2013/01/18(金) - 08:25
ヨーロッパの老舗ブランドであるビアンキが放つエントリーカーボンロードがSEMPRE PRO(センプレ・プロ)だ。今回のインプレッションでは、積極的にレベルアップを狙うライダーに向けて作られたセンプレ・プロをターゲットに、その性能に迫っていく。
ビアンキと聞いて、最初に思い浮かべるのはどのようなものだろうか。独特の深みのあるチェレステ、イタリアの老舗ブランド、街中に溶け込むお洒落な雰囲気。近年アーバンバイクやクロスバイクの展開に力を入れているため、どちらかと言うとファッション的なイメージが先行するのかもしれない。
しかし1885年にイタリア・ミラノで創業したビアンキが、最も情熱を注ぎ込むのは当時から現在に至るまで変わらない。それはレースの舞台だ。ロードレース黎明期よりマシンを実戦に投入し、ファウスト・コッピやマルコ・パンターニなど伝説的な選手の走りを支えたことは余りにも有名。2012年シーズンはヴァカンソレイユ・DCM、アンドローニ・ジョカトーリ、コロンビア・コルデポルテスの3チームを同時にサポートし、ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアなどで大きな活躍を見せてくれた。
ラインナップの主軸となるロードバイクは、ピュアレーシングのHoC(Hors Categorie)、リーズナブルながらハイパフォーマンスを目指すB4P(Born for Performance)、ロングライドに向けたC2C(Coast to Coast)の3種類に系統が分けられている。今回のテストバイクであるセンプレ・プロは「B4P」にカテゴライズされるエントリー向けカーボンバイク完成車だ。パフォーマンスのために産まれたバイクというワケだ。
ビアンキの誇るレパルトコルセ(レーシング機材専門部門)のDNAを受け継ぐセンプレ・プロがターゲットとするのは、これからハードにトレーニングをし、ハイテンポなグループライドをこなし、ローカルレースでの勝利を目指す若手のライダーだ。ハイエンドモデルであるオルトレXRと似通ったレーシングジオメトリーを採用することが特徴の一つだ。
近年までプロ供給用も含めて金属フレームにこだわっていたビアンキだが、2007年頃からカーボンフレームの本格的な生産に着手すると、ナノテクなど最新テクノロジーを取り込み、一気に技術の昇華を見た。入門用として位置づけられるセンプレ・プロに用いられるのも、剛性と軽量化を目指したナノテクカーボンだ。
奇をてらわず、ストレート形状のチューブを基本に、シンプルかつガッチリとしたフレームが印象的なセンプレ・プロ。剛性を高めるため、ヘッドチューブは上1-1/8、下1.5インチの上下異型テーパードヘッドを採用。ボリューム感あるヘッド周りから繋がるダウンチューブは大口径で縦方向につぶされ、エアロ効果を意識した形状とされている。
大口径かつエアロ形状のダウンチューブを経由して繋がるボトムブラケットは、エントリーながらBB30規格を採用していることもトピックス。微妙にアールを持たせたチェーンステーと共にペダリングパワーを最大限伝えるための工夫だ。ケーブル類は全て内蔵とされ、シフトワイヤーの取り込み口を後ろに設けることで最大限のシフトパフォーマンスを発揮出来るよう考慮され、Di2にも対応する。
今回のテストバイクは、メインコンポーネントにシマノ105を使い、ホイールにフルクラム レーシング7を採用した「105 10SP DOUBLE」完成車。21万円(税込)というプライスながらシートポストはFSA SL-Kを使用し、フレームとカラーを合わせたブラケットフード、チェレステの差し色が入ったケーブルアウターなどを使うことでルックスの向上も図られている。
センプレ・プロはエントリー向けの価格帯ながら、ビアンキ伝統のレーシングスピリットが息づくフルカーボンバイク。テストライダー両氏はどのような評価をするのだろうか。早速インプレッションに移ろう。
―インプレッション
「ダンシングでの振りの軽さが魅力。コンフォートな乗り方に適している」西谷雅史(サイクルポイント オーベスト)
