りながら望遠レンズに組み替える編集長。
なんとか最初の難関を無事にクリア出来ました。
あともう少しで昨年のリベンジです。
最初の頭頂部に達したメタボ会長が得意満面な表情を浮かべながらこちらを振り返り言葉を吐く。
「誰にでも失敗はあるが、真に優秀な者は同じ失敗を繰り返さない!君達も見習いなさい!」
そんな格言めいた言葉を発しながら下り坂を美麻郵便局めがけて落ちてゆくメタボ会長。別段、難易度が高い訳でもない短い登坂をこなしただけで、ここまで自信に満ち溢れる事が出来るアナタが逆に羨ましいとすら感じる。
そんな”独り善がり”なメタボ会長を追いかけて、白馬ジャンプ競技場を目指す私たちであった。
メタボ会長連載のバックナンバーは こちら です
メタボ会長
身長 : 172cm 体重 : 82kg 自転車歴 : 5年
当サイト運営法人の代表取締役。平成元年に現法人を設立、平成17年に社長を辞し会長職に退くも、平成20年に当サイトが属するメディア事業部の責任者兼務となったことをキッカケに自転車に乗り始める。豊富な筋肉量を生かした瞬発力はかなりのモノだが、こと登坂となるとその能力はべらぼうに低い。日本一登れない男だ。
前泊した私たち編集部4人がスタート会場の梓水苑駐車場に到着したのが午前4時半。まだ覚めきらない眼をこすりながら準備を始めた矢先に事件は起こった。取材用のバイクや撮影機材をハイエースから降ろしていた新人藤原が蒼冷めた表情で私に話しかけてきたのだ。「会長のシューズが見当たらないんですけど、先輩は知りませんか?」
知りませんか?と聞かれても、私はこの金曜日は別件で不在だったため積込み作業には関わっていない。確かに、通常であればメタボカメラ担当の私が会長のバイクや装備の点検と積込みを担当するのだが、この金曜日は不在の私に変わって藤原が積み込み担当になったらしい。つまり、会長シューズの行方は藤原にしか判らないはずだし、本人にもその自覚がある事は彼の蒼冷めた表情が物語っている。
会長がクルマで会社を出発すると言っていた時間が午前3時。あと2時間早くコトが発覚していれば手の打ちようもあったのだが…。ただ、今の私たちには過ぎた事を悔やんでいる余裕などない。たちまち早朝の取材現場は戦場に早変わりだ。編集部4人が手分けして知り合いや出展ブースさんやらを片っ端から駆けまわるも、今回に限ってシューズの展示が無い。
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事件発覚から30分の時が流れ、私たちの中に諦めムードが漂い始めた頃、編集長が満面の笑みを浮かべながら戻ってきた。「お待たせ!大会本部担当の丸山さんからお借りできたよ!コースプロデューサーの雷太さんが大会事務局にまで事情を話してくれてさ。たまたま本部席にいた丸山さんが『今日は本部にカンヅメで走る予定はないから私のシューズで良ければどうぞ!』ってご自分が履いてたシューズを脱いで、快く貸して下さったんだよ。いやぁ!助かっちゃった!」
おぉぉぉ丸山さん!ありがとうございます!地獄で仏とはまさにこの事。丸山さんにお会いした事は無いけれど、間違いなく素晴らしい人格者である事は容易に想像が付くというもんである。こうして難局を切り抜けた私たちのもとに、頃合いを見計らったかのように1台の乗用車が滑り込んでくる。メタボ会長の登場だ。
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「おはよ~!みんな揃ってるな!さぁ今日も1日張り切って行くぞぉ~!」事の顛末を知る由もなく、朝っぱらから上機嫌なメタボ会長のダミ声が会場駐車場に響く。幸せそうな笑顔でさっそく着替えに取り組むオヤジにそれとなく話しかけてみる。「会長、今日のイベントはこのシューズで走ってもらいたいんですけど…。」意を決して切り出した私に対して、拍子抜けするくらいあっさりした応えが返ってくる。
「ん?なんかのテストか?まぁ別に俺は構わんよ。それより俺のボトルにポカリ入れてくれたよな?」どうやら彼にとってはシューズが変わる事よりもボトルの中身のほうが遥かに重要な事らしい。オヤジの小さな事を気にしない性格が幸いした訳だが、過去を思い起こせば、ホイールの重量が780g増えていた事にも全く動じなかったくらいだから、シューズの変更など気に止めるはずもない。とにかく一件落着である。
