11月12日から13日にかけて、ヨーロッパを中心に世界中でシクロクロスナショナル選手権が開催され、各国の2013年CX王者が出揃った。ベルギーはクラース・ヴァントルノート、世界選手権が開催されるアメリカはジョナサン・ペイジが戴冠。

ベルギー 砂セクションを走るニールス・アルベルト(BKCPパワープラス)らベルギー 砂セクションを走るニールス・アルベルト(BKCPパワープラス)ら photo:CorVosベルギー スヴェン・ネイス(クレラン・ユーフォニー)の追い上げをかわし優勝したクラース・ヴァントルノート(サンウェブ・ナポレオンゲームス)ベルギー スヴェン・ネイス(クレラン・ユーフォニー)の追い上げをかわし優勝したクラース・ヴァントルノート(サンウェブ・ナポレオンゲームス) photo:CorVos砂セクションを含む難易度の高いコースで開催されたシクロクロス大国・ベルギーは、スタートから積極的な走りを見せたクラース・ヴァントルノート(サンウェブ・ナポレオンゲームス)がスヴェン・ネイス(クレラン・ユーフォニー)を振り切って独走勝利。

世界選手権開催を目前に控えるアメリカは、固く締まった泥コンディションでの開催。序盤からジョナサン・ペイジ(ENGVT)が独走すると、そのまま後方に1分弱の差を保ったまま自身8年ぶりの王者に。2位はザック・マクドナルド(ラファ・フォーカス)が入っている。

チェコは前世界チャンピオンのゼネク・スティバル(オメガファーマ・クイックステップ)が3連覇を達成。オランダは2連覇中のラルス・ボーム(ブランコ・プロサイクリングチーム)をU23世界チャンピオンのラルス・ファンデルハール(ラボバンク・デベロップメントチーム)が下し初優勝を飾る。

ドイツはフィリップ・ワルスレーベン(BKCPパワープラス)が制し、フランスはフランシス・ムレー(FDJ・ビッグマット)が王座に返り咲き。イタリアはマルコアウレリオ・フォンターナ(キャノンデール)が連覇を達成している。

ナショナル選手権で優勝した選手は向こう1年間、ナショナルチャンピオンジャージを着てレースに挑む。

アメリカ 8年ぶりのナショナルタイトルを獲得したジョナサン・ペイジ(ENGVT)アメリカ 8年ぶりのナショナルタイトルを獲得したジョナサン・ペイジ(ENGVT) photo:www.usacycling.orgオランダ U23世界王者ラルス・ファンデルハール(ラボバンク・デベロップメントチーム)が勝利オランダ U23世界王者ラルス・ファンデルハール(ラボバンク・デベロップメントチーム)が勝利 photo:CorVos


ドイツ ナショナルタイトルを獲得したフィリップ・ワルスレーベン(BKCPパワープラス)ドイツ ナショナルタイトルを獲得したフィリップ・ワルスレーベン(BKCPパワープラス) photo:CorVosチェコ 他を圧倒したゼネク・スティバル(オメガファーマ・クイックステップ)が勝利チェコ 他を圧倒したゼネク・スティバル(オメガファーマ・クイックステップ)が勝利 photo:www.ceskysvazcyklistiky.cz



ベルギー選手権
1位 クラース・ヴァントルノート(サンウェブ・ナポレオンゲームス)1h04′02″
2位 スヴェン・ネイス(クレラン・ユーフォニー) +06″
3位 ケヴィン・パウエルス(サンウェブ・ナポレオンゲームス) +11″

アメリカ選手権
1位 ジョナサン・ペイジ(ENGVT) 58′31″
2位 ザック・マクドナルド(ラファ・フォーカス) +47″ 
3位 ジェイミー・ドリスコル(キャノンデールpbシクロクロスワールド.com) +59″

オランダ選手権
1位 ラルス・ファンデルハール(ラボバンク・デベロップメントチーム)1h02′06″
2位 ラルス・ボーム(ブランコ・プロサイクリングチーム) +53″
3位 テイス・ファンアメロンヘン(AAドリンクシクロクロス) +58″

フランス選手権
1位 フランシス・ムレー(FDJ・ビッグマット)
2位 アルノー・ジャネソン(フランス、FDJ・ビッグマット).
3位 ジョン・ガドレ(アージェードゥーゼル・ラモンディアール)

チェコ選手権
1位 ゼネク・スティバル(オメガファーマ・クイックステップ)
2位 マルティン・ビーナ(シクロチーム・ターボル)
3位 ヴォイテッヒ・ニプラ

ドイツ選手権
1位 フィリップ・ワルスレーベン(BKCPパワープラス) 57′33″
2位 マルセル・メイセン(BKCPパワープラス) +11″
3位 クリストフ・フィンステン +2′44″


text:So.Isobe

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