レーシングモデルとしての位置づけですが、とても乗りやすくコンフォート志向の方にもおすすめできるバイクです。とにかく扱いやすいことが特徴で、上りの振りも軽く軽快な第一印象を持ちました。20万円という価格にしては非常に出来が良く、レベルが高くできていますね。
走りで光るのは上りでダンシングをした時です。おそらく設計ジオメトリーが良いのかと思いますが、シッティングよりもダンシングがいい。非常にハンドリングが軽いため、リズム良く登っていくのが楽しくなるようなバイクと言えるでしょうか。やや重ためのギアを踏んでいくと、よりバイクが前へと進んでくれました。
それと反比例することなのですが、振りの軽さを求めたためか、下りでのどっしりとした安定感はやや薄いと感じます。しかしこの価格帯を購入するライダーは、ハイレベルなレースでの高速走行をしませんから、センプレ・プロを乗るライダーのレベルと走り性能のマッチングがされているということでしょうか。初めての方、ちょっとロードを楽しみたい方のターゲットとなるバイクとして良い自転車ではないかな、と思います。
レーシングバイクとしてはややハンドル位置が高い事が気になりますが、エントリーレベルのユーザーにはむしろ適しているでしょう。乗り心地がとても良いことも持ち味で、特にリアステー周りの突き上げの少なさには驚かされました。ゆっくりと走るロングライドにはとても向いているでしょう。Di2に対応していたり、ワイヤーの内蔵工作などトレンドも抑えていて好印象です。
レース機材としてみた場合、どの性能も価格に見合うレベルで満遍なくバランスが取られていると感じます。中速域の手前あたりが一番良く走ってくれるイメージでしたので、エントリーレベルのレースまでならば十分戦力になってくれます。
センプレ・プロは、ビギナー~中級レベルのライダーに向く、走っていることが楽しくなる「味」を持っています。この価格帯としては期待以上の性能を持つバイクですね。
「ソフトな乗り味が特徴で、価格以上の走りに期待できる」戸津井俊介(OVER-DOバイカーズサポート)
またがってすぐ、身体に優しいなというイメージを持ちました。エントリーモデルにしてはカーボン素材も上質に感じられ、路面情報の伝達やダンシング、コーナリングなど一つ一つの挙動に「溜め」がありますね。クイックすぎること無く、「適度」という表現がぴったりとマッチするバイクというイメージを持ちました。
レーシングバイクとしては少しおとなしいイメージがありましたが、乗り心地が良く、路面の細やかな凹凸も良く吸収していくれるため、乗っていて気持ちよさがありました。全体的にソフトなイメージがあってロングライドに向きますが、レースにも十分使うことができると思います。
全体的にバネのような感覚があります。大きいギアを掛けた時の反応は普通ですが、ペダルを踏み込んだ際に、柔らかく奥で踏ん張るような性格があり、一度スピードに乗せてしまえば巡航性も高いですね。脚にくるような感覚がありませんでした。80~90回転ほどのちょうど良いケイデンスでペダルを回してあげると気持ちが良いですね。その雰囲気はハンドリングにも通じていて、ややアンダーステア気味ですが、すぐに慣れることのできる範疇でしょう。
前後の剛性バランスもよく取れていて、フロントフォークはやや柔らかめながら縦方向の剛性はしっかりとしている印象を持ちました。前述したようにBB周りもソフトですので、私が使うとしたら、アベレージスピードを維持したまま峠を幾つか越えて走るような乗り方をすると思います。レースだと長い距離を登るようなヒルクライムに適しているのではないでしょうか。
アッセンブルされているパーツ類もカラーコーディネイトされていて、チェレステカラーのあしらわれたアウターケーブルなどもスペシャル感があって所有欲を満たしてくれるでしょう。価格を考えればハンドルやステムなどもお値打ち感が高いですね。ホイールやパーツを変えていくことで走り性能も高まっていくでしょう。少しまったりとした性格ですので、走りの軽さを演出するためにはデュラエースC24など軽いホイールとのマッチングが良いと思います。