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薄曇りの好天に恵まれた安曇野の空の下、参加者さんが次々と木漏れ日の中に漕ぎ出して行く。いよいよ、私たちのアルプスあづみのセンチュリーライドの始まりだ。この日を心待ちにしていたメタボ会長もとびきりの笑顔を浮かべながら、3年連続のスタートを切る。週末のサイクリングでは多くても80kmがいっぱいいっぱいのオヤジが、1日で160kmを走破するのは後にも先にも1年でこの日だけしかない。
朝の木漏れ日に包まれるリンゴ畑の中をどこまでも伸びる1本道。颯爽と駆け抜ける私たちを安曇野の風情が優しく迎えてくれる。かつて知ったるコースにメタボ会長も余裕の表情だ。初参加となる安岡と藤原の二人も安曇野の美味しい空気を胸一杯に吸い込み、幸せそうな表情を浮かべている。本来であれば、シューズ事件の張本人、藤原だけは神妙な面持ちを保たなければならない筈なのだが、事件のことなどすっかり忘れて楽しくなっているようだ。
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「いやぁ~!やっぱここのネギ味噌オニギリは最高に美味いな!これを食うために来てるようなモンかもな!ってゆうか今年の大町エイドは随分と充実してねえか?ちょっと油断してると食い切れないボリュームだよ。これじゃ嬉しい悲鳴だぜ!」抜群の笑顔で一方的に感想を捲し立てながら、次なる”おざんざ”の列にエントリーしているメタボ会長。その姿はとても幸せそうである。
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確かに、ネギ味噌オニギリだけでも十分なところに、納豆酵素をつなぎに用いた”おざんざ”やワラビ餅まで、年を重ねる度に大町エイドの”おもてなし”が充実してきている事は間違いない。AACRに参加するからには”大町エイド”だけは何があっても外してはならないポイントだ。
「いやぁ~、食った食った!長野のシャリはやっぱり最高だったぜ!もう十分満足したからここで止めてもイイくらいだな!でも、君達も取材があるから止める訳にはイカンだろうから、この先も付き合ってあげるとするか。」こんな嫌味とともに大町エイドを後にした私たち。大町エイドのおもてなしを腹一杯に詰め込んだ私たちの心は軽いが身体は重い。
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籠川沿いの緩斜面を無難にこなし、大町温泉郷エイドでは素敵な地元熟女の皆さんによる手作りのお漬物を頂き、大町街道”三日町北”交差点先のトンネルを通過するといよいよ最初の難所が始まる。ここは昨年の大会でメタボ会長が大失速を披露した因縁の登坂路4kmだ。
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途中、抜いて行く何人かの参加者さんから「会長、押しましょうか?」とか「10秒ルール手伝いましょうか?」などのお声掛けを頂くも、「ありがとう!でもまだ大丈夫!君たちも無理はイカンぞぉ~!」と笑顔で答える余力すら見せている。こうして、昨年よりは3℃ほど低い気温にも助けられ、心拍計を頼りにあっさり乗りきってしまった。
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最初の頭頂部に達したメタボ会長が得意満面な表情を浮かべながらこちらを振り返り言葉を吐く。
「誰にでも失敗はあるが、真に優秀な者は同じ失敗を繰り返さない!君達も見習いなさい!」
そんな格言めいた言葉を発しながら下り坂を美麻郵便局めがけて落ちてゆくメタボ会長。別段、難易度が高い訳でもない短い登坂をこなしただけで、ここまで自信に満ち溢れる事が出来るアナタが逆に羨ましいとすら感じる。
そんな”独り善がり”なメタボ会長を追いかけて、白馬ジャンプ競技場を目指す私たちであった。
メタボ会長連載のバックナンバーは こちら です
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身長 : 172cm 体重 : 82kg 自転車歴 : 5年
当サイト運営法人の代表取締役。平成元年に現法人を設立、平成17年に社長を辞し会長職に退くも、平成20年に当サイトが属するメディア事業部の責任者兼務となったことをキッカケに自転車に乗り始める。豊富な筋肉量を生かした瞬発力はかなりのモノだが、こと登坂となるとその能力はべらぼうに低い。日本一登れない男だ。