エントリーグレードのカーボンバイクも現在は市場に増えてきましたが、センプレ・プロはその中に置いても十分に競争できるレベルにあるバイクだと感じます。コストに対しての性能やパーツも良いですし、これからレベルアップを考えているライダーにはお薦めできる一台です。
ビアンキ SEMPRE PRO 105 10SP DOUBLE
フレーム:CARBON
フォーク:FULL CARBON B4P
カラー:CELESTE, RED, WHITE, YELLOW
コンポーネント:シマノ 105
クランクセット:FSA ゴッサマー
ホイール:FULCRUM RACING 7 BLACK
重 量:8.08kg(ペダル無し)(Size 55)
サイズ:47/50/53/55/57
価 格:210,000円(税込)
インプレライダーのプロフィール
西谷雅史(サイクルポイント オーベスト)
東京都調布市にある「サイクルポイント オーベスト」店長。チームオーベストを率い、自らも積極的にレースに参戦。主なリザルトはツール・ド・おきなわ市民200km優勝、ジャパンカップアマチュアレース優勝など。2007年の実業団小川大会では、シマノの野寺秀徳、狩野智也を抑えて優勝している。まさに「日本最速の店長」だ。
サイクルポイント オーベスト
戸津井俊介(OVER-DOバイカーズサポート)
1990年代から2000年代にかけて、日本を代表するマウンテンバイクライダーとして世界を舞台に活躍した経歴を持つ。1999年アジア大陸マウンテンバイク選手権チャンピオン。MTBレースと並行してロードでも活躍しており、2002年の3DAY CYCLE ROAD熊野BR-2 第3ステージ優勝など、数多くの優勝・入賞経験を持つ。現在はOVER-DOバイカーズサポート代表。ショップ経営のかたわら、お客さんとのトレーニングやツーリングなどで飛び回り、忙しい毎日を送っている。09年からは「キャノンデール・ジャパンMTBチーム」のメカニカルディレクターも務める。
OVER-DOバイカーズサポート
ウェア協力:BIEMME(ビエンメ)
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano
ビアンキと聞いて、最初に思い浮かべるのはどのようなものだろうか。独特の深みのあるチェレステ、イタリアの老舗ブランド、街中に溶け込むお洒落な雰囲気。近年アーバンバイクやクロスバイクの展開に力を入れているため、どちらかと言うとファッション的なイメージが先行するのかもしれない。
しかし1885年にイタリア・ミラノで創業したビアンキが、最も情熱を注ぎ込むのは当時から現在に至るまで変わらない。それはレースの舞台だ。ロードレース黎明期よりマシンを実戦に投入し、ファウスト・コッピやマルコ・パンターニなど伝説的な選手の走りを支えたことは余りにも有名。2012年シーズンはヴァカンソレイユ・DCM、アンドローニ・ジョカトーリ、コロンビア・コルデポルテスの3チームを同時にサポートし、ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアなどで大きな活躍を見せてくれた。
ラインナップの主軸となるロードバイクは、ピュアレーシングのHoC(Hors Categorie)、リーズナブルながらハイパフォーマンスを目指すB4P(Born for Performance)、ロングライドに向けたC2C(Coast to Coast)の3種類に系統が分けられている。今回のテストバイクであるセンプレ・プロは「B4P」にカテゴライズされるエントリー向けカーボンバイク完成車だ。パフォーマンスのために産まれたバイクというワケだ。
ビアンキの誇るレパルトコルセ(レーシング機材専門部門)のDNAを受け継ぐセンプレ・プロがターゲットとするのは、これからハードにトレーニングをし、ハイテンポなグループライドをこなし、ローカルレースでの勝利を目指す若手のライダーだ。ハイエンドモデルであるオルトレXRと似通ったレーシングジオメトリーを採用することが特徴の一つだ。
近年までプロ供給用も含めて金属フレームにこだわっていたビアンキだが、2007年頃からカーボンフレームの本格的な生産に着手すると、ナノテクなど最新テクノロジーを取り込み、一気に技術の昇華を見た。入門用として位置づけられるセンプレ・プロに用いられるのも、剛性と軽量化を目指したナノテクカーボンだ。
奇をてらわず、ストレート形状のチューブを基本に、シンプルかつガッチリとしたフレームが印象的なセンプレ・プロ。剛性を高めるため、ヘッドチューブは上1-1/8、下1.5インチの上下異型テーパードヘッドを採用。ボリューム感あるヘッド周りから繋がるダウンチューブは大口径で縦方向につぶされ、エアロ効果を意識した形状とされている。
大口径かつエアロ形状のダウンチューブを経由して繋がるボトムブラケットは、エントリーながらBB30規格を採用していることもトピックス。微妙にアールを持たせたチェーンステーと共にペダリングパワーを最大限伝えるための工夫だ。ケーブル類は全て内蔵とされ、シフトワイヤーの取り込み口を後ろに設けることで最大限のシフトパフォーマンスを発揮出来るよう考慮され、Di2にも対応する。
今回のテストバイクは、メインコンポーネントにシマノ105を使い、ホイールにフルクラム レーシング7を採用した「105 10SP DOUBLE」完成車。21万円(税込)というプライスながらシートポストはFSA SL-Kを使用し、フレームとカラーを合わせたブラケットフード、チェレステの差し色が入ったケーブルアウターなどを使うことでルックスの向上も図られている。
センプレ・プロはエントリー向けの価格帯ながら、ビアンキ伝統のレーシングスピリットが息づくフルカーボンバイク。テストライダー両氏はどのような評価をするのだろうか。早速インプレッションに移ろう。
―インプレッション
「ダンシングでの振りの軽さが魅力。コンフォートな乗り方に適している」西谷雅史(サイクルポイント オーベスト)
レーシングモデルとしての位置づけですが、とても乗りやすくコンフォート志向の方にもおすすめできるバイクです。とにかく扱いやすいことが特徴で、上りの振りも軽く軽快な第一印象を持ちました。20万円という価格にしては非常に出来が良く、レベルが高くできていますね。
走りで光るのは上りでダンシングをした時です。おそらく設計ジオメトリーが良いのかと思いますが、シッティングよりもダンシングがいい。非常にハンドリングが軽いため、リズム良く登っていくのが楽しくなるようなバイクと言えるでしょうか。やや重ためのギアを踏んでいくと、よりバイクが前へと進んでくれました。
それと反比例することなのですが、振りの軽さを求めたためか、下りでのどっしりとした安定感はやや薄いと感じます。しかしこの価格帯を購入するライダーは、ハイレベルなレースでの高速走行をしませんから、センプレ・プロを乗るライダーのレベルと走り性能のマッチングがされているということでしょうか。初めての方、ちょっとロードを楽しみたい方のターゲットとなるバイクとして良い自転車ではないかな、と思います。
レーシングバイクとしてはややハンドル位置が高い事が気になりますが、エントリーレベルのユーザーにはむしろ適しているでしょう。乗り心地がとても良いことも持ち味で、特にリアステー周りの突き上げの少なさには驚かされました。ゆっくりと走るロングライドにはとても向いているでしょう。Di2に対応していたり、ワイヤーの内蔵工作などトレンドも抑えていて好印象です。
レース機材としてみた場合、どの性能も価格に見合うレベルで満遍なくバランスが取られていると感じます。中速域の手前あたりが一番良く走ってくれるイメージでしたので、エントリーレベルのレースまでならば十分戦力になってくれます。
センプレ・プロは、ビギナー~中級レベルのライダーに向く、走っていることが楽しくなる「味」を持っています。この価格帯としては期待以上の性能を持つバイクですね。
「ソフトな乗り味が特徴で、価格以上の走りに期待できる」戸津井俊介(OVER-DOバイカーズサポート)
またがってすぐ、身体に優しいなというイメージを持ちました。エントリーモデルにしてはカーボン素材も上質に感じられ、路面情報の伝達やダンシング、コーナリングなど一つ一つの挙動に「溜め」がありますね。クイックすぎること無く、「適度」という表現がぴったりとマッチするバイクというイメージを持ちました。
レーシングバイクとしては少しおとなしいイメージがありましたが、乗り心地が良く、路面の細やかな凹凸も良く吸収していくれるため、乗っていて気持ちよさがありました。全体的にソフトなイメージがあってロングライドに向きますが、レースにも十分使うことができると思います。
全体的にバネのような感覚があります。大きいギアを掛けた時の反応は普通ですが、ペダルを踏み込んだ際に、柔らかく奥で踏ん張るような性格があり、一度スピードに乗せてしまえば巡航性も高いですね。脚にくるような感覚がありませんでした。80~90回転ほどのちょうど良いケイデンスでペダルを回してあげると気持ちが良いですね。その雰囲気はハンドリングにも通じていて、ややアンダーステア気味ですが、すぐに慣れることのできる範疇でしょう。
前後の剛性バランスもよく取れていて、フロントフォークはやや柔らかめながら縦方向の剛性はしっかりとしている印象を持ちました。前述したようにBB周りもソフトですので、私が使うとしたら、アベレージスピードを維持したまま峠を幾つか越えて走るような乗り方をすると思います。レースだと長い距離を登るようなヒルクライムに適しているのではないでしょうか。
アッセンブルされているパーツ類もカラーコーディネイトされていて、チェレステカラーのあしらわれたアウターケーブルなどもスペシャル感があって所有欲を満たしてくれるでしょう。価格を考えればハンドルやステムなどもお値打ち感が高いですね。ホイールやパーツを変えていくことで走り性能も高まっていくでしょう。少しまったりとした性格ですので、走りの軽さを演出するためにはデュラエースC24など軽いホイールとのマッチングが良いと思います。
エントリーグレードのカーボンバイクも現在は市場に増えてきましたが、センプレ・プロはその中に置いても十分に競争できるレベルにあるバイクだと感じます。コストに対しての性能やパーツも良いですし、これからレベルアップを考えているライダーにはお薦めできる一台です。
ビアンキ SEMPRE PRO 105 10SP DOUBLE
フレーム:CARBON
フォーク:FULL CARBON B4P
カラー:CELESTE, RED, WHITE, YELLOW
コンポーネント:シマノ 105
クランクセット:FSA ゴッサマー
ホイール:FULCRUM RACING 7 BLACK
重 量:8.08kg(ペダル無し)(Size 55)
サイズ:47/50/53/55/57
価 格:210,000円(税込)
インプレライダーのプロフィール
西谷雅史(サイクルポイント オーベスト)
東京都調布市にある「サイクルポイント オーベスト」店長。チームオーベストを率い、自らも積極的にレースに参戦。主なリザルトはツール・ド・おきなわ市民200km優勝、ジャパンカップアマチュアレース優勝など。2007年の実業団小川大会では、シマノの野寺秀徳、狩野智也を抑えて優勝している。まさに「日本最速の店長」だ。
サイクルポイント オーベスト
戸津井俊介(OVER-DOバイカーズサポート)
1990年代から2000年代にかけて、日本を代表するマウンテンバイクライダーとして世界を舞台に活躍した経歴を持つ。1999年アジア大陸マウンテンバイク選手権チャンピオン。MTBレースと並行してロードでも活躍しており、2002年の3DAY CYCLE ROAD熊野BR-2 第3ステージ優勝など、数多くの優勝・入賞経験を持つ。現在はOVER-DOバイカーズサポート代表。ショップ経営のかたわら、お客さんとのトレーニングやツーリングなどで飛び回り、忙しい毎日を送っている。09年からは「キャノンデール・ジャパンMTBチーム」のメカニカルディレクターも務める。
OVER-DOバイカーズサポート
ウェア協力:BIEMME(ビエンメ)
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano
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